カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 593

きゃりーぱみゅぱみゅ

「カツ丼小僧さん、………

 今月に入ってから、殆ど何も食べていないそうなんですけど、

 体の調子は大丈夫なんですかぁ、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……大丈夫です、………。

 このまま「実験」を、続行して行きます、………。

 左程、空腹感というものは、ないんですから、………

 でも片や、今までの栄養学の常識の観念がいつも頭にあるので、

 正直な事を言うと、やはり怖い、………。

 

 骨がいきなり、ポキッと折れるんじゃないかとか、

 貧血を起こして、ぶっ倒れるんじゃないかとか、………

 そういうマイナスイメージが、常に頭の中に思い浮かんでくるんですよ。

 

 それに、糖尿病の目の炎症のために、周りの景色全体が白っぽく見える、………

 現に眠りから覚めてから2時間ぐらいは、目が殆ど見えない状態です。

 外を歩く事も、容易じゃないんです、………

 特に晴れていて、陽射しが眩しい時がそうなんです、………。

 近くを通り過ぎて歩いている人の顔とかも、よくわからない、………。

 

 時間が経つにつれ、徐々に回復してくるんですが、………

 いくら、金剛超人の力強い万能なイメージを想像していても、

 そのような現象が、実際に現実として自分に襲い掛かってくると、

 意気消沈して、もう、死んでしまいたいような気分に襲われるんです、………。 」

 

郷ひろみ

「カツ丼小僧さん、………

 それは、きっと、神があなたに与えた試練ですよ、………。

 大丈夫、………幸運の女神は、最後には、きっとあなたに微笑んでくれるはずです。

 僕にも今まで多くの試練が、自分に襲い掛かって来ましたが、

 それを乗り越えてきたんです、………。

 このまま実験を続けてください、………。ゴォォォ~~~~~~~~ッ、! ! ! 」

 

松田聖子

「……………。」

 

田原俊彦

「あはははははっ、………。」

 

草野仁

「体の方に疲れとかは、ないんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……それが、ないんですよ、………

 ガツガツ食べていた時とまったく同じ、………。

 でも逆に、特別にパワーが漲ってきたとかいう訳でもありません、………。

 見た目には、かなりやせ細ってきたのがわかります、………。

 それが怖い、………。 」

 

リリー・フランキー

「まぁ、まだ実験は始まったばかりだからね、………。

 金剛超人が、やっと産声を上げたという段階でしょ、………。

 これからですよ、………。」

 

麻生太郎

「実験途中の間に、死んでしまわなきゃいいけどね、………。」

 

一同

「わははははは。こりゃ、キツイ、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕が最終的に目指しているものは、一切の飲み食い無しで、

 かつての映画俳優、クリストファー・リーヴの演じたスーパーマンのような、

 溌剌とした、頑健な超人に成る事です、………。 」

 

一同

「えぇ~~~~~~~~っ、、、???!!! 」

 

所ジョージ

「そ、それは、ちょっと無理でしょう、………。

 あんた、いきなり漫画みたいな事を言わないでくださいよ、………。

 途方もない発想だ、………。」

 

カツ丼小僧

「いや、………

 そんな事は、わかりませんよ、………。

 だって、現実として、

 殆ど物を食べなくてもいいような体にも、なったんですから、………。

 これだけだって、本来なら奇跡ですよ、………。

 

 僕の頭の中というのは、元々、生まれつき、

 漫画の世界のように荒唐無稽に出来ているんです、………。

 ただ一方で、極端に臆病な性格でもあるんで、

 子供の頃、学校で受けて来た教育や常識というものが、

 どうしても頭の中で引っ掛かって、それに惑わされてしまうんです、………。

 

 金剛超人の育成を完璧なものにするためには、

 今後、そのような常識も少しずつ、頭から取り払っていかねばならないと思っています。

 元々、そんなものは、僕の頭の中に無かった訳ですから、………。」

 

役所広司

「そうだね、………。

 大体、超能力を身に付けようなんて、53になった今でも、

 本気で考え続けている事自体が、常人からしてみれば、実に荒唐無稽な事だよ、………。

 天地がひっくり返るくらい、………途方もないくらいのバカだ、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうなんです、………。

 確かに、おっしゃる通りで、………。

 ただ、超能力者になりたいという願望は、

 若い内からずっと、潜在意識的にはあったと思うのですが、

 本気で、その実験を検討し開始し始めたのは、まだ1年ぐらい前の事です。

 

 必ずや、金剛超人の名の下に、幾多の超能力を開発し、

 世に恩恵を施すつもりでいます、………。

 特に、今後の日本の老齢化社会の不安を、取り除いてみせます、………。」

 

マツコ・デラックス

「そうよ、………

 だってさ、もしこのまま老齢化社会が進んで行ったら、間違いなく、

 日本は、自分の生活などままならない病人や老人ばかりになって、

 沈没してしまうのは、目に見えているじゃない、………。

 笑い事じゃない、………。大変な事になるわ、………。」

 

松坂慶子

「カツ丼さん、くじけないで頑張って、………

 必ず、日本の救世主になってね、………。慶子、応援してます、………♡♡♡。」

 

刀根麻理子

「麻理子も応援してます、………。あっはぁぁ~~~~ん、♡♡♡。」

 

多岐川裕美

「火田七瀬役の私も、………、♡♡♡。」

 

柴門ふみ

「お茶の水女子大卒の私も、………、♡♡♡。」

 

みうらじゅん

「ところでさ、あんた、エロイラストの方は、どうなるのよ、………。

 本当に、描くのを止めちゃうの、………? 」

 

一同

「え~~~っ、………??? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうですね、………。

 金銭的な事情で、どうしようもなかったんです、………。

 先日、マンションを一部屋引き払ってしまったんで、もう描きようもありません。

 その部屋は、僕のイラスト執筆用の部屋として、今まで使っていたんです、………。

 それが無くなってしまった訳ですから、………。」

 

一同

「………や、……やはり、そ、そうなんですか、………??? 」

 

太田光

「おいっ、……志半ばで、絵の方は断念するって言うのかっ、???!!! 

 卑怯だぞっ、……… この軟弱者っ、………。」

 

田中裕二

「おいおい、………おまえ、

 そりゃちょっと言い過ぎだろ、………。」

 

カツ丼小僧

「いえ、もう、マンションの管理費の方が、バカにならないんですよ、………。

 お金が、どんどん、吸い取られていくような状態なんです、………。

 無収入の状態で、こんな事が続いていったら、それこそ身の破滅です、………。」

 

一同

「う~~~~ん、………。」

 

カツ丼小僧

「ただ一つね、思いもかけない光明も出てきたんですよ、………。

 実は、この度、何も食べなくなったおかげで、食費にお金がかからなくなり、

 1ヵ月の生活費が、今まで15万円近くかかっていたのが、

 3万円以内で済むようになったんです、………。」

 

一同

「わぁ~~~~~~~~っ、」

 

役所広司

「そ、それは、凄い、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 全てが外食で、食費には相当なお金がかかっていたんです、………。

 実は、このままの状態で生活して行ったら、

 あと3年で、生活費を使い果たして、お陀仏というところだったんで、

 不安で不安でしょうがなかったんですが、これで命拾いしました、………。

 

 なにか、生き返ったような、新天地が開けたかのような気持ちです、………。

 自分の生活だけというのなら、あと十数年は働かなくとも生きられる事に

 なったんですから、………。 」

 

木村拓哉

「でもそれは、今の生活状態を維持することが出来たら、という事だろ、………。」

 

堀江貴文

「見通しがちょっと甘いな、………。」

 

小池栄子

「何か、他の職業に就いて、働く気はないんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「そんな気は、もう生まれた時からありませんし、

 能力も持ち合わせていません、………。

 借金は大嫌いですし、金が尽きたら死ぬしかありません、………。」

 

加藤シルビア

「カツ丼さんの長年の夢であった、

 大日本SM帝国建設の夢はどうなるの、………?

 莫大な資金が必要となる筈よ、………。」

 

カツ丼小僧

「シルビア、………

 それに関しては、僕は、あまり心配していないんだ、………

 何故なら、僕の想念の中では、もうSM大帝国は完全に出来上がっているから、………

 もちろん不安もあるけど、SM大帝国は確実なものなんだ、………

 心配はいらないよ、………。金は天から降ってくる、………。」

 

一同

「実に、頼もしい御意見です、………

 一同全員、カツ丼小僧さんに従って、ついて行くつもりです、………。」

 

中村玉緒

「あらあら、………

 金に不安だと言ったり、金に心配していないと言って見たり、………

 カツ丼小僧というのは、かなり複雑な性格ですな、………。

 気が小さくなったり、急に大きくなったり、………

 掴みどころがありませんわ、………。ぬふふ、………。」

 

加藤シルビア

「カツ丼小僧さんの長年の夢、………

 SM大帝国の建設、………必ず実現してください、………

 大ボラだって、吹いているうちに必ず現実のものとなりますわ、………。

 

 そしてもし実現したのなら、井の一番に、私を、

 あなたの専属肉奴隷にしてください、………。

 身も心も、全てをあなたに捧げるつもりでいるんです、………。

 お茶の水女子大卒の私の体を、あなたの自由にしてください、………。」

 

カツ丼小僧

「うんうん、………

 わかったよ、シルビア、………お前は、本当に、素直で可愛い女だ、………。

 男の自尊心を満たしてくれる術をよく心得ているんだな、………。

 思い上がりばかりが強くて、男を見下す事が多い、昨今の女子の中において、………

 俺は、そんな謙虚な女が大好きなんだ、………。

 思わず抱きしめたくなるよ、………。ああ、……シルビア、………。」

 

加藤シルビア

「カツ丼様、………♡♡♡。」

 

女性一同

「……………。」

 

 

   2人は、しばしの間、見つめ合い、抱擁しあった、………。

   一同の見守る中で、………

 

   ………………………………………

 

   ………………………………………

 

   ………と、そこへ、………

   

 

鎌かける

「は~~い、カツ丼さん、………

 それでは、今日はここで、時間です、………

 本当に、いい所で、申し訳ないんですが、

 そこで終わりにしてください、………。規則ですから、………。」

 

 

   鎌かけるの無情な声が、部屋中に響き渡った、………。