カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 545

カツ丼小僧

「皆さん、………

 今日もお集まり頂き、誠にありがとうございます、………

 

 ところで、今日はまず、昨日とは打って変わって、おめでたい話から、………

 

 猪木さん、………今週号(7月7日号)のフライデーの記事、読みました、………

 4度目の、ご結婚、おめでとうございます、……… 」

 

アントニオ猪木

「ヨッシャァァァ~~~~~~~~~ッ、

 結婚、ダァァァ~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

橋本マナミ

「今週号のフライデーは、私が表紙で~~~~~~っす、 ……… 」

 

アントニオ猪木

「お、……女は、………

 で、出しゃばる、……ナァァァ~~~~~~~~~~ッ、」

 

橋本マナミ

「す、……すいません、……… 

 で、でも、……目立ちたいのぉぉ~~~~~っ、……… 

 あ、あ、あ、あ、あ~~~~~~~~~っ、

 うっふぅぅぅ~~~~~~~ん、っ、っ、♡♡♡ 

 

 猪木さぁぁぁ~~~~~~~ん、………

 今晩、お暇ぁぁ~~~~~~~~~~~~~っ、??? ♡♡♡、」

 

カツ丼小僧

「そのお相手は、………

 16歳年下の猪木さんのマネージメント会社の副社長ですか、………

 元カメラマン、という事でね、………はい、………

 

 猪木さんは、現在74歳ですから、58歳ぐらいの人という事になりますね、……… 

 雑誌に、お相手の顔写真も掲載されていました、………

 目の部分は、隠されていましたが、……… 」

 

アントニオ猪木

「わははははは、………

 もう、さすがに、この齢だからね、………

 今更、照れくさい、……… あまり、騒ぎ立てないでくれよ、………

 うふふっ、♡♡♡、 」

 

カツ丼小僧

「ところで、猪木さん、………

 22歳年下の、3番目の奥様は、どうなったんですか、………?

 そこんとこ、もちっと、詳しく、知りたいなぁ、……… 」

 

アントニオ猪木

「よ、余計な事を言うと、………

 は、は、は、張り倒す、……ダァァァ~~~~~~~~~~~ッ、」

 

カツ丼小僧

「あ、……すいません、……すいません、………

 そうですね、………余計な事でした、………

 

 それにしても、猪木さんって、どうしてそんなに迫力があるんでしょうかね、………?

 いつも、その大きなアゴに、押され気味です、……

 

 さて、それでは、今日も早速、始めましょう、………

 

 「日本の秘密警察の正体」、………なんですが、………

 30年以上も前にさかのぼって、僕の大学時代から話を進めています、……… 」

 

高見恭子

「前回は、キヨマサという人のお話ね、………

 前回の話が本当なら、そのキヨマサという人、………

 十数年間も、地獄の底を這いずり回っていた事になるわ、……… 

 

 今頃、カツ丼小僧さんに対する憎しみと怨念で、

 頭の中がいっぱいなんじゃないでしょうか、……… ? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 僕のとほうもなく、いい加減な演説が、

 彼の人生を滅茶苦茶なものにしてしまった事は、間違いありません、……… 

 

 彼は無言電話だけではなく、僕の自宅マンションの住所を突き止めて、

 部屋のドアを、どんどんと強く叩いたり、ドアにシールを張り付けたりして、

 一目散に逃げて行ったりしたんです、……… 

 また、1階にある、僕の郵便受けも壊されていました、……… 」

 

一同

「……………。」

 

岩下志麻

「あなたの事を、完全に、恐怖の超能力者だと思い込んでしまったのね、………

 可哀想に、………

 

 それで、あなたの、「キヨマサが、ピッタリ40歳で死ぬ」、………

 とした予言は、どうしたんです、………? 当たったの、?

 当たったとしたら、死んだって事ですけど、………

 彼は、結局、どうなったんです、………? そこんとこ、ハッキリなさい、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 どうやら、その予知は、ハズれたようです、………

 まぁ、予知といっても、もともと、あてずっぽうの、いい加減なものですが、………

 

 彼は、その後も、3~4年ぐらいはまだ、………たまにでしたが、………

 僕のところに、無言電話を掛けて来ましたから、……… 

 どうやら、ショックが大きすぎて、後遺症が残ってしまったらしい、……… 

 彼の傷が消える事は、一生ないだろう、……… 」

 

橋本マナミ

「でも、なんで、その無言電話を掛けてきた人が、

 キヨマサだって、あなたにわかったのよ、………

 もしかしたら、他の人だったかもしれないじゃない、………

 例えば、悪口を言った、美術部の他の人間だったとか、………

 受話器の向こうから、声でも聞いたの、………? 」

 

カツ丼小僧

「はい、………。

 確かに僕は、犯人の顔を、ハッキリと、この目で見たわけではありません、………

 声も聞いていません、………犯人は、終始、無言でした、……… 

 ただ、どう考えても、彼でしかあり得ないんです、……… 」

 

弘兼憲史

「あんたね、………

 証拠もなしに、人を犯人にしちゃいけないよ、……… 

 そんなことしたら、……… 」

 

柴門ふみ

「ほほほほほ、………

 あなたの浮気にも、証拠はありませんけどね、………

 でも私は、確信しています、……… 」

 

弘兼憲史

「……………。」

 

いしかわじゅん

「柴門さん、……だから、彼と離婚して、俺と一緒になろうよ、……… 

 今後のあんたのまんが評論は、甘くしとくからさ、………ね、……… 」

 

岡田斗司夫

「い、いしかわさん、………随分と乗り気ですね、………?

 どうしたんですか、………? 」

 

いしかわじゅん

「ふふふっ、♡♡♡、……… 親父、最後の青春だよっ、………♡♡♡、」

 

一同

「……………。」

 

いしかわじゅん

「あれっ、……?

 みんな、笑ってくれないの、? 冷たいなぁ、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「確かに、最初の内は、僕も誰だかは、よくわからなかった、…………

 ただ、例の3つの予言が当たった後だったから、

 大学時代の美術部の人間である事に、間違いはない、………

 ドアを思いっきり叩いて逃げて行ったような人間だから、女ではない、……… 

 

 ………と考えて行く内に、段々、3人ぐらいに絞れて来たんだ、………

 

 でも、確実に、この人間だと、決め手になるようなものはない、………

 決定的な、確証になるものはない、……… 」

 

志茂田景樹

「た、……探偵ミステリー小説みたいですね、……… 

 わ、……私、そういうの、大好きですよ、……… 

 今度、私の小説にも、取り入れよう、……… わひほへわひ、……… 」

 

カツ丼小僧

「いえ、………それが、………

 超天才の志茂田博士、………実は、そんな探偵の推理、なんてものとは、

 まったく別の形で、このミステリーに決着がついたんです、……… 」

 

志茂田景樹

「え、……? そ、そうなんだ、………???

 探偵の推理ではなく、犯人がキヨマサだと、わかったんだ、………

 それは、凄い、………今まで、そんな推理小説、読んだことがない、……… 

 

 どんな解決法なの、……? 訊いてみたいなぁ、………

 アソコが、ゾワゾワしてきたぞ、……… うふふふふふ、………。」

 

田村正和

「そうですね~~~、

 こればかりは、名刑事、古畑任三郎でも、わかりませ~~~~ん、………

 ん~~~ふふふふふ~~~~~~~、 

 笑い声が、なにか空しく響きますねぇ、……… ハイ、……… 」

 

水谷豊

「ええ、……私、杉下右京も、まったく、同意見です、………

 こんな難事件、もし解決出来たら、警視庁から表彰されます、………

 神でもない限り、解決は不可能のように思われます、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうなんですよ、右京さん、………

 そうなんです、………この難問、……まさしく神が解決したんです、……… 」

 

水谷豊

「えっ、………? 」

 

カツ丼小僧

「僕は、大体、犯人は、キヨマサを含め、

 自分の中で、3人ぐらいまでには、絞れていた、………

 でも、そこから先は、どう考えてもわからない、………

 

 それでね、………

 ある時、マンションの部屋の中で、ソファーに寝そべりながら、

 傍らに置いてあった、漫画雑誌を拾って、神にお願いしたんです、………

 

 「神よ、………

  一体、いつも、自分の所に無言電話をかけて来る男は、何者なんです、………?

  今から、1,2の、3で、この漫画雑誌を開きますから、

  その中に解答を下さい、………お願いします、」

 

 ………と、………。 

 

 もちろん、こんなやり方、今まで、一度だって、

 したことがありませんでしたよ、……… その時が初めてだったんです、……… 」

 

 

一同

「……………。」

  

アントニオ猪木

「1、……2、……3、………

 ダァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、 」

 

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうです、………

 その後、漫画雑誌に目を近づけて、その雑誌の真ん中あたりを、無造作に割って、

 思いっ切り、バッと、雑誌を広げたんです、……… 

 

 そうしたら、僕の眼前に、

 

  「キヨマサーーーーーーーーーッ、

   キヨマサーーーーーーーーーッ、」

 

 という、セリフの吹き出しの中の文字が、勢いよく飛び込んで来たんです、……… 」

 

 

一同

「……………。」

 

カツ丼小僧

「これには、さすがの僕も、ビックリしたというか、………

 ちょっと、何て言っていいのか、言葉も出ませんでしたけど、……… 」

 

アントニオ猪木

「そ、……それは、………

 ふ、し、ぎ、……ダァァァ~~~~~~~~~~~ッ、」

 

出川哲朗

「さ、叫ぶのは、………

 も、もう、……やめ、……ロオォォ~~~~~~~~~ッ、」

 

カツ丼小僧

「これで、犯人がキヨマサであると、僕は確信した訳です、………

 いくらなんでも、こんなハッキリとした偶然が、あるわけがない、………

 

 神が、僕に、このような形で、犯人を教えてくれたんだと、……… 

 ………そう思います、……… 」

 

一同

「……………。」

 

カツ丼小僧

「それでは、今日も時間が来ましたので、座談会は、これで終了です、………

 この話の続きは、また次回、………お楽しみに、………

 

 チャ~~~~~オ~~~~~~~~~~ッ、」

 

 

一同

「出るのは、ため息ばかりです、………

 

     はぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~っ、……… 」

 

 

志茂田景樹

「身震いもっ、………

 

     ぞわわわわ~~~~~~~~~~~~~~っ、……… 」