ビルの23階、大座敷の中央で、
安倍晋三は、体中をロープでグルグル巻きにされ、捕らえられていた、………
ここは、最初に座談会を開いていた大座敷である、………
今まで出席していた人間、皆、総出で、集まっていた、………
安倍晋三は、カツ丼小僧と一同が取り囲む中、悔しさに満ちた無念の表情で
あぐらを掻いて、座っていた、………
安倍晋三に寝返った黒子たちも、全て降参し、
ロープで巻かれ、白旗を上げていた、………
渡邉恒雄
「どうだ、……安倍、………
俺の底力を、思い知ったか、………
年寄りだと思ってバカにするんじゃねぇぞ、………
ワシからすれば、おまえなど、まだまだ、ひよっこ同然だ、………
青二才目が、………思い上がるでないわい、………
おのれの力を過信すると、このような目に合うのじゃ、………
ようく、反省せい、………
うわははははははは、……… うわははははははははは、……… 」
一同の大合唱♪
「うわははははははは、……… うわははははははははは、………
うわははははははは、……… うわははははははははは、………
うわははははははは、……… うわははははははははは、……… 」
安倍晋三
「くっ、………屈辱っ、……… 」
綾瀬はるか
「ナベツネさん、……カッコイイ、………♡♡♡
うふふっ、……私のオッパイ、しゃぶらせてあげたぁぁ~~~~~~い、……… 」
叶美香
「私も~~~~、」
中村玉緒
「私も、……… 」
カツ丼小僧
「う~~~ん、………素晴らしい老人力だ、………
ナベツネさん、………おみそれしました、………
ナベツネさんには、後ほど、今回の功績を称え、
殊勲賞と、大功労賞が贈られることとなります、………
是非、受け取ってください、……… 」
渡邉恒雄
「いやいや、………
ワシは、そんな、賞などというものには、もう興味はない、………
それより、女をよこせ、………
ふふふ、………とびきり上等で、生きのいい、女のカラダをな、………
くくくく、……… 」
安倍晋三
「く、くそっ、………
ゆ、油断大敵とは、正にこの事だっ、………
まさか、こんな老人に不覚をとるなんて、………
それで、これから、この俺をどうしようっていうんだ、………
もう、煮るなり焼くなり、好きにしろってんだ、小僧、……… 」
カツ丼小僧
「チ○ポ、釜茹での刑に処します、……… 」
安倍晋三
「な、何だってっ、………???!!! 」
カツ丼小僧
「いえ、……それは、冗談ですが、
あなたの処遇は、今後、じっくりと決める事にして、………
そうですねぇ、………
どうやら、もう、そろそろ、準備が整ったようですね、………
ナベツネさん、………
先ほど、とびきりの女の体を所望しているとか、……… 」
渡邉恒雄
「ああ、……言った、……確かに言ったよ、………
お、お前、まさか、………
もう、俺のために、その手筈が整っているというんじゃないだろうなっ、………? 」
カツ丼小僧
「いえいえ、……日本のドンの享楽のためとあらば、………
全てが準備万端、………整っております、………
それに、勝利の立役者に、相応のご褒美が与えられるのは、当然の事です、……… 」
渡邉恒雄
「おうおう、………そうか、そうか、………
ほほほほほ、……… それは、嬉しい、………うん、……ありがとう、………
で、……その女は、どこに用意されているんじゃ、………? うん、? 」
カツ丼小僧
「ええ、……こちらです、………
まずはどうぞ、ごゆるりと、ショーをご鑑賞ください、……… 」
カツ丼小僧が、ポンポンと手を叩いて、合図をすると、
部屋が薄暗くなり、
昔のアメリカ映画「ロッキー」のテーマソングが鳴り響いた、………
そして、隣りの大部屋に通じる襖が、黒子によって、ゆっくりと開かれた、………
「おお~~~~~~~~~~~~~っ、っ、っ、……… 」
一同は、感嘆の叫び声を上げた、………
中に居たのは、小野寺麻衣と雅子妃殿下だった、………
二人は対峙し合い、小型のボクシング・リングの中にいた、………
二人とも丸裸で、手にはボクシング用のグローブを嵌めて、構えていた、………
淡い色の数本のライトが、スッと差して来て、グルグルと回っていた、………
渡邉恒雄
「お、おうっ、………
そ、そうかっ、………こ、これから、この美女たちの、
壮烈な叩き合い、………ボクシングの試合が始まるというのじゃなっ、………
おほほほほほ、………これは、面白そうじゃっ、………
で、でも、一体、ワシの餌食になるのは、どちらの肉なんじゃ、………?
雅子かっ、……? 麻衣かっ、………? どちらなんじゃっ、………? 」
カツ丼小僧
「へっへっへっ、………
それは、もう、ナベツネ様のお好みの方を、………
両方でも、構いません、………
ボクシングの試合で、ヘトヘトに疲れ切って、ボロボロになった体を頂くのです。
メタボロに打ちまくられ、意識も朦朧とし、弱り切り、動けなくなった体を、………
今回は、実際のところ、勝ち負けなどは関係ありません、………
試合は、あくまで、皆さんを悦ばせるための余興に過ぎません、………
その後は、……… 」
渡邉恒雄
「ほほほ、……そうか、そうか、………
あんたも、中々の、やり手じゃな、……… 感心、感心、………
読売グループから、感謝状を贈りたいぐらいじゃ、……… 」
カツ丼小僧
「へっへっへっ、………
いえいえ、………ナベツネさん、………僕は、そんなものはいりません、………
できれば、現ナマの方を、………へっへっへっへっ、………
よろしくお願い致します、………
未来のSM帝国設立のための、資金の足しにしたいもんで、……… 」
渡邉恒雄
「ふふふ、………考える所は、誰もが、皆、同じじゃな、………
けっこう、けっこう、……… 」
渡辺恒雄が、パイプをふかしながら、カツ丼小僧に、そう、ほくそ笑んだ時、
傍らで座っていた安倍晋三が、突如として、怒濤の叫び声を上げた、………
安倍晋三
「おっ、…… 小野寺~~~~~~~っ、
お前のカラダは、俺のもんだぁぁぁ~~~~~~~~~~っ、
だ、誰にも、……誰にも、お前を渡さんぞぉぉ~~~~~~~~っ、っ、っ、
お、お、お、………俺のもんだぁぁ~~~~~~~~っ、
俺のっ、……… 」
渡邉恒雄
「うるさいっ、………黙れっ、………
惨めな敗者に、ほうびを味わう資格はないっ、………
お前には、瀬戸内寂聴が、お似合いじゃっ、……… この、バカモノッ、……… 」
渡辺恒雄は、そう言って、
いきなり後ろから、安倍晋三の後頭部に、足蹴りをくらわした、………
* * * * * * *
カァァァーーーーーーーーーン、、、
ファイトッ、………ナハナハナハッ、………ナハナハナハッ、………
ゴングが鳴り、レフェリー役の、せんだみつおが、そう叫ぶと、
試合が開始された、………
蝶ネクタイのワイシャツ姿が、妙に、彼に似合っていた、………
雅子妃と小野寺麻衣は、真剣なまなざしで睨み合い、グローブを前に構え、
ジリジリと警戒しながら、相手に近寄って行った、………
一同
「おっしゃぁぁぁ~~~~~~~~~~~~っ、
いいぞ、いいぞっ、………
思いっきり、ぶちのめせぇぇ~~~~~~~~~~~っ、
手を抜くなぁぁ~~~~~~~~~っ、
真剣勝負だぞぉぉぉ~~~~~~~~~~~っ、
アバラ、ボロボロっ、………顔面崩壊だぁぁぁ~~~~~~~~~~っ、
やれやれぇ~~~~~~~~~~~っ、っ、っ、」
一同は、これから始まろうとする魅惑の闘いに、
頭の中で無限大の想像をめぐらし、陶酔感に酔いしれた、………
赤ワインを片手に、怒声を浴びせる者、………
いや、もう、すぐさま、アソコをシゴキ始める者、………
いや、もう、迂闊にも、放出してしまった者、………
いや、もう、既に、ティッシュで拭き取っている者など、………
形態は、人それぞれ、千差万別だ、………
ただ人々は異常に興奮し、走り回り、場内は殺気ただならぬ状態となった、………
多くの精液が、まるで、阪神応援のジェット風船のように飛び交い、
場内は、興奮のるつぼと化した、………
カァァァァーーーーーーーーーン、ン、ン、
3分が経過し、ここで、非情にも、ゴングが鳴った、………
第1ラウンド終了である、………
結局、このラウンドは、何らの打ち合いもせず、
両者の、にらみ合いに終始しただけだった、………
一同
「お~~~~いっ、………
あんまり、がっかり、させんなよぉぉぉ~~~~~~~~~~っ、
第1ラウンドは、何も、ナシかよぉぉ~~~~~~~~~っ、 」
ここで、本来ならば、時間ではあったが、もし今日、ここで終わりにしたものなら、
妄想喜悦がピークに達している一同たちから、集団リンチに合される事は必至と、
カツ丼小僧は、内心、恐怖で震えおののいた、………
カツ丼小僧
「えぇ~~~~~、皆さん、………
本来ならば、今日は、ここで時間という事になりますが、………
僕は、皆様の心の愉悦を踏みにじるような、そんな残忍な事は出来ません、………
え~~~、………それで今日はですね、………特別に時間を延長いたしまして、………
この後すぐに、第2、第3ラウンドへと、突入することに致します、………
皆さん、どうか、ご安心して、このまま、ここにとどまるように、……… 」
すると、一同の大多数の男たちから、意外な声が上がった、………
一同の大多数の男たち
「いや、………カツ丼小僧さん、………
我々、今日のショーは、いきなりの事だったんで、
まだ、心の準備が整っていなかったもんで、
あっさりと、みんな、出し切っちゃったんですよ、………。
とりあえず、今日は、ここで、一旦終了してもらえませんか、………?
明日は、必ずいい所で、効率よく出すようにしますから、……… 」