カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 499

 

   丸裸、赤ふんどし、スダレ頭髪にされた、柴門ふみは、

   16人の人間に囲まれ、青ざめた顔をして、立っていた、………

   そして、前かがみに小さく体を丸めて、両腕を折り曲げ、胸を覆い隠しながら、

   涙目となり、小刻みに震えていた、………

   

   1日過ぎて、いくらか平静を取り戻したとはいえ、

   女の命とも言える、頭髪をザンバラ刈りにされたショックは大きく、

   心の傷が癒えるには、かなりの時間を要するだろう、………

 

   一同は、その、みすぼらしい姿に変わり果てた彼女を、囲み見て、

   何やら、倒錯的な感情が芽生えずにはいられなかった、………。

   ある者は、この場で、集団リンチにして、二目と見られない姿に

   してやれたら、という悪魔的な感情が湧きおこる者もいた、………。

 

   カツ丼小僧は、今や盟友となった、いしかわじゅんに話しかけた。

 

 

カツ丼小僧

「ねぇ、いしかわさん、………

 あなた1人だけを、悪人のようにしてしまうようで、本当に申し訳ないのですが、

 やはり、調教ショーの方は、あなたにお願いしますよ、………

 

 稀代のサディストのようですし、

 そのこわもてマスクは、調教師の顔、そのものです、………

 あなた、漫画の才能よりも、そっちの方に才能がありそうだ、………

 ねぇ、……才能というものは、有効に使ったほうがいい、………

 助けてください、………お願いしますよ、………いじめの巨匠、……… 」 

 

いしかわじゅん

「ほ、……ほめられてんだか、けなされてんだか、……… 」

 

カツ丼小僧

「ね、……お願いします、……… 

 さ、……さ、……皆さん、……拍手、……拍手、……… 」

 

   一同、こぞって、拍手、………

 

いしかわじゅん

「う、うん、……そうか、………

 まぁ、それほどまでに言うのなら、………

 確かに、俺がここに来た目的は、柴門いじめだったんだから、

 理には適っているけど、……… 」

 

高見恭子

「わぁ~~~~っ、

 いしかわさんっ、期待してるわっ、………頑張って、………

 その顔なら、調教師としての成功、間違いなしよっ、……… 」

 

岡田斗司夫

「いよっ、……… イジメの大家っ、………イジメの大御所っ、……… 」 

 

いしかわじゅん

「お、おいっ、……お前らっ、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「いえね、………

 例によって、僕、この前、いしかわさんの生年月日を調べたんですがね、………

 いしかわさんは、1951年(昭和26年)2月15日の生まれで、

 僕の信奉する占い「宿曜占星術」では、木曜日の「井宿(せんしゅく)」に

 当たります、………

  

 まぁ、この、羽田守快(はねだ・しゅかい)という人の書いた、

 「密教宿曜占星術」(Gakken・刊)という本なんですがね、……… 」

 

いしかわじゅん

「おっ、……何、?その本、………?

 お前、随分、よさげな本、持ってるね、……… 凄い、凄い、……… 」

 

カツ丼小僧

「へへへ、………お褒めに預かり、光栄でございます、………

 まったく、こんな凄い本、まず、滅多にありませんよ、………

 長年、占いの本を探し求めて来た僕ですが、近年、稀に見る、掘り出し物なんです。

 

 これだけの内容で、著者にどれだけのお金が入ってくるのか、

 人ごとながら、心配でなりません、……… 

 この本では、同じ「宿」でも、曜日ごとに、細かく分類されています。」

 

田原俊彦

「僕、火曜日の「張宿(ちょうしゅく)」、………

 安倍晋三首相と同じなんだ、……… 凄いでしょ、………あはははははっ、……… 」

 

鈴木保奈美

「私は、日曜日の「鬼宿(きしゅく)」、………

 ちょっと我儘だけど、慈愛の心を持っているんですって、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 「宿曜」の話になると、皆さん、中々、話も尽きないでしょうが、

 ここはまた、いしかわさんの方に話を戻しまして、

 

 実は、いしかわさんの生まれた、木曜日の井宿(せいしゅく)は、

 「金剛峯日(こんごうぶび)」という特殊日に当たりまして、

 とても、アクティブ、ポジティブで、戦闘的な日なんです、……… 」

 

いしかわじゅん

「へぇ、? そうなの、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうです、………

 いしかわさんが、ちょっと、剛胆で、威勢がいいのも、

 この金剛峯日に生まれているからなんです、………。

 実は、去年、お亡くなりになった、司会者の大橋巨泉さんも、

 いしかわさんと同じく、木曜日の井宿の、「金剛峯日」の生まれなんです。」

 

いしかわじゅん

「そ、そうか、………

 お、俺と、巨泉さん、………何か、共通項があるのかな、………?

 うん、……面白そうだ、………

 俺、占いには、本来、とんと興味がないんだけどさ、………

 ちょっと、その話、聞かせてみてよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうですね、………

 それでは、この本から、ピックアップして、

 「木曜日の井宿」のところを読んでみます、………

 

 この本では、井宿を、動物のジャッカルとヤマイヌに例えていますが、

 「午後6時まで」と「午後6時以降」の生まれは、若干違うようです。

 いしかわさんは、どちらでしょうか、? 

 

 

 ●木曜日 井宿(午後6時までの生まれ)

 

  この生まれの井宿は、森に潜むジャッカルです、………

  樹木の蔭から、外の様子をうかがっています、………

  

  この人は、物事にけじめをつけるのが苦手なため、

  しなくてもよい苦労をすることが、あります。

 

  言葉を換えれば、身の上に変化が起きやすい生まれですが、

  人に多くを語らず、黙々と自分の計画を推し進めます、………

 

  木曜は、井宿本来の曜日であり、しかも金剛峯日の生まれですから、

  万難を排して成功へ進む運気を持っています。

  しかし、なかには酒や色事にはまって、本当の望みを果たせない人もいます。

  

  金剛峯日の生まれにしては、自己表現が下手な方ですが、

  内には相当の力量があり、独力で物事を成就する事ができます。

  しかし、ときには人の意見も聞き入れるようにすれば、さらによいでしょう。

 

 

 ………と、言う事です、………

 では次に、午後6時以降の生まれ、………

 こちらは、ヤマイヌ、………

 

 

 ●木曜日 井宿(午後6時以降の生まれ)

 

  この生まれの井宿は、森に棲む、ヤマイヌのボスです。

  若いうちは、やや無鉄砲で、常識はずれな人です。

 

  若気のいたりで、物議を醸すことがあるかもしれません。

  そのためか、周囲の理解を得るのが難しい一面があります。

 

  親分肌で、自分の道をひたすら追求して生きていきます。

  一種の義侠心にあふれ、人気があり、困っている仲間のために尽力します。

  

  この人に何かあったときには、逆に周囲が助けてくれるでしょう。

  物事をこなす力量は、かなりのものですが、アクが強く、

  個性が強烈であるため、好かれもすれば、嫌われもすると思います。

 

  老いても、第一線を引かぬ人です。

  酒を愛する人も多いでしょう、……… 

  なかには、その筋の親分のような人もいます。

 

 

 ………と、言う事です、………

 

 さぁ、いしかわさんは、どちらに当てはまると思いますか、………?

 まぁ、確率的には、前者の方が、ずっと高い訳ですが、……… 」

 

 

いしかわじゅん

「うん、………

 僕も、自分の生まれた時間までは、知らないんだけど、

 なんか、やはり、前者のような気がするなぁ、……… 

 自己表現は下手だけど、内には相当の力量がある、という所がね、………

 それに後者の、酒の筋の親分っていうのは、ないような気がする、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

いしかわじゅん

「あっ、……そうだ、………

 それなら、我が愛しの肉奴隷、柴門ふみの「宿」は、

 なんなんでしょうね、? 是非、知っておきたいなぁ、……… 」

 

一同

「知りたぁぁ~~~~~い、……… 」

 

柴門ふみ

「わ、……私も、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 もちろん、とっくに調べてありますので、今、紹介しますね、………

 

 え~~~、ふみグソの生年月日は、

 1957年(昭和32年)1月19日で、「土曜日の角宿(かくしゅく)」です。

 「角宿」と言いますと、雅子妃殿下と同じですね、……… 」

 

皇太子妃・雅子様

「えっ、……? 私と同じですって、……? わぁ~~~い、……… 」

 

柴門ふみ

「……………。」

 

カツ丼小僧

「ええ、……ただ、曜日が違います、………

 雅子は「月曜日」、ふみグソは「土曜日」の生まれです、……… 

 まぁ、そうは言いましても、角宿は、「和善宿」に属しますからね、

 善良な性質なので、マゾ奴隷にふさわしいでしょう、……… 

  

 因みに僕は、「猛悪宿」の「室宿(しつしゅく)」ですので、

 サディストの筆頭株主、最右翼です、………わははははは、……… 

 

 え~~~、それでですね、………

 角宿というのも、午前の生まれと午後の生まれの性質が、微妙に違います。

 2つを、読み比べますので、自分がどちらかなのかを、判断してください、………

 

 おいっ、……聞いているのかっ、………? ふみグソっ、……… 」

 

柴門ふみ

「は、はいっ、……すいませんっ、………

 ちゃんと聞いていますっ、……… 許してくださいっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「よ~~~し、………

 耳の穴じゃなく、尻の穴を、よ~~く、かっぽじって聞くんだぞ、………

 ふ・み・ぐ・そ、……… 」

 

柴門ふみ

「は、……はいっ、……ご主人さまっ、………

 ふ、ふみの便秘が、治りますようにっ、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「それでは、読みます、………

 まずは、「土曜日 角宿」午前の生まれから、……… 

 この本では、角宿をミズチ(水中の竜)に例えています、………

 

 

 ●土曜日 角宿(午前の生まれ)

 

  この生まれの角宿は、竜宮に住むミズチとでも言いましょうか。

  生家が名家であったり、代々の仕事を続ける家であることが多いでしょう、………

 

  この人にとっては、その家名が重すぎることがあります。

  元来は頭の切れる人ですから、何をやっても一応はこなせますが、

  しばしば、思わぬ不運に見舞われます、………

 

  その多くは、本人の言動に起因するものではなく、事故のようなものですが、

  たび重なると気持ちがすさみ、放逸で投げやりな態度となることもあります。

  思い切って、家の仕事は、他人に任せておき、

  故郷を出て、他の仕事をするのも悪くはありません、………

 

  どんなことで、他人の力が必要になるかわかりませんから、

  日ごろから、知人や友人を大切にしておくことが肝要です。

 

 

 ………という事です、………

 それでは、次に、「土曜日 角宿」、午後の生まれ、………

 こちらは、ワニですね、………

 

 

 ●土曜日 角宿(午後の生まれ) 

 

  この生まれの角宿は、剛毅なワニのボスです。

  太っ腹で、器量が大きく、この人と話していると、

  チマチマしたことは、どうでもよくなり、

  愉快にさせてくれるような、豪快さがあります。

  

  駆け引きが上手で、腹芸もできますが、いささか脱線しやすいようです。

  それでも、何事にも、徹底的に精励する人ですから、

  はじめはどうあれ、だんだんと出世するという、尻上がりの運気を持っています。

  とはいえ、なかには、大風呂敷を広げるだけの人もいます。

 

  組織にあっては、トップというより中堅やサブリーダーとして活躍します。

  忠誠心を持ってはいますが、実際の行動は定石(じょうせき)どおりではなく、

  何でも自分流に進めるほうです。

 

  独特の学識や才芸があり、学者や研究者的な一面も見らます。

  歌舞音曲や園芸を愛する人が多いでしょう。

 

 

 ……という事です、………

 

 さぁ、ふみグソ、………お前は、自分がどっちだと思う、………? 

 

 午前か、……… 午後か、………  」

 

 

柴門ふみ

「午前の生まれだと思います、………

 ご主人様、……… 」

  

 

カツ丼小僧

「え、……? そのこころは、………? 」

 

 

柴門ふみ

「しばしば(柴柴)、不運に見舞われます、……… 」

 

 

一同

「わははははは。」