カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 670

カツ丼小僧

「25年前の筒井康隆さんの『断筆宣言』を巡ってのバトル、………。

 ますます、おもしろくなって参りました、………。

 まさか、ここにきて、火花が再燃しようとは、………。

 あ、……仕組んだのは僕か、………。

 はてさて、これから、どのような展開を見せるのでしょうか、………? 

 とても楽しみです。僕は高見の見物を決め込みます。わははははは。

 

 それでは今日から、甲斐ま恵さんに変わって、カトパンこと加藤綾子アナに

 続きの記事の内容を読んでもらうことにしましょう、………。

 加藤さんは、今はフジテレビを退社し、フリー穴です、………。

 皆さん、自由にたらいまわしにして、ズボズボとこすり切ってやってください、………。

 わははははは。それでは加藤さん、お願いします、………。」

 

加藤綾子

「わははははは。何ということを、………

 はい、……。それでは始めます、………。」

 

高島彩

「ふふふっ、……フジ先輩の私が「アヤパン」だったから、加藤さんはアヤパンではなく、

 「カトパン」になっちゃったのね。かわいそ~~~~。」

 

加藤綾子

「あら、そういえば、自動車死亡事故のチノパンこと千野志麻(ちの・しお)さん、

 今頃、どこで何をしているのかしら、………気になるわ~~~~。」

 

 

梅津弥英子

「ウワサによれば、悠々、リッチでセレブな生活を送っているようです。」

 

一同

「……………。」

 

加藤綾子

「で、では、読ませて頂きます、………。

 

 1994年(平成6年)11月7日、日本てんかん協会との間で、書簡の往復による

 「合意」にこぎつけ、記者会見で内容を発表。

 

 内容の骨子は、………

 

 

 # 将来の作品で問題があれば、協会は物理的な圧力を含まない

   公開の言論活動で「批判」をする。

 

 1 その場合、要求は削除や書き直しでなく、

   「新たな表現による弁明」とし、結論は筒井氏の判断にまかせる。

 

 2 以上のことは、筒井氏だけでなく、全ての表現者に適用される。

 

 

 ………というものであった、………。

 

 「差別表現」に対する従来の対処は、被差別者側が、気の済むまで糾弾を続け、

 差別者とされた側が、ひたすら謝罪し、要求を受け入れるという、硬直したやり方

 しかなかったところ、筒井と日本てんかん協会が、双方の見解の相違を残しつつ、

 合意と妥協に知恵をしぼった点は高く評価されたが、旧来の部落解放同盟的な

 糾弾路線を支持する人々からは反発を買った、………。」

 

 

絓秀実

「ウィ~~~、その通りっ、………。

 筒井康隆という男は、弱者の気持ちが、まったくもって、わかってない、………

 こんな奴は、言語道断にして、打ち首獄門だっ、……ウィ~~~、ひっく。」

 

島田雅彦

「す、すがさん、……もう、酔っぱらっての裸踊りだけは、勘弁してください、………。

 打倒・筒井康隆への士気が弱まります、………。恥っさらしです、………。」

 

絓秀実

「そう、……? かえって盛り上がって、よかったんじゃない、? 

 いいかね。そうあんまり、物事をかしこまって考えちゃいかんよ、君、……。

 リラックス、リラックス、……ウィ~~~。」

 

島田雅彦

「あ、あんたっ、……ちょっと肩の力、抜けすぎてるよっ、………。

 パンチ・ドランカーの親父めっ、………。」

 

絓秀実

「パ、パンチ・ドランカー、? そりゃちょっと言い過ぎでしょう、………。」

 

大江健三郎

「でも、すがさんって、外観に似ず、けっこうかわいい性格だよね。

 なんとなく、ムラムラしてきたよ、………丸裸にして僕が飼育してやりたい、………。」

 

絓秀実

「えへへっ、♡♡♡。大江さん、実は僕、エイズ患者に知り合いが多いんですよ~~~。

 あ~~言っちゃった、言っちゃった。えへへへへっ、………。僕って無邪気でしょう。」

 

マッド・アマノ

「オォ~~~~~ッ、ノォ~~~~~ッ、 あ、あんたがた、狂ってるっ、! ! ! 

 マッド・スガッ、……マッド・オ~~~エッ、」

 

出川哲朗

「わははははは。おめぇ、そんなこと、今頃気付いたのかよ~~~~。

 ばっかじゃねぇの~~~~、マッドは、おめえだよ~~~~。わははははは。」

 

小林よしのり

「す、す、す、すが秀実の言う事を、………

 いちいち、いちいち、真に受けるなぁぁ~~~~~~~~っ、! ! ! 」

 

夢枕獏

「昨夜、僕の夢の中に、すがさんの裸踊りが、………。」

 

加藤綾子

「つ、続けます、………。

 

 日本てんかん協会との和解について、朝日新聞社社会部の本田雅和や、

 作家の塩見鮮一郎から『朝日新聞』紙上で、激しく糾弾された筒井は、

 

 

 「どんな作品書いたのか誰も知らないような、塩見鮮一郎なんて作家」

 

 「(日本てんかん協会との間の)往復書簡ろくに読まないでコメントしている。

  解放同盟やてんかん協会が『よし』としてることにまで反対して、

  自社の自主規制を正当化しようとして、被差別団体以上の激しさで、

  ぼくを糾弾してくる。」

 

 

 ………と批判している、………。 」

 

 

筒井康隆

「そうだよ、………。あれは酷かった、………。

 塩見鮮一郎なんて、俺、その時まで何も知らなかったし、売名行為としか思えない。

 こういう時、名が売れていない作家が、ここぞとばかりに便乗してくるんだ、………。」

 

カツ丼小僧

「……………………。

 う~~~ん、そうですか、………でも僕、その気持ち、………

 なんとなくわかるなぁ、………。」

 

筒井康隆

「え、……? 」

 

加藤綾子

「ほほほほほ。私は大丈夫です、………。若くして名をあげましたから、………。

 問題は、どこまで続くかです、………。ほほほほほ。続けます、………。

 

 断筆中の1995年(平成7年)に、阪神・淡路大震災で、神戸市垂水区の自宅が、

 被災する事態に見舞われる、………。

 断筆中は演劇活動に力を入れ、またウェブサイトを開設し、

 未発表作品の公開などを行った。

 

 1995年11月から新潮社が断筆解除に向けて、筒井にアプローチを開始、………。

 1996年12月16日、新潮社、文藝春秋社、角川書店と

 

 

 # 出版社は従前どおり、筒井氏の意に反した用語の改変は行わない。

 

 1 作品の用語に関し抗議があった場合、

   これに対処する権利と責任は、著述者(筒井氏)にあり、出版社にも責任がある。

   したがって、出版社が用語に関し抗議を受けた場合、著述者と協議し、

   その意思を充分尊重して対処する。

 

 2 筒井氏が抗議に対処する上で、文書の往復や直接討論が必要になった場合には、

   出版社が責任をもって仲介し、その内容を発表する。

 

 

 ………との「覚書」を交わし、

 

 1996年(平成8年)12月19日、3年3ヵ月ぶりに、断筆を解除すると発表。

 (これと同じ覚書を後に中央公論社や噂の真相とも交わしている)

 

 1997年(平成9年)に、『邪眼鳥』で、小説家復帰を果たした。」

 

 

内田春菊

「良かったですね、先生、………。」

 

筒井康隆

「うん、………

 でも、復帰したら復帰したで、「そら、やっぱりな」「なんで戻ってくるんだ」って、

 また、非難されたよ、………。」

 

浅田彰

「不定見だな、………一度、男が決めたことを、………。

 信念を持たねばならない作家が、それでいいのか、………? 

 それだから、あんた二流作家なんだよ、………。」

 

筒井康隆

「……………。まったく、……… この子は、………。」

 

浅田彰

「だから、あんた、………

 そうやって、人を小バカにしたような言い方はよせって言ってるだろう。

 そういうこと言うのなら、あんたなんか、糞袋(くそぶくろ)じゃないか、………。」

 

筒井康隆

「わははははは。糞袋は、開高健です、………。

 でも、奴がこの場にいなくて本当に良かった、………。」

 

大江健三郎

「開高健さんは、とうの昔に、お亡くなりになっています、………。

 ははぁ、……さてはあんた、………

 開高さんに、なにかこっぴどい事でも言われたんだな、………。」

 

筒井康隆

「オーパッ、 ! ! 奴は俺の作品を尻切れトンボだとぬかしやがった。生意気な、………。

 奴は、SFのことなんか、なにもわかっちゃいないんだ、………。」

 

大江健三郎

「開高さん、ありがとう、………。光も喜んでいます、………。」

 

岡庭昇

「筒井さん、……人の批評は素直に受け入れるものですよ、………。

 そんなかたくなな姿勢だから、あんたはダメなんだ、………。

 改心して、創価学会に入会しなさい、………。人間が変わります、………。」

 

筒井康隆

「お、お、お、おれは、どこの政党も、宗教も支持しない、………。

 作家としての、自由な視点が奪われるからだっ、………。

 と、ところであんた、……いつも創価学会支持で論陣を張っているが、

 あんた自身は本当に、学会員なのか、………? 」

 

岡庭昇

「南無妙法蓮華経、………南無妙法蓮華経、………。」

 

筒井康隆

「……………………。

 だ、だれか、助けてくれっ、………。お助けぇ~~~~~~~っ、! ! ! 」

 

 

山下洋輔

「筒井さんっ♡、……僕の笑顔を受け取って、………ニコッ、♡♡♡。」

 

筒井康隆

「わははははは、………。洋ちゃん、ありがとう。」

 

 

加藤綾子

「つ、……続けます、………。

 筒井康隆さんの、断筆解除後の話です、………。

 

 執筆再開後は、これまでの作風に加えて、

 『わたしのグランパ』(1998年)読売文学賞)や、『愛のひだりがわ』など、

 『時をかける少女』以来のジュブナイル小説を発表、………

 

 還暦を過ぎたこともあり、『敵』『銀齢の果て』といった、老いをテーマにした作品も

 発表している、………。

 断筆解除後は、トレードマークであった眼鏡やサングラスをかけるのをやめ、

 口ひげを蓄えている。

 

 さらに2000年代に入ってからは、公の場では、和服を着ることが多くなり、

 古典的な文士然とした身なりがトレードマークとなった。

 

 東浩紀(あずま・ひろき)との交流から、ライトノベルに興味を持ち、

 2008年(平成20年)、『ファウスト』にてライトノベル『ビアンカ・オーバースタディ』

 を掲載。高齢のライトノベル執筆者となった、………。」

 

 

カツ丼小僧

「筒井さんのSFジュブナイル作品、………。子供のころ、感銘を受けたけど、

 『わたしのグランパ』や『ビアンカ・オーバースタディ』は、まだ読んでいない、……。

 もし機会があれば、今後読んでみたい、………。」

 

大江健三郎

「そ、……そんなもの、読むんじゃない、………。」

 

カツ丼小僧

「え、……な、何故です、……? 」

 

大江健三郎

「て、てんかんの息子が、嘆き悲しむ、………。ああ、……。ああ、……。ああ、……。」

 

岡庭昇

「南無妙法蓮華経、………。南無妙法蓮華経、………。南無妙法蓮華経、………。

 ああ、……。ああ、……。ああ、……。」

 

筒井康隆

「……………。」

 

山下洋輔

「つ、筒井さんっ♡、……。めげないでっ、……。僕がついてるっ、……♥♥♥。」

 

筒井康隆

「洋ちゃんっ、………♥♥♥。」

 

加藤綾子

「続けます、………。

 

 断筆解除後も、筒井は各新聞社との間で、覚書を取り交わせずにいたが、

 2009年(平成21年3月)、以前『朝のガスパール』を連載していた朝日新聞社と

 覚書を取り交わし、同月30日より、同新聞読書欄にて、

 エッセイ『漂流 本から本へ』が連載(日曜日のみ)された。

 

 2012年(平成24年)7月13日から、2013年(平成25年)3月13日まで、

 朝日新聞に『聖痕』が連載された。

 

 2013年、他のベテラン作家らとともに、日本SF作家クラブの名誉会長になった。

 

 

 ………という事です、………。おしまい、………。まるでSFのような話ですね。」

 

 

筒井康隆

「わははははは。終わり良ければ、全てよし、………。

 おれは勝った、……断筆論争に勝ったんだ、………わははははは。

 全て、おれの筋書き通りさ、………。」

 

山下洋輔

「良かったねっ、……。筒井さんっ、……。俺も嬉しいよっ、………。

 これで俺たち、大名気分だ、………。今度一緒に、♪『ジャズ大名』を演奏しよう。」

 

松坂慶子

「山下さん、……私の出演した映画、『カンゾー先生』の曲も演奏してください。」

 

内田春菊

「映画音楽なら、私の出演映画、『ファザーファッカー』ですよ、………

 原作も私なんです、………。よろしく~~~。」

 

カツ丼小僧

「え、……? そうなんですか、………。

 『ジャズ大名』も『カンゾー先生』も『ファザーファッカー』も、

 みんな山下さんの手がけた映画音楽なんですか、………。凄いなぁ、………。」

 

山下洋輔

「お褒めにあずかり、光栄です、………。」

 

浅田彰

「ふん。凄い事なんかあるもんか、……今度は、山下叩きをやりたくなってきた。

 敵の味方は、やはり敵、……。メラメラと闘志の炎が燃えたぎってくる、………。」

 

藤子不二雄A

「あ、……浅田さんの眼鏡と目、……なんだか魔太郎みたいですよ~~~。不気味。」

 

一同の半分

「わははははは。」

 

一同のもう半分

「私たち、魔太郎なんて、知りませぇ~~~~ん。わかる話にしてください。」

 

松坂慶子

「私の出演している大河ドラマ『西郷(せご)どん』の第1話にも、山下さんには、

 チョイ役でしたが、出演してもらいました、……ありがとうございます。」

 

山下洋輔

「いえいえ、………。とんでもない。」

 

林真理子

「ちなみに『西郷どん!』の原作者は、私です。よろしく~~~~。」

 

山下洋輔

「いえいえ、………。」

 

林真理子

「は、……? 」

 

山下洋輔

「あ、いや、……すいません、…… 間違えました、………。

 ずっと、褒められっぱなしだったもんだから、つい、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「え~~~、……それではみなさん、……積もる話も山ほどあるでしょうが、

 今回は、ここらで、お別れです、………。

 加藤さん、……今日は本当にありがとうございました、………。

 それでは、また次回もお願いします、………。 」

 

加藤綾子

「えっ、……?

 今回で、もう終わりじゃなかったの、? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、……まだ、場外乱闘バトルが残っています、………。

 そのレフリー役を務めてください、………。」

 

加藤綾子

「じょ、場外乱闘、……? な、なんか、怖そうですね、………。」

 

小林よしのり

「おうっ、……加藤っ、! ! おまえ、うまそうな体しとんな~~~~。

 わしが喰らいついてやるから覚悟しとけっ、。」

 

加藤綾子

「きゃぁぁ~~~~~~~っ、、、」

 

一同

「わははははは。」

 

浅田彰

「ふっふっふっ、………。」