カツ丼小僧
「はい、それでは、お待ちかね、………
世にも奇妙な物語、………でも、僕にとっては、当たり前田のコンコンチキ、………
「この世の真理」を語る、お時間がやってまいりました、………
この世の真理を把握する事で、今後の皆さんの人生が、より一層好転し、
実りのあるものに変わって行くものと、確信しております、………。
いえいえ、……高額な謝礼など頂くつもりは、毛頭ございません、………
あくまで、僕の愛と奉仕の精神に基づくものでして、……… 」
いしかわじゅん
「あんた、超能力の方は、どうなったのよ、………? 」
カツ丼小僧
「いえ、……まだです、………
まだ、身に付いておりません、………。」
一同
「えぇ~~~~~っ、???!!! まだぁ~~~~っ、………?
約束の期日まで、あと2週間ですよ、……… 」
いしかわじゅん
「こんな話より、そっちの方が、よっぽど重要だと思うけど、………。
論より証拠、………実際、目に見えて、ハッキリしたものがいいな、……… 」
カツ丼小僧
「はいはい、……いしかわ、さまさまっ、………
仰せの通りで、ございます、………
でも、いしかわさま、………
確かに僕の話には、一切証拠になるようなものは、ありませんが、
このような内容の話に、科学的な根拠や論拠を出せ、と言う方が
土台、無茶な話でございますよ、………。というか、あり得ません、………。
ただ僕は、空想上のホラ話をしている訳では、ありません、………
神と密接なコンタクトを取りながら、長年、推測して来た事を、
ここで喋っているんです、……… 」
いしかわじゅん
「わははははは、………。
いいから、いいから、………わかった、わかった、………
早く、話を進めろよ、………。
今日は、何だっけ、………? エネルギー保存の法則か、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、……そうです、………
この世の真理、………神や神秘とは、相反するようですが、………
でも、今までも、散々説明して来ました、………。
長年、本気で思い続けて来た事が、
いずれは自分の目の前に、現実の物として現れて来て、
しかも、それは考え続けて来た総量分と同じ、……… 」
所ジョージ
「あっ、………
それが、あんたの言う「エネルギー保存の法則」ですか、………? 」
カツ丼小僧
「本当の物理学で言えば、物に力を加えた分だけ、その物体が動く、………
その力の力量と、動力は等しい物である、という事なんですが、………
それ以前に、もっと根本的な疑問があって、………
自力で自分の体が動くというのは、どういう訳なんでしょうね、………?
物理で解明できるのか、………?
一体、どこから力が加わって、動いているのか、………?
他人に動かしてもらうでもなく、………
腹筋や筋肉、………?
それは、自分の内なる「意志の力」では、ないでしょうか、………? 」
柴門ふみ
「脳からの指令でしょう、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、………そうなんですが、………
では、その「脳の指令」というものは、
どこからやって来て、どうやって湧き上がるのでしょうか、? 」
柴門ふみ
「そんな事言ったら、何から何まで、
追及して行かなきゃならないじゃない、……… 」
カツ丼小僧
「ね、……そうでしょう、………?
人間は、大体、そこらで思考停止して、自ら納得してしまうんですよ、………。
「これ以上、考えたってしょうがない、………無意味だって、……… 」
本当は、それが何よりも不思議な事なんですが、
神が、人間の頭の中まで支配しているのだから、しょうがない、………
もう、それ以上の事は、考えないようにさせられているんです、……… 」
所ジョージ
「体にいいものを食ったら、その分だけ、いい考えが浮かんで来て、
力も湧いてくる、………それでいいんじゃないの、?
それこそ、エネルギー保存の法則だよ、……… 」
カツ丼小僧
「でも、どんなに栄養のあるものを食べても、
あまり、頭が働かない人だっていますよ、………人によって、違ってきます、……… 」
所ジョージ
「そりゃぁ、そうですよ、………
古びたポンコツ車に、どんなにガソリンを入れても、
そんなに性能が良くなる訳ないじゃない、………
こういうのは、全て、生まれ持ってのもので、
人は、それを「才能」と呼んでいるんです、……… 」
カツ丼小僧
「そうですよ、………
人は、車以上に千差万別、………
生まれながらにして、皆、人それぞれ違うんですよ、………。
こういう事を考えると、念動力(サイコキネシス)や
自身が空を飛ぶことの実在性を、肯定できそうな気もするんですが、……… 」
岡田斗司夫
「わははははは。
自動運転車、……という奴ですか、………。
近い未来は、そういう車ばっかりになるそうですけど、………
近頃のタクシーの運転手さん、もうヒヤヒヤしていますよ、………
でも、なんか漫画みたいですね、………
あまり言うと怒られそうなので、もうこれ以上言わないけど、………。
………ていうか、こんなものに、いちいち論評もしない、……… 」
カツ丼小僧
「いつも言っていますが、この世に存在するもの、皆、全て、神が造り上げた物で、
近年の、その自動運転の車も、もちろん、そうです、………。
本当は神は、いわゆる魔法使いですから、もっと凄い物を
今すぐにでも造ろうと思えば、どんなものでも、何だって造れるんですが、
物事には何事も「順序」というものがあって、
そういうものは、人間の成長や時代の流れに沿って、少しずつ変わっていくんです。
ただ現在は、人類史上かつてなかったぐらい、時代の進展の速度が
激しい時代です、………。
この先、どれだけ変わっていくのか、楽しみです、………。
ただ、その速度についていけなかったら、どうしよう、………。」
所ジョージ
「あんたの人生は、神に守られているんでしょう、………?
いつも、言ってるじゃない、……… 」
カツ丼小僧
「僕は、極度の心配性なんです、………
神の加護を信じているけど、すぐに不安感が押し寄せて来て、………
安心と動揺、………その繰り返しの間(はざま)の中で生きてるんです、………。」
高見恭子
「うふふっ、………
でも、特殊な才能を持った超能力人間だって、いつか現れそうねっ。」
多岐川裕美
「いえ、実際、実在したら、ちょっと怖いわよ、………
今の所は、超能力者なんて、いそうでいて、中々いないじゃない、………
ツチノコなんかも、そうだけど、………噂だけで、見たこと無い、………。
やはり、実在しないんじゃないかしら、………? 」
筒井康隆
「あんた、それ、火田七瀬の言うセリフじゃ、ありませんよ、………。」
華子
「とにかく、テレビに出て、ハッキリさせなきゃダメ、………
隠れていたんじゃ、話にならないわ、………。
「超能力」に市民権を持たせたかったら、公の場で、
証明して見せるしか、ないでしょう、………。」
多岐川裕美
「たまにいても、インチキみたいなのばっかり、………。
それでいいのかもしれない、………。
華子さん、………
いるかいないかで、楽しんでいるのが一番いいと思うわ、………。」
高塚光
「僕のは、インチキでは、ありません、………。」
一同の大半
「わははははは。わかってます、……… 」
カツ丼小僧
「真実とは、常に隠れた所にあるんです、………
真実は常に、神によって隠されています、………
エネルギー保存の法則の方に、話を戻しますが、………
タレントや芸能人などでも、よく、何かの「事件」を起こして、
「干される」とか「永久追放」などという状態に置かれる人もいますが、
真実は、その犯した事件などとは、まったく違う所にあるんです、………。」
一同
「えっ、……? 」
カツ丼小僧
「何故、干されたか、………?
「干される」だとか「芸能界追放」などと言うのは、
実は、その芸能人の想念のエネルギー期間が、
切れてしまったという事なんです、………。
つまりは、乾電池のエネルギーなんかとまったく同じです。
もちろん「引退」も、そうです、………。
アイドルタレントの人気は短い、………。
似たような小粒なアイドルが、大勢出て来ては、すぐに消えて行く、
雨後の筍(たけのこ)状態の芸能界ですが、
これだって、ほんの一部の人を除いては、元々の想念の力が、
それだけ薄く、短い物でしかなかったという事なんです、………
人は、その理由を、「もう齢だから」とか
「いつまでもアイドルじゃいられないでしょう、」
などと言う一言で片づけてしまいますが、本当の理由は、そうではなく、
ほとんど補充されていなかった乾電池が、切れてしまっただけの事なんです。
タレントが仕事を沢山持って、人気を得て来たのは、
それ以前に本人が、自分のその姿を想念していた期間分だけなんです、………
その総量がまったく一緒、………。
本来、人気を得て来た時こそ、油断する事無く、自分の未来を
真剣に見つめて、未来を念じ続けていかねばならないのですが、
人間とは、中々そうはいかないもので、
やはり、大きな人気を得てしまうと、安心したり、おごり高ぶってしまうもんです。
今まで溜めてあった、想念のエネルギーが、そこで切れてしまったというだけの
事であって、「干される」「追放」などの理由となった「事件」とは、
何も関係ないんです、………。
そこの所は、いわゆる「神の成せる業」であって、我々人間には、
分からないようになっているのですが、そこから先、またエネルギーを補充して、
復活する人もいるでしょうし、そのまま消えてしまう人もいる、という訳です。 」
田原俊彦
「じゃ、じゃぁ、僕が一時、芸能界から干されたのも、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……そうです、………。
「ビッグ発言」のせいでは、ありません、………。
そこで、今までの芸能活動のための想念のエネルギーが、切れたんです、………。
ただ、それだけの事なんです、………。
だって、よく考えてもごらんなさいよ、………。
あんな、つまらない、取るに足らない理由で、「干される」なんて、
何かちょっと、不自然じゃないですか、………。
全ては、神の仕組んだトリックなんですが、
人は、他人の事など、どうでもいいもんですから、
それ以上、深く考えず、それで納得してしまうんです、………。 」
田原俊彦
「あはははははっ、………
なぁ~~~~んだ、……そうかぁ、……そうだったのかぁ、………。
あはははははっ、………。
でも、今はまた、細々と復活、………。
昔ほどの人気じゃないけど、………。」
イチロー
「あはははははっ、………。」
近藤真彦
「そう言えば、アイドルのリア・ディゾンの人気も、あっという間だったね、………。
出て来た時は、「黒船」だとか、マスコミに大袈裟に騒ぎ立てられたけど、………。」
カツ丼小僧
「そうです、………
あれだって、人気凋落の理由は、「結婚」ではなくて、
やはり、想念が、それだけのものでしか、なかったという事です、………
もちろん、早期にいなくなった事が、悪い事と言う訳では、ありません、………。
本人に、その気がなければ、それで、……… 」
木村拓哉
「そうか、………
それだったら、この前の、安室奈美恵の引退宣言も、
もう、彼女の想念エネルギーが、そこで切れてしまった、という事なんだな、………。
他に、どんな理由付けをしようとも、………結局は、………。
お、俺も、いずれは、………
い、……いやいや、……そんな事はない、………
あってたまるか、……… お、俺は、まだまだ続く、………
♪せ~~んろは、続く~~~よ、ど~~こま~~~でも~~~~~。
ホイホイ、………と、くらぁ、………。」
都築響一
「キムタク線路は、どこまでも続きます、………。」
一同
「わははははは。」
一部の女性ファン
「キムタク~~~~~~~~っ、
頑張ってぇ~~~~~~~っ、私たち、いつまでも、応援してるわぁ~~~~~っ、」
カツ丼小僧
「え~~~、それでは、そういう事でございまして、
今日の座談会は、これで終了ということになります、………。
皆さん、これからも、個々人、エネルギーを切らさないように、
しぶとく、充電していってください、………。
グースカ、気分よく眠る事も、また重要です、………
寝ている時間も、いい夢を見ながら、未来を想念し続けていってください、………。
それでは、グッナイト、………。」
一同
「グッ、ナァァ~~~~~~~~イッ、……… 」