カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 632

カツ丼小僧

「はい、……お待たせしました、………。

 日本全国「凄い名字」大集合!、………。今日が最終回です、………。

 そして今日は、その付録というか、オマケというか、………。

 

 いや、僕としては、もう、それ以上のものなんですけどね、………。 

 凄い内容ですよ、………

 先週号(1月6日・13日合併号)の『週刊現代』、69ページ、………。

 

 ところで、唐突ですが、………

 一同の皆さん、今日は本を見ないようにしてください、………。

 本は閉じて、自分の膝元に置いておくように、………。

 

 そして、今日の僕のアシスタントを務めてくれるのは、

 フジテレビの女子穴、カトパンこと、加藤綾子さんです、………。

 今日、この雑誌を見ていいのは、僕とカトパンの2人のみ、という事にします。

 

 カトパンが皆さんに、『凄い名字』の書かれたボードを掲げますので、

 その文字の読み方を当ててみてください、………。 」

 

加藤綾子

「雑誌には、

 『いくつ読める? 厳選ご当地難読名字』、 ……ってありますね、………。

 うわ~~~、凄い、………。 

 過去に見た事もないような、難しい名字がいっぱい、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうですね、………。

 それでは、カトパンさん、………さっそくお願いします、………。

 

   さっそく加藤綾子が、『十』と書かれたボードを掲げる、………。

 

加藤綾子 

「まずは、『十』、……。これは、?………。」

 

菊川怜

「『たす』、………? 」

 

出川哲朗

「ぎゃはははははっ、………菊川っ、……それって、そのまんまだろっ、………。

 おめぇ東大出てんだろっ、………もっと頭をひねれよっ、……ぎゃはははははっ。」

 

一同

「……………。」

 

加藤綾子

「皆さん、どうですか、………?

 どうやら、わかる人はいないようですね、………。

 それでは解答です、………この名字の読みは、『もぎき』です、………。

 

 厳密には『十』ではなくて、この文字の縦棒の下を左側に跳ねた文字なんですが、

 『木』という漢字から、両側の払いがもげているから、というのが、その理由です。

 ただ電話帳には、そのまま『十』と記されているそうです、………。

 

 長らく、この文字が『もぎき』であるか『もげき』であるか、

 それとも『えだなし』であるか、ハッキリしなかったそうですが、

 

 2010年7月18日に放送された、フジテレビ系列の番組、

 『「熱血」平成教育学院 夏休み突入ガチバトル 漢字キング決定戦SP 』で、

 この名字の人物が出演し、もぎき、と名乗ったことから、

 『もぎき』が、正しい読みである事が判明しました、………。

 北海道に一世帯だけ存在する、希少姓、だそうです、………。 」

 

一同

「えぇ~~~~~っ、???!!! 一世帯だけですかぁ~~~~~っ、??? 」

 

加藤綾子

「ええ、……そうです、………超、希少価値の名字です。

 日本で一番少ない名字、………。『十』でも、一つしかない。

 

 それにしても不思議ですね、………?

 『「熱血」平成教育学院 』に出演していたタレントさんたちは、

 この中にも、いくらかいた筈ですが、どうしてわからなかったんでしょう、………? 」

 

ビートたけし

「……………。」

 

高島彩

「……………。」

 

ビートたけし

「ちっ、……違うよっ、………。

 あれはおいらじゃなくて、『マス北野』って人だよっ、………。

 おいらは、いなかった、………。顔が似ていて、よく間違われるんだ、………。」

 

一同

「わははははは。そうですねっ、………。」

 

加藤綾子

「では、次の名字です、………。」

 

   加藤綾子は『漆真下』と書かれたボードを掲げた、………。

 

小沢一郎

「はい……。

 それは、私がわかります、………。『うるしまっか』、なので、あります、………。

 全国で70世帯ぐらいありまして、私が育った岩手県にも、10世帯ぐらいあります。

 ………聞くだけで、かぶれてしまいそうな名前、………なので、あります。」

 

加藤綾子

「ピンポ~~~ン、………。

 小沢さん、……正解です、………。解答は『うるしまっか』です。

 この名字の由来は、『漆の多い集落』というアイヌ語なのだそうです、…… 」

 

一同

「おぉ~~~~~~~っ、

 やっぱり、岩手と言えば、小沢さんの牙城。」

 

蓮舫

「小沢先生っ、……凄いじゃないですかぁ~~~~、………もの知りなんですね。

 カッコイイわぁ~~~~~~っ、今度、デートに誘ってくださいよ、………。」

 

小沢一郎

「私は、強気な女性は、苦手なので、あります、………。

 でも、求心力のないもの同士、仲良くしたいので、あります、………。」

 

蓮舫

「……………。」

 

加藤綾子

「では、次の名字、………。」

 

   加藤綾子は、『四十物』という文字の書かれたボードを掲げた、………。はて、?

 

一同

「う~~~ん、……………。??? 」

 

ほしのあき

「あの~~~、私、今、ちょうど40歳なんですけど、………。

 『よそじ』、………いや、『しじゅうもん』?『よそもの』、ですか、………? 」

 

加藤綾子

「いえ、……違います、………。

 ヒントは、『魚』に関した名字です、………。」

 

明石家さんま

「あ、……それなら、ワタシが知っとります、………。

 『あいもの』や、………。それ、以前、本で呼んだことがあります、………。

 確か、鮮魚と干物の間、という事で、それが読みに、………。」

 

加藤綾子

「さんまさん、素晴らしい、………正解です、………。

 その通り、……… 正解は『あいもの』です、………。 」

 

一同

「わぁぁ~~~~~~~っ、」

 

明石家さんま

「当然、知ってますわ、………同類でっせ、………。

 でも、同類を食べたら共食いですんで、

 魚はとても食べる気は、おこらへんわ、………。」

 

一同

「わははははは、………。ヒィーーーーッ、ヒィーーーーッ、」

 

加藤綾子

「『四十物(あいもの)』とは、魚の塩漬けのことで、

 『相物』、『間物』、『合物』、とも書きます、………。

 

 鮮魚と干物の『あいだ』のもの、ということから、『あいもの』と、

 呼称されるようになり、それが四十種類ほどあるということから、

 『四十物』という表記になったと言われます、………。

 

 転じて、日本の名字、地名となりました、………。

 名字としては、富山県に集中して分布しています、………。

 四十物を扱っていた商人が名乗っていた職業姓だったようです。

 全国で、およそ、770人、………。

 

 では、次に参ります、………。 」

 

   加藤綾子は、『圷』という文字の書かれたボードを掲げた、………。

 

田村正和

「う~~~ん、………

 つちへんに、下ですか、………。つまり、地面の下という訳ですから、

 古畑任三郎、……このあたりから、推理しますと、………。

 『もぐら』、もしくは『ちてい』『まんほーる』『ありのす』、………

 などの読みが連想されますが、………。 」

 

水谷豊

「う~~~ん、………それは、間違いです、考えが浅はかと言いましょうか、………

 こういう推理は、もう少しのヒネリが必要となります、………。

 捜査一課「特命係」の杉下右京に、お任せください、………。

 

 『くつした』、『つちふまず』、『どうした』、『どかぐつ』、

 ……………などというのは、どうでしょうか、………? 」

 

一同

「名推理、……? いや、違うでしょう、………。まさか、………。」

 

磯山さやか

「はぁ~~いっ、………私、知ってまぁ~~~すっ、………。

 正解は、『あくつ』でぇ~~~~す、………。」

 

一同

「えぇ~~~~~っ、???!!! さ、さやかちゃん、………??? 」

 

加藤綾子

「さ、さやかさん、……せ、正解です、………。

 素晴らしいわ、………ど、どうしてそんなこと知ってるの、?

 あなたのとりえは、ベビーフェイスと、デカ張り乳だけかと思っていたのに、………。

 年を取っても、くずれない、パンパンのデカ張り乳、………ああ、………。いいわぁ。」

 

磯山さやか

「うふふっ、……♡♡♡。そうですか、? 加藤さん、ありがとう、………。

 でも私、ベビーフェイスでも、加藤さんより2つも齢が上なんですよ、………。

 

 あのね、……実は子供の頃、近所に、その名字の人が住んでいたんです、………。

 私、茨城県出身なんですけどね、………

 茨城には『圷(あくつ)』って名字の人、結構多いんだそうですよ、………。」

 

加藤綾子

「その通りです、………。

 『圷(あくつ)』とは、川沿いの低湿地のこと、………。

 対義語は『塙(はなわ)』です、………。転じて、日本の名字、地名となりました。

 

 名字としては、茨城県に非常に多く分布しているそうです、………。

 全国に、およそ3800人いるそうです、………。

 同音異字名字に『阿久津』が、あります、………。」

 

田村正和

「ん~~~ふふふふ~~~~~。

 こ~~んな、かわいらしいお姉さんに、呆気なく手玉に取られるとは、………

 古畑任三郎、……まだまだ修行がたりませぇ~~~ん、………。

 一から、出直して来まぁ~~~す、………。ん~~ふふふふ。」

 

水谷豊

「どうやら、私は、見当違いの推理をしていたようです、………。

 『生半可通は大ケガの元』、とも言いますが、今、その意味が

 よ~~~くわかりましたね、………。いけません、いけません、………。 

 

 でも、『くつした』は、微妙に惜しかったようです、………。

 『あかいくつした』なら、略して『あくつ』、………。

 

 いやぁ~~、惜しかった、惜しかった、………。

 びみょ~~な所ですよ。 そうでしょう、? 皆さん、……? ふふふ、………」

 

一同

「……………。」

 

加藤綾子

「それでは、次の問題、………。」

 

   加藤綾子は、『八月一日』と書かれたボードを掲げた、………。

 

加藤綾子

「誰か、わかる人、いますかぁ~~~~~、? 

 大声で答えてくださぁぁ~~~~いっ、………。 」

 

同一

「う~~~ん、……なんだろう、?

 単純に『はちがつついたち』であるわけがないし、………。」

 

織田裕二

「ぎゃはははははっ、………。 あたりめーーじゃんっ、」

 

米倉涼子

「ハ~~~~イ、ハイハイハイハイ、ハ~~~イ、! ! ! 

 こんなの、簡単でぇぇ~~~~~~すっ、………私、わかりまぁぁ~~~~~すっ、

 ハイハイハイ、ハイハイハイ、ハ~~~~イ、! ! ! 」

 

   米倉涼子が、いきなり勢いよく立ち上がり、右手を大きく掲げて叫んだので、

   一同の者は、ビックリして振り向き、彼女を一斉に注視した、………。

   彼女の鼻の穴は、得意満鼻で、大きく膨らんでいた、………。

   一同の者たちは、その得意気な鼻の穴を、下から、ぼいーーーっ、と見上げていた。

 

加藤綾子

「うわぁ~~~、米倉さん、……凄い自信ですね、………。

 はい、……それではお答えください、………。 

 プリーズ、アンサー、………ミス・ヨネクラ、………。」

 

米倉涼子

「ハ~~~イっ、……お答えしま~~~~っすっ、すっ、すっ、………。

 答えは、『ヨネクラセイタンビ』でぇ~~~~すっ、……… ! ! 」

 

加藤綾子

「えぇ~~~~っ、???!!!  な、なんですか、?それっ、??? 」

 

米倉涼子

「ハ~~~イッ、『八月一日』は、私の誕生日でぇ~~~す、………。

 アハハハハハハハッ、……… 」

 

一同

「アハハハハハハハッ、……… 」

 

加藤綾子

「アハハハハハハハッ、………米倉さぁぁ~~~~~ンっ、♡♡♡、

 受け狙いで、ジョーダン発言した訳ですねぇ~~~~~~~っ、???

 お姉さん、そんなおいたは、許しませんよ~~~~~~っ、

 お尻ペンペンの折檻してあげますよ~~~~~~~っ、

 スキャンティ下ろして、スカート、捲りあげなさぁぁ~~~~~~いっ、 」

 

一同

「わははははは、………。

 いいぞぉぉ~~~~~~っ、やれやれぇ~~~~~っ、

 そんなふざけた女、許しておくなぁぁ~~~~~~っ、

 カト、パンパン、カト、パンパンと、お尻叩きだぁぁ~~~~~~~っ、

 うわはははははは。」

 

米倉涼子

「あああああ~~~~~~っ、

 綾子さぁぁ~~~~~~んっ、叩いてぇ~~~~~っ、叩いてぇ~~~~~っ、

 私のお尻、……赤筋のみみず腫れが出来るまで、……血が出るまで、………

 思いっ切り、平手で、ブッ叩いてぇ~~~~~~~っ、

 

 あああああ~~~~~~~っ、いくいく、イっちゃうぅ~~~~~っ、

 私を、滅茶苦茶にしてぇぇ~~~~~~~っ、カトパンさまぁぁ~~~~~~っ、

 ………あっはぁぁ~~~~~ン、っ、っ、んんん、♡♡♡。

 ぬ、ぬ、ぬ、濡れてき、き、き、きちゃう~~~~~~っ、………。 」

 

加藤綾子

「いえいえ、………やっぱり、あなたのお尻を叩く訳には参りませんわ、………

 その、荘厳な尻、……酸いも甘いも噛み分けた、そのツヤビカリのある尻、………

 お見事な尻、……アッパレな尻、………アッパレパレな、その尻、………

 同性の私でも、思わず頬ずりしたくなるような、重厚肉厚な尻、………。

 

 おほほほほ、………。そんな、私なんかより10も年上の女のお尻を叩くなんて、………

 とてもとても畏れ多くて、出来るわけ、ございませんわ、………。

 なんといっても、その尻には、豊かな人生経験が、

 うんとこさ、煮詰まってございますでしょう、………。

 ほほほほほほ、………。

 この世の辛辣、辛酸、全てを尻つくした尻でございます、………。

 世間から重宝され、大事に扱われなければなりません、………。

 

 おっとっとっとっ、つまずいた、の尻、………

 尻、尻、尻の、そのまた向こうの尻、………富士山麓にオウム鳴く、尻、………

 山の彼方の、空遠く、幸い住むと人のいう、尻、………。尻尻尻尻尻、…………。

 

 あわわわわわわわわ、………尻尻尻尻尻、尻尻尻尻尻、尻尻尻尻尻、………

 尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻。 」

 

一同

「うわぁぁ~~~~っ、カ、カトパンが、壊れたぁ~~~~っ、……… 」

 

カツ丼小僧

「あっ、……か、加藤さんっ、……どうなされましたかっ、………???

 しっかりなさってくだいっ、………。しっかりっ、………

 ああ、……もうダメだっ、……白目をむいて、気絶しちゃってるっ、

 口から泡まで吹いてるぞっ、………

 

 こ、こんな時こそ、服を脱がして、体中むしゃぶりついてやりたいけど、

 そんな事は、やっぱり出来ないしっ、……ああ、どうしよう、………。

 そうだ、このまま、部屋の隅で横になって休んでいてもらおう、………。

 

 その間、誰か急いで救急車を呼んで来てっ、………

 人工呼吸に、マッサージだっ、………あっ、人工呼吸は、僕がやりますっ、………。」

 

 

   しばらく『名字の解読クイズ』は休止され、

   加藤綾子に応急手当が施されたが、意識を失って倒れている彼女の寝姿に、

   その周りを取り囲んで、上から覗き込んでいた一同全員の誰もが

   我を忘れて、生唾を飲み込んだ。

 

   「なんて綺麗な女なんだろう、………。」

   「この体を、思うがままに出来たら、………。」

   

   男たちが、そんな思いを胸中巡らせている中、やっと人工呼吸も終わり、

   救急車がやって来た、………加藤綾子は救急隊にタンカで運ばれて行った。

 

   暫くは、誰もが口を開かず、ぐったりとして、その場にボーーーッ、として、

   心と体を休めていたが、やっとカツ丼小僧が疲れ切った顔で、口を開いた。

 

 

カツ丼小僧

「さ、先程の、『八月一日』の読みの答えは、『ほづみ』です、………。

 八月一日に稲の穂を摘み、収穫を祈る神事から来ています、………。

 全国に、およそ、80人、………

 群馬県、福島県を中心として、関東や東北南部に多いそうです。はい、………。

 

 え~~、それでですね、………、

 今日は5題分やりましたが、実は、まだあと27題も残っています、………。

 

 こうなったら、潔く最後までやってしまわなければ、気が済みません、………。

 急ピッチで進めて行きますので、皆さん、暫く休息してから、またすぐ始めますので、

 

 30分ほどしたら、すぐにここへ戻って来てください、………

 いえいえ、……この場で休んでいてもらっても、一向に構いませんが、………。

 

 それでは皆さん、30分後にまたお会いしましょう、………

 グッドラック、………。カトパ~~~ン、……しょぼん。」

   

 

男性一同

「カトパンの、カラダ~~~~~~ッ、 戻って来てくれぇ~~~~~~っ、」