カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 557

カツ丼小僧

「あ~~あ、………つまんない、………。」

 

一同

「どうしたんですか、………? ため息なんか、ついて、………? 」

 

カツ丼小僧

「今日の甲子園、………

 神奈川代表の横浜が一回戦で、熊本の秀岳館に、あっさりと敗けちゃった、………

 これで、早くも僕の夏の楽しみも終わり、………ガックン、……… 

 もう、やりきれないよ、……… 確か去年も、大阪の履正社に、……… 」

 

真中満

「ははは、………いい気味だ、………

 いつも、絶不調のヤクルトをバカにしているからだ、……… 」

 

出川哲朗

「お前っ、……まだ生きていたのかっ、………

 自殺しろっ、……… 自殺っ、……… ぎゃははははっ、……… 」

 

志茂田景樹

「そう、彼を苛めないで、………

 でも、ドリンクのヤクルトは、うみゃ~~よ、………

 その上、保健機能食品だ、……… ゴックン!……… 」

 

今井優子

「あっ、……志茂田博士、………

 私にも1本ちょうだい、………おいしそう、……… 」

 

志茂田景樹

「はい、……。

 冷蔵庫の中から取り出したばかりの、キンキンに冷えてるのを、どうぞ、……… 」

 

今井優子

「ありがとう、………。」

 

角松敏生

「あっ、……俺にも1本、……… 」

 

カツ丼小僧

「やっぱりね、………

 野球に限らず、スポーツの試合は、結果が全てです、………。

 どんな言い訳をも通用しない、恐ろしい勝ち負けの世界です、………。

 勝てば必要以上にもてはやされ、負ければボロクソ、オタンコナス、……… 」

 

 一昨年までの横浜DeNAベイスターズが、そうだったけど、

 あんまり弱すぎて、負けが込んで来ると、もう、その選手たちの顔や性格、癖、

 一挙手一投足の、何から何までが、全て憎たらしく見えてくる、………

 

 ワナワナと体を屈辱に打ち震わせ、怒りの涙さえ浮かんでくる、………

 一体、何のために応援しているのかさえ、わからなくなってくるんだ、……… 」

 

小泉今日子

「他人の成績に、自分の人生までもが左右されちゃうなんてね、……… 

 私には、考えられません、………。」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 プロ野球ファンというのは、大概そうなる、………

 なんで、他人の成績なんかに、泣きわめいたり、怒り狂ったりしなきゃ、

 ならないのかってね、………

 

 何故だろう、………? それだけ、のめり込んじゃうんだろうね、………

 

 実は、僕がプロ野球に本格的に興味を持ち始めて、

 応援し出したのは、1975年(昭和50年)の、僕が小学6年の時からで、

 その時は、まだ千葉に在住していて、巨人ファンだったんだけど、……… 」

 

長嶋茂雄

「あっ、……1975年と言えば、その年は、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 そうなんですよ、……長嶋さん、………

 長嶋さんの新監督1年目の、巨人屈辱の最下位の年だったんですよ。」

 

長嶋茂雄

「わははははは、………それは、それは、………

 常勝軍団だった我が巨人軍が、一挙に転落して、地に堕ちました、………

 カツ丼さん、………辛い1年だったでしょう、………

 ご迷惑かけてすいませんでしたぁ~~~、………えへへへっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうなんです、………

 ちょっと、その時から、プロ野球の応援には、

 ついていなかったのかもしれないけど、………

 でも当時、長嶋新監督の人気は、凄いもんでしたよ、………

 マスコミも、ほどよく騒いでくれてね、……… 」

 

長嶋茂雄

「ええ、………いい時代でしたぁ~~~。」

 

カツ丼小僧

「それに、前任の川上哲治監督だって、V9を達成した偉大な監督だと、

 今になっては、素晴らしいように言われますが、………

 いえ、事実、凄い監督だったんでしょうが、

 実は、その当時、川上監督は、巨人ファンの間からも、

 

 「あんな、セオリー通りの手堅い野球なんかやっていたら、

  勝って当たり前だ、………見ていて、まったく魅力に欠ける野球だ、………

  自由奔放で面白いのは、長嶋だけだ。」って、言われていたんですよ、………。」

 

長嶋茂雄

「わははははは、………。そうですか、………。

 1番、韋駄天の柴田が、四球で出塁、………それを2番、土井がバントで送り、

 私とワンちゃんの、ヒットや長打で返す、………

 

 う~~ん、………そうですねぇ、………

 確かに手堅い、セオリー通りの野球だったかもしれません、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 今にしてみれば、信じられないくらい、贅沢な考えですよ、………

 今は、手堅くやったからといって、必ずしも勝てるという訳ではないでしょう、………

 

 確かに、その当時、僕はまだ子供だったんですけど、そうした

 川上監督への冷たい視線や雰囲気を周りから感じていました、………。

 あんまり勝ち続けていても、それはそれでまた、文句の出るもんなんです、……… 

 大変な世界だ、……… 」

 

所ジョージ

「あのさ、………

 野球は、監督がやるものではなく、選手がやるものでしょ、………

 どうして勝ったら、全てが監督の手柄になるのよ、………

 それ、ちょっと、おかしいんじゃない、………? 」

 

高橋由伸

「ええ、………

 そうなんですけど、負けた時の、ファンの恨みの捌け口だって、みんな監督が

 一身にせおわなくては、ならないんですよ、………

 ファンやマスコミは、負けた時、選手たちを責める事は殆どありません、………

 みんな監督の采配のせいにされるんです、……… 

 

 てめぇ、無茶言うなってんだよ、………

 正直、俺一人の力なんかじゃ、どうにもならないって、……… 

 とうへんぼくの、大ばかやろう。」

 

原辰徳

「由伸、………泣き言を言うな、………

 男は黙って、サッポロビールだ、……… わかるな、………。」

 

所ジョージ

「あんたね、………

 そんなフレーズ、よく、覚えてますね、………。

 今時の人、もう誰も、そんなセリフ知りませんよ、……… 」

 

一同の半分

「わははははは。」

 

イチロー

「あはははははっ、………。」

 

高橋由伸

「でも、原さん、………

 さすがに、ここは一つ、僕にも言わせてください、……… 

 

 この前、球団新記録の13連敗を喫した時に、

 正直、僕、ファンから殺されるかと思ったんです、………

 それくらい、鬼気迫る程の身の危険を感じていたんです、………。

 

 み、皆さん、……暴力だけはいけませんよ、暴力だけは、………

 ぼ、僕も現役の時、プレーの最中、ライナーの打球を取り損ねて、

 「タマ」が「タマ」に、おもいっきし、直撃したことがあったんです、………

 

 そ、それは、それは、思わず、「タ~~~マや~~~~~~~っ、」と叫んで、

 夜空に飛び上ってしまいそうになるくらいの、イッタイ、イッタイ、激痛でした、………

 

 それくらい僕も、野球には命がけで戦っているんです、………

 ファンの皆さん、わかってください、………

 も、も、も、もうこれ以上、僕を苛めないでください、………

 僕を、……僕を、……いい子、いい子して、可愛がってやってください、……… 

 

 ファンの皆さん、お願いします、………。

 いえいえ、巨人ファンのみならず、他の球団の皆様方も、………。」

 

笑福亭鶴瓶

「なんや、言ってる事が、段々、支離滅裂、無茶苦茶になってきよったな、………。

 脈絡がない、………。

 ヨシノブ、………相当、動揺しているようや、……… 

 おやおや、……オシッコもらしとるで、……… 」

 

小野寺麻衣

「きやっ、………ホント、………

 くっさぁぁ~~~~~いっ、……… におう~~~~~~っ、……… 

 いやぁぁ~~~~~~~~~~っ、

 

 ………でも、病み付きになりそうなほど、味わいのある、いい臭い、かも、……… 」

 

渡邉恒雄

「わははははは。

 麻衣、………お前、詩人になれるよ、……… 

 その感性、……大切になさい、……… 」

 

真中満

「僕は、もう何も言わない、………。言う資格もない、………。」

 

笑福亭鶴瓶

「そうや、そうや、………それが利口や、………

 あんたは、今はただ、黙って、静かに笑っておけさえすれば、それでいいんや、………

 その内、いずれ、福が舞い込んでくるよってな、………

 「笑う門には、福来たる」、や、………わははははは、………。 」

 

カツ丼小僧

「そうですね、………

 真中さんには、この度、ヤクルトを10本、進呈します、………

 ジャンジャン、飲んでいっちゃってください、……… 」

 

真中満

「ありがとう、………ありがとう、………

 グビッ、グビッ、グビッ、………チュウチュウチュウ、………

 グビッ、グビッ、グビッ、………チュウチュウチュウ、………  

 あ~~~、うまいっ、………ヤクルトの監督をやっていて良かった、……… 」

 

笑福亭鶴瓶

「あまり飲み過ぎて、甘い采配にならんように、気をつけることやな、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

 

竹下景子

「あの~~~、

 座談が盛り上がっているところ、誠にすいませんが、……… 

 司会進行役の、カツ丼小僧さん、………

 今日は『週刊現代』の私の記事の所を

 読む予定だと思っていたんですけど、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうなんですが、景子さん、………

 今日は、思いのほか、前振りが長くなりすぎまして、時間がなくなりました、………

 申し訳ありませんが、記事の方は、次回に持ち越しとします、……… 」

 

竹下景子

「あ~~~~~~~っ、」 

 

一同

「あ~~~~~~~っ、」

 

 

カツ丼小僧

「それでは、皆さん、今回は、この辺で、……… 

 

 グッバ~~~~~~~~イ、……… 」

 

 

一同

「グッバ~~~~~~~~イ、……… 」