カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 586

綾瀬はるか

「超能力は、身に付きましたか、………? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、……まだです、………。

 兆候すらないんですが、ベイスターズは、勝ち続けています、………。

 ベイスターズの日本一を祝福するためにも、超能力がつくと思っています、………。

 もし、ベイスターズが負けるような事があれば、恐らく、………。」

 

マツコ・デラックス

「約束の期限まで、あと1ヵ月たらず、………

 頑張ってね、………期待はしてないけど、………。」

 

カツ丼小僧

「はい、頑張ります、………

 では、今日もまた、この世の真理の話を始めます、………。

 

 人間の人生は、生まれた時から死ぬ時まで、

 全て一分の狂いもなく決まっている、………。

 どんなに悔しくても嬉しくても、しょうがない、………

 全てが決まっているのだから、………

 そこまでの話はしました、………

 

 それで、僕は若い頃、日本テレビの「知ってるつもり ?! 」という番組を、

 よく見ていたのですが、その番組は、人間の人生を1時間内にギュッとまとめて、

 凝縮して、悲喜こもごも、角度を変えながら紹介していました、………。 

 でもまぁ、どちらかと言えば、人生の最後の方に重点が置かれていましたがね、………

 あたかも、当時者が悲劇の主人公だったかのように、……… 」

 

関口宏

「ええ、……そうですね、……失礼しました、………。」

 

カツ丼小僧

「そうすると、人の一生というのは、随分と悲しいもののように思えてくるのですが、

 決して、そうではない、………。

 

 人生の最後の方というのは、なにか悲劇的に見えるというだけの事です、………。

 余程の若死というのならともかく、人間というのは、

 最後には、段々と死にたくなってきて、死んでいくものなんです、………。

 人生を十分に楽しんで、

 もう、この世に未練がなくなって、死がやってくる、………

 次の人生に旅立って行く、……… そういうカラクリなんです、……… 」

 

関口宏

「すいません、………失礼しました、………。」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、………

 何も関口さんが、僕に謝ることなどありません、………。

 僕も、あの番組には随分と楽しませてもらいましたからね、………。

 

藤子不二雄A

「そういえば、手塚先生や、石ノ森章太郎も、取り上げてもらったなぁ、………。」

 

藤岡弘、

「石ノ森先生の時には、私もコメンテーターとして、出演しました、………。

 素晴らしい番組だった、………。」

 

筒井康隆

「俺のは、なかったぞっ、……… 」

 

関口宏

「あの番組は、全て、ご臨終になった人だけですよ、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

筒井康隆

「じゃぁ、いずれは、俺のもやってくれるんだなっ、……… 」

 

関口宏

「あの番組は、もう終了してます、………。」

 

筒井康隆

「む、………。」

 

出川哲朗

「ぎゃはははははっ、………。筒井っ、ばかっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「それでですね、………

 神の造り上げた、気づいてみればアッという間の人生、………

 短い一生といえども、そこには実に綿密な計算、というか、

 因果応報、ふぇちずむ怪奇なカラクリが、施されている、………

 

 何故、「因果応報の原則」というものが、人間の人生の中に、

 歴然と、一分の狂いもなく、埋め込まれているのか、………

 理由は、僕にもわかりません、………

 ただ、神がそういう規則を作って、そのように動かしているから、そうなんだ、

 としか、言いようがないんです、………。

 

 姓名判断による、数字の持つ意味だって、そうでしょう、………。

 3には3、15には15、85には85の、持つ意味があるのですが、

 「何故、そうなんだ、?」と言われても、説明できないでしょう、………

 神が、この世に、そのような規則を作ったから、そうなんだ、

 としか、説明のしようがないんです、………。」

 

関口宏

「そうだね、………。

 そういう事をいうんだったら、何だってそうだ、………。

 

 人間には、何故、目や鼻などの器官が付いていて、

 このような形をしているのか、………役割を担っているのか、………

 何故、物質には「色」というものがついているのか、………

 何故、人間には、水や空気が必要なのか、……… 

 

 何故? といわれても、そのようになっているのだから、しょうがない、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうですよ、………

 現実の事ですから、皆、当たり前のように受け入れているんです、………。

 

 寝ている時に見る「夢」だって、そうです、………

 よくよく考えてみれば、とてもおかしくて、不思議な現象のように思えるんですが、

 実際に誰もが見て、何度も経験している訳ですから、それは不思議な事でも何でもない。

 

 「夢」を誰もが、当たり前のものとして、受け入れているんです。 

 本当だったら、超常現象に匹敵するくらい、不思議な出来事だと思いますよ。

 夢を科学的に解明しようったて、無理な話です、………。 」

 

大槻義彦

「科学で、十分解明出来ますよ、………。」

 

カツ丼小僧

「そうですか、………。

 

 それで、因果応報の方に話を戻しますとね、………

 どうしてだか、理由はわかりませんが、

 その法則だけで、この世が構築されていると言っていいくらい、

 因果応報でしかない、………。

 

 良い行いをすれば、良い報いが目の前に現れ、

 悪い行いをすれば、悪い報いが、……という、例の法則の事なんですが、

 それ程、単純で教条的なものでもないんです、………。

 

 「人間万事塞翁が馬」だとか、「ピンチはチャンス」、

 「急がば廻れ」、「損して得とれ」などという言葉もありますが、

 もっと俯瞰的、包括的に人生全体を見渡さなくてはなりません。」

 

吉永小百合

「因果応報なんて、一見、昔の人の、

 「悪い事をしたら、きっと神様のバチが当たるよ、………。

  だから、悪い事は絶対にしちゃぁダメだ。」

 なんていう、戒めと教示を含んだもののように、聞こえてしまいますけどね、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 でも、僕の言っている因果応報というものは、それとはちょっとニュアンスが違い、

 もっと冷徹で、容赦のないものなんです、………。

 

 甘くて温和的ではなく、鋼鉄のはがねのように、冷酷無比です。

 四角四面で面白みのない、コンピューターと同じです。

 あまったるい、人間的な感情の入り込む余地など、一切ありません、………。

 それに「プラマーゼロの法則」とか、「自分中心軸・対照の法則」なども

 絡み合って来て、もっと、ずっと複雑なんです、……… 」

 

マツコ・デラックス

「でもさ、………

 あんたの言う通り、人間の人生が、何から何まで、全て決まっていて、

 どうにもならないんだって言うのなら、そんな話の議論なんかしたって、

 あまり意味がないんじゃないかしら、? ね、違う、? 

 

 なんてったって、野球の打球の飛ぶ方向やバウンドの角度まで、

 全て、1ミリ1秒の狂いもなく決まっている訳でしょう、………?

 そんなんじゃ、もう、どうにもならないじゃない、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……でも、もしかしたら、

 これからの、僕の話を聞いて、

 「あ、なるほど、……人生とは、そういうカラクリなのか、」と納得して、

 これからの生き方を改めようとする人も、いるかもしれないじゃないですか、………。

 

 それに、ここに出席している人の全てが、何らかの影響を受ける筈です、………。

 今日の話が、その人の人生の分岐点になる事だって、あり得ます、………。

 そういう運命であるのなら、……… 必ず、そうなります、………。」

 

中村玉緒

「ほうほう、……それは、それは、………

 おおきに、おおきに、………。そう言う事なら、楽しみですなぁ、………ぐふふ。」

 

一同

「カツ丼小僧さんの言う、因果応報というものを、

 もっと詳しく、説明してくださぁぁ~~~~~い、………

 お願いしまぁぁ~~~~~~~す、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 この事を、何の間違いもなく、正確に伝えると言うのは本当に至難の業なんですが、

 とにかく、少しずつでも、やっていきます、………。

 

 まず、因果応報とは言いましても、

 因果関係は、どちらが先にやってくるのかわからない、という事です、………。

 つまり、「苛める・苛められる」、「褒める・褒められる」、「殴る・殴られる」、

 「愛する・愛される」、「憎む・憎まれる」、「騙す・騙される」、

 といったものは、一生を通じて、その総量が決まっていると言えども、

 順番は、どちらが先か決まっていません、………。

 

 普通、我々人間の考えだったら、先に「苛める」、………

 だから、その報いとして、後に「苛められる」、………

 その関係が、因果応報という事になるんでしょうが、

 実際には、そういうものではありません、………。」 

 

関口宏

「まぁね、………

 人生全体が、最初から最後まで、全てが出来上がった物だというのなら、

 確かに、そういう道理であっても、おかしくないね、………。」

 

カツ丼小僧

「ですから、子供時代、長年イジメにあった人は、

 実際、後になって、今度は苛める側に回る事になります、………。

 いや、正確に言えば、苛められた分だけ、苛める事が出来るんです、………。」

 

吉岡美穂

「えぇ~~~~~~~っ、???!!! 

 な、何ですかぁ、? それ、………?

 苛められたら、その分、他人の気持ちがわかって、

 人に優しくなれるんじゃないんですかぁぁ~~~~~~~っ、???!!! 」

 

土屋アンナ

「そうよ、そうよっ、………

 そうでなきゃ、おかしいわよねぇ~~~~~~~っ、

 そんな、とんちんかんな法則、ご法度よ~~~~~~~っ、」

 

カツ丼小僧

「いや、……それが、実は、……そうは、ならないんです、………

 もし仮に、本人にその意思がなかったとしても、

 その「苛められた」分だけ「苛める」ように、人生が公平に構築されているんです。

 どうあがいても、そうなってしまうんです、………。

 

 本人が「俺は、自分が苛められたからって、絶対に人を苛めはしないぞ、」

 と、心中、固く決心していてもダメです、………。

 プラスマイナスの総量が同じですから、変えられません、………。

 

 それに我々は、すぐに、苛められた人は「可哀想な人間」で、

 苛めた側は「悪い奴」、などと決めつけてしまいますが、

 それは、マスコミが流す一方的スタンスの、悪いニュースの影響であって、

 実際の真実とは、程遠い所にあると思うんです、………。

 

 苛められる人間というのは、苛められる要素があるんです、………。

 もしかしたら、先にペットや飼い犬を苛めていたのかもしれないし、

 自分より、弱い立場の人間、………

 幼少の者や、弟、妹を苛めていたのかもしれない、………。

 真実は、人間には分からないように、隠されているんです、………。 」

 

麻生太郎

「そうそう、………

 ヒトラーのやった事は、何から何まで、全てが悪いだとか、

 全て、ヒトラー1人の責任によるものだとか、

 単純な決めつけバカが、多すぎるんだよ、………

 

 よく考えても見ろよ、………

 実際、ヒトラー1人の力で、何が出来るって言うんだよ、………。

 大衆の多くは、当時、熱狂的にヒトラーの言う事に賛同していたんだ。

 

 実際、ヒトラーが主導だった時期には、

 アメリカにだって、ヒトラー指示だった奴が大勢いたんだぜ、………

 

 あれは、どうなるんだよ、………

 戦争の情勢が悪くなるに従い、みんな一斉に寝返りやがってよ、………

 これだから、人間なんて、信用できないってんだよ、くそっ、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 そうですね、麻生さん、………

 とても、良識のある政治家とは思えない発言ですが、それは真実です、………。

 

 それでは次回は、その「ヒトラー」を中心に、話を進めてみたいと思います、………

 題して、「ヒトラーの真実」という事で、………。」

 

 

一同

「えぇ~~~~~~~~~っ、???!!! 」

 

 

麻生太郎

「ハイル、ヒットラー、!!! 

 おめぇら、全員、虐殺だっ、………。わははははは。」