カツ丼小僧
「たった今、訃報が入りました、………。
羽田孜(はた・つとむ)元首相が、今日、28日午前7時6分、老衰のため、
東京都内の自宅で、お亡くなりになりました、………。
82歳でした、………。
羽田さんは、政治改革の実現を唱えて、自民党を離党し、
1994年(平成6年)に、非自民連立政権で首相を担いましたが、
在職日数は、現行憲法上で最短の64日間でした、………。
葬儀は、9月8日午後1時から、東京都港区南青山2の33の20、
青山葬儀場で、………。 喪主は、妻、綏子(やすこ)さん。
………という事です、………。 」
小沢一郎
「……………。」
カツ丼小僧
「おや、……? 小沢さん、……どうなされました、………?
目に、うっすらと、涙など浮かべて、………
いや、……やっぱり、そうでしょうね、………
小沢さんは羽田さんとは生前、相当、親しい間柄でしたからね、………。
お察し致します、………。」
小沢一郎
「うん、………
羽田孜とは、色々あって、途中、仲違いもしたけれど、
結局、俺の一番の友人で、俺にとっての良き理解者でもあったんだ、………。
我が同志よ、………彼の死は、悔しくてならない、………。合掌、………。 」
石原慎太郎
「わははははは、………。
羽田君、一時は、君の事を、「ヒトラー」だと叫んでいた時もあったけど、
あれは、どうなったんだね、………? 」
小沢一郎
「あ、あなたのような人に、
つまらぬ質問を受けたくないので、あります、………。」
麻生太郎
「何と言っても、64日で、首相辞任となった訳だからね、………
今まであった、石橋湛山(いしばし・たんざん)氏の記録を抜いて、
歴代首相の中で、最も短命に終わった、………。
これは、ちょっと恥ずべき記録だよ、………
俺の方が、まだもったもんな、、………。
俺は、358日、………。1年弱だ、………。 ふふふっ、……… 」
瀬戸内寂聴
「それほど、いばって、言うほどの事ではないと思いますけど、………。
おほほほほほ、………。 」
一同
「わははははは。」
麻生太郎
「うん、………
それもこれも、結局は、小沢さんが社会党と手を結ばなかったから、………
全て、小沢さんの責任だ、………
羽田さん、その事を、いつまでも根に持っていたんじゃないのかなぁ、………。」
小沢一郎
「…………………………。
は、羽田孜は、そ、そのような事を、………
い、いつまでも根に持つような、チンケな男では、………ないので、………あります。」
佐藤江梨子
「石橋湛山って、………? 」
麻生太郎
「うん、………
1956年(昭和31年)の、12月に自民党から、
第55代、内閣総理大臣になった人なんだけど、
翌年すぐに、自宅の風呂場で倒れてしまった、………。
軽い、脳梗塞だったんだ、………
そして「私の政治的良心に従う」として、潔く退陣してしまった、………
彼の首相在任期間は、羽田さんより、たった1日長いだけの、65日間、………。
まぁ、これは病気での退陣だから、仕方がない、………。
日本国憲法上において、国会で一度も演説や答弁をしないまま退任した
唯一の首相となったんだ、………。
因みに歴代3位のワーストは、宇野ソースケ、………いや、失礼、………
宇野宗佑さんの、69日間だ、………。
でもこれは、あくまで、現行憲法の中で、………
という意味ですから、そうでなければ、もっと短い人もおられますが、……… 」
吉永小百合
「宇野ソースケ、………?
ああ、………思い出しましたわ、………
あの、べっこう黒縁めがねの人ですね、………
国会の答弁で、直立不動で、
「明鏡止水の心境でございます。」って釈明したのを覚えていますわ、………。」
一同
「わははははは。」
高見恭子
「あ~~~~っ、………そうよ、……そんな人、いた、………
う、宇野宗佑さんですかぁ、………懐かしいですねぇ、………
あの人、今頃、どうしているのかしらね、……… 」
カツ丼小僧
「もう、とうの昔に、お亡くなりになっています、………
ああいうキャラクターの人が、この座談会に来てくれれば、
すごく、盛り上がるんでしょうがね、………。」
タモリ
「うぷぷぷぷっ、………
そうそう、………本人は、真面目なつもりなのに、
他人から見ると、その姿がおかしいっていう、……… 」
さだまさし
「……………。」
小沢一郎
「政治家には、面白い人間が、いっぱいいるよ、………。
自民党の、故・中川昭一は、2008年、会議でイタリア・ローマを訪れ、
その後の記者会見で、酒を飲んだ後の酩酊状態で現れ、呂律も回らず、
世界中から、猛批判を受けた、………。もちろん大臣職も即、辞職、………。
世界に醜態をさらしたんだ、…………。」
太川陽介
「ああ、……思い出した、思い出した、………。
そう言えば、そんな事があったなぁ、………。わははははは。
前代未聞の珍事だ、………。」
浅田美代子
「あらっ、太川さんっ、………
まだ、おい出でしたの、………? びっくりしたわ、……… 屁が出ちゃう、……… 」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「それでは、羽田孜さんのほうに話を戻します、………。
当時を取材をしていた、安藤優子キャスター(58)は、
羽田氏が発案した、半袖ジャケットの「省エネルック」を
「すごく覚えている」と振り返り、
半袖スーツは、「当時、こきおろされたんですよ。
彼は全然、意に介さなかった。」と語り、………
「そういうところは、マイペースな人だったなと思います。」
と、偲んでいたそうです、………。」
小沢一郎
「でも、羽田は、性格的に抜けていたところもあって、それが愛嬌だったのかも、………
永田町では、「バカボンのパパ」って、言われてたっけ、………
自民党の森善朗は「サメの脳味噌」、俺は「壊し屋」って言われてた、………。 」
一同
「わははははは。」
小沢一郎
「ホント、……懐かしいなぁ、………
でも、そんな思い出も、今となっては、全て昔の事、………
光陰矢の如し、………
ただ春の夜の夢のごとし、………ひとへに風の前の塵に同じ、……… 」
一同
「……………。」
カツ丼小僧
「はい、………。
それでは、しばし感傷に浸ったところで、
また今日も、筒井作品や超能力の話に進みましょう、………。」
多岐川裕美
「カツ丼さんね、………
一つ、お聞きしたい事があるんですけど、……… 」
カツ丼小僧
「はい、……何でしょう、……? ボクの心の恋人、火田七瀬さん、……… 」
多岐川裕美
「い、いやぁ~~~~~っ、………
裕美って、……… 裕美って、呼んでぇぇ~~~~~~~っ、………
私の本当の名前は、裕美なのよ~~~~~~~~っ、
あ、あ、あ、あ、あ~~~~~~~~~~~っ、」
カツ丼小僧
「うん、……そうだね、………。
でも、それだって芸名で、本当の本名は、
大内薫(おおうち・かおる)だろう、………
かおるで、呼んでもらいたくないのか、……? ええ、おい、………? 」
多岐川裕美
「あぁ~~~~~~~っ、………
そ、それなら、尚の事、いいわぁぁ~~~~~~~~~~っ、
これから、………これから、………
わ、私の事、かおるって、呼んでぇ~~~~~~~~~っ、………
私、……カツ丼さんに、そんな風に呼ばれたら、
も、も、も、悶え狂っちゃうぅぅ~~~~~~~~~っ、
あ、あ、あ、あ、あ~~~~~~~~~っ、
いやぁぁぁ~~~~~~~~~っ、」
志茂田景樹
「政治家もそうだけど、芸能界にも、面白い人がいっぱいいるね、………。」
タモリ
「まぁ、芸能ですからね、………そりゃぁ、………。」
一同
「わははははは。」
多岐川裕美
「あぁぁぁ~~~~~~~~~~っ、
もっとぉぉ~~~~~~~~っ、もっと、言ってぇぇ~~~~~~~っ、
かおるって、呼んでぇ~~~~~~~~~っ、
ひぃぃぃぃ~~~~~~~~っ、」
華子
「お、お母さんっ、………お母さんっ、………違うでしょっ、………
なにか、カツ丼小僧さんに聞きたい事があったんじゃなかったのっ、??? 」
多岐川裕美
「え、……?
あぁ、……そうでした、そうでした、………
私としました事が、つい取り乱してしまって、………ごめんあそばせ、………
ほほほほほ、………。
え~~~と、………な、何を聞こうとしたんでしたっけ、………???
あ、……ああ、……… そう、そう、………
いえね、1979年(昭和54年)に、NHKで放映されたテレビドラマ、
『七瀬ふたたび』なんですけどね、………。
あれって、全13話、すべてを8月に短期で放映されたものなんですけど、
カツ丼さん、本当に観てくれたんですか、………?
だって、その時、まだ15歳だったんでしょう、………? 」
カツ丼小僧
「いえ、……その時は、観ていません、………。
『七瀬ふたたび』がテレビ放映されていたなんて、………
もしかしたら、『七瀬ふたたび』の文庫本の帯の所に、
「テレビ放映」とか「テレビ化決定」とか、
そういうのが、書かれていたかのような気もしますが、定かではありません、………
記憶には、ありません、………。
1975年といえば、僕が高校1年の時で、
松坂慶子さんの♪『愛の水中花』、……網タイツ姿にゾッコンだった時でしたんで、
あまり、多岐川さんの事は、……… 」
多岐川裕美
「あぁ~~~~~~~~っ、………
カツ丼さぁ~~~~ん、………
わ、私の方を見てくんなきゃ、いやぁぁ~~~~~~んっ、
お、お願いっ、……慶子じゃなく、私を見てっ、………
け、慶子なんかより、私の方が、いい女よっ、………
あんな、アバズレのどこがいいのっ、………
どうせ、オマ○コなんか、擦り切れちゃって、もう、ガバガバよぉぉ~~~~~っ、
そうよ、そうよっ、……く、腐れマ○コに、決まってるわぁぁ~~~~~~~~~~っ、
あ、あ、あ、あ、あ~~~~~~~~~っ、」
松坂慶子
「まぁ~~~~っ、………
た、多岐川さんっ、……… な、何てことをっ、……… 」
華子
「ちょっと、ちょっと、……お母さんっ、……お母さんっ、………。
一体、どうしちゃったのよっ、………
今日のお母さん、なんか、ちょっと変よっ、………
なにかに、憑りつかれているみたいっ、………
いやぁぁ~~~~~~~~っ、 」
中村玉緒
「ですから、………
ここに来た者は、誰しも皆、こうなっていくのです、………
徐々に、徐々にですが、……… ふふふ、……… 」
カツ丼小僧
「え~~~、裕美さんね、………
先程の、NHKテレビドラマの話ですが、僕は、それをビデオで観たんです、………。
30代の時に、レンタルビデオ店で借りて来て、まとめて観ました、………。
いや、発見した時は、本当にビックリして、天にも昇る気持ちでした、………
筒井作品には、今まで色んな意味で、何度も胸がときめいています、………。
ありがとうございます、………。
では、時間が来たようです、………
この続きは、次回に持越し、………サヨーナラです、………。」
一同
「えぇ~~~~~~~~~っ、???!!!
はやぁぁ~~~~~~~~~~~い、」
カツ丼小僧
「すいません、………。」
筒井康隆
「いつも、話が進まないね、………
以前から、こんな調子なの、………? 」
カツ丼小僧
「すいません、………。気長にのんびりやってます、………
長ウンコを、出すように、………ゆっくりと、心地よく、味わって、……… 」
筒井康隆
「な、なんじゃそりゃ、………? 」
一同
「わははははは。」