マツコ・デラックス
「いよいよ、今日から、この世の真理の話の再開ね、………。
話したい事が多すぎて、何から話していこうか、ウズウズしているみたいね、………。」
カツ丼小僧
「まずは、10月1日夜に起きた、ラスベガス銃乱射事件、………
これも、全て神による企てです、………。
いつも言っている事なんですが、この世に存在するもの、
全て、神が生み出し、操っているんです、………
ですから、………。」
筒井康隆
「この世の事象、存在するもの全てが、神の支配によるものだから、
人間には、何の責任もない、という事なんだね、………。
たとえ殺人犯、テロリストであろうとも、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、そうです、………
とても過激な言い方で、一般の人が聞いたら、頭の血管がはちきれるくらい
怒りだすか、呆気にとられるかするんでしょうが、これは真実なんです、………。」
杉良太郎
「宇宙の歴史すらも、神が一瞬の内に描いていると言う訳だから、
その、「神」というのは、我々人間からみれば、途方もないくらい、
大きな存在、ということになる、………。」
王貞治
「OH ! ! ビッグワン ! ! 868号の、私よりも、………。」
カツ丼小僧
「ええ、………
神とは、言うなれば、この世の「絶対者」ですから、
どう人間が逆らおうが、あがいてみようが、絶対に敵うことなどない訳です。
ただ、頭を垂れて、屈服するしかない、………。
人間は神の操り人形なんだ、という事を、我々は知るしかないんです、………。」
吉永小百合
「もう、全てが全て、ずっと遥か以前に決まっているものを
なぞっているだけで、人生は、どうにも変える事が出来ない、という訳ね、………。
恐ろしい、………。」
武田鉄矢
「い、いえ、……そんな考えは、子供への教育上、良くありません、………。
共産主義にも劣りますよ、………。
断固として、根絶すべきです。いけませんよ、そんな考えは、………。」
カツ丼小僧
「鉄矢さん、………
そういう意見は、僕はもう聞き飽きました、………
とにかく、絶対者である神に、おとなしく屈服しなさい、………
全ては、そこから始まるのです、………。」
武田鉄矢
「な、なんですか、あなた、………急に命令口調で、……… 」
カツ丼小僧
「僕も、この考えが頭に及んで、それがこの世の真実なんだ、と知った時、
いたたまれなくなり、泣き叫びたいような気持になりました、………
まぁ実際は、「知った」のではなく、神によって「気付かされた」、
という事になるんでしょうけどね、………
今まで現実だと思っていた事が、実は、そうではなく、
神の造り上げたファンタジーの世界だと気付かされた時には、………
そして自分は、その中の、たった一つの部品に過ぎない、
と知らされた時には、もう、………
そんな事があってはならない、………
いや、こんな事は知らない方が良かったんだと、………。
胸が切なくなるような苦しい気持ちが20年以上も続いたんですよ、………。」
高島礼子
「頭の中に浮かんでくる考えや、感情なども、全て自分のものではなく、
創造主である神に造り上げられたものだなんて、………
それだったら、まったく自分というものが無くなってしまうわ、………
私が、健さんや東生さんを好きなのも、それが神の支配によるものなんて、………
考えたくもないわ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、………
もちろん、僕がこれから話して行く内容は、
一般の、ごく普通に生活している人たちにとっては、
聞きたくも、信じたくもないような話なんでしょうが、
一方僕は、神の方から、この世の真実を世の人々に伝えていく使命を
受けていますので、順繰りに、わかりやすく説いていかねばなりません、………。」
マツコ・デラックス
「でも、世の人々が、あなたの話を受け入れられるのかどうかも、
全てが、神の意志によるものじゃないの、………?
なんだか、そら恐ろしくなってくるわね、………。
我々は、まさしく、神の囚人ってことね、………。」
一同
「……………。」
カツ丼小僧
「マツコさん、………
僕の言ってる事を、心から理解してくれるのは、今の所、あなただけです、………
本当に心強い、僕の賛同者であり、味方です、………。
ありがとう、………心が落ち着きます、………
こんな話、誰にしたって、中々、……… 」
マツコ・デラックス
「別に、賛同者って訳じゃないけどさ、………。」
沢尻エリカ
「別に、………。」
カツ丼小僧
「でも、皆さん、………
よく考えてみてください、………
我々、この地上に生まれて、まだわずか、数十年足らずですよ、………
そんな僅かの期間の経験が、もう、自分の常識となってしまっている、………
自分の人生が、明治の初期から始まって、昭和の中ごろで終わっていたとしたら、
パソコンだとか、IT機器の存在すら、知らぬ間に終っていたんですよ、………。
西南戦争や、二○三高地で、人生の幕を閉じた人だっているんです、………。
その人たちの人生には、テレビの存在もなかった、………。
もっと前の時代だったら、車もカメラも知らなかったんです、………。
それが、その人たちにとって、当たり前の人生なんです、………。」
せんだみつお
「ナハ、ナハ、………一体、何が言いたいんですか、………? 」
カツ丼小僧
「基本的なところから、よく考えてみましょうよ、………。
我々は、まず、生まれて物心がつくかつかないか、という時に、
幼稚園に入学させられたんです、………それが当たり前であって、
そこに、何の疑問も抱きません、………。
でも、本当は、そこからがもう、神のマジックに引っ掛かっているのです。
幼稚園、小学校、中学校、高校、と、それが当たり前のようになっていますが、
何故、それが当たり前なんでしょうか、………?
今の年齢になっても、そこに何の疑問も抱きません、………。
執拗に考えてもみれば、
生まれてすぐ、だだっ広い草原の中にいただとか、強制収容所の施設に送られたとか、
そんな、シュチュエーションがあっても、良かったと思いますよ。
周りが、ジャングルの密林で、
奇怪な生物から身を守るのがやっとの生活を強いられたとか、
あと、自分は人間のようではなく、大きな一つ目の猿のような生き物だったとか、
オタマジャクシのように、水中を泳ぎ回っていたとか、………。」
杉良太郎
「まぁね、……それは確かに、………。
太古には、アンモナイトや三葉虫のような生き物もいた訳だし、………。
何があっても、どう生まれても、おかしくないよ、………。」
カツ丼小僧
「我々より、まだずっと前の世代の人たちだったら、我々の子供時代とは
まったく違ったシチュエーションです。
戦国時代の武将たちの子供時代なんて、想像もつきません、………。
つまり、我々の常識である、幼稚園、小学校、中学校、高校、というのは、
実は、長い人類の歴史からみれば、つい先ほどの事です、………。
生まれてすぐ、親に喰われて亡くなっていた、という人生だって、
決して、……いや、ひょっとすると、例外的ではないかもしれないのです、………。
多次元宇宙というものが、実在するのなら、……… 」
藤子不二雄A
「パラレル・ワールドの事だね、………
君は、パラレル・ワールドというものを、SF世界の用語ではなく、
現実の、……この世の真理として、捉えているんだったよね、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……そうです、………。
パラレル・ワールドは、藤子・F・不二雄先生の大人漫画にも、よく出てきましたが、
僕は、あれを、この世の真実だと思っているんです、………。
いや、……思っている、なんて、生易しい物じゃありません、………。
間違いなく、そうだと、確信しています、………。
現在、我々が住んでいる、この世界、………
それと、とても似てはいるんですが、少し違った世界が、
次元を超えて、無数に存在しているんです、………。
死んで生まれ変わった時には、また、今我々がいる所とは、
まったく違ったところに、ワープしたかのように、ポン、と生まれてくるのです。
僕は、無限回の生まれ代わりを信じているのですが、
こういう考えですと、その説明もつきます、………。
だって、この世界だけの生まれ変わりだったら、「無限回」の生まれ変わり、
なんて事は、あり得ませんからね、……… 」
マツコ・デラックス
「パラレル・ワールドの観念を、SF用語として定着させたのも、
神のマジックだったのかもね、………。
この世の真理を、我々、人間に悟らせないための、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、……そうですよ、……もちろん、そうです、………。
我々が住んでいる、この世界が、唯一無二、絶対のものだと信じ込ませているのです。
そうでないと、人生は面白くありませんし、逼迫してきませんからね、………。
生まれ変わりにしてもそうです、………。
人生は一度きり、………そう思わせる所から、始まっているのです、………。
もし、人間に、無限回の生まれ変わりを、悟らせてしまったら、
人間は、今回の人生を、一生懸命、真剣に生きなくなるでしょうからね、………
神の狙いは、そこにあるのです、………。」
関口宏
「うん、………
そこん所は、お金や健康なんかに関しても、同じ道理だと思うよ、………。
あんまり恵まれすぎちゃうと、心がたるんじゃったりしてね、………。
多少、危険や緊張感と隣り合わせの人生の方が、面白いかも、………。 」
室井佑月
「さすが、「知ってるつもり ?!」の司会者だっただけの事はあるわね、………。
関口さん、……深みのある言葉です、………。」
出川哲朗
「おいおい、………
なんで今日は、みんな、そんなにまじめくさってるんだよ、………。
これじゃぁ、俺が笑う所なんか、まったくないじゃないかよ、………。
俺、どうすりゃいいんだよ、………商売あがったりだ、………。」
カツ丼小僧
「まじめくさった話、………次回も続けます、………。 」
出川哲朗
「……………。」
一同
「わははははは。」
明石家さんま
「ヒィーーーーッ、ヒィーーーーッ、………。」