カツ丼小僧
「段々と複雑になってきて、ちょっと頭も重いけど、
今日も、クロスワードを続けます、……… 」
今井優子
「前回は、金剛超人の真上に横書きで、「至上の大幸福」を配置しました。
金剛超人の後には、縦書きで「国王席」という文字が隠れています、……… 」
カツ丼小僧
「うん、………
これで「金剛超人」の全体は把握できるけど、まだまだ、
こんなもんじゃダメだ、………もっともっと、言葉や文字の威力というものを、
最大限に生かして、超能力や魔法の力を手に入れるつもりだ、……… 」
志茂田景樹
「どうですか、? 超人、………
体の方は、いくらか元気になってきましたか、………? 」
カツ丼小僧
「う~~~ん、………
糖尿病だとか膠原病(こうげんびょう)、白内障、といった
多くの病気を抱えている僕には、やはり、体のだるさは、中々拭えないんだけど、
これからは、自分に「健康体」という言葉をイメージすることにして、
自分の頭の中から、「糖尿病」や「膠原病」、「白内障」といった言葉を
消してしまう事にした、……… 」
志茂田景樹
「病名を頭の中に思い浮かべてばかりいると、その病名の文字に頭が支配され、
本当に、その病気になってしまうという事なんだね、………
文字力が、勝手に病気を作りだしている、という訳なんだ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、………そうなんです、………
まぁ、画数や文字数もそうなんですが、………
「○○病」などと言う、最後に「病」という文字のつく病名は、……… 」
志茂田景樹
「そうだね、………
単純に見れば、「病気」の「病」だからね、………
病院なんかも、「病」の「院」だからね、………
近寄って、病院に通えば通う程に、病気と縁が深くなるのかも、……… 」
カツ丼小僧
「パラドックスめきますが、病院とは一切関わらない事が、
病気にならない秘訣なんです、………
ちょっとやそっとの事で、すぐに病院に駆け込んだりする人もいますが、
それは、むしろ、自ら病気を拡大しに行っているようなものなんです、……… 」
今井優子
「そうですね、………
超人のブログなどを読みますと、よく、
「時間は未来に向かって進んでいるのではない、………
もう既に、出来上がった未来が現在を引っ張っているんだ、」
………とありますね、………
………ということは、つまり、………
先に病院に行くという事実があって、そのために病気になった、………
という事にもなりますよね、……… 」
カツ丼小僧
「そうです、………
まさしくその通りですよ、………超人歌手、………
逆に、病院に行く運命になければ、病気にはならない、………
我々が、今、この隠れ部屋に集って、未来の発明品作りに熱中しているのも、
必ず将来、素晴らしい発明品を作って、未来の日本や世界に貢献できるという事実が
あるからだと、僕は確信しています、………
さぁ、……先を急ぎましょう、……… 」
今井優子
「それじゃぁ、今度は、超能力関連の文字で、………
ヒーリング治療の超能力者、高塚光さんの名前は、どうでしょうか、………? 」
志茂田景樹
「わははははは。それはいい、………これは心強い、……… 」
カツ丼小僧
「うん、………僕も、今、それを考えていたんだけど、………
そうだなぁ、………どこに配置しようか、………? 」
志茂田景樹
「「塚」というくらいだからね、………
大草原のように広がる、「健康体」という文字の上に、ところどころ置けばいいよ。」
カツ丼小僧
「そうします、………
「高塚光」を守り神のように、これも縦書きで、計8個、配置しました、………
イメージとしては、その高塚光の文字が、眩しい光を放っています、………
健康体という文字にも、明かりが差して、
なにか、トワイライト・ゾーンのような風景に早変わりしましたが、
前回遊びに来ていた、超美女七福神たちの姿は消えました、……… 」
今井優子
「金剛超人の様子は、如何ですか、………? 」
カツ丼小僧
「どうなんだろう、………?
微動だにしないで、国王席に座ったままでいる、……… 動かない、………
ちょっと、今までの明るい雰囲気とは違うな、………神妙な面持ちだ、……… 」
志茂田景樹
「まぁ超能力の注入だからね、………
いくらかでも、神妙な気持ちにはなるだろうよ、………
では、次の超能力言語は、………
「サイコキネシス」、「テレパシー」、「テレポーテーション」、
「タイムトラベル」、等ありますけど、……… 」
今井優子
「素敵ね、………こんな超能力が、本当に身についたら、……… 」
カツ丼小僧
「うん、………
このような能力を持つ事はね、僕の子供の頃からの夢だったんだ、………
筒井康隆さんの小説、「七瀬三部作」の影響なんかを受けてね、………
ただ、こういった超能力というのは、使う方は楽しいかもしれないけど、
やられた方は大変だ、………
もし、身についたとしても、そう迂闊には使えない、………
この世には因果応報というものがあるからね、………
超能力者だって、もちろん例外じゃない、………
高塚光さんのような、ヒーリングの超能力だったら、
一切、構わないんだけど、……… 」
今井優子
「どうしますか、………? 」
カツ丼小僧
「うん、………
まず、そのカタカナの文字は、全部、漢字に直す事にします。
「サイコキネシス」は「念働力」、「テレパシー」は「精神感応」、
「テレポーテーション」は「瞬間移動」、
「タイムトラベル」は「時間旅行」に、……… 」
今井優子
「わかるわ、………
文字体によって、意味が変ってしまうんですものね、………
実際の意味が同じでも、文字道では、……… 」
志茂田景樹
「宇宙帝王、………「予知」と「透視」は、どうしますか、………? 」
カツ丼小僧
「僕は、予知能力というものは欲しくない、………
だって、人生の先が見えてしまったら、面白くないし、
事実、予知などというものは、この世に存在しないんだ、………
いや、もし、仮にあったとしても、
未来は決まっているから、変えることは出来ない、………
変えることが出来ないんじゃ、そんな能力持っていたって意味がない、……… 」
今井優子
「小説やドラマなんかで、悪い未来を予知した超能力者が、
その未来を変えようと四苦八苦して、結局はどうにもならず、
その予言通りになってしまった、なんて話は、よくありますけどね、……… 」
カツ丼小僧
「うん、………
未来はがんじがらめに決まっているけど、それを人間は知らないし、
見えもしないんだ、………
だって、もし自分の悪い未来が見えたら、その悪い未来を防ごうと、
人間は行動する訳じゃない、………
それだとパラドックスになってしまい、時間の移行や歴史が存在しなくなる、………
予知能力は存在しないし、変えることが出来ないのだったら、
そんなものは、いらない、……… 」
今井優子
「それでは、大幸運児、………
「透視」の方は、どうしますか、………? 」
カツ丼小僧
「あ、……それは、是非とも欲しい能力ですね、………
僕は、若い頃から、目が異常に悪かったんで、「目」の能力に関するものは、
何がなんでも、是非とも欲しい、………
もう、どんなに細かい物が見えたって構わない、………
超人的な視力が欲しいです、………。
あ、……そうだ、………もう一つ、………
千里の彼方まで見える「スーパー千里眼」というのも加えよう、………
透視は「ウルトラ透視」にして、………ふふふ♡♡♡、………」
志茂田景樹
「あ、……帝王、………
今、何か、よからぬ事を考えましたね、………
その「ウルトラ透視」を使って、やるべきことは、ただ一つなんでしょう、………? 」
カツ丼小僧
「わははははは。 そう、そう、………
僕って、いけない子、………? まぁ、そのくらいの楽しみはいいんじゃない、?
本人にさえ、言わなければ、何もなかったことになるんだからさ、……… 」
今井優子
「因果応報が、ありますよ~~~~。」
カツ丼小僧
「でも、僕から、エロをとったら何も残りませんよ、………
こればっかりは、勘弁してチョーダイ、……… 」
志茂田景樹
「私も、キョンキョンの裸を、………
いやいや、冗談はさておき、話を進めましょう、………
それでは、偉大なるエロ超人、………
この「ウルトラ透視」や「スーパー千里眼」を、どこに配置するつもりですかな、? 」
カツ丼小僧
「そうですね、………これを、………
精神感応
念働力
瞬間移動
時間旅行
スーパー千里眼
ウルトラ透視
………というふうに横6段にして、
金剛超人の両足の前に1つずつ、2つ置きました、……… 」
今井優子
「少し、文字がずれているものもありますが、それでいいんですか、? 」
カツ丼小僧
「うん、……
縦で読んでみて、何かそれらしい意味を感じ取れる物もあるだろう、………?
「精念」とか、「神働」のように、………
それで、文字を固く、くっつけたつもりさ、………
これで、この6段は強固な文字の集まりになる、………
更には、………
スーパー千里眼の「眼」の上に、最後の「眼」という文字をだぶらせて、
もう一つ、縦書きで「スーパー千里眼」という文字を置いたり、………
「ウルトラ透視」の「透」の文字の下に、「透」の部分をだぶらせ、
縦書きで「透明人間」と書いたり、………
すると、下のような図になって来て、………
精 ス
神 |
精神感応 パ
念働力 念|
力瞬間移動千
時間旅行力里 視
スーパー千里眼 力 念
ウルトラ透視力全開動
明 開眼力
スーパー超人 復
間
………という風に文字を縦からも横からも、斜めからも、出来るだけ、
超能力に関する文字で埋め尽くす、………。
その作業も執拗に続けて行きます、……… 」
志茂田景樹
「う~~~ん、………もちろん大丈夫です、………
我々は超人ですから、普通の人だったら気の遠くなるような作業でも、
赤子の遊びのように、いとも簡単、へっちゃらです、………
何の事はありません、………わははははは。」
今井優子
「でも「透明人間」なんて、………
もし、そうなったら、………まさか、……… 」
カツ丼小僧
「わははははは、………。そうです、そうです、………。
やるべき事は、ただ一つ、………
優子さんの寝室にも、……… 」
今井優子
「や、やめてぇ~~~~~~~っ、
そんな事したら、絶交よ、……… 」
志茂田景樹
「わははははは。」