カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 576

アレックス・ラミレス

「……………。」

 

カツ丼小僧

「……………。」

 

アレックス・ラミレス

「……………。」

 

カツ丼小僧

「どうしました、………? ラミレス監督、………?

 ついに、横浜DeNAのリーグ優勝は、完全に消滅しましたね、………。」

 

アレックス・ラミレス

「………スイマセン、………。」

 

一同

「……………。」

 

中畑清

「カツ丼さん、……何も、そこまで、ラミレス監督を責める事はありませんよ、………。

 世の名には、どうにもならない事だって、あるんですよ、………。

 カツ丼小僧さんの人生だって、今まで、そうだったでしょう、………。

 

 すべては、不可抗力なんです、………。

 カツ丼さんが、いつも言ってる事じゃないですか、………。」

 

カツ丼小僧

「はい、………。わかってます、………。

 僕には、とても、他人の事を責めるような資格はありません、………。

 今までが、そういう人生でした、………。辛く、悲しい人生、………。

 ぬか喜びばかりが多く、望みは殆ど叶わなかった、………。デクノボウ人生、……… 」

 

中畑清

「いや、……何も、そこまで、………。」

 

カツ丼小僧

「一体、何のためにこの世に生まれてきたのか、ふと、わからなくなる時がある、………

 堀江さんのように、どんなに世間から叩かれようとも、塀の中にぶちこまれようとも、

 人生を好転させ、強く、逞しく、陽気に生きている人間が羨ましい、………。

 僕には、あんなバイタリティーはない、………すぐ悲観的になって、……… 」

 

堀江貴文

「……………。」

 

カツ丼小僧

「ラミレス監督、………。

 いや、……中畑前監督も、そうですが、………

 今まで、あなた方を責め立てていたのは、僕の我儘です、……お許しください、………。

 座談会の主催者であるのをいいことに、いい気になっていたんです、………。」

 

堀江貴文

「泣き言はいいよ、………。

 時間の無駄、……生産的じゃないし、………。

 そんなグチ、ダラダラ聞かされる方の身にもなってみろってんだよ、………。」

 

カツ丼小僧

「お、お、おがぁじゃぁぁ~~~~~~~ん、ん、ん、

 お、おれ、なんか、とっても、空しいんだよぉぉ~~~~~~~っ、

 も、もう、死にてぇよぉぉ~~~~~~~~っ、

 うぎゃわわわ~~~~~~~~~ん、ん、ん、……… 」

 

一同

「ど、……どうしちゃったんだろう、………???

 今日のカツ丼さん、……… ちょっと、おかしいぞ、………。」

 

カツ丼小僧

「長年の憧れだった、超能力も、一向に自分の身に付く気配はないし、………

 もう、お金も、気力も、体力も、全てが尽きて来た、………

 持病の糖尿病も、ますます悪化、………

 ついに、夢を捨てる時が、来たんだろうか、………? 」

 

一同

「……………。」

 

堀江貴文

「もう、いいから、………

 こんな人間、ほっといて、先へ進みましょう、………。

 死にたい奴は、勝手に死ね、………。

 

 今日は、超能力の中でも、極めつけ、………『テレポーテーション』の話題です。

 時間節約の僕にとっては、喉から手がでる程、欲しい物だ、………。 

 これなら、東京から大阪まで、一瞬の内に、………ふふふっ、……… 」

 

筒井康隆

「そういえば、『七瀬ふたたび』では、テレポーテーションの出来る

 超能力者は描いていなかったなぁ、………。

 もし、描いていたら、あの話は、まったく違ったものになっていただろうと思う。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうですね、………。

 悪の暗黒組織も、果たして、七瀬たちを追ってこれたかどうか、………。

 

 ああ、………ああ、………

 悪い事は、もう致しません、………悪い事は、もう致しません、………

 神様、お許しください、………神様、お許しください、……… 

 なんまんだぶ、なんまんだぶ、………ほう、ほけきょう、………。」

 

筒井康隆

「は、………? 」

 

多岐川裕美

「先生、……すいません、………

 カツ丼さんってね、……この方、とっても、精神が不安定で、

 時折、発作的に、おかしな状態になるんですのよ、………。

 いきなり奇声を上げたり、……そこらを飛び跳ねたり、………。

 

 なんでも、カツ丼さんの信奉する占い、『紫微斗数占星術』で

 カツ丼さんの運命式を占うと、「福徳宮」という精神の安定度を占うところがあって、

 そこが、最悪中の最悪、……「破軍星」の「落陥」なんですって、………

 私にも、意味はよくわかんないけど、………相当、酷いらしいのよ、………

 ここまで、生きてこれただけでも不思議なくらいなんですってよ、……… 」

 

筒井康隆

「ほう、………。」

 

多岐川裕美 

「これでは、どんなにお金を持っていても、健康であっても、

 仕事がうまく行っていたとしても、決して満足する事がなく、

 際限なくストレスが溜まって、苦しみ、悩み続けなければならないんですって、………

 ましてや、うまく行ってない時は、……… 」

 

華子

「ずっと、占いにしがみついてきたのも、そのためだったんでしょうね、……… 」

 

カツ丼小僧

「ひっく、……ひっく、………

 おがぁぢゃ~~~~~~~ん、………ひっく、ひっく、……… 」

 

筒井康隆

「う~~~ん、………でも、これでは、ちょっと、酷すぎる、………。」

 

堀江貴文

「自分の性格の弱さを、占いのせいにするなんて、………。

 なんてぇ奴だ、……… 」

 

志茂田景樹

「大丈夫です、………

 カツ丼さんは、今にきっと、立派な超人となります、………。

 見守って行きましょう、……… 」

 

今井優子

「そうねっ、………♡。」

 

カツ丼小僧

「おがぁぢゃ~~~~~~~ん、………

 おがぁぢゃ~~~~~~~~ん、………。ういっぐ、……ういっぐ、……… 」

 

一同

「……………。」

 

多岐川裕美

「可哀想な、カツ丼さん、………

 私の体を毛布代わりにして、くるんで温めてあげたいわ、………。」

 

カツ丼小僧

「えっ、……? 本当っ、………?

 ゆ、裕美おがぁぢゃん、ありがとうっ、♡………。」

 

多岐川裕美

「ほほほほほ、………。

 言っておきますが、

 私は、あなたのお母さんという齢ではありませんわ、………。」 

 

華子

「そうですよ、………失礼ねっ、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「すいません、裕美お姉さま、………

 火田七瀬と多岐川裕美は、僕の永遠の恋人です、………。

 今後とも、よろしくお願いします、………。

 

 でも、よくよく考えてもみれば、僕の精神が際限なく不安定なのも、

 結局は、女のためとも言えるのかも知れない、………。

 神様が、わざわざ、そのようにしたのかも、………。

 

 精神不安定であるが故に、女の温かい笑顔が、どうしても欲しくなるんだ、………

 もう、その顔を見ているだけでいい、………それだけで十分倖せ、………。

 

 そして更に、温かな柔肌にも締め付けられて、永久にくるまれていたい、………。

 自分の周囲には、大勢の美女たちの温かな笑顔と柔肌しかない、………。」

 

堀江貴文

「皆さん、……こんな奴は、ほっといて、

 そろそろ、「テレポーテーション」の話に瞬間移動しましょう、………。

 もう、うんざりだ、………。」

 

カツ丼小僧

「うん、………そうだ、………

 僕が子供の頃読んだ、石ノ森章太郎さんの大人漫画に、

 『奇妙な友人たち』というのがあって、

 その漫画は、一回一回の読みきりだったんですが、その中の一つに、

 

 ガマガエルのような顔をした、醜い男が自分の部屋の中で、

 憧れの女を想像しながら、必死になってマスを掻いている内に、

 その胡坐を掻いて、シコっている状態のまま、本人の意志とは関係なく、

 その思い浮かべていた女の部屋に、テレポーテーションしてしまった、

 という話が、ありました、………。細かい所の記憶は定かではありませんが、……… 」

 

筒井康隆

「わははははは、………。

 テレポーテーションした部屋の中に、女もいたんだね、………?

 本人の男の方も、ビックリしたろうけど、女の方も、さぞや驚いた事だろうね、………。

 屁の一発でも、飛び出たんじゃないだろうかね、………。

 石ノ森さんの描く女の事だから、相当な美人だったと思うけど、………。」

 

カツ丼小僧

「たまに、You tube の動画に、

 本物のテレポーテーションの動画がアップされていますけど、

 ああいうのを見ると、本物としか思えないものがある、………。

 疑いようのないものがある、……… とても作り物とは思えない、………。」

 

刀根麻理子

「決定的な瞬間を捉えたものね、………でも、どうやって、撮影したのかしら、? 」

 

カツ丼小僧

「いや、ですから、………

 撮影中、たまたま映っていたものか、あとは、監視カメラのようなものに

 偶然、映っていたものですよ、………。

 凄い物を、いくつか見ました、………

 バカな僕ですが、自分が騙されているとは思えない、……… 」

 

小池栄子

「でも、カツ丼小僧さんは、どこに移動してみたいんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「う~~~ん、………

 栄子ちゃんの子宮の中、とか、………。」

 

小池栄子

「きゃぁぁ~~~~~~っ、

 私の子宮、………いっぺんに破裂しちゃいますよぉぉ~~~~~~~っ、」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「いやだなぁぁ~~~~、………

 そんな事出来る訳、ないじゃないですか、………。

 僕が小型化でもすれば、話は別ですが、………。」

 

小池栄子

「うん、………

 小型化してでも、入ってくれれば、私がひな鳥の飼育のように、

 一生懸命、温めて、育ててあげますわ、………本当よ、………。」

 

カツ丼小僧

「うわぁぁ~~~~~いっ、………

 さっすが、小池、いい子ちゃんっ、………。嬉しいなぁ、………。」

 

堀江貴文

「ふん、………。」

 

カツ丼小僧

「それでは、今回は、ここで時間のようです、………。

 悲しい、お別れの時間ですが、

 今夜は男性諸氏の皆さんも、大好きな女の子の子宮の中で、

 ぐっすりと眠る夢でも、見てください、……… 」

 

男性一同

「?、?、?、?、?、」

 

カツ丼小僧

「それでは、グッド、ナイト、………。」

 

一同

「グッ、ナァァ~~~~~~イッ、」

 

堀江貴文

「皆さん、……睡眠は大切です。

 深い睡眠を、たっぷり摂りましょう、………。

 でないと、起きている時間を有意義に使えませんから、………。」

 

 

藤子不二雄A

「手塚先生も、藤本も、石ノ森も、

 徹夜続きで、睡眠時間が少なかったから早死したと、よく言われるけど、

 僕は、もう80を超える所まで生きた、………。何故だろう、………?

 寝てないのに、………? 」

 

筒井康隆

「わははははは、………。わしもじゃ、わしもじゃ、………。」