カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 661

筒井康隆

「どわはははは。」

 

壇蜜

「どわはははは。」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうですね、………。

 文藝春秋から発行されている、『文學界』3月号に、

 筒井康隆さんの新作『ダークナイト・ミッドナイト』と、

 壇蜜さんの新作『タクミハラハラ』が掲載されていました、………。

 少し遅れてしまいましたが、……おめでとうございます、………。」

 

一同

「おめでとうございまぁ~~~~~~す。」

 

壇蜜

「はぁ~~~い。ありがと~~~。しっかり読んでねっ、♡♡♡。」

 

男性一同

「いえ、……しっかり掻きまぁ~~~す。♡♡♡。わはははは。」

 

壇蜜

「?、?、?、?、?、」

 

カツ丼小僧

「筒井さん、……

 今回の作品、『ダークナイト・ミッドナイト』は、………?

 

 ん、? 暗い真夜中の話ですか、……。ああ、そうですか、そうですか。

 あっちの方も、いまだお盛んというわけなんですね、? 

 誰とベッドインしたんですか、? 有名女優と、……? いっひっひっ。」

 

筒井康隆

「何をいっとんじゃ、君は、……? もう、中味は読んだんだろう、? 」

 

綾瀬はるか

「つ、筒井さんっ、……この方の言ってること、いちいち本気にとってはダメですよ。

 カツ丼小僧さんは、周りから

 『慇懃無礼(いんぎんぶれい)の王様』と言われている人なんですから、………。」

 

出川哲朗

「ぎゃははははっ、………。」

 

筒井康隆

「む、……そうだった、そうだった、……。忘れていた、………。

 刑事コロンボみたいな奴だったんだな、………。

 最近、少しは慣れてきたと思ったんだが、……。まだ、………。」

 

カツ丼小僧

「はやく慣れてください、………。でないと、なかなか話が先に進みません。」

 

筒井康隆

「……………。

 むむむ、慇懃無礼どころか、剛速球・ビーンボールで、無礼な奴だ、………。

 お、俺には、かわすことが出来ない、………。いててててっ、」

 

カツ丼小僧

「それでは、改めてお伺いします、………。

 今回の新作『ダークナイト・ミッドナイト』は、どのような主旨で、………? 」

 

筒井康隆

「うん、……誰もが恐れてやまない『死』というものに対し、

 私なりの見解を示してみたんだ、……。ディスクジョッキー風にしてね、……。

 どうだい、? 洒落てるだろう、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……

 僕の知らない、人名や曲もいっぱい出てきましたので、

 この際だから、全て、ネットで調べて、自分の知識にしました。

 

 まず、筒井さんと同じ、昭和9年生まれの方なんですが、

 随分とたくさんの大物有名人がいますね、………。

 大橋巨泉さんをはじめ、お亡くなりになった人も沢山います、………。」

 

筒井康隆

「大橋巨泉、………。」

 

カツ丼小僧

「いえ、……申し訳ありませんが、

 もしかしたら、筒井さんは、巨泉さんの事を、あまり快く思ってはいなかったのでは

 ないかと思って、………。」

 

筒井康隆

「なんで、……? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、若いころ読んだ筒井さんの作品の中に、

 テレビ出演で会話をしていた時、筒井さんが真剣に喋っている最中に、

 司会者に、いきなり、ドン!とテーブルをたたかれ、筒井さんの発言を遮られ、

 話題を他に移されてしまった、というようなことが書かれてあったんです。

 

 筒井さんが、内心、相当憤慨していたような感じを持ちましたが、

 その司会者が誰なのか、という事は、その作品の中では伏せられていました。

 でも、作品の最中に、山藤章二画伯のイラストがあって、そのイラストの人物が、

 大橋巨泉さんにそっくりだったので、「あ、これは、巨泉さんの事をいったんだな、」

 と、当時、思ったものです、………。」

 

大橋寿々子

「……………。

 申し訳ありません、筒井さん、………。なんとお詫びしてよいのやら、………。」

 

筒井康隆

「いや、………。」

 

カツ丼小僧

「僕は当事者ではありませんし、その時の状況というのは、まったくわかりませんが、

 テレビの司会者というのは、やはり、秒単位の時間の感覚ですので、

 結構大変なんじゃないでしょうか、? 内心いつも、イライラしているとも聞きます。」

 

筒井康隆

「うん、……まぁ、もういいよ、……大昔のことだし、………。

 それにもう、亡くなってしまった人の事だ、………。

 僕の記憶の中だけにあるんだけど、ああやって、作品として、言葉として

 残してしまった以上は、……あ、あれは、絵として残ったのか、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「今回、僕が初めて知った昭和9年生まれの方は、………

 

 吉田知子さん、 ハーラン・エリスンさん、 灰谷健次郎さん、 

 

 でしたが、他にも、名前は知っているけど顔は知らないとか、

 逆に、顔は知っていたけど名前は知らなかったという人も、沢山いました。

 

 顔と名前を一致させたいために、ネットで確認していったんですが、

 広瀬正さん(小説家・この方は昭和9年ではなく、大正13年生まれ、………。

 作品の違う個所に出てきた)のように、

 ぼやけた白黒写真が一枚だけ、という人もいました、………。

 やはり、昔の人は、どうも資料が乏しいようで、………。

 あと、宇能鴻一郎さんのように、自分が今まで描いていたイメージと顔が

 大幅に違う人もいて、その意外さに笑ってしまった人もいました、………。」

 

筒井康隆

「わはははは。そう、彼はハニー・フェイスなんだ、………。

 でも、作品と顔、結構、一致しているんじゃないかな、? 

 それに、ハニーフェイス(hanny face)とファニーフェイス(funny hace)は、

 違うよ、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……

 僕も、可愛らしい顔(ハニーフェイス)という意味で言ったんです。

 それから僕も若いころは、よく女の子に可愛いって、言われていたんですが、

 今では、ファニーフェイス(面白い顔)になってしまいました、………。」

 

筒井康隆

「君の顔は、面白いというより、………

 う~~~ん、……ちょっと形容しがたいな、………。

 なんというか、今にも泣きだしそうな、何がそんなに悲しいの、?

 っていう、ハンガリー出身のハリウッド俳優、ピーター・ローレみたいな顔、

 というのか、………。」

 

一同の半分

「わははははは。」

 

きゃりーぱみゅぱみゅ

「ピーター・ローレって、誰ですかぁ~~~、? 私、知りませぇ~~~ん、………。」

 どうせ、昔の俳優なんでしょ~~~~、? 」

 

筒井康隆

「ネットで、顔写真を検索してごらん、……。笑っちゃうから、………。」

 

カツ丼小僧

「僕の観察では、『ピーター』という名前の人は、面白いんだか、不気味なんだか、

 そのあいのこ、といった人が多いですね、………。

 ピーター・ローレさんは、もともとドイツ時代は、『ペーター』だったそうですが、

 アメリカに渡ってからは、いつの間にか、ピーターに変わっていたそうです、………。

 

 そういえば、刑事コロンボ役の、ピーター・フォークさんも、

 『ピーター』です、………。言われてみれば、確かに、………。

 実は、僕の性格も、………。」

 

室井佑月

「それって、ジキルとハイドじゃないですか~~~、?

 カツ丼小僧さん、二重人格者なんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、……二重人格者だなんて、滅相もない、………。

 多機能・多重人格者です、………。

 その場、そのタイミングで、人格を切り替え、コントロールしています、………。」

 

室井佑月

「か、風見鶏なんですか、? 」

 

一同

「わははははは。」

 

筒井康隆

「わはっ、わはっ、わはっ、」

 

カツ丼小僧

「あ、……そういえば、以前、毀誉褒貶が多くて、『風見鶏』と揶揄された、

 政治家の中曽根康弘さんって、まだ、ご存命なんだそうですよ、………。

 現在、満年齢で、99歳、……今年の5月27日で、満100歳になるそうです、………。」

 

一同

「えぇ~~~~~~~っ、???!!! すごぉ~~~~~いっ、………。」

 

カツ丼小僧

「うんうん、……

 やっぱり要領のいい、多機能・多重人格者は、長生きできるのかなぁ、………。

 この分だと、僕も100歳まで、………。

 なんといっても、処世上、臨機応変に、うまく立ち回ることが出来るわけだから、

 その分は、いらぬ心配ごとに労力を使わないで済む、………。」

 

一同

「でも、持病のノイローゼは、………、? 」

 

カツ丼小僧

「うん、……。」

 

筒井康隆

「おいおい、……

 さっきっから、話が、とんでもない方に脱線しているよ、………。

 そろそろ、俺の作品と死について、語り合おうじゃないか、………。」

 

カツ丼小僧

「そ、そうですね、……すいませんでした、………。

 それでは、そろそろ本題に入りたいと思いますが、

 ただ、ちょっと厄介なのは、今回の『ダークナイト・ミッドナイト』を読みますと、

 僕と筒井さんでは、根本的に大きな考えの違いがあるんです、………。

 

 それは、僕が、神、いわゆる魔法使いの存在を信じているのに対し、

 筒井さんは、無神論者であるという事です、………。

 筒井さんは、プロテスタントの同志社大学出身ということですが、

 それで、いいんですね、………。」

 

筒井康隆

「うん、……もちろん、………

 宗教とか、神なんてものには、子供のころから胡散臭さを感じていた。

 

 同志社大学はプロテスタントでしたが、ここでもまた神様を崇める気にはならずに、

 死ぬことを気にしている裏返しで、どちらかと言えば、馬鹿にするとか、

 パロディにするとかいった思考に走っていたんだ。

 つまり、死をギャグにするのと同様の真剣さで、神様をおちょくっていたわけです。

 

 ウディ・アレンが、子供の頃、人生を真面目に考えないと言うので、

 学校で問題児とされていたのに、似たようなもんですね。

 

 大学時代には、もう、死後の世界はないものと捉えていましたね。

 死んだら何もないと思っているからこそ、死に直面した人間のうろたえやら、

 慌てふためきやらの滑稽さがあるんだと考えていて、だからこそ、いろんなギャグも

 出てきたんでしょうね、………。」

 

カツ丼小僧

「そうですか、………。

 僕は、死後、何もないとは考えていず、それどころか、パラレルワールドで、

 設定が変わって、また生まれ変わる、という無限回の生まれ変わり、

 というものを、結構若い内から信じていて、死への恐怖は、左程ないんですが、

 そのかわり、といっちゃぁなんですが、どういうわけが、元々の頭の中が、

 ノイローゼ気質なので、日常の心配事で、いつも恐怖におびえている性格なんです。

 

 むしろ、死ぬことより、悪い状態でいつまでも生きながらえている方が怖い、

 という考えなんです、………。」

 

筒井康隆

「悪い状態、というのは、……? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……こういう事をいうと、色々と問題もありますんで、

 あまり言いたくはないんですが、たとえば、足が悪くて動けなくなるとか、

 目が見えなくなるといった状態です、………。」

 

筒井康隆

「言ってるじゃないか、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうなんですが、僕は特に、若いうちから目が異常に悪くて、

 かなり度の強いメガネを掛けていて、いつも失明への恐怖におびえていました。

 視力など、自力で治すことなど出来ないわけですから、畢竟、神様にでも

 お願いするしかない、……という考えになって、

 その考えが、そのまま膨れて上がってきて、多岐に広がり、

 今、現在の、神への盲信につながっているんです、………。」

 

筒井康隆

「それで、……? 目の方は良くなったの、? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、……それどころか、少しずつ悪くなってきていて、

 数年前には、目の炎症で、かなり悪くなりました、………。」

 

筒井康隆

「網膜矯正とか、レーザー手術とかは、……? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、昔、考えたこともありますけど、今は、……。

 つまり、半分は糖尿の病気が絡んでいると思いますんで、………。

 そういうものでは、治りません、………。

 ところで、筒井さん、……。」

 

筒井康隆

「は、……? 」

 

カツ丼小僧

「筒井さんは、ちゃんと目が見えているんですか、……? 」

 

筒井康隆

「なして、……? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、……目の形が随分と細いもんで、………

 それで、ちゃんと見えているんだろうかと、心配になってきて、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

筒井康隆

「わはははは。ばかっ、おまえっ、……。

 ちゃんと見えているよっ、……。

 わはははは、……。目の形が細いのと、視力はなんの関係もないよっ。」

 

松坂慶子

「実は、私も目が悪いんです、……。強度の近眼で、………辛いわ、……。」

 

カツ丼小僧

「でも、女の人はいいなぁ、……。

 目の悪い女の人を見ていると、男は、何か守ってやりたいという気持ちに

 なるじゃないですか、………。それはいわゆるひとつの財産ですよ。

 誰か女の人で、僕を守ってくれる人、いないかなぁ。」

 

高野人母美

「はぁ~~~い。私が守りまぁ~~~~す。♡♡♡。」

 

JURIA

「いいえ、私でぇ~~~す。♡♡♡。」

 

多岐川裕美

「いえ、私が、………。♡♡♡。」

 

柴門ふみ

「いえ、……ワ、タ、シ、……うふふっ、♡♡♡。」

 

壇蜜

「私も~~~。今度、小説を合作しましょう。♡♡♡。

 これで2人は、結ばれたも同然です。うふふふふっ、♡♡♡。」

 

カツ丼小僧

「皆さん、……ありがとう、ありがとう、………。

 これで、僕もしっかりと前を向いて、人生を歩んでいくことが出来ます。

 皆さんの、やさしい気持ちは、もう一生忘れません、……感激だぁ。

 わははははは、……。良かった、良かった。めでたし、めでたし。」

 

笑福亭鶴瓶

「おいおい、めでたくなんか、あらへんで。

 わいは、ちっともおもろうないで。」

 

筒井康隆

「そうだよ、……。

 君ね、……さっきっから、話が脱線しっぱなしだよ、………。

 いくら、この座談会の主催者、司会者だからと言って、

 自分1人だけで楽しんでちゃダメだよ、………。

 他人を楽しませることに専念しなくちゃ、………。

 居酒屋で、みんなでワイワイやってんのと違うんだから、………。」

 

笑福亭鶴瓶

「あんた、笑いというものを、もっと真摯に勉強したらどうやねん。

 笑いの追及に対する厳しさが、足りんとちゃうか、? ノータリンや。わははははは。」

 

カツ丼小僧

「まぁ、そうなんですけど、お説ごもっともですけど、

 僕がこの座談会のハーレムの王様であり、独裁者であるという事を、何卒、お忘れなく。

 でも、以後、気をつけます。許してください。これでいいスか、? ぷんぷん。」

 

笑福亭鶴瓶

「本当に反省しているのか、それとも単に偉ぶっているのか、意味不明やねん。

 この小僧、どこに本心があるのか、ようわからんわ、………。

 多重人格者で、慇懃無礼な奴や、………。」

 

女性一同

「カツ丼小僧さん、頑張ってぇ~~~~~~っ。♡♡♡。

 私たち、応援してるわぁ~~~~~~っ、

 いつだって、カツ丼小僧さんの味方でぇ~~~~~~~す。♡♡♡。」

 

カツ丼小僧

「ありがと~~~~~~っ。♡♡♡。あははははっ。」

 

笑福亭鶴瓶

「ほら、……これや、……。な、……。」

 

出川哲朗

「ぎゃははははっ、……。つっまんねぇ~~~~~~~~っ。

 おめぇ、視聴者、なめてんじゃね~~~~のっ、? ばっかじゃん。ぎゃははははっ。」

 

カツ丼小僧

「え~~、それでは、タイミングよく、時間ということになりまして、

 今回の座談は、これで終わりです、………。」

 

一同

「えぇ~~~~~~~っ、???!!! そんなぁ~~~~~~っ、早いですよ~~~。」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、……今回は、ほんの「触り」ということで、………。

 次回からが、筒井康隆さんの『ダークナイト・ミッドナイト』、

 そして、人間にとっての永遠のテーマ、……『神・死・宗教』の、

 本格的な座談会となります、………。

 少し長くなると思いますが、皆さん、付き合ってください、………。

 お願い申し上げますで、早漏、………。」

 

一同

「はぁぁ~~~~~~~いっ、」

 

筒井康隆

「また、脱線しそうな予感がするなぁ、………。

 今度こそ、気をつけろよ、………。」

 

カツ丼小僧

「わかりましたで、早漏、……。」

 

筒井康隆

「おい、……。」

 

カツ丼小僧

「そうろうで、早漏、……。」

 

筒井康隆

「……………。」

 

一同

「わははははは。」

 

出川哲朗

「ぎゃははははっ。」

 

明石家さんま

「ヒィーーーーッ、ヒィーーーーッ、」

 

壇蜜

「♡カツ丼さんっ♡、……♡早漏でも関係ないわっ、私、愛してるっ♡、………。

 アイ、ラブ、ユ~~~~~~~ッ、♡。

 あっはぁぁ~~~~んっっ、♡♡。」

 

カツ丼小僧

「嬉しいで、早漏、………。」