カツ丼小僧
「このところ、フェイスブックを始めましたが、
やり方がよく、わからないので、周りに迷惑をかけています。すいません。
それと僕、LINEは一切やっていませんので、そこのところはご了承ください。
あくまで、フェイスブック上の、やりとりだけです。
それ以外は、実際に会うか、最低でも電話でのお話、という事になります。
会う場合は、こちら(横浜・関内)の方まで、来てもらうことになります、………。
それ以外は、一切受け付けません。
それと、詐欺まがいのようなことは、絶対しないようにお願いします。
ひょっとすると、この世界では、
そんなことは、当たり前のように行われているのかもしれませんが、………。
とにかく、相手の顔も見えず、声も聞けないので、
本当に本人なのかどうかさえ、疑心暗鬼です。
もう少し様子は見ますが、あんまりひどいと、やめてしまう可能性もあります。」
泉谷しげる
「おいっ、……おまえっ、………。
そんなことより、お、お、お、俺の愛人の、小島可奈子と、
フェイスブックで、『友達になる♡』になったそうじゃないかっ、………。
どういうつもりだっ、………。」
カツ丼小僧
「はい、そうなんです、………。
こちらが『友達リクエスト』を要請したら、すぐにOKしてくれました、………。
写真を見ましたけど、身震いするような可愛らしさだ、………。
まぁ、どうせすぐに削除されるでしょうから、安心してください、……ふふふ、♡♡。」
泉谷しげる
「……………。」
犬山紙子
「まさか、小島可奈子さんまで、この座談会で、
エロの世界にまみれさせるんじゃないでしょうね、………。
スッポンポンにしてしまったり、とか、………。」
野崎幸助
「スッポンポンッ、! ! ? ? ほえぇぇ~~~~~~~~~っっっ、、、」
カツ丼小僧
「そんなことは、成り行きまかせです、………。
先のことなど、まったくわかりません、………。
もしかしたら、僕の愛人にしてしまうかもしれないし、………。」
泉谷しげる
「おいっ、…… ! ! 」
さかもと未明
「いいなぁ、……私も、カツ丼小僧さんの愛人に、なりたい、………。」
川谷絵音
「それは、『不倫』と言って、道徳的にいけないことだ、………。
おやめになった方がいい、………。」
ベッキー
「……………。」
カツ丼小僧
「僕もついに、今日で54歳になりました、………。
今は54でも、まだ若いという感じもありますが、
少し前だったら、もう、いわば、「じいさん」一歩手前の年齢です。」
一同
「カツ丼小僧さん、………
お誕生日、おめでとうございまぁぁ~~~~~~す。♡♡♡。」
女性一同
「きゃっ、きゃっ、きゃっ、♡♡♡。
54ちゃぁぁ~~~~~~~~いっ、、、
まだ、赤ちゃんじゃなぁ~~~~~い、ばぶばぶぅぅ~~~~~~っ。」
カツ丼小僧
「ありがとう、………。
ボク、一生、赤ん坊のままでいたい、………。
でも、もともとが、ファジーな頭の上に、歳を取ったわけですから、
頭が、いくらかボーーーッ、と、ボケてしまったようなところもあるかもしれない。」
志茂田景樹
「超人、……。何を言ってるんです。
何度も言っていますが、
そういうネガティブな言葉は、自分の言語領域から、打ち消してしまわないと、………。
あんた、金剛超人になるんでしょう、………。」
カツ丼小僧
「ええ。そうなんですけど、………。
皆さん、そういうわけで、健全なフェイスブック活動と、
健全な不倫愛を、いたしましょう、………。」
今井優子
「なんのことやら、言ってる意味が、………???
本当に、ボケちゃったのかしら、………??? 」
カツ丼小僧
「さて、……
そろそろ本題に入りましょう、………。
50億円資産の、野崎幸助76歳さん、………。よろしくお願いします。」
野崎幸助
「また、そこを強調する、………。」
一同
「わははははは。」
野崎幸助
「私は、金融業を筆頭に、不動産業、酒類販売業、梅干し販売に加えて、
株取引などでも、億単位のお金を運用していました。
確かに周りから見れば、羨ましい生活に見えたでしょう、………。
ただ、そういう人たちは私がかつて、関西で裸一貫から、
コツコツやってきたことを知りません、………。
いきなり大金持ちになったかのように思われるのですが、
今でも商売を、コツコツ、やり続けているだけなんです。」
カツ丼小僧
「カネよこせ~~~。」
田代まさし
「女も~~~。」
出川哲朗
「げはははは。」
鈴木雅之
「ゲスの集団だな、………。」
野崎幸助
「そんな私にも、不幸な事故や事件、
病気などが、立て続けに襲いかかってきた時期もありました、………。」
木村拓哉
「えっ、……? ホント、? 」
野崎幸助
「ええ、……本当です、………。
貸金業の売り上げも、順調に伸びていた1994年(平成6年)、
私が、53歳の頃です、………。
その日、私は銀座界隈でティッシュ配りをしておりました。
小走りで交差点を渡りかけた、背広姿の中年男性にティッシュを渡そうとしたところ、
ちょうど追いかけるような形になり、交差点に少し飛び出す格好になってしまいました。
そこにタクシーが勢いよく左折してきたため、
私は運悪く、巻き込まれてしまったのです、………。
下半身がタクシーの下敷きになり、アルバイトの女子大生たちから、悲鳴が上がります。
ヤジ馬も群がってきました、………。
すぐに女子大生たちが救急車を呼んでくれ、
中央区明石町の聖路加国際病院で、緊急手術です、………。 」
女性一同
「きゃぁぁ~~~~~~~~~っ、っ、、」
野崎幸助
「右足の複雑骨折に加え、右腕と肋骨も折れており、全治3ヵ月の重傷でした。
今でも右足にボルトが入っているため、歩くのには多少時間がかかります。
人生で初めての大事故でしたが、これが立て続けに起きる不運の始まりだとは
当時の私には、知る由もありませんでした。」
田代まさし
「どんな不幸があろうとも、私よりは、マシでしょう、………。」
千昌夫
「いえいえ、田代さんは、私と比べれば、まだまだヒヨコです、………。
私の方が、………。」
関口宏
「あ、あんたたち、自分の不幸を競い合って、どうすんの、? 」
一同
「わははははは。」
小林敬
「ふっふっふっふっふっ、………。
まだまだ甘い、……上には上がいる、………。」
堀之内九一郎
「ぎゃひぃぃぃ~~~~~~~~んん、っっ、、
死にたいよぉぉ~~~~~~~っ、、、」
野崎幸助
「交通事故のリハビリも終え、相変わらず、田辺と東京を往復していました。
南紀白浜空港から羽田に向かう、朝の飛行機の搭乗者は少なく、
大体が観光客と相場は決まっています、………。
私はいつものように、CAさんと向かい合うシートに腰を下ろし、
彼女との会話を楽しんでいました、………。
銀縁の眼鏡をかけた若いスーツ姿の男と、
年配の目つきの鋭い男が、私の後ろの座席に座っていました、………。
どう見ても観光客には見えず、少し違和感を覚えましたが、
その時は、それだけでした、………。 」
菜々緒
「スリですか、……? 」
野崎幸助
「いえいえ、……違います、………。それは、これから、お話します、………。
おや、? あんた、私好みのグラマラス美人だね、………。
今度、ボンキュッボンッ、と、私とエッチしない、………? 」
菜々緒
「ふふふ、……。
ボンキュッボンッ、と、お断りさせて頂きます。」
野崎幸助
「ボンキュッボンッ、と、ノックアウトされた、………。
わははははは。でも、傷つかない、………。
若くていい女なんて、星の数ほどいるから、………。
ダメだったら、すぐに次に当たればいい、……。それが私の方針、………。
みんなも見習って、………。」
カツ丼小僧
「はいっ、……見習いますっ、………。
野崎さんの話を聞いていると、まるで、目からウロコが落ちるような思いだ。
自分の未来の展望が開けてきたっ、………。ウッシッシッ、………いいぞ、いいぞ。」
刀根麻理子
「カツ丼さん、私と遊んでぇ~~~~~~っ、♡♡♡。
♪『やさしく愛して』、………。」
浅香唯
「私も~~~~~っ、」
♪『恋のロックンロール・サーカス』、しよ~~~~~っ、」
野崎幸助
「不幸話、続けます、………。
有楽町の事務所に顔を出し、書類をチェックして、
夕方のティッシュ配りを手伝うと、あとはクラブに顔を出すだけです、………。
「また、いらしてくださいねーー。」
夜11時過ぎに店を出た私は、心躍らせていることを悟られないよう、
あえてしかめっ面で、タクシーに乗り込みます。
実は交渉の結果、長い事口説いていた瑠美ちゃんが、
やっとホテルに来てくれることに、なったのです、………。
肉感的な瑠美ちゃんは、私のストライクゾーン、ど真ん中でしたが、
なかなか首を縦に振ってくれず、難攻不落の要塞のようでした。
それだけに私は、ホテルに戻る最中から、すっかり有頂天になっていました。」
出川哲朗
「おいおいっ、……
不幸どころか、大幸運児じゃねぇかよっ、………。
おめぇ、誰が、のろけ話していいって言ったよ~~~~~~。
人の期待を裏切って楽しんでんのかよ、おめぇ~~~~~。」
田代まさし
「人の不幸話は、楽しい、………。
それは、どうしても、自分と照らし合わせて聞いてしまうからだろうね、………。
ああ、……不幸は俺だけじゃない、不幸は俺だけじゃない、………。
みんな不幸なんだ、誰だって不幸なんだ、………。
医者だって、教師だって、政治家だって、……オケラだって、アメンボだって、………
みんな、みんな、不幸なんだ、不幸なんだ、不幸なんだ、……ああ、………。」
野崎幸助
「わははははは。そうだね。
それでは、史上最強の幸運児の不幸話、……聞いてください、………。
その夜の様子を細かく語ることは控えますが、
満足感を得た私は、瑠美ちゃんを見送るために部屋を出ました。
薄暗い廊下を歩いているとき、銀縁眼鏡のスーツ姿の男とすれ違いましたが、
妙に顔を背けていたのが、気になりました。
記憶を辿ると、今朝の飛行機で私の後ろに座っていた男に、そっくりです。
瑠美ちゃんを見送り、
部屋に戻った私は、興奮の余韻に浸りながら、眠りにつきました、………。」
出川哲朗
「不幸は、まだかっ、……。
おめぇ、さっきっから、のろけてばかりじゃねぇかよ、………。
張り倒すぞっ、……ばぁ~~~~かっ、。」
野崎幸助
「へいへいっ、……
これからが、お楽しみの、不幸の始まりですっ、………。
「ピンポ~~ン、ピンポ~~ン、」
チャイムの音に気が付いたのは、何時間後のことだったでしょうか。
ベッド脇の時計を見ると、まだ朝の6時前です。
白いバスロープを着た私が、ドアスコープを覗くと、
例の銀縁眼鏡男が、こちらを睨んでいます、………。
「国税です。開けてくだい。」
晴天の霹靂(へきれき)と言いますか、
まったく予期していなかった、マルサの登場でした。
「そのまま動かないでください。お荷物はこれだけですか、?」
寝ぼけ眼で髪の毛もボサボサの私は、
部屋に入ってきた5人ほどの査察官を前に、黙っているしかありません。」
出川哲朗
「ぎゃはははっ、……きたきたっ、……やっと不幸がやってきたっ、………。
大資産家にやってきた、大きな不幸っ、……うん、いいぞ、いいぞっ、………。
野崎っ、……おめぇ、憎めねぇ奴だよっ、………ぎゃはははははっ、………。」
草野仁
「ええ、……そうですね、そうですね、………。
ついに大きな不幸が、野崎さんにも襲い掛かってきましたね。
マルサの検閲とは、………。
大資産家よ、ザマーミロって、感じですかね、……?
私も以前、ワイドショーの司会者などやっていたことがありますんで、
出川さんの気持ちは、ホントによくわかりますよ、……はっはっはっ。」
さかもと未明
「人の不幸を笑うなっ、………。」
野崎幸助
「いえいえ、……さかもとさん、……
人間なんて、みんな、そんなものですよ、………。
割り切った上で、持ちつ持たれつ、やっていきましょう、………。」
さかもと未明
「気のいい、おじさんですね、……好きになっちゃいそうっ、……♡♡。」
一同
「わははははは。」
野崎幸助
「ホテルの部屋の捜索を終えて、今度は有楽町のホテルへ向かいました。
私がカギを開けると、査察官たちがいっせいに部屋になだれこみます。
確か女性の査察官も交じっていました、………。」
出川哲朗
「ぎゃははははっ、………。いいぞ、いいぞっ、………。」
カツ丼小僧
「あっ、……野崎さん、………。
すいませんが、ここで、時間が来てしまいました、………。
この楽しい不幸話の続きは、また次回お願いします、………。」
出川哲朗
「え~~~~~~~っ、???!!!
もう、終わりなの~~~~~~~~~っ、???
つっまんねぇ~~~~~~~~っ、
もっと、やろうよ~~~~~~っ、」
草野仁
「ええ、そうですね、そうですね。それには、私も同意見です。はっはっはっはっ。
出川さんの悔しがる気持ちは、私にも、よくわかります、………。」
カツ丼小僧
「羨ましすぎるほどに羨ましい、野崎幸助さんの、ピンク人生、………。
でもその中に、幾らかの汚点もあったようです、………。
しかし、そのことが逆に、野崎さんの人生に深みや、いろどりを与え、
より見事な人生を築き上げているのでは、ないのでしょうか、?
野崎さんの不幸話、まだまだ続きます、………。
乞うご期待あれ、………。」
かとうれいこ
「出川さんも、カツ丼小僧さんも、
なんで、人の不幸の話となると、こうも目の色が変わるのかしらね、………?
嬉しくって嬉しくって、しょうがないって感じ、………。」
飯島直子
「生年月日が同じだから、やっぱり共通点が、………。」
藤原紀香
「あなたは、あの飯島愛さんと名字が同じね、………。」
飯島直子
「だから、………? 」
カツ丼小僧
「名字が同じ場合、いくらかでも、共通点は多いはずです。」
飯島直子
「……………。」
鈴木京香
「カツ丼小僧さん、………
飯島直子さんと飯島愛さんが、犬猿の仲だったの知っていて言ってるのかしら、?」
鈴木保奈美
「カツ丼小僧さんは、女の困惑した顔を見るのが、何よりの喜びなんですってよ。」
イチロー
「あっ、……… ボクも、鈴木だっ、……。
ヒソヒソ話の仲間に入れて、………。」