カツ丼小僧
「はい、……お待たせしました、………。
日本全国「凄い名字」大集合!、………。今日が最終回です、………。
そして今日は、その付録というか、オマケというか、………。
いや、僕としては、もう、それ以上のものなんですけどね、………。
凄い内容ですよ、………
先週号(1月6日・13日合併号)の『週刊現代』、69ページ、………。
ところで、唐突ですが、………
一同の皆さん、今日は本を見ないようにしてください、………。
本は閉じて、自分の膝元に置いておくように、………。
そして、今日の僕のアシスタントを務めてくれるのは、
フジテレビの女子穴、カトパンこと、加藤綾子さんです、………。
今日、この雑誌を見ていいのは、僕とカトパンの2人のみ、という事にします。
カトパンが皆さんに、『凄い名字』の書かれたボードを掲げますので、
その文字の読み方を当ててみてください、………。 」
加藤綾子
「雑誌には、
『いくつ読める? 厳選ご当地難読名字』、 ……ってありますね、………。
うわ~~~、凄い、………。
過去に見た事もないような、難しい名字がいっぱい、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……そうですね、………。
それでは、カトパンさん、………さっそくお願いします、………。
さっそく加藤綾子が、『十』と書かれたボードを掲げる、………。
加藤綾子
「まずは、『十』、……。これは、?………。」
菊川怜
「『たす』、………? 」
出川哲朗
「ぎゃはははははっ、………菊川っ、……それって、そのまんまだろっ、………。
おめぇ東大出てんだろっ、………もっと頭をひねれよっ、……ぎゃはははははっ。」
一同
「……………。」
加藤綾子
「皆さん、どうですか、………?
どうやら、わかる人はいないようですね、………。
それでは解答です、………この名字の読みは、『もぎき』です、………。
厳密には『十』ではなくて、この文字の縦棒の下を左側に跳ねた文字なんですが、
『木』という漢字から、両側の払いがもげているから、というのが、その理由です。
ただ電話帳には、そのまま『十』と記されているそうです、………。
長らく、この文字が『もぎき』であるか『もげき』であるか、
それとも『えだなし』であるか、ハッキリしなかったそうですが、
2010年7月18日に放送された、フジテレビ系列の番組、
『「熱血」平成教育学院 夏休み突入ガチバトル 漢字キング決定戦SP 』で、
この名字の人物が出演し、もぎき、と名乗ったことから、
『もぎき』が、正しい読みである事が判明しました、………。
北海道に一世帯だけ存在する、希少姓、だそうです、………。 」
一同
「えぇ~~~~~っ、???!!! 一世帯だけですかぁ~~~~~っ、??? 」
加藤綾子
「ええ、……そうです、………超、希少価値の名字です。
日本で一番少ない名字、………。『十』でも、一つしかない。
それにしても不思議ですね、………?
『「熱血」平成教育学院 』に出演していたタレントさんたちは、
この中にも、いくらかいた筈ですが、どうしてわからなかったんでしょう、………? 」
ビートたけし
「……………。」
高島彩
「……………。」
ビートたけし
「ちっ、……違うよっ、………。
あれはおいらじゃなくて、『マス北野』って人だよっ、………。
おいらは、いなかった、………。顔が似ていて、よく間違われるんだ、………。」
一同
「わははははは。そうですねっ、………。」
加藤綾子
「では、次の名字です、………。」
加藤綾子は『漆真下』と書かれたボードを掲げた、………。
小沢一郎
「はい……。
それは、私がわかります、………。『うるしまっか』、なので、あります、………。
全国で70世帯ぐらいありまして、私が育った岩手県にも、10世帯ぐらいあります。
………聞くだけで、かぶれてしまいそうな名前、………なので、あります。」
加藤綾子
「ピンポ~~~ン、………。
小沢さん、……正解です、………。解答は『うるしまっか』です。
この名字の由来は、『漆の多い集落』というアイヌ語なのだそうです、…… 」
一同
「おぉ~~~~~~~っ、
やっぱり、岩手と言えば、小沢さんの牙城。」
蓮舫
「小沢先生っ、……凄いじゃないですかぁ~~~~、………もの知りなんですね。
カッコイイわぁ~~~~~~っ、今度、デートに誘ってくださいよ、………。」
小沢一郎
「私は、強気な女性は、苦手なので、あります、………。
でも、求心力のないもの同士、仲良くしたいので、あります、………。」
蓮舫
「……………。」
加藤綾子
「では、次の名字、………。」
加藤綾子は、『四十物』という文字の書かれたボードを掲げた、………。はて、?
一同
「う~~~ん、……………。??? 」
ほしのあき
「あの~~~、私、今、ちょうど40歳なんですけど、………。
『よそじ』、………いや、『しじゅうもん』?『よそもの』、ですか、………? 」
加藤綾子
「いえ、……違います、………。
ヒントは、『魚』に関した名字です、………。」
明石家さんま
「あ、……それなら、ワタシが知っとります、………。
『あいもの』や、………。それ、以前、本で呼んだことがあります、………。
確か、鮮魚と干物の間、という事で、それが読みに、………。」
加藤綾子
「さんまさん、素晴らしい、………正解です、………。
その通り、……… 正解は『あいもの』です、………。 」
一同
「わぁぁ~~~~~~~っ、」
明石家さんま
「当然、知ってますわ、………同類でっせ、………。
でも、同類を食べたら共食いですんで、
魚はとても食べる気は、おこらへんわ、………。」
一同
「わははははは、………。ヒィーーーーッ、ヒィーーーーッ、」
加藤綾子
「『四十物(あいもの)』とは、魚の塩漬けのことで、
『相物』、『間物』、『合物』、とも書きます、………。
鮮魚と干物の『あいだ』のもの、ということから、『あいもの』と、
呼称されるようになり、それが四十種類ほどあるということから、
『四十物』という表記になったと言われます、………。
転じて、日本の名字、地名となりました、………。
名字としては、富山県に集中して分布しています、………。
四十物を扱っていた商人が名乗っていた職業姓だったようです。
全国で、およそ、770人、………。
では、次に参ります、………。 」
加藤綾子は、『圷』という文字の書かれたボードを掲げた、………。
田村正和
「う~~~ん、………
つちへんに、下ですか、………。つまり、地面の下という訳ですから、
古畑任三郎、……このあたりから、推理しますと、………。
『もぐら』、もしくは『ちてい』『まんほーる』『ありのす』、………
などの読みが連想されますが、………。 」
水谷豊
「う~~~ん、………それは、間違いです、考えが浅はかと言いましょうか、………
こういう推理は、もう少しのヒネリが必要となります、………。
捜査一課「特命係」の杉下右京に、お任せください、………。
『くつした』、『つちふまず』、『どうした』、『どかぐつ』、
……………などというのは、どうでしょうか、………? 」
一同
「名推理、……? いや、違うでしょう、………。まさか、………。」
磯山さやか
「はぁ~~いっ、………私、知ってまぁ~~~すっ、………。
正解は、『あくつ』でぇ~~~~す、………。」
一同
「えぇ~~~~~っ、???!!! さ、さやかちゃん、………??? 」
加藤綾子
「さ、さやかさん、……せ、正解です、………。
素晴らしいわ、………ど、どうしてそんなこと知ってるの、?
あなたのとりえは、ベビーフェイスと、デカ張り乳だけかと思っていたのに、………。
年を取っても、くずれない、パンパンのデカ張り乳、………ああ、………。いいわぁ。」
磯山さやか
「うふふっ、……♡♡♡。そうですか、? 加藤さん、ありがとう、………。
でも私、ベビーフェイスでも、加藤さんより2つも齢が上なんですよ、………。
あのね、……実は子供の頃、近所に、その名字の人が住んでいたんです、………。
私、茨城県出身なんですけどね、………
茨城には『圷(あくつ)』って名字の人、結構多いんだそうですよ、………。」
加藤綾子
「その通りです、………。
『圷(あくつ)』とは、川沿いの低湿地のこと、………。
対義語は『塙(はなわ)』です、………。転じて、日本の名字、地名となりました。
名字としては、茨城県に非常に多く分布しているそうです、………。
全国に、およそ3800人いるそうです、………。
同音異字名字に『阿久津』が、あります、………。」
田村正和
「ん~~~ふふふふ~~~~~。
こ~~んな、かわいらしいお姉さんに、呆気なく手玉に取られるとは、………
古畑任三郎、……まだまだ修行がたりませぇ~~~ん、………。
一から、出直して来まぁ~~~す、………。ん~~ふふふふ。」
水谷豊
「どうやら、私は、見当違いの推理をしていたようです、………。
『生半可通は大ケガの元』、とも言いますが、今、その意味が
よ~~~くわかりましたね、………。いけません、いけません、………。
でも、『くつした』は、微妙に惜しかったようです、………。
『あかいくつした』なら、略して『あくつ』、………。
いやぁ~~、惜しかった、惜しかった、………。
びみょ~~な所ですよ。 そうでしょう、? 皆さん、……? ふふふ、………」
一同
「……………。」
加藤綾子
「それでは、次の問題、………。」
加藤綾子は、『八月一日』と書かれたボードを掲げた、………。
加藤綾子
「誰か、わかる人、いますかぁ~~~~~、?
大声で答えてくださぁぁ~~~~いっ、………。 」
同一
「う~~~ん、……なんだろう、?
単純に『はちがつついたち』であるわけがないし、………。」
織田裕二
「ぎゃはははははっ、………。 あたりめーーじゃんっ、」
米倉涼子
「ハ~~~~イ、ハイハイハイハイ、ハ~~~イ、! ! !
こんなの、簡単でぇぇ~~~~~~すっ、………私、わかりまぁぁ~~~~~すっ、
ハイハイハイ、ハイハイハイ、ハ~~~~イ、! ! ! 」
米倉涼子が、いきなり勢いよく立ち上がり、右手を大きく掲げて叫んだので、
一同の者は、ビックリして振り向き、彼女を一斉に注視した、………。
彼女の鼻の穴は、得意満鼻で、大きく膨らんでいた、………。
一同の者たちは、その得意気な鼻の穴を、下から、ぼいーーーっ、と見上げていた。
加藤綾子
「うわぁ~~~、米倉さん、……凄い自信ですね、………。
はい、……それではお答えください、………。
プリーズ、アンサー、………ミス・ヨネクラ、………。」
米倉涼子
「ハ~~~イっ、……お答えしま~~~~っすっ、すっ、すっ、………。
答えは、『ヨネクラセイタンビ』でぇ~~~~すっ、……… ! ! 」
加藤綾子
「えぇ~~~~っ、???!!! な、なんですか、?それっ、??? 」
米倉涼子
「ハ~~~イッ、『八月一日』は、私の誕生日でぇ~~~す、………。
アハハハハハハハッ、……… 」
一同
「アハハハハハハハッ、……… 」
加藤綾子
「アハハハハハハハッ、………米倉さぁぁ~~~~~ンっ、♡♡♡、
受け狙いで、ジョーダン発言した訳ですねぇ~~~~~~~っ、???
お姉さん、そんなおいたは、許しませんよ~~~~~~っ、
お尻ペンペンの折檻してあげますよ~~~~~~~っ、
スキャンティ下ろして、スカート、捲りあげなさぁぁ~~~~~~いっ、 」
一同
「わははははは、………。
いいぞぉぉ~~~~~~っ、やれやれぇ~~~~~っ、
そんなふざけた女、許しておくなぁぁ~~~~~~っ、
カト、パンパン、カト、パンパンと、お尻叩きだぁぁ~~~~~~~っ、
うわはははははは。」
米倉涼子
「あああああ~~~~~~っ、
綾子さぁぁ~~~~~~んっ、叩いてぇ~~~~~っ、叩いてぇ~~~~~っ、
私のお尻、……赤筋のみみず腫れが出来るまで、……血が出るまで、………
思いっ切り、平手で、ブッ叩いてぇ~~~~~~~っ、
あああああ~~~~~~~っ、いくいく、イっちゃうぅ~~~~~っ、
私を、滅茶苦茶にしてぇぇ~~~~~~~っ、カトパンさまぁぁ~~~~~~っ、
………あっはぁぁ~~~~~ン、っ、っ、んんん、♡♡♡。
ぬ、ぬ、ぬ、濡れてき、き、き、きちゃう~~~~~~っ、………。 」
加藤綾子
「いえいえ、………やっぱり、あなたのお尻を叩く訳には参りませんわ、………
その、荘厳な尻、……酸いも甘いも噛み分けた、そのツヤビカリのある尻、………
お見事な尻、……アッパレな尻、………アッパレパレな、その尻、………
同性の私でも、思わず頬ずりしたくなるような、重厚肉厚な尻、………。
おほほほほ、………。そんな、私なんかより10も年上の女のお尻を叩くなんて、………
とてもとても畏れ多くて、出来るわけ、ございませんわ、………。
なんといっても、その尻には、豊かな人生経験が、
うんとこさ、煮詰まってございますでしょう、………。
ほほほほほほ、………。
この世の辛辣、辛酸、全てを尻つくした尻でございます、………。
世間から重宝され、大事に扱われなければなりません、………。
おっとっとっとっ、つまずいた、の尻、………
尻、尻、尻の、そのまた向こうの尻、………富士山麓にオウム鳴く、尻、………
山の彼方の、空遠く、幸い住むと人のいう、尻、………。尻尻尻尻尻、…………。
あわわわわわわわわ、………尻尻尻尻尻、尻尻尻尻尻、尻尻尻尻尻、………
尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻メツレツ、尻。 」
一同
「うわぁぁ~~~~っ、カ、カトパンが、壊れたぁ~~~~っ、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、……か、加藤さんっ、……どうなされましたかっ、………???
しっかりなさってくだいっ、………。しっかりっ、………
ああ、……もうダメだっ、……白目をむいて、気絶しちゃってるっ、
口から泡まで吹いてるぞっ、………
こ、こんな時こそ、服を脱がして、体中むしゃぶりついてやりたいけど、
そんな事は、やっぱり出来ないしっ、……ああ、どうしよう、………。
そうだ、このまま、部屋の隅で横になって休んでいてもらおう、………。
その間、誰か急いで救急車を呼んで来てっ、………
人工呼吸に、マッサージだっ、………あっ、人工呼吸は、僕がやりますっ、………。」
しばらく『名字の解読クイズ』は休止され、
加藤綾子に応急手当が施されたが、意識を失って倒れている彼女の寝姿に、
その周りを取り囲んで、上から覗き込んでいた一同全員の誰もが
我を忘れて、生唾を飲み込んだ。
「なんて綺麗な女なんだろう、………。」
「この体を、思うがままに出来たら、………。」
男たちが、そんな思いを胸中巡らせている中、やっと人工呼吸も終わり、
救急車がやって来た、………加藤綾子は救急隊にタンカで運ばれて行った。
暫くは、誰もが口を開かず、ぐったりとして、その場にボーーーッ、として、
心と体を休めていたが、やっとカツ丼小僧が疲れ切った顔で、口を開いた。
カツ丼小僧
「さ、先程の、『八月一日』の読みの答えは、『ほづみ』です、………。
八月一日に稲の穂を摘み、収穫を祈る神事から来ています、………。
全国に、およそ、80人、………
群馬県、福島県を中心として、関東や東北南部に多いそうです。はい、………。
え~~、それでですね、………、
今日は5題分やりましたが、実は、まだあと27題も残っています、………。
こうなったら、潔く最後までやってしまわなければ、気が済みません、………。
急ピッチで進めて行きますので、皆さん、暫く休息してから、またすぐ始めますので、
30分ほどしたら、すぐにここへ戻って来てください、………
いえいえ、……この場で休んでいてもらっても、一向に構いませんが、………。
それでは皆さん、30分後にまたお会いしましょう、………
グッドラック、………。カトパ~~~ン、……しょぼん。」
男性一同
「カトパンの、カラダ~~~~~~ッ、 戻って来てくれぇ~~~~~~っ、」