カツ丼小僧
「裕美さん、………
久しぶりに観ましたよ、………
1979年に放送された、NHK少年ドラマシリーズの『七瀬ふたたび』、………
第1話と第2話が、You tube にアップされていました、………。」
多岐川裕美
「ほほほほほ、………。そうですか、………
それは、良かったですわね、………。それで、感想は、………? 」
筒井康隆
「む、………。」
カツ丼小僧
「いや、もう、ホントに、………
久しぶりにまた、ゾクゾクするような感慨を味わいましたね、………
30代の時、レンタルビデオ店で、このビデオを初めて発見し、
「えっ、……? こんなものがあったのか、………? 」と、
心臓をドキドキ高鳴らせながら、観た時とまったく変わりはしません、………。
素晴らしい、………。特に裕美さんが凄い、………
やはり、火田七瀬役は、多岐川裕美さんしか、いないんだな、と、
改めて感じました、………。
僕のイメージ、………超能力美女、火田七瀬、……永遠の恋人そのものです、………。
たった2話しかアップされていなかったのが、ちょっと残念でしたが、………。」
多岐川裕美
「ありがとうございます、………。
カツ丼さんに、そう言ってもらえると、本当に嬉しいですわ、………。
お礼に今度、お相手して差し上げますわね、………。 ほほほほほ、………。」
一同
「えぇ~~~~~~~~っ、???!!! 」
華子
「お、お母さん、………
私には、いつも謹厳に生きるように言ってるくせに、………。なによ、……… 」
多岐川裕美
「あ、あら、……そうでしたかね、………? おほほほほほ、………。」
一同
「おほほほほほ、………。」
カツ丼小僧
「さて、………
それでは次に、いよいよ、前回からの話題、この世の真理と『エディプスの恋人』の
話題に移りますが、……… 」
筒井康隆
「む、………。」
カツ丼小僧
「僕が最初に、この本を手にしたのは、高校生の時だったと思いますが、
前著『七瀬ふたたび』に比べると、話の中に、左程の盛り上がりがなく、
なにか、淡々と読み過していったような記憶があります、………。」
筒井康隆
「む、………。」
カツ丼小僧
「しかしですね、………
大学受験も終わり、とりあえず、ひと段落ついて、
20~25歳ぐらいの間に、また何気なく、この書物を何度か読み返してみたんですが、
僕は、この書が、この世の真理を解いた
恐るべき禁断の果実書だとの確信に至りました。」
アントニオ猪木
「そ、……そんなに凄いものなんスか、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、……そうです、………
なんといいますか、………
我々の今まで培ってきた常識の観念を、根本から変えてしまうものです、………。
世界観、宇宙観が、180°、まったく変わってしまいます、………。
ここで僕が言いたいのは、ここに書かれてある内容を、
ただ単にSFの作り話、ある種のおとぎ話、と捉えてしまっては、
それで終わってしまうという事なんです、………。」
きゃりーぱみゅぱみゅ
「私、本を読んでいないから、わからな~~~い、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……ですから、まず、本を読んでください、………。
ネットで取り寄せるなどして、………。
でも、そのためには、最低でも、その前の『七瀬ふたたび』も、
読んでもらわなくてはなりません、………。
僕が、若い内から哲学的思索に耽り、この世の真理を深く掘り下げて
考えるようになったのも、元はと言えば、この本のお蔭なのです、………。」
岡田奈々
「具体的に説明してくださぁ~~~い。
本を読んでない人にも、よくわかるように、………。」
カツ丼小僧
「おっ、……これは、これは、………
AKE48の、岡田奈々さんですか、………初めまして、………
来てくれていたんですね、………。
今週号の少年サンデーの表紙で初めて知りました。
愛称は、「なぁちゃん」ですか、………かわいいなぁ、………。」
岡田奈々
「ええ、………。
高橋みなみさんや、指原莉乃さんに、この座談会の事を知らされて、
やって参りました、………。
でも、私、まだ19歳の未成年者ですからね、………
エッチな事に、巻き込むのはやめてくださいよ、………。うふふっ、……… 」
カツ丼小僧
「身長が、155cmですかぁ、………ぐふふふ、………
なんか、苛めたくなっちゃうなぁ、………。」
松坂慶子
「カツ丼さん、………そんな事より、話の方を先に進めて、……… 」
カツ丼小僧
「そ、そうですね、……すいません、………
この本の中で、主人公・七瀬は、香川智広という高校生に恋をしてしまうのですが、
実は、その恋の感情というものが、自分の意志などではなく、
他者の感情だという事を、知らされたのです、………。 」
一同
「?、?、?、?、?、」
カツ丼小僧
「それでは、これから、この世の真理を思いつくままに列挙します、………。
尻の穴を、かっぽじって、よく聞くように、………。
●普段、我々が自分のものだと思っている、意志や感情は、
実は、本当の自分の意志や感情ではなく、他者によって作られた偽物の感情である。
●漫画のキャラクターたちが、
自分やその周囲を、漫画家によって描かれているのを
知らないのと同様、実は我々も、自分たちの行動や思考、姿、形までも、
他者によって描かれている事を知らない。
●ここで言う「他者」というのは、もちろん言うまでもなく、
この世の創造主である「神」の事です。
神とは、平たく言うと、この宇宙を一瞬にして消してしまうことの出来る存在であり、
また我々が現在住んでいる、この世界と似たような世界を、
一瞬にして、いくらでも造り上げてしまう存在であります、………。
いわば、魔法使い、………。
●このような絶対的存在に対しては、当然だが何人たりとも無力です。
いや、それどころか、歴史上の過去の英雄なども、全て神に造られ、
動かされているのです、………。
人間の行動というものは、1ミリ1秒の狂いもなく、全て決定づけられていて、
一人一人の人間の歩む道が、途中から変わる事はありません。
●行動が決定づけられているのは、人間だけではありません。
動植物や、建造物、置物、チリ、ホコリなど、この世の森羅万象、すべてのものが
その時間帯に、姿、形を微妙に変化させながら、その場に、そのように存在している
のです。
「神は細部に宿る」などとも言いますが、細部どころか、
この世の、どんな隅々までをも神が支配しているのです、………。
そう、……それこそ地球上の、一つ一つのアリの巣の、穴の中までも、………。
たった一つのアリの巣の中にまで、大きなドラマが展開されている訳ですが、
それも皆、神の創造です、………。
●時間の経過、………。
時間は、現在から未来に向かって「進んでいる」のではない、………。
もう、既に出来上がっている未来に現在が「引っ張られている」んだ、という考え。
考えてもみれば恐ろしい事で、人間には、人生選択の余地は残されていません。」
筒井康隆
「いや、……だからねぇ、……君、………。
あれは、ただの娯楽だと言ってるじゃないか、………。
SFとしての、娯楽小説、………。あまり真面目にとってもらっても、………。
君、いつもそんなに深刻だと、脳や体に悪いよ、………。」
カツ丼小僧
「ええ、……ですから、………
これから話す事は、全て、『エディプスの恋人』から端を発して
僕が考えた、この世の真理、……「タカノ理論」という事にしておきます、………。
『エディプスの恋人』は、筒井さんの作品ですから、
僕などが、あまり勝手に論評などするのも、気が引けますので、………。
あの作品は、やっぱり、普通の SF娯楽作品として気軽に読んだ方が、
読者も、楽しいと思います、………。」
筒井康隆
「うん、………。」
田原俊彦
「あはははははっ、………。」
きゃりーぱみゅぱみゅ
「自分の意志や感情が、自分のものではない、というのは、
まったく理解出来ません、………。
もし、そうだとしたら、自分って何なんです、………?
考えただけでも、悲しくなってきちゃうわ、……… 」
渡辺麻友
「ちょうでちゅよ、………まゆゆは、まゆゆ、でちゅよ、………
まゆゆ以外の何者でも、ありまちぇんよ、………。
あれっ、……? それとも、渡辺麻友か、………?
わからなくなってきちゃった、………。」
一同
「わははははは。」
今井メロ
「この座談会に、私が出席しているのも、偶然ではなく、もう運命で、
あらかじめ決まっていたと言うのね、………なんか、怖いわ、………。」
菜々緒
「しかも、座談の内容まで、……全てが、……… 」
ヴァニラ
「……… 決まっていた、………なんて、……… 」
渡邉恒雄
「お、おいっ、………
お前っ、……前途ある若者たちに、つまらん事を吹きこむなっ、………
そんな考え、吹きこんで、わ、若者の未来を滅茶苦茶にするつもりかっ、………
そんなことだったら、お前にゃ、もう読売独裁者の地位は譲らんぞっ、………。
よ~~く、覚えとけ~~~~~ッ、………。ふがふがふが、……… 」
カツ丼小僧
「読売独裁者の地位、……?
いりませんよ、………。そんなものがなんだというんです、………。
そんなもの、広大無辺な宇宙真理とくらべたら、屁でもありませんよ。
ちっこい、ちっこい、………僕のチ○ポよりも、もっと、ちっこい、………
ナベツネさん、………僕はね、………
この世に宇宙真理を解き明かす使命を、神から授けられているのです。」
渡邉恒雄
「ほ、…… 神じゃと、………?
神というのは、そんなに凄い物なのか、………?
わしゃぁ、無神論者じゃ、………そんなものは、信じんぞ、………。
だからこそ、何十年も、読売の独裁者でいられたんじゃ、………。
わかったか、小僧、………。わははははは。」
カツ丼小僧
「わかりましたよ、………ドン、………
でも僕は、「小僧の神様」です、………これから暫くは、話を続けさせて頂きます。」
渡邉恒雄
「う、………。」
藤子不二雄A
「ドーーーーーーーーーーーン ! ! 」
カツ丼小僧
「それでは、今日は、もう時間となりました、………。
この神聖なる座談のテーマは、また次回に回します、………。」
一同
「皆さん、今夜も、よ~~~く、歯を磨いて、いい夢を見ましょう、……… 」
カツ丼小僧
「あ、あらら、……いつも言ってる事を、先に言われちゃった、………。
今日は、どうしたら、いいのよ、………。」
一同
「バッハッハ~~~~イ、………グッドラ~~~~~クッ、………。」
カツ丼小僧
「バッハッハ~~~~イ、………グッドラ~~~~~クッ、………。
あらら、………。」
渡邉恒雄
「わははははは、………。
こ、これはいい、………。最高じゃ、………。わはははは。うわははははは、………。」