カツ丼小僧
「はい、………。
今日という今日は、真面目にやります、………。
長谷川博一さんの、『四柱推命・運勢サイクル』、………。
今日が最終回、………。」
細木数子
「よし、……いいから、早くやんな、………。
ここにいるみんな、………誰も口を差し挟むんじゃないよ、………。
噂によれば、どうやらこの男は、己のチ○ポ同様、すぐに話が、
どこか途方もない方向に曲がっていくそうじゃないか、………。
そうならないためにも、周りが静かにして、協力してあげなきゃ、………。
いいね、……静かにおしよ、……坊やたち、………。
そうだ、……いくらか、うたたね状態の方がいいかもしれないね、………。
今から、私、皆が気持ちよく講義を聴けるために、子守唄を唄うからね、………。
ゆったりとリラックスした気持ちで、聴くんだよ、………いいね、………。
はい、……それじゃぁ、今から唄うよ、………。
♪ねぇ~~んねぇぇ~~~ん、ころぉぉ~~~~りぃぃよぉ~~~、
おこぉ~~~ろぉ~~~~りぃ~~~~よぉ~~~~~~、
♪ぼぉ~~~やぁ~~~はぁ~~~、よぉい~~こぉ~~~だぁ~~~、
ねぇんねぇ~~~~~しぃ~~~~~~なぁ~~~~~~、
」
一同
「ぎゃぁぁ~~~~~~~~っ、………や、や、やめてぇぇ~~~~~~~っ、
凄いオンチ~~~~ッ、地鳴りがする~~~~~~~っ、」
米倉涼子
「な、なんて、ダミ声なのぉぉ~~~~~~~~~~っ、
み、耳がいたぁぁ~~~~~~~~~いっ、っ、っ、」
神田うの
「ほ、ほ、ほ、細木さんっ、……… 細木さんってばっ、………
ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、ストップ、ストップ、ストッ~~~プ~~~~ッ、
歌うの、スト~~~~~~~~~プッ、! !
や、や、や、やめなさぁぁ~~~~~~~~いっ、っ、っ、
ウ~~~~~~~~ッ、ノ~~~~~~~~~ッ、! ! ! 」
アントニオ猪木
「あ、あ、あ、安眠妨害、ダァァァ~~~~~~~~ッ、
こんな必殺技、初めて、ダァァァ~~~~~~~~ッ、」
細木数子の歌声は、この世のものとは思えない程、ひどい物で、
一同は一斉に耳をふさいで、座敷中を、のた打ち回った、………。
細木数子は、やっと目の前の異変に気づいたようだった、………。
細木数子
「おや、皆さん、? どうなされましたか、……?
疲れ切ったような顔をして、………? 」
アントニオ猪木
「バババババ、バカモノ~~~~~~ッ、
ウウウウウ、ウルサイじゃないかぁぁ~~~~~~~~っ、」
細木数子
「そうなの、? 私はただ、皆をリラックスさせてあげようとして、……… 」
アントニオ猪木
「お、お、お、己のなんたるかを、知る、ダァァ~~~~~~~~~ッ、! ! ! 」
細木数子
「なんだって、???!!! おうっ ! ! 猪木っ、! ! ! べらんめぇっ、」
アントニオ猪木
「い、いや、……す、すいません、………。」
カツ丼小僧
「そ、それでは、気を取り直して、占いの講義を始めます、………。
きょ、今日こそはやるぞ、………。
絶対に寄り道しないぞっ、……し、してたまるかっ、………。
まったく、……いつも始める前に、必ずなにかの障害が起るんだから、………。
なんとか、ここらで、くい止めなければ、………。
そ、それにしても、耳が痛い、……なんて声なんだ、………
あ~~~っ、???!!! み、耳鳴りが~~~っ、………もォ~~~っ、………。」
細木数子
「……………。いいから早く始めなさい、………。
お膳立ては、ちゃんと私が、整えてあげたんだから、………。」
カツ丼小僧
「え~~~、今日は、「偏印」と「印綬」ですね、………。
まずは、「偏印」から、………。
長谷川先生は、偏印を、英単語の、nervous に、置き換えています、………。
nervous とは、「神経質なさま」という意味です、………。 」
出川哲朗
「えっ、……? そうなの、………?
それは知らなかった、………。これは、また一つ、勉強になったなぁ、………。」
一同
「えぇ~~~~~~っ、???!!!
そ、そうなんですか、……??? 」
出川哲朗
「ばぁぁ~~~~~かっ、………
う~~~そ~~~だ~~~よ~~~~。
冗談に決まってんじゃねぇかぁ~~~~~~~。
い、いくら俺だって、そこまでバカじゃねぇよぉぉ~~~~~~。
ふへへへへへ、………。」
カツ丼小僧
「さ、……先へ進みます、………。
nervous の年や月が巡ってくると、人は、何事にも行き詰まるようになり、
自らに新たな難題が湧き起こるなどして、苦しい立場に立たされるようになります。
スランプ状態で、酷い場合はノイローゼとなります。
特に「順運」の人は、前年が絶好調の「正官」の年であっただけに、
落ち込み具合が相当大きなものになります、………。
信頼していた友人に裏切られるだとか、自分の会社の業績が急速に悪化していくだとか、
嫌な事ばかりが多発します。
つまり、今まで自分がしてきたやり方が、まったく通用しなくなるのです。
なんとか局面を打開しようとしても、泣きっ面に蜂という状態で、中々好転しません。
苛立ちや焦りが募ってきますので、この時期は、辛抱の時期と覚悟しましょう。
ただ見方を変えれば、人生の航路が新たに変更される時期とも言えると思います。
新しい発想が芽生えてくるかもしれません、………。
はい、……それでは最後に、「印綬」です、………。
長谷川先生は、印綬を、英単語の、knowledge に、置き換えています、………。
knoledge とは、「知識」という意味です、………。 」
出川哲朗
「あっ、……そ、それなら、知ってる~~~。
うふふふふふ、………、「知識」として、ある~~~~、ふふふふふ、………。」
一同
「……………。」
ルー大柴
「なによ、あんた、それ、………
そのまんまで、全然、面白くないじゃない、………
みんな、シラケちゃってるわよ、………。」
出川哲朗
「ふふふふふ、………。
言わなきゃ良かったかなぁぁ~~~~~~~、
で、でも、ル~~~~~、
お、おめぇに言われたくはねぇよ~~~~~、ふひひひひひ、………。」
カツ丼小僧
「knowledge の年や月になると、人は、自分の立場を反省して、正さなければ
ならないような事態に追い込まれます、………。
つまり、今まで自分のしていた事が、周りから何かと非難され、
訂正を求められるようになるので、それを釈明しなければならなくなるのです。
気分も硬直的となって、こころのゆとりなどもありませんが、
気が引き締まって緊張感のある時期ですので、キッチリとした計画性のある事を
実行するのには良い時期だと思います、………。
また、knowledge という言葉から連想されるように、この時期はやたら知識欲や
勉強意欲が旺盛となって来ますので、本を読んだり、学問を修めるのには、
もってこいの時期となります、………。
あまり根を詰めないで、リラックスするよう、心がけてください、………。
………ふぅ、………
これで、10サイクル、全ての項目が終わりました、………。
これで、やっと、ひと安心、………。 使命を果たしました、………。
ああ、……疲れた、………ちょっとリラックスして、休みたい、……… 」
細木数子
「それでは、………失礼して、歌わせて頂きます、………。
細木流、リラックス・子守唄、(母親バージョン)………開始っ、………
♪ねぇ~~んねぇぇ~~~ん、ころぉぉ~~~~りぃぃよぉ~~~、
おこぉ~~~ろぉ~~~~りぃ~~~~よぉ~~~~~~、
♪ぼぉ~~~やぁ~~~はぁ~~~、 よぉい~~こ~~~だぁ~~~、
ねぇんねぇ~~~~~しぃ~~~~~~なぁ~~~~~~、
」
一同&カツ丼小僧
「
ぐわぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~っ、
や、や、や、やめてぇぇ~~~~~~~~~っ、
ううっ、ぎゃぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~っ、
み、耳がさけるぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~っ、っ、っ、
」
細木数子
「おやおや、皆さん、………どう致しました、………?
みんなで耳を抑えて、……そんなところで、一斉に転がり廻って、………。
がはははははっ、………
私の歌声で、いくらか、リラックスして頂けましたでしょうかね、? 」
アントニオ猪木
「ババババババ、ババア~~~~~~~~~ッ、! ! !
ダダダダダダ、ダイサッカイ、ダァァァ~~~~~~~~~~ッ、
ダ、イ、サッ、カ、イ、ダァァ~~~~~~~~~ッ、
ダァァ~~~~~~~ッ、 ダァァ~~~~~~~ッ、 ダァァ~~~~~~~ッ、」
細木数子
「えっ、……?
そうですか、……大喝采(ダイカッサイ)ですか、………?
それは、それは、………うがはははははっ。
お褒めに預かり、光栄でございます、………。
げははははは。うほうほ、……では、失礼して、…… ♪もう一曲、………。」
一同
「うわぁぁ~~~~~~~っ、や、やめろぉ~~~~~~~~っ、」
細木数子
「では、やめます、………。」
一同
「ほっ、………。」
細木数子
「………と、見せかけて、歌います、………。うひひ、………。」
作詞・作曲 細木数子
♪数子の恋はバッチ・グー
~カツ丼小僧に捧ぐ~
アアア~~~、アアア~~~、
私のココロを狂わせる、………
カツ丼小僧、…… カツ丼小僧、……
それは、何者、? それは、何者、?
アアア~~~、アアア~~~、
私のココロを惑わせる、………
カツ丼小僧、…… カツ丼小僧、……
それは、何奴、? それは、何奴、?
(間奏)
♪謎だよ、謎、謎、カツ丼小僧
なんだかとってもミステリアス、
いつだって私は、あんたの虜、
片時だって忘れやしない、
あんたの微笑み、あんたの憂鬱、
みんな、みんな、大好きさ、
でも、でも、
あいつは、あいつは、火星人、
火星人の、+(プラス)だよ、
土星人の私とは、
相性まったく悪いけど、
そんなものは信じやしない、
そんなものは信じやしない、
占いなんて、糞喰らえ、
(間奏)
あいつと私の、相性なんか、
あいつと私の、相性なんか、
ババババババババ、
バッチ、グ~~~、さぁ~~~~、
ババババババババ、
バッチ、グ~~~、さぁ~~~~、
じゅぇったい、じゅぇったい、
じゅぇぇ~~~~~っ、たいっ、
バッチ、グ~~~に、決まってる、
バッチ、グ~~~に、決まってる、
バッチ、グーグー、バッチ、グー、
バッチ、グーグー、バッチ、グー、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、ババババババババ、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、ババババババババ、
あ、バッチ、グー、あ、バッチ、グー、
あ、バッチ、グ―、あ、バッチ、グー、
ババババババババ、ババババババババ、
ババババババババ、ババババババババ、
ババババババババ、ババババババババ、
ババババババババ、ババババババババ、
バッチグーグー、バッチグー、
ババババババババ、ババババババババ、
ババババババババ、ババババババババ、
ババババババババ、ババババババババ、
バッチグーグー、バッチグー、
ババババババババ、ババババババババ、
ババババババババ、……………
<リフレイン>
細木数子が歌を歌い終わって、周囲を見回した時、
一同は皆、座敷の上でケイレンしていた、………。