カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 498

 

   4月29日(土曜日) 11時25分、

   

   どうやら、この日こそ、………やっと、この日こそ、………

   女流漫画家、柴門ふみの、SM劇場、初公演の日となりそうである、………

   まぁ、「劇場」とは言っても、小さな部屋の中のショーではあるのだが、………

 

   そして、その小さな部屋の中には、17人の人間が、

   やや窮屈そうにして、ひしめき合っていた、………

 

   調教師、兼、主催者のカツ丼小僧、

   それと、小田和正、いしかわじゅん、岡田斗司夫、高見恭子、

   アレックス・ラミレス、高橋由伸、織田裕二、鈴木保奈美、有森也実、

   江口洋介、林真理子、田原俊彦、皇太子妃・雅子様、今井優子、志茂田景樹、

   ………そして、肉奴隷漫画家の、柴門ふみ、………の計17名だった、………

 

   柴門ふみは、赤ふんどし1枚の、あられもない格好で、

   他の16名に輪で囲まれるような形で、申し訳なさそうに正座し、

   縮こまって、俯いていた、………

 

 

高見恭子

「ひぃっっ、………狭くて、窒息しそう、………

 それに、この部屋、なんか、蒸し暑いわぁ、……… 

 岡田さんっ、……ちょっと、傍に寄らないで~~~~、暑いからぁぁ~~~、

 もう~~~~っ、むせちゃうよ~~~~~っ、」

 

岡田斗司夫

「ぼ、ぼ、ぼくが悪いんです、僕がぁぁ~~~~~~~っ、

 ぼ、僕が、ぶくぶく太っているからぁぁ~~~~~~~~~っ、

 す、すいませぇぇ~~~~~んっ、」

 

一同

「わ、わはは、わは、………

 ふ~~~~~~っ、……… く、苦しいっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「皆さん、本日も、お集まり頂きまして、ありがとうございます、………

 本当に狭い部屋で、場所を変えてみようかとも思ったのですが、

 まぁ、狭い所の方が、結構、調教には効果的という事もありますでしょうし、

 やはり、この部屋でやってみようかと思います、……… 

 

 今日は、テレビクルー班の方達は、おられません、………

 「17」という数に、こだわりたかったんで、お引き取り願いました、……… 」

 

いしかわじゅん

「おいっ、……

 お前、いらぬことばかり言うなっ、………

 そういうくだらないことばかりで、いつも時間を無駄にしてるんじゃないかっ、

 また、時間をつぶす気かよっ、………早く始めろっ、……… 

 柴門苛めは、俺の生きがいなんだっ、………

 

 なんだっ、柴門っ、………

 今週号の『女性セブン』の、お前の漫画、………

 ちっとも、面白くなかったぜっ、………へっへっへっ、だ、………

 あんな、箸にも棒にもかからないような漫画を描いてるようじゃ、

 お前の漫画家生命も、もう終わりだなっ、………へっへっへっ、………

 

 あ~~~っ、面白くねぇ、面白くねぇっ、………とんと、面白くねぇっ、………

 思わず、雑誌を丸めて、お前の肛門に、つっこみたくなってきちゃったぜっ、………

 へっへっへっ、……… 柴門の肛門っ、………

 柴でも生えてんじゃねえのか、お前の肛門っ、………へっへっへっ、……… 」

 

柴門ふみ

「ううっ、……

 ひ、……酷い、……… ひどいぃぃ~~~~~~~~っ、っ、っ、

 うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、……… 」

 

岡田斗司夫

「い、いしかわさん、………

 いくらなんでも、それじゃ、あんまり柴門さんが、……… 」

 

いしかわじゅん

「おいっ、………岡田っ、………

 おまえこそ、なんだっ、………この、フェミニストっ、………

 お前も、評論家のはしくれなら、思った事をズバッと言ったらどうなんだっ、………

 いつも優柔不断で、煮え切らない態度ばかりとりやがって、………

 

 ふんっ、………甘い顔して、自分だけいい子を気取ろうってつもりかっ、………

 そんな日和見論者なら、評論家なんてやめちまえっ、………

 ああ、やめちまえよっ、……やめちまえ、やめちまえっ、………

 この、へっぽこ評論家っ、……… 」

 

岡田斗司夫

「くっ、……い、言わせておけば、……… 」

 

いしかわじゅん

「おっ、……なんだ、? やるのかっ、………?

 ようし、……やってやろうじゃないかっ、………表へでろっ、……表へっ、……… 」

 

林真理子

「ちょっと、ちょっと、あんたたち、ケンカなんて、およしなさいよ、………

 今日は、柴門先生の、記念すべき、初日のSMショーなのよ、………

 じっくりと、隅々まで、堪能してあげないと、……… 

 

 た・ん・の・う、………うふふふふっ、………

 うふふふふふっ♡♡♡、……… た・ん・の・う、……… 」

 

織田裕二

「す、……隅々まで、………

 神様の、穴という穴、全てを、………全てを、………ごっくん、……… 」

 

いしかわじゅん

「うん、……そうだな、………ふふふ、………とにかく、穴っぽこだ、………

 わははははは、………。ようし、調教師、……初めてくれ、……… 」

 

カツ丼小僧

「いやいや、………

 ホント、僕なんかよりも、よっぽどいしかわさんの方が、

 調教師の才能があるような気がしますがね、……… 

 なんか、あなたがやった方が、場が盛り上がるような気がしてきたな、……… 」

 

一同

「おぉ~~~~~~~~~~~っ、……… 」

 

柴門ふみ

「や、やめてぇぇ~~~~~~~~っ、

 そ、それだけは、やめてぇぇ~~~~~~~~~~っ、」 

 ああああ~~~~~~~~~~っ、、、屁がでちゃうぅぅ~~~~~~~っ、」

 

いしかわじゅん

「うん、……? いやさ、………

 カツ丼小僧さん、……… 俺、ホントは、この女が好きなんだ、………

 もう、可愛くて可愛くて、しょうがない、………

 可愛いからこそ、好きだからこそ、苛めたくなるんだ、………

 

 みんな、子供の頃、そうだっただろ、………?

 好きな女の子の筆箱とか、どっかに隠しちゃったりしてさ、………

 そんな女の子の、ちょっとうろたえたりしている姿を見るのが、

 もう、楽しくて、楽しくてさ、………

 

 ふふふっ、………

 柴門ふみっ、……こんないい女、2人といないぜっ、……… 

 みんなで、この女、思うがままに、可愛がってやろうよっ、……… 

 うはははははっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ねぇ、いしかわさん、………

 そんな甘い事言ってていいんですか、………?

 実は、この前、この女、いしかわさんの事、………

 描いている漫画は、まったくダメだけど、批判精神だけは旺盛なエロオヤジって、

 言ってたんですぜ、……… 」

 

いしかわじゅん

「なにっ、………???!!! 」

 

柴門ふみ

「えぇ~~~~~っ、??? 」

 

カツ丼小僧

「その上、ごうつくで、融通の利かない、変態引きこもりだとも、………

 どうせ、何をやっても中途半端で、出すウンコも、しみったれたものに決まってる、

 そろそろ、腸閉塞にかかって、死ぬだろうって、……… 」

 

いしかわじゅん

「む、む、む、む、む、む~~~~~~~~~~~っ、

 こっ、このアマ~~~~~~~~~っ、……… 」

 

柴門ふみ

「い、いやっ、……いやっ、………

 言ってないっ、……言ってないっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「変態エロ親父って、ホントは、

 えらく気が小さくて、臆病者で、精液も、もう出ないんだって、……… 」

 

柴門ふみ

「ひぃぃぃ~~~~~~~~っ、っ、っ、」

 

いしかわじゅん

「うぬぬぬぬぬっ、………

 うっ、うっ、うっ、うおぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~っ、」

 

一同

「あっ、……… 」

 

 

   恐怖! いしかわじゅんの怒りが炸裂した瞬間だった、………

   彼は、顔を真っ赤にして立ちあがり、柴門ふみの髪の毛を、束ねて掴むと、

   傍に用意してあったSM用具の箱の中から、ハサミを取り出した。

   

   しかし、急に平穏な顔になり、

   奇妙な歌を口ずさみながら、彼女の髪を切りだした、………

 

 

     髪きりおやじの唄          作詞・作曲 いしかわじゅん

 

 

    ♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、 ザンバラサッサ、ホイサッサ、

 

    ♪おれは、おやじさ、へんたいおやじ、あ、へんたいおやじ、

 

    ♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、 ザンバラサッサ、ホイサッサ、

 

    ♪おれは、おやじさ、へんたいおやじ、あ、へんたいおやじ、

 

    

    ♪おくさん、ねえさん、よっといで、 ばあさんだって、だいかんげい、

 

    ♪おれっち、おんながだいすきさ、 あ、だいすきさ、あ、だいすきさ、

 

    ♪おれは、おちゃめで、いいおとこ、 こわくはないよ、あ、こわくはないよ、

 

    ♪いっけん、こわもて、みえるけど、 こわくはないよ、あ、こわくはないよ、

 

    

    ♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、  ザンバラサッサ、ホイサッサ、

 

    ♪おれは、おやじさ、ごうつくおやじ、あ、ごうつくおやじ、

 

    ♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、  ザンバラサッサ、ホイサッサ、

 

    ♪おれは、おやじさ、ごうつくおやじ、あ、ごうつくおやじ、

 

 

    ♪おくさん、ねえさん、よっといで、 ばあさんだって、だいかんげい、

 

    ♪おれっち、おかねもだいすきさ、 あ、だいすきさ、あ、だいすきさ、

 

    ♪おかねがあれば、なんでもかえる、あ、おんなもかえる、

 

    ♪おんながかえる、あ、おんながかえる、

 

    ♪あ、けっきょく、おんながすきなんだ、あ、すきなんだ、

 

    ♪わっはっは~~~~の、わっはっはっ、

 

    ♪わっはっは~~~~の、わっはっはっ、

 

 

 

   歌を歌い終えるまでの時間、1分とあっただろうか、………?

   いしかわじゅんは、柴門ふみの頭を、あっという間に、自分流に刈り上げて、

   ハサミを宙に振り回しながら、天に向かって快哉を叫んだ。

 

 

     やったぁぁ~~~~~っ、 

 

     ナイアガラの滝、かんせ~~~~い、!!!!!

 

 

   「おぉ~~~~~~~~~~っ、」

   一同は、感嘆し、ため息をついた、………

   なぜなら、柴門ふみの髪の毛は、不統一なザンバラに切られて、

   まるで、スダレハゲのようになり、何か、あたま全体が、大滝の流れのような

   デザインに見えたからである。

   これは、もう、立派な芸術作品といっても、過言ではないだろう、………

 

   みると、柴門ふみは、正座をしたまま、悔しそうに俯いて、

   一粒の涙を、頬に流していた、………

 

 

カツ丼小僧

「いや、いしかわさん、………

 びっくりしました、………あなたにこんな髪切りの才能があっただなんて、………

 あなたを見直しました、………

 

 これはもう、調教師なんてレベルのものじゃない、……… 

 これだけの技術力があれば、怖いものなしだ、………

 人間国宝どころか、世界制覇だって出来そうな気がする、………

 恐れ入りました、………あなたは天才です、……… 」

 

いしかわじゅん

「ふっふっふっ、………

 そうだろう、そうだろう、……… おれは、天才なんだ、………

 このスダレ女の写真を撮っておいて、ブログで公開しよう、………

 

 きっと、世間は、俺を尊敬するだろう、………

 俺を、あんまりみくびっちゃいけねぇぜっ、……… 

 へへへっ、………おい、こらっ、小僧っ、……… 」

 

 

   いしかわじゅんは、柴門ふみの後頭部をポンポンと叩きながら、

   満面の笑みを浮かべていた、………

 

   カツ丼小僧は、内心、ほくそ笑んでいた、………

   これは、すごい才能だ、………

   これから調教は、全て、この男にやってもらう事にしよう、………

   これで、手間と労力が省ける、………

   貴重な人材は、うまく使っていかないと、………

 

   それが、独裁者への、第一歩、……… ふっふっふっ、………