4月29日(土曜日) 11時25分、
どうやら、この日こそ、………やっと、この日こそ、………
女流漫画家、柴門ふみの、SM劇場、初公演の日となりそうである、………
まぁ、「劇場」とは言っても、小さな部屋の中のショーではあるのだが、………
そして、その小さな部屋の中には、17人の人間が、
やや窮屈そうにして、ひしめき合っていた、………
調教師、兼、主催者のカツ丼小僧、
それと、小田和正、いしかわじゅん、岡田斗司夫、高見恭子、
アレックス・ラミレス、高橋由伸、織田裕二、鈴木保奈美、有森也実、
江口洋介、林真理子、田原俊彦、皇太子妃・雅子様、今井優子、志茂田景樹、
………そして、肉奴隷漫画家の、柴門ふみ、………の計17名だった、………
柴門ふみは、赤ふんどし1枚の、あられもない格好で、
他の16名に輪で囲まれるような形で、申し訳なさそうに正座し、
縮こまって、俯いていた、………
高見恭子
「ひぃっっ、………狭くて、窒息しそう、………
それに、この部屋、なんか、蒸し暑いわぁ、………
岡田さんっ、……ちょっと、傍に寄らないで~~~~、暑いからぁぁ~~~、
もう~~~~っ、むせちゃうよ~~~~~っ、」
岡田斗司夫
「ぼ、ぼ、ぼくが悪いんです、僕がぁぁ~~~~~~~っ、
ぼ、僕が、ぶくぶく太っているからぁぁ~~~~~~~~~っ、
す、すいませぇぇ~~~~~んっ、」
一同
「わ、わはは、わは、………
ふ~~~~~~っ、……… く、苦しいっ、……… 」
カツ丼小僧
「皆さん、本日も、お集まり頂きまして、ありがとうございます、………
本当に狭い部屋で、場所を変えてみようかとも思ったのですが、
まぁ、狭い所の方が、結構、調教には効果的という事もありますでしょうし、
やはり、この部屋でやってみようかと思います、………
今日は、テレビクルー班の方達は、おられません、………
「17」という数に、こだわりたかったんで、お引き取り願いました、……… 」
いしかわじゅん
「おいっ、……
お前、いらぬことばかり言うなっ、………
そういうくだらないことばかりで、いつも時間を無駄にしてるんじゃないかっ、
また、時間をつぶす気かよっ、………早く始めろっ、………
柴門苛めは、俺の生きがいなんだっ、………
なんだっ、柴門っ、………
今週号の『女性セブン』の、お前の漫画、………
ちっとも、面白くなかったぜっ、………へっへっへっ、だ、………
あんな、箸にも棒にもかからないような漫画を描いてるようじゃ、
お前の漫画家生命も、もう終わりだなっ、………へっへっへっ、………
あ~~~っ、面白くねぇ、面白くねぇっ、………とんと、面白くねぇっ、………
思わず、雑誌を丸めて、お前の肛門に、つっこみたくなってきちゃったぜっ、………
へっへっへっ、……… 柴門の肛門っ、………
柴でも生えてんじゃねえのか、お前の肛門っ、………へっへっへっ、……… 」
柴門ふみ
「ううっ、……
ひ、……酷い、……… ひどいぃぃ~~~~~~~~っ、っ、っ、
うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、……… 」
岡田斗司夫
「い、いしかわさん、………
いくらなんでも、それじゃ、あんまり柴門さんが、……… 」
いしかわじゅん
「おいっ、………岡田っ、………
おまえこそ、なんだっ、………この、フェミニストっ、………
お前も、評論家のはしくれなら、思った事をズバッと言ったらどうなんだっ、………
いつも優柔不断で、煮え切らない態度ばかりとりやがって、………
ふんっ、………甘い顔して、自分だけいい子を気取ろうってつもりかっ、………
そんな日和見論者なら、評論家なんてやめちまえっ、………
ああ、やめちまえよっ、……やめちまえ、やめちまえっ、………
この、へっぽこ評論家っ、……… 」
岡田斗司夫
「くっ、……い、言わせておけば、……… 」
いしかわじゅん
「おっ、……なんだ、? やるのかっ、………?
ようし、……やってやろうじゃないかっ、………表へでろっ、……表へっ、……… 」
林真理子
「ちょっと、ちょっと、あんたたち、ケンカなんて、およしなさいよ、………
今日は、柴門先生の、記念すべき、初日のSMショーなのよ、………
じっくりと、隅々まで、堪能してあげないと、………
た・ん・の・う、………うふふふふっ、………
うふふふふふっ♡♡♡、……… た・ん・の・う、……… 」
織田裕二
「す、……隅々まで、………
神様の、穴という穴、全てを、………全てを、………ごっくん、……… 」
いしかわじゅん
「うん、……そうだな、………ふふふ、………とにかく、穴っぽこだ、………
わははははは、………。ようし、調教師、……初めてくれ、……… 」
カツ丼小僧
「いやいや、………
ホント、僕なんかよりも、よっぽどいしかわさんの方が、
調教師の才能があるような気がしますがね、………
なんか、あなたがやった方が、場が盛り上がるような気がしてきたな、……… 」
一同
「おぉ~~~~~~~~~~~っ、……… 」
柴門ふみ
「や、やめてぇぇ~~~~~~~~っ、
そ、それだけは、やめてぇぇ~~~~~~~~~~っ、」
ああああ~~~~~~~~~~っ、、、屁がでちゃうぅぅ~~~~~~~っ、」
いしかわじゅん
「うん、……? いやさ、………
カツ丼小僧さん、……… 俺、ホントは、この女が好きなんだ、………
もう、可愛くて可愛くて、しょうがない、………
可愛いからこそ、好きだからこそ、苛めたくなるんだ、………
みんな、子供の頃、そうだっただろ、………?
好きな女の子の筆箱とか、どっかに隠しちゃったりしてさ、………
そんな女の子の、ちょっとうろたえたりしている姿を見るのが、
もう、楽しくて、楽しくてさ、………
ふふふっ、………
柴門ふみっ、……こんないい女、2人といないぜっ、………
みんなで、この女、思うがままに、可愛がってやろうよっ、………
うはははははっ、……… 」
カツ丼小僧
「ねぇ、いしかわさん、………
そんな甘い事言ってていいんですか、………?
実は、この前、この女、いしかわさんの事、………
描いている漫画は、まったくダメだけど、批判精神だけは旺盛なエロオヤジって、
言ってたんですぜ、……… 」
いしかわじゅん
「なにっ、………???!!! 」
柴門ふみ
「えぇ~~~~~っ、??? 」
カツ丼小僧
「その上、ごうつくで、融通の利かない、変態引きこもりだとも、………
どうせ、何をやっても中途半端で、出すウンコも、しみったれたものに決まってる、
そろそろ、腸閉塞にかかって、死ぬだろうって、……… 」
いしかわじゅん
「む、む、む、む、む、む~~~~~~~~~~~っ、
こっ、このアマ~~~~~~~~~っ、……… 」
柴門ふみ
「い、いやっ、……いやっ、………
言ってないっ、……言ってないっ、……… 」
カツ丼小僧
「変態エロ親父って、ホントは、
えらく気が小さくて、臆病者で、精液も、もう出ないんだって、……… 」
柴門ふみ
「ひぃぃぃ~~~~~~~~っ、っ、っ、」
いしかわじゅん
「うぬぬぬぬぬっ、………
うっ、うっ、うっ、うおぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~っ、」
一同
「あっ、……… 」
恐怖! いしかわじゅんの怒りが炸裂した瞬間だった、………
彼は、顔を真っ赤にして立ちあがり、柴門ふみの髪の毛を、束ねて掴むと、
傍に用意してあったSM用具の箱の中から、ハサミを取り出した。
しかし、急に平穏な顔になり、
奇妙な歌を口ずさみながら、彼女の髪を切りだした、………
髪きりおやじの唄 作詞・作曲 いしかわじゅん
♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、 ザンバラサッサ、ホイサッサ、
♪おれは、おやじさ、へんたいおやじ、あ、へんたいおやじ、
♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、 ザンバラサッサ、ホイサッサ、
♪おれは、おやじさ、へんたいおやじ、あ、へんたいおやじ、
♪おくさん、ねえさん、よっといで、 ばあさんだって、だいかんげい、
♪おれっち、おんながだいすきさ、 あ、だいすきさ、あ、だいすきさ、
♪おれは、おちゃめで、いいおとこ、 こわくはないよ、あ、こわくはないよ、
♪いっけん、こわもて、みえるけど、 こわくはないよ、あ、こわくはないよ、
♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、 ザンバラサッサ、ホイサッサ、
♪おれは、おやじさ、ごうつくおやじ、あ、ごうつくおやじ、
♪ザンバラサッサ、ホイサッサ、 ザンバラサッサ、ホイサッサ、
♪おれは、おやじさ、ごうつくおやじ、あ、ごうつくおやじ、
♪おくさん、ねえさん、よっといで、 ばあさんだって、だいかんげい、
♪おれっち、おかねもだいすきさ、 あ、だいすきさ、あ、だいすきさ、
♪おかねがあれば、なんでもかえる、あ、おんなもかえる、
♪おんながかえる、あ、おんながかえる、
♪あ、けっきょく、おんながすきなんだ、あ、すきなんだ、
♪わっはっは~~~~の、わっはっはっ、
♪わっはっは~~~~の、わっはっはっ、
歌を歌い終えるまでの時間、1分とあっただろうか、………?
いしかわじゅんは、柴門ふみの頭を、あっという間に、自分流に刈り上げて、
ハサミを宙に振り回しながら、天に向かって快哉を叫んだ。
やったぁぁ~~~~~っ、
ナイアガラの滝、かんせ~~~~い、!!!!!
「おぉ~~~~~~~~~~っ、」
一同は、感嘆し、ため息をついた、………
なぜなら、柴門ふみの髪の毛は、不統一なザンバラに切られて、
まるで、スダレハゲのようになり、何か、あたま全体が、大滝の流れのような
デザインに見えたからである。
これは、もう、立派な芸術作品といっても、過言ではないだろう、………
みると、柴門ふみは、正座をしたまま、悔しそうに俯いて、
一粒の涙を、頬に流していた、………
カツ丼小僧
「いや、いしかわさん、………
びっくりしました、………あなたにこんな髪切りの才能があっただなんて、………
あなたを見直しました、………
これはもう、調教師なんてレベルのものじゃない、………
これだけの技術力があれば、怖いものなしだ、………
人間国宝どころか、世界制覇だって出来そうな気がする、………
恐れ入りました、………あなたは天才です、……… 」
いしかわじゅん
「ふっふっふっ、………
そうだろう、そうだろう、……… おれは、天才なんだ、………
このスダレ女の写真を撮っておいて、ブログで公開しよう、………
きっと、世間は、俺を尊敬するだろう、………
俺を、あんまりみくびっちゃいけねぇぜっ、………
へへへっ、………おい、こらっ、小僧っ、……… 」
いしかわじゅんは、柴門ふみの後頭部をポンポンと叩きながら、
満面の笑みを浮かべていた、………
カツ丼小僧は、内心、ほくそ笑んでいた、………
これは、すごい才能だ、………
これから調教は、全て、この男にやってもらう事にしよう、………
これで、手間と労力が省ける、………
貴重な人材は、うまく使っていかないと、………
それが、独裁者への、第一歩、……… ふっふっふっ、………
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