カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 634

カツ丼小僧

「それでは今日も、さっそく始めます、………。

 『週刊現代』日本全国「凄い名字」大集合!、………

 『いくつ読める? 厳選ご当地難読名字』………という事なんですが、……… 」

 

(さて、クイズの司会者が問題だ、………。

 前々回は、カトパンこと加藤綾子、………

 彼女はおかしなこと言って、気絶して、病院に入院しちゃった。

 前回は梅津こと梅津弥英子、………

 やったばっかりだから、2回続けては、やってもらえないだろうし、………。

 

 さぁ、誰にしようか、……? なんて、実はもう決まってる、………。

 実は、昨日、先手を打って、この座談会に呼んでおいたんだ、。

 2人でじっくり打ち合わせもしたから、余裕綽々で大丈夫、………。

 みんな、きっと驚くに違いないぞ、………。ふふふ。)

 

 

いしかわじゅん

「お~~い、はやくやれよ、………。まだなのか、? 

 俺もう、漫画読みながら待ってんの、疲れちゃったよ、………。

 

 それにしてもホント、最近の漫画ってのは、読んでてつまらないのばっかりだ。………

 薄っぺらで、どの作品もみんな同じようにみえる、………。

 それとも、俺自身が感覚的についていけなくなったのか、………

 

 昭和の時代は、本当に良かった、………漫画に内容と深みと読み応えがあった。

 いや、文学的でさえあったと思う、………。『ガロ』なんて雑誌もあったなぁ、………

 

 それがどうだ、今の漫画、………

 二束三文の値打ちもない、読み捨て文化のおちゃらけたようなのが多くて、………。

 まぁ、もともと漫画文化というものは、低俗なものだったんけど、………

 それにしても昨今の漫画というものは、………。 」

 

岡田斗司夫

「あっ、……いしかわさん、………。そろそろ始まりそうですよっ、………。」

 

高見恭子

「静かにしてっ、………。」

 

カツ丼小僧

「はい、それでは皆さん、座談会の心の準備は整いましたでしょうか、………?

 本日は、クイズ番組の司会を務めて頂く、特別ゲストの方をお招きしました。

 さぁ、ご登場願います、………。」

 

 

   カツ丼小僧が、そう言うと、フジテレビ『とくダネ!』の司会者、

   小倉智昭が、「海老原っ、………」と言って、ポンポンと2回、手を叩いた。

   襖が開いて、中から楚々とした美女が、照れくさそうな笑顔で現れた、………。

   彼女は、部屋の中央にまで、おずおずと進み、カツ丼小僧の隣にまでやってきて、

   彼に軽く会釈すると、一同の方を向き直り、再度おじぎをして言った、………。

 

 

海老原優香

「皆さん、初めまして、………海老原優香と申します、………。

 去年の4月に、フジテレビのアナウンサーとして入社しました、………。

 

 東京都出身。身長169cm、………

 東京学芸大学附属国際中等教育学校、

 学習院大学文学部英語英米文化学科を、卒業しました、………。

 

 10月から、朝の情報プレゼンター『とくダネ!』で、

 MCアシスタントを務めています、………。

 

 まだ入社して1年も経っていませんが、精一杯頑張りますので、

 皆さんよろしくお願いしますね、………。 」

 

小倉智昭

「いよっ、……いいぞっ、………。海老原っ、」

 

 

   小倉智昭が、笑顔で彼女に拍手を送ると、

   周りもそれに倣ったように、一斉に拍手を送り始めた、………。

   

   彼女のこれからの門出を祝うかのような、爽やかな自己紹介だったが、

   この座談会に一歩でも足を踏み入れた者の行く先が、

   どのようなものであるかは、読者の皆さんが一番よく知っておられよう、………。

   

   まさしく男たちは、この傾城の美女を見て、内心舌なめずりをしていた、………。

   脳内妄想で、たった数秒間の内に、既に犯し終えた者もいたくらいだ。

   笑顔で拍手を送りながら、………。 よくこんな芸当が出来るもんだ。

   顔で笑って、心でやって、………。 ヤッホーーーーッ、わははははは。

   

 

カツ丼小僧

「海老原さん、………。自己紹介ありがとうございました、………。

 僕の姓名判断でも、あなたの名前は、大らかで、オープン、

 隠し立てする事のない、あけっぴろげな性格と出ています。

 わははははは。

 出来れば、あっちの方も、みんなの前でオープンにしてください、………。 」

 

海老原優香

「えぇっ、……? 」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、冗談です、………。軽く受け流してください、………。

 あなたをテストしてみたんです、……テスト、………。

 こういう冗談を言うと、たまに本気になって怒り出す女に巡り合ったりするんです。

 

 まぁ、そういう女に限って、たいがいはブスなんですが、………

 あなたは冗談の通じる大らかな女であると、信じます、………。

 信じたい、………信じさせて、………信じるよ、………ありがとう、……よかった。」

 

海老原優香

「……………。」

 

タモリ

「この男の性格は、昔のラジオ番組『オールナイトニッポン』の

 笑福亭鶴光の性格にそっくりだ、………。

 

 恐らく、頭に湯水のように湧き出てくる

 下ネタを抑えることができないんだろう、………。

 でも片や一方で、それを人前で吐き出してしまう事への罪悪感もある、………。

 

 笑福亭鶴光の偉大な所は、潔くて、

 この男のように、一切、言い訳しなかったことだ、………。

 カツ丼小僧よ、………羞恥を持つな、……バカになれ、……バカに、………。 」

 

カツ丼小僧

「ぎゃはははははっ、………。ぎゃはははははっ、………。

 オレのチ○ポ、……こ~~んなに大きくなって、

 ジッパーの中から、コニャニャチハ~~~~~~~ッ、

 これでいいのだ、♪タリラリラ~~~~~ン、! ! ! 

 ぎゃはははははっ、………。ぎゃはははははっ、………。」

 

タモリ

「うんうん、……そうそう、……いいとも、いいとも。」

 

出川哲朗

「ぎゃはははははっ、……筒井っ、おめっ、バカッ、……。よしっ、いいぞっ、。」

 

筒井康隆

「……………。」

 

カツ丼小僧

「それでは、海老原さん、………。

 さっそくで申し訳ないんですが、今から仕事をしてもらいます。

 内容は、昨日打ち合わせした通りです、………。よろしくお願いします、………。」

 

海老原優香

「はい、わかりました、………。

 クイズ番組の司会者ですね、………。

 やってみます、………。自分の未来のためにも、………。

 明るく、淡々とやっていきますので、カツ丼小僧さんも見守っていてください。

 

 それでは始めます、………。

 『週刊現代』日本全国「凄い名字」大集合!、………

 『いくつ読める? 厳選ご当地難読名字』

 

 それでは、最初の問題、……まずは、………。」

 

   海老原優香は、『閖』と書かれたボードを皆に掲げた。

 

 

関根勤

「う~~ん、……門がまえに水かぁ、………。

 でも、僕の名字の門がまえの中にあるのは、何という文字なんだろう、………。」

 

関口宏

「関根さん、……

 関は「關」の略体です。關は「門」+音符(中の文字)の会意形声です。

 かんぬきを使って「とじる」ことや、人や物質の流れをとじる「せき」、

 とざされた空間から派生して、「かかわる」という意味にもなった。……そうですよ。」

 

 関根勤

「はあ、はあ、……わかりました、………。ためになりました、………。

 つまり、すなわち、「ウィキペディア」の丸写し引用という事で、………。

 『知ってるつもり~~~?!』、という事で、いいんですね、………。」

 

関口宏

「そうですね。その通りです、………大変失礼しましたぁ~~~~。」

 

マツコ・デラックス

「でも、ちょっと、それ、あんた、………。

 クイズの問題と、何も関係のない話じゃないの、………? 

 カツ丼小僧みたいに、話が逸れて行くわよ、しっかりしてよ。」

 

関口宏

「すいません、………。

 私のような偉人にも光と影があるんです、………。」

 

マツコ、デラックス

「?、?、?、?、?、」

 

海老原優香

「そうですね、………

 それでは誰もお分かりにならないようですので、ここで正解を発表します。

 正解は『どんど』です、………。

 

 石川県に多い名前だそうで、日本にどれくらいいるのかは、今、調査中だそうです。

 由来は、水門の番人だとか、田んぼに水を引く音と言われているそうです、………。」

 

高橋由伸

「『閖』の読みが『どんど』、? ………

 そんなの分かる訳ないでしょう、………これって、クイズの範疇を超えてるよ。

 そんないじわるなクイズ出すんだたら、僕今年、巨人の監督やらないよ。いいね。

 どうせ成績が悪かったら、監督の僕をよってたかって、無能よばわりするんだろう。」

 

長嶋茂雄

「ヨシノブ、……プロの世界は、結果が全てです、………。

 そうやってイジけて、愚痴を言っているのが、一番よくないんだ、………。

 悔しかったら、クイズの解答を当てて、皆を見返してやりなさい、………。」

 

海老原優香

「で、では、次の問題です、………。」

 

   海老原優香は、『臥龍岡』というボードを高く掲げた。

 

 

藤岡弘、

「う~~ん、………。

 視覚的には、大きな龍が岡の上に臥せっているようなイメージだが、………

 ショッカーの怪人の中に、こんなのいたっけかな、???

 

 『サラセニアン』『ゲバコンドル』『ドクガンダー』『ムササビ―トル』

 

 『ムカデラス』、………

 

 ムッ、……ムカデラス、………おお、……そうだ、………

 ムカデラス、………これが一番、ピッタリくるな、………

 龍に巨大化して、丘の上に寝そべっている姿だっ、………。

 そうだ、そうだ、ムカデラスだっ、……うぬっ、……出たな、ムカデラスっ、

 こ、この本郷猛が、今、成敗してやるっ、………。正義の使者となって、………。

 

 お嬢さんっ、……。どうだっ、………答えは『ムカデラス』だっ、………。

 間違いないだろうっ、………。 」

 

海老原優香

「藤岡さん、……違います、………。

 正解は『ムカデラス』では、ありません、………。」

 

藤岡弘、

「なにっ、? 違うのかっ、?!

 じゃ、じゃぁ、何なんだ、………? 『アルマジロング』か?『エジプタス』か?

 

 う~~ん、………。もしかしたら、『仮面ライダー』じゃなくて、

 姉妹番組の『ウルトラマン』か、『ウルトラセブン』の方かもしれん、………。

 

 あっ、……そうだっ、……そ、そう言えば、

 ウルトラセブンの、空を飛ぶ龍の怪獣に、『ナース』っていうのがいたな、………

 おお、あれだ、………。

 あの怪獣の名前に違いないっ、………。どうだっ、お嬢さんっ、………

 

 せっ、……正解はっ、………『ナース』だっ、………。  」

 

海老原優香

「違います、……正解は『ナース』では、ありません、………。

 でも、藤岡さん、中々、着眼点はいいですよ~~~。

 大きな龍が岡の上で寝そべっている、というところまでは、いいんですよ~~~。

 あとほんの、もうひと押し、というところです、………。

 もう少し、単純に考えてください、………。そのままに、………」

 

藤岡弘、

「う~~ん、……そうか、……もうひと押しか、………。

 龍が伏せて寝ている訳だから、…………。

 臥せ寝、……臥せ寝、……あっ、そ、そうだっ、………フテ寝だっ、

 

 フテ寝で間違いないっ、………。

 

 お嬢さんっ、………今度こそ正解だっ、……… フテ寝っ、………。 」

 

海老原優香

「違います、………。

 それでは、誰もわからないようですので、ここで正解をいいます。

 正解は『ながおか』です、………。

 『龍が体を伏せると長いから』、というのが由来だそうです、………。

 『臥龍岡(ながおか)』は、全国で10人、福井県に多いそうです。」

 

藤岡弘、

「おおっ、そ、そうかっ、……『ながおか』かっ、………。

 道理で、ショッカー怪人の中には、いなかった筈だっ、………。

 とにかく、世界の平和が保たれたのは、何よりだっ、………。

 はっはっはっはっ、……どうやら、私の役目は終わったようだな、………。」

 

海老原優香

「でも藤岡さん、………

 藤岡さんは、何でいつもそんなに、力んでいらっしゃるんですかぁ、………?

 私、藤岡さんと世代が違い過ぎて、よくわからないんです。」

 

一同

「わははははは。」

 

藤岡弘、

「……………。」

 

宮内洋

「せんぱ~~い、……若い子に1本とられちゃいましたね~~~。」

 

藤岡弘、

「何っ、???!!! 俺は今まで、一度だって武芸で1本取られたことはないぞっ、! ! ! 

 ショッカーは、何処にいるっ、……???!!! 」

 

一同

「……………。」

 

海老原優香

「で、では、次の問題です、………。」

 

   海老原優香は、そう言って『部田』と書かれたボードを掲げた。

 

 

マツコ・デラックス

「み、みんな、何で私を見るのよ、………失礼しちゃうわね、………。」

 

タモリ

「だって、『ぶた』としか、読みようがありませんよ~~~。

 みんなの凝視は必然の帰結ですよ、………どうしようも、ありませんよ、………。 」

 

藤子不二雄A

「いえ、……これなら僕、簡単にわかります、………。

 『とりた』です、………。

 きっと、三重県あたりに多いんじゃないのかなぁ、………。」

 

海老原優香

「ふっ、藤子先生っ、……お、大当たりですっ、………。

 『とりた』で正解ですっ、……ど、どうして、わかったんですかっ、……? 」

 

藤子不二雄A

「うん、………。

 僕の漫画『忍者ハットリくん』は、三重県伊賀市の、伊賀流忍者、

 服部半蔵がモデルなんだ、………『服部(はっとり)』だと、

 『部』は『とり』と読むわけだから、………だから『部田(とりた)』。」

 

一同

「すご~~~~~~~いっ、」

 

カツ丼小僧

「漫画家は、頭がずば抜けて良くなくてはなれません、………。

 また週刊誌等の長編漫画を描く人は、体力にも恵まれていなくてはなりません。

 睡眠不足にも強くなくてはなりません。恐怖の『締切り』があるからです。

 

 頭が悪いから、漫画家にでもなろうか、なんて甘く決心している人は、

 今すぐ、そういった考えを捨てるべきです。……とんでもないことになりますよ。

 なぜなら、この僕自身が、そうだったからです、………。

 

 つのだじろう先生が『その他くん』という漫画家指導書の中で、

 あれ程、強く、その事を指摘していたにも関わらず、やはり僕には、

 自分の資質というものを、客観的に判断出来ぬまま、

 甘い気持ちで、漫画の世界に飛び込んだのです、………。バカでした、………。

 気が付いたら、いつの間にか、50過ぎてました、………。」

 

つのだじろう

「しょうがないよ、………若い時は、誰だってそうさ、………。

 自分の才能や実力を見極められないんだ。でも君は、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……

 もしかすると、『君はその他くん』ではなかったかもしれません、………。

 こっちのルートを辿って来たのが、むしろ正解だったような気がするんです。

 もうじき、結果が出て来るようにも思えるんです、………。

 ちょっと、希望の光が見えて来つつあります、………。 」

 

海老原優香

「『部田(とりた)』という名字は、岐阜県に多く、

 全国におよそ530人いるそうです、………。藤子さん、おめでとうございます。

 賞金5千円と、タフマン1ダースが進呈されます、………。 」

 

出川哲朗

「わははははは、………

 藤子さん、藤子さんっ、どうせ、あんた、億万長者の大金持ちなんだろっ、

 だったらさ、そのタフマン、いらないだろうから、みんなで分け合って飲もうよっ。

 なっ、……。いいだろっ、………。わははははは。 」

 

タモリ

「い、じ、き、た、な、い、ですね~~~~~~。」

 

カツ丼小僧

「それでは、今日は、ここで時間です、………。

 皆さん、本日も、楽しい時間を過ごして頂けたでしょうか、………。

 次回もまた、楽しい名字のクイズで盛り上がりましょう、………。 

 

 それでは、シー、ユー、アゲイン、 グッド、ラァァ~~~~クッ、 」

 

一同

「グド、ラ~~~~~クッ、……… グド、タフマァァ~~~~~~ンッ、」

 

タモリ

「あら、……タフマン、………

 みんなで、もう、飲んじゃってるよ、………。」