綾瀬はるか
「超能力は、身に付きましたか、………? 」
カツ丼小僧
「いえ、……まだです、………。
兆候すらないんですが、ベイスターズは、勝ち続けています、………。
ベイスターズの日本一を祝福するためにも、超能力がつくと思っています、………。
もし、ベイスターズが負けるような事があれば、恐らく、………。」
マツコ・デラックス
「約束の期限まで、あと1ヵ月たらず、………
頑張ってね、………期待はしてないけど、………。」
カツ丼小僧
「はい、頑張ります、………
では、今日もまた、この世の真理の話を始めます、………。
人間の人生は、生まれた時から死ぬ時まで、
全て一分の狂いもなく決まっている、………。
どんなに悔しくても嬉しくても、しょうがない、………
全てが決まっているのだから、………
そこまでの話はしました、………
それで、僕は若い頃、日本テレビの「知ってるつもり ?! 」という番組を、
よく見ていたのですが、その番組は、人間の人生を1時間内にギュッとまとめて、
凝縮して、悲喜こもごも、角度を変えながら紹介していました、………。
でもまぁ、どちらかと言えば、人生の最後の方に重点が置かれていましたがね、………
あたかも、当時者が悲劇の主人公だったかのように、……… 」
関口宏
「ええ、……そうですね、……失礼しました、………。」
カツ丼小僧
「そうすると、人の一生というのは、随分と悲しいもののように思えてくるのですが、
決して、そうではない、………。
人生の最後の方というのは、なにか悲劇的に見えるというだけの事です、………。
余程の若死というのならともかく、人間というのは、
最後には、段々と死にたくなってきて、死んでいくものなんです、………。
人生を十分に楽しんで、
もう、この世に未練がなくなって、死がやってくる、………
次の人生に旅立って行く、……… そういうカラクリなんです、……… 」
関口宏
「すいません、………失礼しました、………。」
カツ丼小僧
「いえいえ、………
何も関口さんが、僕に謝ることなどありません、………。
僕も、あの番組には随分と楽しませてもらいましたからね、………。
藤子不二雄A
「そういえば、手塚先生や、石ノ森章太郎も、取り上げてもらったなぁ、………。」
藤岡弘、
「石ノ森先生の時には、私もコメンテーターとして、出演しました、………。
素晴らしい番組だった、………。」
筒井康隆
「俺のは、なかったぞっ、……… 」
関口宏
「あの番組は、全て、ご臨終になった人だけですよ、………。」
一同
「わははははは。」
筒井康隆
「じゃぁ、いずれは、俺のもやってくれるんだなっ、……… 」
関口宏
「あの番組は、もう終了してます、………。」
筒井康隆
「む、………。」
出川哲朗
「ぎゃはははははっ、………。筒井っ、ばかっ、……… 」
カツ丼小僧
「それでですね、………
神の造り上げた、気づいてみればアッという間の人生、………
短い一生といえども、そこには実に綿密な計算、というか、
因果応報、ふぇちずむ怪奇なカラクリが、施されている、………
何故、「因果応報の原則」というものが、人間の人生の中に、
歴然と、一分の狂いもなく、埋め込まれているのか、………
理由は、僕にもわかりません、………
ただ、神がそういう規則を作って、そのように動かしているから、そうなんだ、
としか、言いようがないんです、………。
姓名判断による、数字の持つ意味だって、そうでしょう、………。
3には3、15には15、85には85の、持つ意味があるのですが、
「何故、そうなんだ、?」と言われても、説明できないでしょう、………
神が、この世に、そのような規則を作ったから、そうなんだ、
としか、説明のしようがないんです、………。」
関口宏
「そうだね、………。
そういう事をいうんだったら、何だってそうだ、………。
人間には、何故、目や鼻などの器官が付いていて、
このような形をしているのか、………役割を担っているのか、………
何故、物質には「色」というものがついているのか、………
何故、人間には、水や空気が必要なのか、………
何故? といわれても、そのようになっているのだから、しょうがない、……… 」
カツ丼小僧
「そうですよ、………
現実の事ですから、皆、当たり前のように受け入れているんです、………。
寝ている時に見る「夢」だって、そうです、………
よくよく考えてみれば、とてもおかしくて、不思議な現象のように思えるんですが、
実際に誰もが見て、何度も経験している訳ですから、それは不思議な事でも何でもない。
「夢」を誰もが、当たり前のものとして、受け入れているんです。
本当だったら、超常現象に匹敵するくらい、不思議な出来事だと思いますよ。
夢を科学的に解明しようったて、無理な話です、………。 」
大槻義彦
「科学で、十分解明出来ますよ、………。」
カツ丼小僧
「そうですか、………。
それで、因果応報の方に話を戻しますとね、………
どうしてだか、理由はわかりませんが、
その法則だけで、この世が構築されていると言っていいくらい、
因果応報でしかない、………。
良い行いをすれば、良い報いが目の前に現れ、
悪い行いをすれば、悪い報いが、……という、例の法則の事なんですが、
それ程、単純で教条的なものでもないんです、………。
「人間万事塞翁が馬」だとか、「ピンチはチャンス」、
「急がば廻れ」、「損して得とれ」などという言葉もありますが、
もっと俯瞰的、包括的に人生全体を見渡さなくてはなりません。」
吉永小百合
「因果応報なんて、一見、昔の人の、
「悪い事をしたら、きっと神様のバチが当たるよ、………。
だから、悪い事は絶対にしちゃぁダメだ。」
なんていう、戒めと教示を含んだもののように、聞こえてしまいますけどね、………。」
カツ丼小僧
「ええ、………
でも、僕の言っている因果応報というものは、それとはちょっとニュアンスが違い、
もっと冷徹で、容赦のないものなんです、………。
甘くて温和的ではなく、鋼鉄のはがねのように、冷酷無比です。
四角四面で面白みのない、コンピューターと同じです。
あまったるい、人間的な感情の入り込む余地など、一切ありません、………。
それに「プラマーゼロの法則」とか、「自分中心軸・対照の法則」なども
絡み合って来て、もっと、ずっと複雑なんです、……… 」
マツコ・デラックス
「でもさ、………
あんたの言う通り、人間の人生が、何から何まで、全て決まっていて、
どうにもならないんだって言うのなら、そんな話の議論なんかしたって、
あまり意味がないんじゃないかしら、? ね、違う、?
なんてったって、野球の打球の飛ぶ方向やバウンドの角度まで、
全て、1ミリ1秒の狂いもなく決まっている訳でしょう、………?
そんなんじゃ、もう、どうにもならないじゃない、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……でも、もしかしたら、
これからの、僕の話を聞いて、
「あ、なるほど、……人生とは、そういうカラクリなのか、」と納得して、
これからの生き方を改めようとする人も、いるかもしれないじゃないですか、………。
それに、ここに出席している人の全てが、何らかの影響を受ける筈です、………。
今日の話が、その人の人生の分岐点になる事だって、あり得ます、………。
そういう運命であるのなら、……… 必ず、そうなります、………。」
中村玉緒
「ほうほう、……それは、それは、………
おおきに、おおきに、………。そう言う事なら、楽しみですなぁ、………ぐふふ。」
一同
「カツ丼小僧さんの言う、因果応報というものを、
もっと詳しく、説明してくださぁぁ~~~~~い、………
お願いしまぁぁ~~~~~~~す、………。」
カツ丼小僧
「ええ、………
この事を、何の間違いもなく、正確に伝えると言うのは本当に至難の業なんですが、
とにかく、少しずつでも、やっていきます、………。
まず、因果応報とは言いましても、
因果関係は、どちらが先にやってくるのかわからない、という事です、………。
つまり、「苛める・苛められる」、「褒める・褒められる」、「殴る・殴られる」、
「愛する・愛される」、「憎む・憎まれる」、「騙す・騙される」、
といったものは、一生を通じて、その総量が決まっていると言えども、
順番は、どちらが先か決まっていません、………。
普通、我々人間の考えだったら、先に「苛める」、………
だから、その報いとして、後に「苛められる」、………
その関係が、因果応報という事になるんでしょうが、
実際には、そういうものではありません、………。」
関口宏
「まぁね、………
人生全体が、最初から最後まで、全てが出来上がった物だというのなら、
確かに、そういう道理であっても、おかしくないね、………。」
カツ丼小僧
「ですから、子供時代、長年イジメにあった人は、
実際、後になって、今度は苛める側に回る事になります、………。
いや、正確に言えば、苛められた分だけ、苛める事が出来るんです、………。」
吉岡美穂
「えぇ~~~~~~~っ、???!!!
な、何ですかぁ、? それ、………?
苛められたら、その分、他人の気持ちがわかって、
人に優しくなれるんじゃないんですかぁぁ~~~~~~~っ、???!!! 」
土屋アンナ
「そうよ、そうよっ、………
そうでなきゃ、おかしいわよねぇ~~~~~~~っ、
そんな、とんちんかんな法則、ご法度よ~~~~~~~っ、」
カツ丼小僧
「いや、……それが、実は、……そうは、ならないんです、………
もし仮に、本人にその意思がなかったとしても、
その「苛められた」分だけ「苛める」ように、人生が公平に構築されているんです。
どうあがいても、そうなってしまうんです、………。
本人が「俺は、自分が苛められたからって、絶対に人を苛めはしないぞ、」
と、心中、固く決心していてもダメです、………。
プラスマイナスの総量が同じですから、変えられません、………。
それに我々は、すぐに、苛められた人は「可哀想な人間」で、
苛めた側は「悪い奴」、などと決めつけてしまいますが、
それは、マスコミが流す一方的スタンスの、悪いニュースの影響であって、
実際の真実とは、程遠い所にあると思うんです、………。
苛められる人間というのは、苛められる要素があるんです、………。
もしかしたら、先にペットや飼い犬を苛めていたのかもしれないし、
自分より、弱い立場の人間、………
幼少の者や、弟、妹を苛めていたのかもしれない、………。
真実は、人間には分からないように、隠されているんです、………。 」
麻生太郎
「そうそう、………
ヒトラーのやった事は、何から何まで、全てが悪いだとか、
全て、ヒトラー1人の責任によるものだとか、
単純な決めつけバカが、多すぎるんだよ、………
よく考えても見ろよ、………
実際、ヒトラー1人の力で、何が出来るって言うんだよ、………。
大衆の多くは、当時、熱狂的にヒトラーの言う事に賛同していたんだ。
実際、ヒトラーが主導だった時期には、
アメリカにだって、ヒトラー指示だった奴が大勢いたんだぜ、………
あれは、どうなるんだよ、………
戦争の情勢が悪くなるに従い、みんな一斉に寝返りやがってよ、………
これだから、人間なんて、信用できないってんだよ、くそっ、………。」
カツ丼小僧
「ええ、………
そうですね、麻生さん、………
とても、良識のある政治家とは思えない発言ですが、それは真実です、………。
それでは次回は、その「ヒトラー」を中心に、話を進めてみたいと思います、………
題して、「ヒトラーの真実」という事で、………。」
一同
「えぇ~~~~~~~~~っ、???!!! 」
麻生太郎
「ハイル、ヒットラー、!!!
おめぇら、全員、虐殺だっ、………。わははははは。」