カツ丼小僧
「それでは、昨日の続きです、………。
慶子さん、お願いします、………。」
松坂慶子
「はい、……。では、『週刊現代』の記事、読ませて頂きます、………。
「じつは、2年ほど前に、女優の仕事にひと区切りつけようかしら、………
と、考えていたんです、………。
そんな時、憧れのチェン・カイコー監督から、
映画『空海ーKU・KAIー美しき王妃の謎』(2月24日公開)への
オファーをいただきました。
この作品は日中共同制作で、遣唐使として唐へやってきた空海が、
詩人の白楽天と一緒に、長安を揺るがす大きな謎解きに挑むというストーリー。
………その物語性に惹かれました、………。」
カツ丼小僧
「け、慶子さん、………。
い、今、……空海、………、く、空海とおっしゃいましたね、………。
映画『空海』、………。ほ、本当ですか、………? 」
松坂慶子
「ええ、……それが何か、……? 」
カツ丼小僧
「実は、空海は平安時代、僕の信奉する『宿曜占星術』を、
唐から持ち帰った人物なんです、………。
そして、僕の家系は代々、空海が開祖の真言宗なんですよ、………。
まぁ、僕自身は、宗教はやっていませんので、
どこそこの宗派というわけではないんですが、………。」
松坂慶子
「まぁ~~、これは、これは、………奇遇ですこと、………
そうですかぁ~~~、カツ丼さんは、空海に縁があったんですかぁ~~~。
うふふっ、……♡♡♡。いいこと、聞いちゃった、………。」
カツ丼小僧
「そうですね、………それでは慶子さん、………
また、昨日みたいに中断しちゃって、大変申し訳ないんですが、
ここで、松坂慶子さんの性格を、『宿曜占星術』で占ってみたいのですが、
いかがでしょうか、………? 皆さんも、……? 」
松坂慶子
「えっ、? 本当ですか、………? 私を、?
わぁぁ~~~~~~っ、………ぜ、是非、お願い致しますわ、………。
確かに、私、一度、カツ丼小僧さんに、占いをお願いしたいと思っていたんです。」
一同
「わぁ~~~~~~~っ、楽しそうっ、………。
慶子さんなら、職業運も、恋愛運も、金銭運も、健康運も、
全て、よさそうですけどね~~~~。」
カツ丼小僧
「わはははははっ、………。
まぁ、占うと言っても、他人の本の棒読みなんだけどね、………。
これです、………。」
そう言って、カツ丼小僧は、座布団の下に隠してあった、
一冊の、ブ厚い本を取り出した、………。
松坂慶子
「何ですか、? 何となく装飾とか、よさげな本ですけど、………? 」
いしかわじゅん
「あっ、……その本、以前、俺のことを占った時に使ったやつじゃないか、? 」
柴門ふみ
「そうそうっ、私や雅子様の時にも使ったわ、………。
羽田守快さんの、『密教宿曜占星術』、………。」
高見恭子
「うふふっ、………。
カツ丼さんって、何か、よっぽど、その本が好きなんですね~~~~~。」
皇太子妃・雅子様
「カツ丼様の好きな物なら、私も好きっ、………。うふふっ、♡♡♡。」
カツ丼小僧
「うん、……そうなんだ、………。
この本はね、……今、柴門さんからの紹介にもあったように、
羽田守快(はねだ・しゅかい)という人の書いた、『密教宿曜占星術』という本で、
この方にとっては、4冊目になるらしいんだけど、内容のかなり濃いもので、
しかも、わかりやすく、面白い、………。
僕にとっては画期的な本で、宿曜占星術の本の中でも、
「宿」と「曜」、両方を統合して解説したものは、あまりなかったんですが、
この本は、まさしくそれを具現化したものなんです。
長年、より良い占いの本を探し求めてきた僕も、これほど素晴らしい占い本には
あまり巡り合ったことがない、………。
昔の占い本は、名著も多くて、僕も若いころ古本屋なんかで、
幾らかの掘り出し物を見つけたもんけど、昨今は占いブームのためか、
安っぽいインチキ占い師が、雨後の竹の子のように出てきて、
もう、何がなんだか、わからなくなってきちゃった、………。
いいですか、……皆さん、……
何も、占い本に限ったことではありませんが、我々は、
「本物」と「偽物」を、キッチリと区別する目というものを持たねばなりません。」
つのだじろう
「あっ、それ、……俺が、『その他くん』の中で書いたセリフだ、………。」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「すいません、……つのださん、………
『その他くん』は、子供のころ、何度も繰り返して読んでいた本なので、
もう頭の中にこびりついたようになっているんです、………。
その影響というものが無意識のうちに、口をついて出て来るんだと思います、………。」
つのだじろう
「うん、……まぁいいよ、………。
僕だって、自分の著作の内容が、他人のDNAの中に組み込まれたかと思うと、
それは作家冥利に尽きるというもんで、悪い気はしないからね、………。
今度、君のことを、うしろの百太郎にも、守ってもらうように言っておくよ、………。」
カツ丼小僧
「ありがとうございます、………。」
藤子不二雄A
「『まんが道』も、よろしく、………。」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「それでは、この本で、松坂慶子さんの性格と運勢を見てみたいと思います、………。
松坂慶子さんの生年月日は、1952年7月20日ですので、
宿曜占星術では、『井宿(せいしゅく)・日曜日の生まれ』、という事になりますね。
そして、井宿は、『軽躁宿(けいそうしゅく)』に分類されます、………。
まずは、そこのところを、………。
●軽躁宿
小市民的な宿です。
安定性は一応ありますが、急速宿ほどには変化には強くありません。
力量もそこそこで、財を産むほどの名声までは、得にくいので、
名より実利を選ぶべきです。
親切な人と、薄情な人との差は大きいといいます、。中分の命とされます。
このグループの人たちの求める価値は「安心」です、………。
それが得られないと恐れを持った人になります。
●日曜日生まれ
基本的に公明正大を好み、善良で、どちらかというと保守的な考えの人です。
また、考え方も素直です。言い換えると、
常識の範囲内というか、ありきたりでシンプルに考えやすい人ですから、
間違いは、少ないでしょう、………。
言ってみれば大衆的なのですが、力量のある人は、
社会のリーダーとして、おのずと仰がれるような存在です。
逆に、社会に対して恨みを持ったり、ひねくれた考えをしたりする人は、
象意崩れで、下分の命です、………。
この曜の生まれで悪人になると、
無慚(むざん)の大悪人となるので、注意が必要でしょう、………。
長男、長女に生まれる人が多く、父母を養い、家督(かとく)を相続します。
政治や公的なことに関係します、………。
●井宿・日曜日
井宿は、午後の18時以前と以降の生まれとで、性質が違います。
この本では、井宿を、ジャッカルやヤマイヌに例えています。
●午後18時以前の、井宿・日曜日
この生まれの井宿は、太陽のジャッカルです。
南国の日差しのもと、大自然の中を駆けめぐる明朗な生まれで、
悪意はなく、心中に深く大きな希望を秘めています。
人生においては、縁の下の力持ち的な役割を果たすことが多いようですが、
人の愛顧や引き立てを受けやすい生まれです。
苦労は少なくないかもしれませんが、そこで退かず、
責任を果たすことで、大きく成長できます、………。
男性の場合は柔和で、やや女性的な感じのする人もいます。
基本的にモテますが、恋愛のトラブルには注意が必要です。
親切心から、何かと世話を焼きたがる性格ですが、
男女間では、あらゆる誤解を生みかねません、………。
ときには、本人に自覚がなくとも、ストーカー的な行動をしている
こともあるので、ご用心を。
また、いくぶん世間知らずであるため、人にだまされることもあります。
仕事は、庶民性のある仕事が向くでしょう、………。
学芸の才のある人もいますが、風変わりな一面があるため、
王道をいくというよりは、むしろ在野で力を発揮します。
●午後18時以降の、井宿・日曜日
この生まれの井宿は、美しい姿のヤマイヌです。
日曜とは、すなわち太陽であり、美しさの象徴で、
目鼻立ちのハッキリとした美男美女が多いようです、………。
仕事熱心で、立身出世する運気を持った人ですが、
半面、私生活はなおざりで、いい加減になりやすい傾向にあります。
公私にバランスよく、力を入れるように配慮すべきでしょう、………。
日曜生まれの常として、正直者です、………。
また、内にかなりの能力を秘めていることが多いものです。
この人が、なさんとする物事は、一応は成就しやすく、
その意味では、佳命と言ってもいいでしょう、………。
ただし、いささか変人のきらいがありますから、
この人をトータルに理解できる人は、あまりいません、………。
理解ある後輩や部下ができても、やがて離れていくようです。
相互理解を心がけることが大事です。
………と、いう事です、………。 」
松坂慶子
「うわ~~~、どうもありがとうございます、………。
とっても、楽しかったわ、………。
今後の人生の参考にさせて頂きます、………。」
カツ丼小僧
「やっぱり、慶子さんの生まれ日だけのことはある、………。
『井宿・日曜日』、………
18時以前の方も以降の方も、比較的いいことが、いっぱい書いてある、………。
この本ね、………
僕の『室宿・木曜日』のところもそうなんですが、
悪いところは、もう、メッタクソ悪く書いてあって、容赦がないんです。
でも、それだけに、内容に信憑性があるといえるんですよ、………。
僕自身、思い当たるところが多すぎて、文句も言えません、………。
まるで、全てを見透かされているようなんです、………。」
長嶋茂雄・宮本和知・出川哲朗
「我々も、『室宿・木曜日』の生まれです、………。
すいませぇ~~~~~ん、………。
謝りゃいいんでしょ、謝りゃ、………ふんっ、……。」
一同
「わははははは。」
マツコ・デラックス
「そうなのよ、………。
私、『鬼宿・木曜日』の生まれで、『甘露日』という大吉日の誕生日なんだけど、
書いてある内容は、まったくよくなくて、散々なものだったわ、………。
いやんなっちゃう、………。
この著者、『鬼宿・木曜日』の生まれに、何か恨みでもあるのかしら、………? 」
カツ丼小僧
「いえ、……この本の内容はですね、………。
昔書かれた内容を、ほぼそっくりそのまま書き写しただけだそうでして、
羽田守快さんの、研究だとか観察によるものでは、ないそうですよ、………。
羽田守快さんは、1957年(昭和32年)生まれで、
現在、総本山園城寺学問所員。尊星王流宿曜道宗家。
寺院住職だそうで、密教の立場から、祈祷・占術の研究を重ねているそうです。
園城寺は滋賀県の琵琶湖のほとりにあります、………。 」
一同
「すごぉ~~~~い、………。」
カツ丼小僧
「そうですね、………。
まぁ、慶子さんが、何時に生まれたのか、僕は知らないので、
ちょっとわかりづらいんですが、確立としては、前者の方がずっと高くなりますね。
慶子さん、……生まれ時間は、………? 」
松坂慶子
「さぁ、……そこまでは、私、知りません、………。
でも、他には、どうなんでしょうね、………。
この座談会の中に、どなたか、
『井宿・日曜日』生まれの人は、いらっしゃるんでしょうか、? 」
カツ丼小僧
「ええ、……いますよ、………。
実は、1947年の、10月5日生まれということで、
元・マネーの虎の、堀之内九一郎さんが、そうなんです、………。」
一同
「えぇ~~~~~~~~っ、???!!! 」
堀之内九一郎
「ぎゃっひぃぃ~~~~~んんっっ、、」
だ、誰ですかっ、……???!!! い、今誰か、私の名前を呼びましたかっ、???
こ、心地よく、眠っていたのに、び、び、び、びっくりするじゃないですかっ、?
安眠妨害ですよっ、……… 請求書出しますよっ、………。」
小林敬
「おいっ、こらっ、九一郎っ、………。
働き盛りの大の大人が、こんなところに、
犬みたいに、寝転がっていてどうするっ、………。呆れてものも言えんわっ、………。
男なら、外に出て、ガッツリ、稼いで来いっ、………。」
堀之内九一郎
「ミ、ミスター、ショーン・コネリー、………
私、もう、そんな気力、ありませんよ、………。
そっとしておいてください、と、フライデーの取材にも答えたはずです、………。
では、また、安らかな眠りにつきます、………。zzzzzzzzz・・・・・ 」
小林敬
「けっ、……こ、この、うつけ者がっ、………。
スピリッツの抜けちまった、虎の姿なんて、見たくもないわっ、………。」
カツ丼小僧
「そうですか、……?
僕から一言、言わせてもらうなら、小林さんの方が、よっぽど異常ですよ。
だって、20億の借金を背負って、自己破産したというのに、
まだ、それだけの気力や余力を残しているわけですから、………。
僕には、考えられません、………。
気が小さくて、精神力の弱い人間だったら、今頃、首吊って死んでますよ、………。」
小林敬
「自殺、……?
バカモノっ、……ワシは、今まで、生涯このかた、自殺なんて一度だって
考えたことがないわっ、………。
自殺なんて、卑怯者のすることじゃっ、………。
そんなやわな精神でどうするっ、! ! !
アホンダラッ、死にさらせっ、! ! ! バッキャローーーーーッ、………。」
カツ丼小僧
「う~~ん、………。
やはりこれも、生まれ日による違いだろうか、………?
さっきも言ったけど、『井宿・日曜日』生まれの堀之内さんは、
一見しっかりしているようだけど、ちょっと女性的で柔和な部分もある、………。
それとは違って、小林さんは、生年月日が、1957年の、11月22日で、
『心宿(しんしゅく)・金曜日』だ、………。
心宿は、『毒害宿』でもあるからなぁ、………ガッツもある、………。
こりゃぁ、ひょっとすると、小林さんは、いずれまた復活するかもしれないぞ、………
他のマネーの虎、……南原竜樹さんのように、………。」
小林敬
「おいっ、……お前っ、……さっきから、何をゴチャゴチャ言うとるんじゃっ、?
ワシの生まれた宿が何だって、……?
ようし、……じゃぁ、そこのところを読んでみろや、………
聞いててやるから、……… 」
カツ丼小僧
「い、いえ、……今日はもう、時間もありませんので、
この話は次回という事に、………。 」
小林敬
「いいから、読めっ、アホンダラッ、! ! !
俺、あんた、一番嫌いなタイプの人間だっ、………。」
カツ丼小僧
「へ、へいっ、……わ、わかりましたっ、………。
そ、それでは、最後に、小林さんの『心宿・金曜日』のところを読んで、
今日の締め、という事にします、………。
皆さん、……それでいいですね、………? 」
一同
「はぁぁ~~~~~~~い、……… 」
カツ丼小僧
「慶子さん、………
本当に申し訳ありません、………。
慶子さんの話題は、また次回へ持越しという事で、………。」
松坂慶子
「いいえ、……私は、いいんですのよ、……… 」
小林敬
「早く、読めっ、! ! ! 」
カツ丼小僧
「は、はい、……それでは、読ませて頂きますっ、………。
●毒害宿
しぶとくて抜け目がなく、変化に強いとされます、………。
安定性はあまりなくても、むしろ環境や時代が一変することで、
一躍運をつかむタイプです、………。いわば、乱世に強い人です、………。
伝統的には下分の命ですが、大きなチャンスをつかむ人も少なくありません。
時流を得た企画や商売などで、成功します。
このグループの人たちの求める価値は「名声」です。
言い換えれば、他人や世間に認められることです。
それが得られないと、自分を嫌う人になります。
●金曜日生まれ
いささかひねった面や、反骨的で扱いづらい面はあるものの、
基本的には人間好きで、会話することを好みます。
弁は立ちますが、必ずしも行動が伴わないので、評論家的とも言えます。
悪くすると、いいかげんな人物と評されることもあるでしょう、………。
グルメで美食を好む傾向にあります。
商売や娯楽、食べ物、芸能、セックスに関係します。
●心宿・金曜日
この本では、心宿を、キツネに例えています、………。
この生まれの心宿は、罠にはまるキツネです。
大望と持ち前の野心があり、努力精進(しょうじん)の末に隆盛をきわめ、
地位と名声をふたつながら手にしますが、これを保ちがたい暗示があります。
しめしめ獲物を得たと喜んでいたら、いつのまにか罠にかかり、
身動きのとれぬ羽目になっているキツネのようなものです。
油断は大敵です、………。
この罠とは、人にだまされることではありません。
時間のことです、………。
この生まれは、運が最も隆盛するときに、もう衰亡の兆しが現れますから、
いち早く運気を読み取って、対処しなくてはなりません、………。
具体的にいえば、利益の深追いをしないことが大事です。
ほどほどに儲けたら退くのが、身を安全に保つための処世のコツです。
本来は、心に優しさと思いやりのある人です。
女性の場合は、美人で自尊心が強く、事業などを営む力量のある人もいます。
色彩や造形美に特化した才能もあります。
………と、いう事です、………。 」
小林敬
「……………。」
カツ丼小僧
「以上です、………
小林さんの人生にピッタリの内容でしたね、………。あしからず、………。」
小林敬
「……………。」
カツ丼小僧
「まぁまぁ、小林さん、………
そう、気を落とさないで、………。前向きに生きましょう、前向きに、………。 」
小林敬
「……………。」
カツ丼小僧
「それでは、皆さん、………
今日は、これでお終いです、………。
ごきげんよろしゅう、バッハッハ~~~~~イ、………。」
一同
「バッハッハ~~~~~イ、………。」
小林敬
「……………。」