カツ丼小僧
「吉岡美穂さんは、2002年(平成14年)、
土屋アンナさんは、2003年(平成15年)に、NHK教育番組の
『イタリア語会話』に出演していたんですけど、
実は僕にとって、この2つの年度は、天国と地獄ほどの差があったんです、………。」
吉岡美穂
「そ、……そうなんですか、………? 」
カツ丼小僧
「そ、……そうなんですよ、美穂さん、………。
僕は、美穂さんの出演していた2002年は、もう、死にたい死にたい、と、
そればかり考えていた年だったんです、………38歳の時ですね、………。
でも、どうやったら死ねるのか、………痛くて苦しむのは嫌だし、
自殺する勇気も度胸も、まったくないんです、………。
ただ、真っ青な顔をして、布団にくるまって、ガタガタ震えていました、………
まさしく、地獄です、………。」
吉岡美穂
「えぇ~~~~~~~っ、???!!!
そ、そんなっ、……… 縁起でもないっ、……… 本当ですかっ、………?
私のカラダで、癒やしてあげられたら、……… 」
一同
「えぇ~~~~~~~~っ、 ???!!! 」
カツ丼小僧
「何故ってね、………
僕は、子供の頃から、赤塚不二夫さんや、藤子不二雄さんのような、
スター漫画家に憧れて、自分も将来は、そのようになるんだ、と決心して、
若い内から、漫画家の道を目指して、出版社に原稿を持ち込んでいたのにもかかわらず、
どこの出版社にも採用されず、そのまま年だけをとって、
いつの間にか、30代後半、………
まぁ、実際に持ち込みを続けていたのは、32歳までで、
その後は、ギャンブルなどをして気を紛らわせ、ただブラブラと
遊んでいただけだったんですが、
精神的には、もう、ほとほと疲れ果て、頭の中は「絶望」という言葉だけで、
埋め尽くされていたからなんです、………。
38の時は、恐怖感に押しつぶされそうになりながら、
一体、どうやったら死ねるのかと、ただ、そればかり、………。」
土屋アンナ
「うふふ、………そうかなぁ、………?
私、どんなに辛い事があっても、死のうなんて、一度も考えた事がありませんよ。」
パンツェッタ・ジローラモ
「ソウデスヨ、………
ジサツハ、イケマセン、………ジサツハ、ヒキョウモンノヤルコトデス、………
アカルイ、イタリアジンノヨウニ、ヨウキニ、ノリコエマショウ、………。
カンツォーネデモ、クチズサミナガラ、………。」
男性一同
「♪ワ~~ハハハ、ワハハハハッ、ワッハ~~~ハ、……… 」
女性一同
「♪オ~~ホホホ、オホホホホッ、オッホ~~~ホ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、……でも、………
僕は、生まれながらのノイローゼ気質でして、
この、ひ弱な精神だけは、どうにもならないんです、………。
どうあがいても、変えられません。
とにかく、いつも自分に、「客観的になれ、」と言い聞かせています。
あと、神様にお願いして、「神よ!助けてくれ、」と、………
ただ、それだけです、………。」
土屋アンナ
「でも、カツ丼小僧さん、………
今だって、ちゃんと元気に、生きているじゃないですかぁ~~~~。
たいしたものですよ、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……そうなんです、………
翌年の、2003年4月に、試しに送ってみた、エロイラストが雑誌に掲載されまして、
なんとか、息を吹き返した、という感じだったんですが、
僕は、投稿の事、何も知らなかったんで、前の号とか、その前の号などを見ると、
いつも同じ人ばかりが掲載されていたんで、
「これはきっと、殆どの人が「コネ」で掲載されているんだ、」と思い込んで、
もう、次の号からは載らないだろうと、思っていたのですが、また載った、………
それで、嬉しくなって送り続け、今まで15年間に渡り、投稿をし続けてきた、
という訳です、………。
お金は、左程もらっていた、と言う訳ではないんですが、
商業雑誌に自分の描いたイラストが掲載される喜びというのは、
当時の僕にとって、何物にも代えられない物だったんです、………。
今まで、ほとんど、そういう事がなかったもんで、………。
うひょひょひょひょ、………
やっと、春が来たんだ、やっと、……という感じでした、………。 」
土屋アンナ
「それで、一挙に、「地獄」から「天国」に舞い上がった、と言う訳ね、………。
それなら、私や、私の『イタリア語会話』は、カツ丼小僧さんにとって、
救世主・メシアのような、存在なのかもね、………
さぞや気分よく、勉強できたでしょう、………。」
カツ丼小僧
「いや、それが、………
自分のイラストが雑誌に掲載されてから、そっちの方ばかりが気になっちゃって、
もう、イタリア語の勉強どころじゃ、なくなっちゃったんですよ、………。
頭の中は、どんなに色っぽいイラストを描いて送ろうかと、
ただ、それだけになって、………。
ですから、アンナさんのイタリア語会話は、
途中から、殆ど観なくなっちゃったんです、………。すいません、………。」
土屋アンナ
「なんだぁ~~~、……… ガッカリ、………。
オマ○コ、舐めさせてあげないよ~~~~だ、………。」
一同
「えぇ~~~~~~~~っ、 ???!!! 」
吉岡美穂
「そ、それじゃぁ、2002年度の、私の方は、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、……
それはもう、熱心に観ていましたし、勉強もしました、………
今では、もう、殆ど忘れてしまって、ウロ覚えですけどね、………。
とに角、頭の中に湧いてくる嫌な思い、不安感を払しょくするために、
勉強していたようなもんです、………。
恐怖心から逃れるために、単語カードをいっぱい作って、
ただひたすら、単語を覚えました、………。
OOJI(オッジ)、今日、……… DOMANI(ドマーニ)、明日、………
PRONTO(プロント)、もしもし、……… 」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「美穂さんの時には、ジローラモさんの他にも、ダリオさんという、
やたら、声の甲高い、イタリア人も、いましたがね、………。
大音響で、耳がつん避けそうになりました、………。
あの時から、未だに、耳鳴りが治らない、……… 」
一同
「わははははは。そんなぁ~~~~~。」
吉岡美穂
「あら、……ダリオさん、………
その方は、私の時だけでなく、ずっとレギュラーの方なんですよ、………。
確かに、すごい声でした、………。」
カツ丼小僧
「ですから、美穂さんのイタリア語会話は、ほぼ毎回観ています。
とっても苦しくて、顔中が青ざめて、土気色の状態でしたがね、………。」
吉岡美穂
「私の笑顔で、癒やされなかったんですか、………? 」
カツ丼小僧
「いえ、とても、……それどころの状態じゃ、………
生きるか死ぬかの、極限でして、………。」
マツコ・デラックス
「でも、アンタも凄いわね、………。
それから間断なく、15年間も、イラストを描き続けてきたなんて、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……そうなんですが、………
そろそろ、僕の投稿イラスト生活も、終ろうとしているんです、………。
もう、絵が描けなくなりました、………
くやしいけど、どうにもならない、……しょうがない、………。」
一同
「……………。」
マツコ・デラックス
「また、地獄の生活に、舞い戻りって事になるかもよ、………。」
カツ丼小僧
「ええ、………
それは覚悟しています、………でも、これは運命です、………
いつも言っているんですが、人間の人生なんて、全てが不可抗力で
どうにもならない、………。
僕だって、本音としては、いつまでも続けていたいんです、………。
僕にとって、こんな楽しい趣味は、他にありませんからね、………。
でも、もしかすると、これが人生の分岐点ともなって、
案外、いい方向に転がっていくかもしれませんし、それを期待しています、………
ちょうど、2002年の地獄から、2003年の天国へと変ったように、………
ひょっとすると、……来年に幸運が、……… 」
マツコ・デラックス
「そうね、………
そう考えていた方が、いいかもね、………。
その方が、きっと人生も楽しくなるわよ、………。
悲観主義者のあなたには、ちょっと難しいかもしれないけど、………。」
カツ丼小僧
「頑張ります、………。
皆さんも、カツ丼小僧への、今まで通りの応援を、よろしくお願いします、………。」
一同
「はぁぁ~~~~~~いっ、………
私たちは、いつだって、カツ丼小僧さんを見捨てる事はありませぇ~~~~ん、………
これからも、ずっと、見守っていきまぁぁ~~~~~~すっ、……… 」
カツ丼小僧
「ありがとう、……ありがとう、………。
僕、本当に嬉しいよ、………感激のあまり、
今にも肛門が破裂して、ブッとい一本糞が飛び出て来そうだ、………
それでは、感激、感動も、絶頂に達したところで、
今回は、ここで終了とします、………
皆さんも、寝る前には、一本糞が飛び出て来ないように、
肛門には、しっかり、きつく栓をして、寝てくださいね、………
それでは、皆さん、………
イタリア語、最大の単語で、………
CIAO(チャオ~~~~~~~~ッ、) 」
一同
「CIAO(チャオ~~~~~~~~ッ、) 」