カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 585

マツコ・デラックス

「いよいよ、今日から、この世の真理の話の再開ね、………。

 話したい事が多すぎて、何から話していこうか、ウズウズしているみたいね、………。」

 

カツ丼小僧

「まずは、10月1日夜に起きた、ラスベガス銃乱射事件、………

 これも、全て神による企てです、………。

 いつも言っている事なんですが、この世に存在するもの、

 全て、神が生み出し、操っているんです、………

 ですから、………。」

 

筒井康隆

「この世の事象、存在するもの全てが、神の支配によるものだから、

 人間には、何の責任もない、という事なんだね、………。

 たとえ殺人犯、テロリストであろうとも、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうです、………

 とても過激な言い方で、一般の人が聞いたら、頭の血管がはちきれるくらい

 怒りだすか、呆気にとられるかするんでしょうが、これは真実なんです、………。」

 

杉良太郎

「宇宙の歴史すらも、神が一瞬の内に描いていると言う訳だから、

 その、「神」というのは、我々人間からみれば、途方もないくらい、

 大きな存在、ということになる、………。」

 

王貞治

「OH ! ! ビッグワン ! ! 868号の、私よりも、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 神とは、言うなれば、この世の「絶対者」ですから、

 どう人間が逆らおうが、あがいてみようが、絶対に敵うことなどない訳です。

 ただ、頭を垂れて、屈服するしかない、………。

 人間は神の操り人形なんだ、という事を、我々は知るしかないんです、………。」

 

吉永小百合

「もう、全てが全て、ずっと遥か以前に決まっているものを

 なぞっているだけで、人生は、どうにも変える事が出来ない、という訳ね、………。

 恐ろしい、………。」

 

武田鉄矢

「い、いえ、……そんな考えは、子供への教育上、良くありません、………。

 共産主義にも劣りますよ、………。

 断固として、根絶すべきです。いけませんよ、そんな考えは、………。」

 

カツ丼小僧

「鉄矢さん、………

 そういう意見は、僕はもう聞き飽きました、………

 とにかく、絶対者である神に、おとなしく屈服しなさい、………

 全ては、そこから始まるのです、………。」

 

武田鉄矢

「な、なんですか、あなた、………急に命令口調で、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕も、この考えが頭に及んで、それがこの世の真実なんだ、と知った時、

 いたたまれなくなり、泣き叫びたいような気持になりました、………

 

 まぁ実際は、「知った」のではなく、神によって「気付かされた」、

 という事になるんでしょうけどね、………

 

 今まで現実だと思っていた事が、実は、そうではなく、

 神の造り上げたファンタジーの世界だと気付かされた時には、………

 そして自分は、その中の、たった一つの部品に過ぎない、

 と知らされた時には、もう、………

 

 そんな事があってはならない、………

 いや、こんな事は知らない方が良かったんだと、………。

 胸が切なくなるような苦しい気持ちが20年以上も続いたんですよ、………。」

 

高島礼子

「頭の中に浮かんでくる考えや、感情なども、全て自分のものではなく、

 創造主である神に造り上げられたものだなんて、………

 それだったら、まったく自分というものが無くなってしまうわ、………

 私が、健さんや東生さんを好きなのも、それが神の支配によるものなんて、………

 考えたくもないわ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 もちろん、僕がこれから話して行く内容は、

 一般の、ごく普通に生活している人たちにとっては、

 聞きたくも、信じたくもないような話なんでしょうが、

 一方僕は、神の方から、この世の真実を世の人々に伝えていく使命を

 受けていますので、順繰りに、わかりやすく説いていかねばなりません、………。」

 

マツコ・デラックス

「でも、世の人々が、あなたの話を受け入れられるのかどうかも、

 全てが、神の意志によるものじゃないの、………?

 なんだか、そら恐ろしくなってくるわね、………。

 我々は、まさしく、神の囚人ってことね、………。」

 

一同

「……………。」

 

カツ丼小僧

「マツコさん、………

 僕の言ってる事を、心から理解してくれるのは、今の所、あなただけです、………

 本当に心強い、僕の賛同者であり、味方です、………。

 ありがとう、………心が落ち着きます、……… 

 こんな話、誰にしたって、中々、……… 」

 

マツコ・デラックス

「別に、賛同者って訳じゃないけどさ、………。」

 

沢尻エリカ

「別に、………。」

 

カツ丼小僧

「でも、皆さん、………

 よく考えてみてください、………

 

 我々、この地上に生まれて、まだわずか、数十年足らずですよ、………

 そんな僅かの期間の経験が、もう、自分の常識となってしまっている、………

 自分の人生が、明治の初期から始まって、昭和の中ごろで終わっていたとしたら、

 パソコンだとか、IT機器の存在すら、知らぬ間に終っていたんですよ、………。

 

 西南戦争や、二○三高地で、人生の幕を閉じた人だっているんです、………。

 その人たちの人生には、テレビの存在もなかった、………。

 もっと前の時代だったら、車もカメラも知らなかったんです、………。

 それが、その人たちにとって、当たり前の人生なんです、………。」

 

せんだみつお

「ナハ、ナハ、………一体、何が言いたいんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「基本的なところから、よく考えてみましょうよ、………。

 

 我々は、まず、生まれて物心がつくかつかないか、という時に、

 幼稚園に入学させられたんです、………それが当たり前であって、

 そこに、何の疑問も抱きません、………。 

 

 でも、本当は、そこからがもう、神のマジックに引っ掛かっているのです。

 幼稚園、小学校、中学校、高校、と、それが当たり前のようになっていますが、

 何故、それが当たり前なんでしょうか、………?

 今の年齢になっても、そこに何の疑問も抱きません、………。

 

 執拗に考えてもみれば、

 生まれてすぐ、だだっ広い草原の中にいただとか、強制収容所の施設に送られたとか、

 そんな、シュチュエーションがあっても、良かったと思いますよ。

 

 周りが、ジャングルの密林で、

 奇怪な生物から身を守るのがやっとの生活を強いられたとか、

 あと、自分は人間のようではなく、大きな一つ目の猿のような生き物だったとか、

 オタマジャクシのように、水中を泳ぎ回っていたとか、………。」

 

杉良太郎

「まぁね、……それは確かに、………。

 太古には、アンモナイトや三葉虫のような生き物もいた訳だし、………。

 何があっても、どう生まれても、おかしくないよ、………。」

 

カツ丼小僧

「我々より、まだずっと前の世代の人たちだったら、我々の子供時代とは

 まったく違ったシチュエーションです。

 戦国時代の武将たちの子供時代なんて、想像もつきません、………。

 

 つまり、我々の常識である、幼稚園、小学校、中学校、高校、というのは、

 実は、長い人類の歴史からみれば、つい先ほどの事です、………。

 生まれてすぐ、親に喰われて亡くなっていた、という人生だって、

 決して、……いや、ひょっとすると、例外的ではないかもしれないのです、………。

 多次元宇宙というものが、実在するのなら、……… 」

 

藤子不二雄A

「パラレル・ワールドの事だね、………

 君は、パラレル・ワールドというものを、SF世界の用語ではなく、

 現実の、……この世の真理として、捉えているんだったよね、………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうです、………。

 パラレル・ワールドは、藤子・F・不二雄先生の大人漫画にも、よく出てきましたが、

 僕は、あれを、この世の真実だと思っているんです、………。

 いや、……思っている、なんて、生易しい物じゃありません、………。

 間違いなく、そうだと、確信しています、………。

 

 現在、我々が住んでいる、この世界、………

 それと、とても似てはいるんですが、少し違った世界が、

 次元を超えて、無数に存在しているんです、………。

 

 死んで生まれ変わった時には、また、今我々がいる所とは、

 まったく違ったところに、ワープしたかのように、ポン、と生まれてくるのです。

 

 僕は、無限回の生まれ代わりを信じているのですが、

 こういう考えですと、その説明もつきます、………。

 だって、この世界だけの生まれ変わりだったら、「無限回」の生まれ変わり、

 なんて事は、あり得ませんからね、……… 」

 

マツコ・デラックス

「パラレル・ワールドの観念を、SF用語として定着させたのも、

 神のマジックだったのかもね、………。

 この世の真理を、我々、人間に悟らせないための、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうですよ、……もちろん、そうです、………。

 我々が住んでいる、この世界が、唯一無二、絶対のものだと信じ込ませているのです。

 そうでないと、人生は面白くありませんし、逼迫してきませんからね、………。

 

 生まれ変わりにしてもそうです、………。

 人生は一度きり、………そう思わせる所から、始まっているのです、………。

 もし、人間に、無限回の生まれ変わりを、悟らせてしまったら、

 人間は、今回の人生を、一生懸命、真剣に生きなくなるでしょうからね、………

 神の狙いは、そこにあるのです、………。」

 

関口宏

「うん、………

 そこん所は、お金や健康なんかに関しても、同じ道理だと思うよ、………。

 あんまり恵まれすぎちゃうと、心がたるんじゃったりしてね、………。

 多少、危険や緊張感と隣り合わせの人生の方が、面白いかも、………。 」

 

室井佑月

「さすが、「知ってるつもり ?!」の司会者だっただけの事はあるわね、………。

 関口さん、……深みのある言葉です、………。」

 

 

出川哲朗

「おいおい、………

 なんで今日は、みんな、そんなにまじめくさってるんだよ、………。

 これじゃぁ、俺が笑う所なんか、まったくないじゃないかよ、………。

 俺、どうすりゃいいんだよ、………商売あがったりだ、………。」

 

カツ丼小僧

「まじめくさった話、………次回も続けます、………。 」

 

出川哲朗

「……………。」

 

一同

「わははははは。」

 

明石家さんま

「ヒィーーーーッ、ヒィーーーーッ、………。」