カツ丼小僧
「25年前の筒井康隆さんの『断筆宣言』を巡ってのバトル、………。
ますます、おもしろくなって参りました、………。
まさか、ここにきて、火花が再燃しようとは、………。
あ、……仕組んだのは僕か、………。
はてさて、これから、どのような展開を見せるのでしょうか、………?
とても楽しみです。僕は高見の見物を決め込みます。わははははは。
それでは今日から、甲斐まり恵さんに変わって、カトパンこと加藤綾子アナに
続きの記事の内容を読んでもらうことにしましょう、………。
加藤さんは、今はフジテレビを退社し、フリー穴です、………。
皆さん、自由にたらいまわしにして、ズボズボとこすり切ってやってください、………。
わははははは。それでは加藤さん、お願いします、………。」
加藤綾子
「わははははは。何ということを、………
はい、……。それでは始めます、………。」
高島彩
「ふふふっ、……フジ先輩の私が「アヤパン」だったから、加藤さんはアヤパンではなく、
「カトパン」になっちゃったのね。かわいそ~~~~。」
加藤綾子
「あら、そういえば、自動車死亡事故のチノパンこと千野志麻(ちの・しお)さん、
今頃、どこで何をしているのかしら、………気になるわ~~~~。」
梅津弥英子
「ウワサによれば、悠々、リッチでセレブな生活を送っているようです。」
一同
「……………。」
加藤綾子
「で、では、読ませて頂きます、………。
1994年(平成6年)11月7日、日本てんかん協会との間で、書簡の往復による
「合意」にこぎつけ、記者会見で内容を発表。
内容の骨子は、………
# 将来の作品で問題があれば、協会は物理的な圧力を含まない
公開の言論活動で「批判」をする。
1 その場合、要求は削除や書き直しでなく、
「新たな表現による弁明」とし、結論は筒井氏の判断にまかせる。
2 以上のことは、筒井氏だけでなく、全ての表現者に適用される。
………というものであった、………。
「差別表現」に対する従来の対処は、被差別者側が、気の済むまで糾弾を続け、
差別者とされた側が、ひたすら謝罪し、要求を受け入れるという、硬直したやり方
しかなかったところ、筒井と日本てんかん協会が、双方の見解の相違を残しつつ、
合意と妥協に知恵をしぼった点は高く評価されたが、旧来の部落解放同盟的な
糾弾路線を支持する人々からは反発を買った、………。」
絓秀実
「ウィ~~~、その通りっ、………。
筒井康隆という男は、弱者の気持ちが、まったくもって、わかってない、………
こんな奴は、言語道断にして、打ち首獄門だっ、……ウィ~~~、ひっく。」
島田雅彦
「す、すがさん、……もう、酔っぱらっての裸踊りだけは、勘弁してください、………。
打倒・筒井康隆への士気が弱まります、………。恥っさらしです、………。」
絓秀実
「そう、……? かえって盛り上がって、よかったんじゃない、?
いいかね。そうあんまり、物事をかしこまって考えちゃいかんよ、君、……。
リラックス、リラックス、……ウィ~~~。」
島田雅彦
「あ、あんたっ、……ちょっと肩の力、抜けすぎてるよっ、………。
パンチ・ドランカーの親父めっ、………。」
絓秀実
「パ、パンチ・ドランカー、? そりゃちょっと言い過ぎでしょう、………。」
大江健三郎
「でも、すがさんって、外観に似ず、けっこうかわいい性格だよね。
なんとなく、ムラムラしてきたよ、………丸裸にして僕が飼育してやりたい、………。」
絓秀実
「えへへっ、♡♡♡。大江さん、実は僕、エイズ患者に知り合いが多いんですよ~~~。
あ~~言っちゃった、言っちゃった。えへへへへっ、………。僕って無邪気でしょう。」
マッド・アマノ
「オォ~~~~~ッ、ノォ~~~~~ッ、 あ、あんたがた、狂ってるっ、! ! !
マッド・スガッ、……マッド・オ~~~エッ、」
出川哲朗
「わははははは。おめぇ、そんなこと、今頃気付いたのかよ~~~~。
ばっかじゃねぇの~~~~、マッドは、おめえだよ~~~~。わははははは。」
小林よしのり
「す、す、す、すが秀実の言う事を、………
いちいち、いちいち、真に受けるなぁぁ~~~~~~~~っ、! ! ! 」
夢枕獏
「昨夜、僕の夢の中に、すがさんの裸踊りが、………。」
加藤綾子
「つ、続けます、………。
日本てんかん協会との和解について、朝日新聞社社会部の本田雅和や、
作家の塩見鮮一郎から『朝日新聞』紙上で、激しく糾弾された筒井は、
「どんな作品書いたのか誰も知らないような、塩見鮮一郎なんて作家」
「(日本てんかん協会との間の)往復書簡ろくに読まないでコメントしている。
解放同盟やてんかん協会が『よし』としてることにまで反対して、
自社の自主規制を正当化しようとして、被差別団体以上の激しさで、
ぼくを糾弾してくる。」
………と批判している、………。 」
筒井康隆
「そうだよ、………。あれは酷かった、………。
塩見鮮一郎なんて、俺、その時まで何も知らなかったし、売名行為としか思えない。
こういう時、名が売れていない作家が、ここぞとばかりに便乗してくるんだ、………。」
カツ丼小僧
「……………………。
う~~~ん、そうですか、………でも僕、その気持ち、………
なんとなくわかるなぁ、………。」
筒井康隆
「え、……? 」
加藤綾子
「ほほほほほ。私は大丈夫です、………。若くして名をあげましたから、………。
問題は、どこまで続くかです、………。ほほほほほ。続けます、………。
断筆中の1995年(平成7年)に、阪神・淡路大震災で、神戸市垂水区の自宅が、
被災する事態に見舞われる、………。
断筆中は演劇活動に力を入れ、またウェブサイトを開設し、
未発表作品の公開などを行った。
1995年11月から新潮社が断筆解除に向けて、筒井にアプローチを開始、………。
1996年12月16日、新潮社、文藝春秋社、角川書店と
# 出版社は従前どおり、筒井氏の意に反した用語の改変は行わない。
1 作品の用語に関し抗議があった場合、
これに対処する権利と責任は、著述者(筒井氏)にあり、出版社にも責任がある。
したがって、出版社が用語に関し抗議を受けた場合、著述者と協議し、
その意思を充分尊重して対処する。
2 筒井氏が抗議に対処する上で、文書の往復や直接討論が必要になった場合には、
出版社が責任をもって仲介し、その内容を発表する。
………との「覚書」を交わし、
1996年(平成8年)12月19日、3年3ヵ月ぶりに、断筆を解除すると発表。
(これと同じ覚書を後に中央公論社や噂の真相とも交わしている)
1997年(平成9年)に、『邪眼鳥』で、小説家復帰を果たした。」
内田春菊
「良かったですね、先生、………。」
筒井康隆
「うん、………
でも、復帰したら復帰したで、「そら、やっぱりな」「なんで戻ってくるんだ」って、
また、非難されたよ、………。」
浅田彰
「不定見だな、………一度、男が決めたことを、………。
信念を持たねばならない作家が、それでいいのか、………?
それだから、あんた二流作家なんだよ、………。」
筒井康隆
「……………。まったく、……… この子は、………。」
浅田彰
「だから、あんた、………
そうやって、人を小バカにしたような言い方はよせって言ってるだろう。
そういうこと言うのなら、あんたなんか、糞袋(くそぶくろ)じゃないか、………。」
筒井康隆
「わははははは。糞袋は、開高健です、………。
でも、奴がこの場にいなくて本当に良かった、………。」
大江健三郎
「開高健さんは、とうの昔に、お亡くなりになっています、………。
ははぁ、……さてはあんた、………
開高さんに、なにかこっぴどい事でも言われたんだな、………。」
筒井康隆
「オーパッ、 ! ! 奴は俺の作品を尻切れトンボだとぬかしやがった。生意気な、………。
奴は、SFのことなんか、なにもわかっちゃいないんだ、………。」
大江健三郎
「開高さん、ありがとう、………。光も喜んでいます、………。」
岡庭昇
「筒井さん、……人の批評は素直に受け入れるものですよ、………。
そんなかたくなな姿勢だから、あんたはダメなんだ、………。
改心して、創価学会に入会しなさい、………。人間が変わります、………。」
筒井康隆
「お、お、お、おれは、どこの政党も、宗教も支持しない、………。
作家としての、自由な視点が奪われるからだっ、………。
と、ところであんた、……いつも創価学会支持で論陣を張っているが、
あんた自身は本当に、学会員なのか、………? 」
岡庭昇
「南無妙法蓮華経、………南無妙法蓮華経、………。」
筒井康隆
「……………………。
だ、だれか、助けてくれっ、………。お助けぇ~~~~~~~っ、! ! ! 」
山下洋輔
「筒井さんっ♡、……僕の笑顔を受け取って、………ニコッ、♡♡♡。」
筒井康隆
「わははははは、………。洋ちゃん、ありがとう。」
加藤綾子
「つ、……続けます、………。
筒井康隆さんの、断筆解除後の話です、………。
執筆再開後は、これまでの作風に加えて、
『わたしのグランパ』(1998年)読売文学賞)や、『愛のひだりがわ』など、
『時をかける少女』以来のジュブナイル小説を発表、………
還暦を過ぎたこともあり、『敵』『銀齢の果て』といった、老いをテーマにした作品も
発表している、………。
断筆解除後は、トレードマークであった眼鏡やサングラスをかけるのをやめ、
口ひげを蓄えている。
さらに2000年代に入ってからは、公の場では、和服を着ることが多くなり、
古典的な文士然とした身なりがトレードマークとなった。
東浩紀(あずま・ひろき)との交流から、ライトノベルに興味を持ち、
2008年(平成20年)、『ファウスト』にてライトノベル『ビアンカ・オーバースタディ』
を掲載。高齢のライトノベル執筆者となった、………。」
カツ丼小僧
「筒井さんのSFジュブナイル作品、………。子供のころ、感銘を受けたけど、
『わたしのグランパ』や『ビアンカ・オーバースタディ』は、まだ読んでいない、……。
もし機会があれば、今後読んでみたい、………。」
大江健三郎
「そ、……そんなもの、読むんじゃない、………。」
カツ丼小僧
「え、……な、何故です、……? 」
大江健三郎
「て、てんかんの息子が、嘆き悲しむ、………。ああ、……。ああ、……。ああ、……。」
岡庭昇
「南無妙法蓮華経、………。南無妙法蓮華経、………。南無妙法蓮華経、………。
ああ、……。ああ、……。ああ、……。」
筒井康隆
「……………。」
山下洋輔
「つ、筒井さんっ♡、……。めげないでっ、……。僕がついてるっ、……♥♥♥。」
筒井康隆
「洋ちゃんっ、………♥♥♥。」
加藤綾子
「続けます、………。
断筆解除後も、筒井は各新聞社との間で、覚書を取り交わせずにいたが、
2009年(平成21年3月)、以前『朝のガスパール』を連載していた朝日新聞社と
覚書を取り交わし、同月30日より、同新聞読書欄にて、
エッセイ『漂流 本から本へ』が連載(日曜日のみ)された。
2012年(平成24年)7月13日から、2013年(平成25年)3月13日まで、
朝日新聞に『聖痕』が連載された。
2013年、他のベテラン作家らとともに、日本SF作家クラブの名誉会長になった。
………という事です、………。おしまい、………。まるでSFのような話ですね。」
筒井康隆
「わははははは。終わり良ければ、全てよし、………。
おれは勝った、……断筆論争に勝ったんだ、………わははははは。
全て、おれの筋書き通りさ、………。」
山下洋輔
「良かったねっ、……。筒井さんっ、……。俺も嬉しいよっ、………。
これで俺たち、大名気分だ、………。今度一緒に、♪『ジャズ大名』を演奏しよう。」
松坂慶子
「山下さん、……私の出演した映画、『カンゾー先生』の曲も演奏してください。」
内田春菊
「映画音楽なら、私の出演映画、『ファザーファッカー』ですよ、………
原作も私なんです、………。よろしく~~~。」
カツ丼小僧
「え、……? そうなんですか、………。
『ジャズ大名』も『カンゾー先生』も『ファザーファッカー』も、
みんな山下さんの手がけた映画音楽なんですか、………。凄いなぁ、………。」
山下洋輔
「お褒めにあずかり、光栄です、………。」
浅田彰
「ふん。凄い事なんかあるもんか、……今度は、山下叩きをやりたくなってきた。
敵の味方は、やはり敵、……。メラメラと闘志の炎が燃えたぎってくる、………。」
藤子不二雄A
「あ、……浅田さんの眼鏡と目、……なんだか魔太郎みたいですよ~~~。不気味。」
一同の半分
「わははははは。」
一同のもう半分
「私たち、魔太郎なんて、知りませぇ~~~~ん。わかる話にしてください。」
松坂慶子
「私の出演している大河ドラマ『西郷(せご)どん』の第1話にも、山下さんには、
チョイ役でしたが、出演してもらいました、……ありがとうございます。」
山下洋輔
「いえいえ、………。とんでもない。」
林真理子
「ちなみに『西郷どん!』の原作者は、私です。よろしく~~~~。」
山下洋輔
「いえいえ、………。」
林真理子
「は、……? 」
山下洋輔
「あ、いや、……すいません、…… 間違えました、………。
ずっと、褒められっぱなしだったもんだから、つい、………。」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「え~~~、……それではみなさん、……積もる話も山ほどあるでしょうが、
今回は、ここらで、お別れです、………。
加藤さん、……今日は本当にありがとうございました、………。
それでは、また次回もお願いします、………。 」
加藤綾子
「えっ、……?
今回で、もう終わりじゃなかったの、? 」
カツ丼小僧
「いえ、……まだ、場外乱闘バトルが残っています、………。
そのレフリー役を務めてください、………。」
加藤綾子
「じょ、場外乱闘、……? な、なんか、怖そうですね、………。」
小林よしのり
「おうっ、……加藤っ、! ! おまえ、うまそうな体しとんな~~~~。
わしが喰らいついてやるから覚悟しとけっ、。」
加藤綾子
「きゃぁぁ~~~~~~~っ、、、」
一同
「わははははは。」
浅田彰
「ふっふっふっ、………。」