多岐川裕美
「カツ丼さん、………
そろそろ問題の、9月、10月が、近づいてきましたね、………。
金剛超人の育成の方は、どうなっているんでしょうか、………? 」
カツ丼小僧
「もちろん、続けています、………。
今の所はまだ、超能力は身についていませんが、………
でも、自分の中では、もう確信しています、………。
10月末までに、必ず僕に、何らかの超能力が付くはずです、………。
もし、ついたら、すぐに、この座談会でご報告します、………。
神のご加護を、………。」
出川哲朗
「ウ、ウソを言うなっ、……ウソをっ、………
ぶ、ぶっとばすぞっ、……てめぇっ、………ぎゃはははははっ。」
筒井康隆
「何っ、……? 超能力、………?
そんな物、ある訳なかろう、………。
君、……僕の小説の影響を受けたんだろうけど、あれは、フィクションだよ、………。
現実と虚構を混同しちゃいかんよ、………。
なんまんだぶ、なんまんだぶ、……ほう、ほけきょう、………
まいったなぁ、………
俺の小説が、また一人、おかしな人間を造り上げちゃったみたい、………。」
カツ丼小僧
「いえいえ、………筒井さん、………
僕ね、……本気なんですよ、………子供の頃、あなたの小説を読んで以来、
自分に本当に「超能力」がつけば、楽しいだろうなぁって、
今の今まで、本気で思い続けてきたんです、………。
それにね、………僕は現在、超能力こそ持ってはいませんが、
それに準ずるというか、………
ちょっと、常識では考えられないような不思議体験は、何度か経験しているんです。
だから、………。」
藤子不二雄A
「僕の怪奇漫画の主人公、魔太郎(魔太郎がくる ! !)も、超・超能力者だ、………。
うらみはらさでおくべきか ! ! メラメラメラ~~~~~、」
カツ丼小僧
「ええ、……そうですね、………
僕は、子供の頃、うらなりの青びょうたんで、
よく周りから、「魔太郎に似ている」って、言われましたよ、………。
一人、机の前に座って、思いを巡らせていると、だんだんと目が三白眼になってきて、
額に暗い影が入り、………メラメラメラ~~~~~、と、……… 」
一同の半分
「わははははは。」
一同のもう半分
「わかんなぁ~~~~い。」
筒井康隆
「ああ、……あんな感じだったんだね、………。
そう言われてみれば、面影が、……… わははははは。納得、納得、……… 」
カツ丼小僧
「そして高校時代は、ガリガリに痩せこけ、
今度は「(当時の)さだまさしさんに似ている」と言われました、………。」
一同
「わははははは。」
さだまさし
「……………。」
タモリ
「うぷぷぷぷっ、……… 」
若い一同
「?、?、?、………な、なんの事やら、………???
なにが、どう面白いのか、よく、わかりませぇ~~~~~~ん、」
カツ丼小僧
「いや、まぁ、……話が脇道に逸れましたが、
とにかく、注目の9月、10月が、いよいよ間近に迫って来ています、………
この時期に必ず、僕の身に何かが起って、世間を驚かすような事になると思います。
ついに、何十年も夢見たものが、現実の事となるのか、………?
ついに、………ついに、……… 」
一同
「……………。」
筒井康隆
「でもさ、……もし、現実に本物の超能力者なんて現れたら、
周りから奇異の目で見られて、嫉妬や恐怖の対象となるかもよ、………
火田七瀬だって、その事を恐れて、人目を忍んで放浪の旅を続けたんだ、……… 」
大竹まこと
「うん、……そう、………
そんな奴は、間違いなく、世間から疎外されるよ、………。死刑だ、………。」
大槻義彦
「………というより、科学に違反してますよ、………。あり得ませんよ、………。」
大竹まこと
「うん、……… やはり、死刑、………。斬首だ。それしかない。」
一同
「ひっ、………。」
カツ丼小僧
「そうでしょうかね、………?
でも、時代は随分と変っています、………
超能力者って、現れそうで現実には現れていない、………
そろそろ大衆も、超能力者の出現を待ち望んでいるのではないでしょうか、? 」
高塚光
「……………。」
筒井康隆
「でも、君ね、………
超能力って言ったって、スプーン曲げはダメだよ、………。
あんなものはもう、大衆だって見飽きてるから、………。不毛だ、………。」
カツ丼小僧
「うるさいっ、! ! !
そ、そんなこたぁ、わかってるっ、! ! ! 言わずと知れた事だっ、! ! !
何度いわせりゃ、気が済むんだっ、………。」
筒井康隆
「………え、………? 」
多岐川裕美
「まぁっ、……筒井先生に、………無礼な、……… 」
カツ丼小僧
「あ、……い、いや、すいません、………
この議論になると、いつも感情的になって怒り狂ってしまうんです、………。
超能力否定派が、みんなで僕を苛めるから、………
まぁ、結果は、あと2ヵ月以内にはハッキリする、………それまでの辛抱だっ、………。
しんぼう、しんぼう、………南伸坊、………辛坊治郎、……… 」
出川哲朗
「ぎゃははははっ、……つっ、つまんねぇっ、………ぎゃははははっ、……… 」
つのだじろう
「カツ丼小僧さん、………
私は、いつだって君を応援しているよ、………頑張って、………
今度、うしろの百太郎にも、よく言っておくから、
安心して、助けてもらいなさい、……… 」
吉野公佳
「きゃははははっ、………♡♡♡
私も、超能力って信じちゃう、~~~~~~。
カツ丼小僧さん、……夢をありがと~~~~~。」
大槻義彦
「ふふふ、………
まぁ、楽しみにして、待ってますよ、………あなたの超能力を、………。
でも、まさか、……宇宙人じゃあるまいし、………。」
韮澤潤一郎
「実際、宇宙人と遭遇した人の話によると、
その顔は、カツ丼小僧さん、ソックリだったというんですよ、………。
度の強いメガネまで、掛けていたそうなんです、……… 」
一同
「わははははは。」
筒井康隆
「それでさ、………
超能力、超能力って言うけどさ、………
あんた、一体、どんな類の超能力を身につけたいの、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、………
いつも言ってるんですけど、………
「透視」、「テレパシー」、「念動力」、「テレポーテーション」、
「タイムトラベル」、………
後は、空を飛ぶことや、透明人間になること、………若返ること、………。
………まぁ、主に、そんなところかな、………。 」
筒井康隆
「……………。」
大槻義彦
「あ、あんた、いい加減、ビッグマウスは、およしなさいよ、………
ほら、……みんな、ビックリしてますよ、………。
開いた口が、もう、永久に閉じられませんよ、……… 」
カツ丼小僧
「神を信じます、………
それと絶対欲しくないのが、「予知能力」、………
だって、人生の先が見えたら、面白くないでしょう、………
それに、ただ見えるだけで、未来を変えられないなら、一層意味がない、………
それと似たような理由で、タイムトラベルは、過去には是非、行って見たいけど、
未来には、行きたくない、………。 」
志茂田景樹
「うん、………
それはそうだ、………それは、僕にも、理解出来る、………。
僕の未来は、あとどのくらいあるのか、わからないけど、………
10年後に行って見たら、何もなかったとか、……… 」
デヴィ夫人
「ほほほほほ、………
志茂田さん、………そんな弱気な事では、いけません、………。
私は、105歳まで、生きるつもりでいますのよ、………ほほほほほ、……… 」
志茂田景樹
「あ、……そうなの、……?
それじゃぁ僕も、それに対抗して、106歳まで生きることにするよ、………
わははははは。デヴィ夫人に勝った、………ライバルがいるって、本当にいい事だね。」
綾瀬はるか
「そ、それじゃぁ、私は、500歳、……だっぴょぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ん、
うっそだぁぁぁ~~~~~~~~~っ、」
一同
「わははははは。」
小池栄子
「それなら、私は、1000歳 ! ! ! 」
佐藤江梨子
「私は、10000歳 ! ! ! 」
瀬戸内寂聴
「え、……? わ、私ですか、………?
私は、あと10年でも生きられれば、それで御の字です、………。
それ以上の事は、何も、………。」
中村玉緒
「ぐふふふふ、……… それは、それは、……… 」
五月みどり
「ヤッホ~~~~~~イッ、………
それでしたら私、3年後の80歳には、脱ぐことにします、! ! !
楽しみにしててっ、………♡♡♡。
若い、わかぁぁ~~~~~~~い、……… 」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「それでは、話が盛り上がって来た所で恐縮ですが、
今回は、時間ですので、これでお終いです、………。
この楽しい話の続きは、また次回、………
皆さん、キッチリ、入れ歯を磨いて、おねんねしてくださいね、………。
お元気で~~~~~~~~、
シー・ユー・アゲイン、……… バッハッハァァ~~~~イ、……… 」
一同
「バッハッハァァ~~~~イ、
今度皆で、野毛の酒場で、一杯やりましょ~~~~~~~~うっ、」
渡邉恒雄
「わははははは。」
瀬戸内寂聴
「恒雄さんっ、………うっふんっ、♡♡♡。」
渡邉恒雄
「おほっ、おほっ、………
寂聴さんっ、………うっふんっ、♡♡♡。………わははははは、………。」