カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 646

千昌夫

「俺はな、……

 このブログを見る度に、辛く、嫌な思いをしてきたんだぞ、………。

 わかってるのか、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……わかっています、………すいません、………。」

 

千昌夫

「人の不幸を面白がって、笑いものにするのは、世の常だけどさ、………。」

 

カツ丼小僧

「はい、……。」

 

千昌夫

「いくらなんでも、『千億の借金を背負って、千、真っ青!』なんて、………。

 そりゃぁ、なかっぺよ、………。

 俺、何度、死のうと思ったか、わからねぇんだぞ、この野郎。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……。

 確かに冗談で受け流してもらえるような、ギャグでなかったことは、

 今では、反省しています、……。迂闊でした。すいません、………。」

 

千昌夫

「迂闊、……? 確信犯のように思えるんだけどなぁ、………。」

 

カツ丼小僧

「まぁまぁ、……でも良かったじゃないですか、千さん、………。

 借金は、もう、ほぼ返済し終わったんでしょ、………。」

 

千昌夫

「うん、一時は、3000億円にまで膨らんだ借金も、

 2002年には、民事再生法が適用され、6年間で1億5千万返せばいいことになって、

 まぁ、今では、ほぼ完済というくらいにまで、なんとかこぎつけた、………。

 これでやっと、大手を振って街中を歩くことができる、………。

 日陰者人生から、解放される、………。」

 

田原俊彦

「あはははははっ、………。」

 

千昌夫

「な、……なにがおかしいっ、………。

 あんただって以前、芸能界から干されていた時期が、あったじゃないかっ。」

 

田原俊彦

「あはははははっ、……… ♪『かっこつかないね』。」

 

カツ丼小僧

「でも千さん、立派ですよ、………。

 多額の借金を背負うと、すぐ自己破産という安易な手段に飛びついて、

 金銭の責任を回避してしまうような人たちからすれば、ずっと、………。」

 

小林敬

「……………。」

 

堀之内九一郎

「……………。」

 

川原浩史

「俺は違う、……。なんとか返せる金額だからね、………。

 でも、もしかすると、俺が一番不幸なのかも、………。

 なんとか返せる金額だけに、自己破産も出来ない、………。

 神様、助けて、………。」

 

つのだじろう

「大丈夫、……川原さん、安心してください、………。

 今度、うしろの百太郎に頼んで、川原さんを守ってもらう事にします。」

 

川原浩史

「……………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「ところで、千さん、………。

 前妻のジョーン・シェパードさんとの離婚の際には、

 慰謝料50億円、払ったって言われてますけど、………。それ、本当ですか、?」

 

千昌夫

「そう、……あれは確か、1988年(昭和63年)の時だ、………。

 あんときゃ俺も、『歌う不動産王』なんて、言われていてね、………

 景気が良かったんだ、………。いや、良かったなんてレベルじゃない。

 

 なんてったって俺、当時、資産が3000億円だったんだからね、………

 いくらバブル期とはいえ、………桁外れの金持ちだった、………。

 50億の慰謝料なんて、屁みたいなモンよ、………。

 ジョーン・シェパードには、なんのわだかまりもなく払ってやったよ。

 わははははは、………。」

 

カツ丼小僧

「申し訳ない言い方で、また千さんを怒らせてしまうかもしれませんが、

 僕の長年の観察では、若いうちに巨額の財を持っているか、手にした人というのは、

 大概、人生半ばあたりで、その殆どを失ってしまうか、もしくは多額の借金を背負うか、

 ………という羽目に陥ってしまうんです、………。幸運は長くは続きません。

 どんなに注意して、気をつけていてもダメです。必ずそうなってしまうんです。」

 

一同

「………う~~ん、………。」

 

松山千春

「俺はお金に関しては、別になにも、………。」

 

沢尻エリカ

「別に、………。」

 

松山千春

「頭の毛は、すべて失ったけどさ、………。」

 

カツ丼小僧

「お金の代償です、………。これでバランスがとれる、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

松山千春

「でも、俺、自分に自信持ってるから、………。

 頭がハゲたって、俺の歌は一級品だし、俺が女にもてる事には変わりない。

 だから売名行為だって、絶対にしない、………。」

 

泉谷しげる

「……………。千春、……も、もう、やめてくれ、………。

 お前、実際、自分に自信、持ちすぎなんだよ、………。」

 

千昌夫

「俺、なんか、心が、きゅんと切なくなってきた、………。

 空しいなぁ、……ああ、空しい、………。

 故郷の岩手にでも、帰りたくなってきた、………。」

 

カツ丼小僧

「あっ、……千さん、……。

 僕、千さんの、その一言を待っていたんです、………。

 どうです、? 千さん、……

 よろしかったら、その千さんの代表曲である、♪『北国の春』を、

 ここで、歌っていただけないでしょいうか、? 座談も盛り上がると思います。」

 

千昌夫

「えっ、? 歌うって、………ノー・ギャラで、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……申し訳ありませんが、………。」

 

千昌夫

「うわぁぁ~~~~~~~~っ、

 ……… 千、真っ青!、………。」

 

カツ丼小僧

「いえ、千さんね、……僕の考えの一つに、

 『人に喜びを与えた分だけ、それが報酬となって、自分に跳ね返ってくる。』って

 いうのがあるんですよ、………。

 

 仮に、ここからギャラが出なくても、他のルートを通って、その分だけの

 報酬は、必ず千さんに与えられるのです、………。

 それが、物品だか、金銭だか、………

 それとも不動産だか、愛人だか、わかりませんが、………。 」

 

千昌夫

「……………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧 

「つまり、………

 歌を歌って、人に心地よい、幸福感を与えるのですからね、………。

 その分の報酬は必ず、………。

 その上、人数も多ければ多いほどいい、………。

 その分だけ、報酬の額も膨らむ、というわけです、………。

 この座談会には、たくさんの方が、参席しています、………。だから、………。」

 

千昌夫

「……………………。

 わははははは、………。いや、あんた、……カツ丼さん、………。

 冗談だよ、………冗談、………俺、そんな、お金のことにばっか、こだわるような

 チンケでケチな男じゃないよ、………。

 

 こういった座談会で頼まれて、歌うのを拒絶するなんてことは、

 俺には、とても考えられない事だよ、………。

 今から、はりきって歌うから、皆さん、どうか、私の歌に聞き入ってください。

 よろしくお願いします、………。」

 

 

   千昌夫が、そういい終わると、場内から一斉に拍手が鳴り響いた。

   千昌夫は、係の者から、マイクを手渡されると、おもむろに立ち上がり、

   晴れ晴れとした顔で、名曲♪『北国の春』を歌い始めた。

 

 

 

      ♪北国の春

 

   作詞 いではく  作曲 遠藤実  歌 千昌夫

 

 

 白樺 青空 南風

 

 こぶし咲く あの丘

 

 北国の ああ北国の春

 

 季節が都会ではわからないだろと

 

 届いたおふくろの小さな手紙

 

 あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな

 

 

 雪どけ せせらぎ 丸木橋

 

 落葉松の 芽がふく

 

 北国の ああ北国の春

 

 好きだとおたがいに言い出せないまま

 

 別れてもう五年 あのこはどうしてる

 

 あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな

 

 

 山吹き 朝霧 水車小屋

 

 わらべ唄 聞える

 

 北国の ああ北国の春

 

 あにきもおやじ似で無口なふたりが

 

 たまには酒でも飲んでるだろうか

 

 あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな

 

 

 

   千昌夫が歌い終えて、律儀にお辞儀をすると、

   場内から、怒涛の拍手喝采が巻き起こった、………。

   誰もが、歌に聴き惚れ、熱狂した。

   やはり、苦難を乗り越えた人の歌というのは、一味違うと、

   誰しもが、一様に皆、そう思った、………。

 

   歌いっぷりに深みがある、というのか、………

   表情や動作、マイクの持ち方に至るまで、

   人間の持つ温かみ、人情機微の恩恵というものが、その中に滲み出ていた。

 

   千昌夫は、満足げな笑顔で、今まで座っていた座布団の上に、

   ドスン!と、腰を下ろして、あぐらを掻いた。

 

 

カツ丼小僧

「いや~~~、千さん、………

 本当に素晴らしかった、………聴き惚れて感動しました、………。

 こんなに味わい深く、奥行きのある歌というのは、今まで聴いたことがない。」

 

千昌夫

「ん~~~、そうかね、そうかね、………。

 サンキュー、ベリ、マッチャ、………。ありがとう、ありがとう、………

 お世辞でも、嬉しいよ、………。

 君は必ず、将来、大物になれるよ、………。うん、私が太鼓判を押す、………。

 間違いないっ、………。おめでとう。」

 

田原俊彦

「あはははははっ、………。

 嫌だなぁ、……千さん、………。

 『大物』じゃありませんよ、……『ビッグ』ですよ、ビッグ、………。

 雑誌『ビッグトゥモロウ』(青春出版社)のビッグです、………。

 ビッグトゥモロウを読んで、君も、ビッグになろうっ、………。」

 

千昌夫

「ん、……? なんだ、? トシちゃん、……いや、田原さん、………。

 新種の『ビッグ発言』なのか、………それ、? 」

 

田原俊彦

「ち、違いますよ~~~、千さ~~ん、………。

 変な事、言わないでくださいよ~~~、

 また、芸能界から干されちゃったらどうすんですか~~~、? 」

 

千昌夫

「君も、表面上は、明るく振舞っているようだけど、

 結構、辛い思いもしたんだよなぁ~~~。うんうん、……それはいいことだ。

 一皮むけて、可愛いトシちゃんから、ダンディなトシちゃんに変貌しそうだねっ。」

 

一同

「わははははは。」

 

千昌夫

「そういう意味じゃ、川谷絵音くんも、ベッキーさんも、同じだよ。

 いろいろ辛いこともあったんだろうけど、

 必ず、未来は開けてくるから、安心して、………。」

 

川谷絵音

「ええ、……とりあえず、この前の騒動で、知名度だけは頂きました。

 これからです、………。」

 

ベッキー

「あら、そうなの、? かなり落ち込んでたようだけど、………。」

 

一同

「わははははは、………やっぱり、………。」

 

千昌夫

「だからさ、………

 大きく苦しみ悩んで、大きくはじける、………いいね、………。」

 

川谷絵音

「はい、……。ありがとうございます。千さん、………。」

 

カツ丼小僧

「え~~、それからですね、………

 千さんに、もう少しだけ、お聞きしたいことがあるんですが、………。

 千さんの家族の事です、………。」

 

千昌夫

「うん、………。」

 

カツ丼小僧

「まず、前妻の、ジョーン・シェパードさんは、………? 」

 

千昌夫

「さぁ、……?

 ハワイで、レストランの経営をしているっていうのは、

 風の便りに聞いたけど、実際は、どうなのかはよくわからない。」

 

カツ丼小僧

「今、連絡は取り合ったりは、しないんですか、? 」

 

千昌夫

「ばかっ、……そんなこと、あるわけないだろうっ、………。

 不仲になって、別れたんだぜ、………。

 くだらん冗談も休み休み、言えよ、………まったく。」

   

カツ丼小僧

「その不仲の原因となったのが、千さんの現在の奥さんである、

 アマルダさんとの、浮気だそうですが、………。

 千さんより、18歳も年下だそうですね、………。

 こりゃぁ、目の中に入れても痛くないほどに可愛かったんでしょう。」

 

千昌夫

「わははははは、………。

 うん、そうなんだ、……ホント、可愛いやつでね、………。

 可愛さアマルダ、憎さ百倍、なんてね、………

 

 目の中に入れても痛くない、か、………。

 そう、……彼女のことは当時、自分の娘のように思っていたよ、………。

 いけない、? 」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、……そんな、……

 僕も、当時、雑誌や写真週刊誌の写真を見て、

 なんて綺麗な人なんだろうと思いましたよ、………。

 

 その頃は、昭和バブルの真っ只中で、もうその時から、千さんは彼女と付き合っていて、

 それが理由で、のちのシェパードさんとの離婚にもつながったとか、………。

 つまり、シェパードさんに浮気が発覚しちゃった、………。

 旦那より18歳年下の、超美女じゃねぇ、………そりゃぁ、怒りますよ。」

 

千昌夫

「しょうがねぇだろう、………。

 俺は、金髪が好きなんだからさ、………。

 サンキュー、ベリ~~~~、マッチャ~~~~~、

 「ありがとう」の金髪弁だ、………わははははは、………。」

 

カツ丼小僧

「いえ、……そんな単純な理由だけでは、なかったと思いますが、………。」

 

千昌夫

「おい、あんた、………

 そんな昔の事、そう根掘り葉掘り聞くなよ、………。

 今頃になって、そういうくだらん質問に答える気はまったくない。

 

   

   俺はマスコミのオモチャじゃない。男は余計なことはしゃべらない。 」

 

 

カツ丼小僧

「あっ、……そのセリフ、………

 当時、千さんが、しきりにテレビで発言していたセリフだ、………。」

 

小倉智昭

「芸能人やタレントには、そんな甘えは許されません、………。

 すべて、創意工夫を凝らして、

 マスコミや報道番組の期待に副うような答えをしてもらわないと、………。」

 

草野仁

「ええ、……そうですね、………私も、そう思います、………。

 気取りは、捨ててください、………。」

 

千昌夫

「オレ、……大人のオモチャは、好きなんだけど、

 マスコミのオモチャは、ちょっとね~~~~~~~、」 

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「アマルダさんは、バブル中に千さんと付き合い、

 バブルが崩壊して、千さんが莫大な借金を抱え込んだ後に

 千さんと結婚したわけですから、

 アマルダさんの、千さんへの愛は、本物だった、という事になる、………。

 

 これでは、どちらかと言えば、ジョーン・シェパードさんの方が、分が悪い、………。

 いくら、浮気をされた側といえ、………。

 それにしても、今、ネットで、アマルダさんの写真を拝見しましたけど、

 なんか、若き日の、ジェーン・シェパードさんに似てきていますね、………。

 千さんの、女性への好みが、うっすらと見えてきました。 」

 

千昌夫

「金髪が、ええで、なかっぺがな、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「それと、さらにビックリしたのは、娘さんのダニエラさん、………。

 超・超・美人、といってもいいほどの、超美人、………。

 千さんに、こんな娘さんがいたなんて、………。

 

 ネットで写真を観ましたが、もう絶句するほどの美しさ、………。

 2009年に、18歳でモデルデビューしたときの写真です。

 でも、それだけで、後は、殆ど載っていない、………。

 ハワイ在住だそうですが、……今、何をしているんですか、? 」

 

千昌夫

「ん、……? それは言いたくない、………。

 自分の経験上、子供のプライバシーは尊重してやりたいから、………。」

 

草野仁

「いえ、……それは、いけませんね、………。

 タレントの仁義というのは、守らなければいけません、………。」

 

小倉智昭

「そうだよ、………

 そうしてくれないと、俺たち、おまんまの食い上げになっちゃうよ、………。」

 

カツ丼小僧

「ところで、千さん、………

 トレードマークでもあった、額のホクロを

 レーザー手術で除去(2000年)なされましたが、……それは、………? 」

 

千昌夫

「うん、……昔から、邪魔だと思ってたからね、………

 思い切って、取っちゃったんだ、………。簡単、簡単、………。」

 

細木数子

「人相学的に、ワタシャ、取らない方がいいと思ったけどね、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「はい、……それでは、突然ですが、今日はここで時間です。

 予定していた、資産50億円、美女4000人の、野崎幸助さんの話は、

 次回に持ち越しとします、……。お楽しみに~~~~。

 

 それでは、皆さん、………

 

 アロハ~~~~~~。 」

 

 

一同

「アロハ~~~~~~。 」