カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 448

カツ丼小僧

「このところ、You tube で、

 昔のアニメが、色々とアップされていますので、そればかり観ています、………。」

 

一同

「どんな、………? 」

 

カツ丼小僧

「横山光輝さんの「鉄人28号」だとか、桑田次郎(桑田二郎)さんの「エイトマン」、

 手塚治虫さんの「鉄腕アトム」、等です、……… 

 柴田豊秋さんという方が、沢山アップしてくれました、……… 」

 

きゃりーぱみゅぱみゅ

「そんな、昔のアニメ、私、知りませんよ~~~~、」

 

カツ丼小僧

「そりゃぁ、そうでしょう、……… 

 53歳の僕にだって、よくわからないんですから、………

 

 ネットで調べたら、鉄人28号も、エイトマンも、鉄腕アトムも、

 全て、1963年(昭和38年)が、テレビ初放映で、モノクロです、………。

 鉄腕アトムは、なんと、ちょうど元旦が、第1話放映です、………

 

 僕は、1964年(昭和39年)生まれですので、恐らく、1970年代の再放送を観ていて、

 うっすらと記憶にあるんでしょう、……… 」

 

近藤真彦

「あの頃は、アニメの再放送が夕方の時間帯に、しきりにあったような気がする。

 

 「ルパン三世」「ゲゲゲの鬼太郎」「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」

 

 「オバケのQ太郎」「チキチキマシン猛レース」「ど根性ガエル」、………  」

 

三原じゅん子

「「魔法使いサリー」も、………。」

 

野村義男

「「宇宙怪人ゴースト」だとか、「シンドバッドの冒険」、「妖怪人間ベム」、

 

 「親指トム」「スーパースリー」「小さなバイキング・ビッケ」、………

 

 それから、「キング・コング」、………。 」

 

ジミー大西

「♪ウッホ~~~、ウホウホ、ウッホッホ~~~~~、

  ウッホ~~~、ウホウホ、ウッホッホ~~~~~、

 

 ♪おおき~~な、やま~~~~を、ひとまたぎ、

  キング~~~、コングが、やってくる、

  こわくなんか、ないんだよ~~~~、

  きんぐ~~~、コングは、友達さ、……… 」

 

カツ丼小僧

「あっ、……ジミーさん、………

 その曲、………よく憶えていてくれました、………本当に嬉しいです、………

 あなたは、僕の同志だ、………

 今度、一杯やって、アニメソングの話に花を咲かせましょう、……… 

 

 もしかしたら、その「キングコング」の主題歌、………

 僕が、人生で初めて覚えた歌かもしれません、………。」

 

ジミー大西

「ウホッ、ウホッ、……… 」

 

カツ丼小僧

「鉄人28号の実写版、なんてのもアップされていて、驚いちゃった、………

 1960年(昭和35年)製作だから、僕が生まれる4年も前だ、………

 僕って、昔の白黒映像に、ホント、弱いのよ、……… 」

 

近藤真彦

「「ジャイアントロボ」も、横山光輝さんが原作だから、

 その前身みたいなものかな、……… 」

 

河合奈保子

「今では、とっても通用しない代物ですけどね、……… 」

 

カツ丼小僧

「そりゃぁ、今ではね、………

 アニメだって、今の物と比べれば、………

 でも、日本の高度経済成長時代の息吹きが感じられる作品で、

 幾らかは、生命力が出始めて来た頃だと思います、………。 

 

 でも、テレビアニメが本格的に生命力を持ち始めたのは、

 やはり、冒頭に言った、「鉄腕アトム」や、アニメの「鉄人28号」、

 「エイトマン」の放映あたりからではないでしょうかね、………

 昭和40年代が成長期、50年代が円熟期、といった具合です、……… 」

 

松坂慶子

「カツ丼さん、………今、現在、アニメは、………? 」

 

カツ丼小僧

「今のアニメなんか、まったく観ていませんよ、………

 もう、まどろっこしくて、観る気がまったくおきない、………

 最近では、テレビそのものを観ていない、……… 

 

 昔のアニメは、良かった、などという言い方はしたくない、………

 僕自身が子供だったから、楽しめたのかもしれないし、

 あの頃は、悠長で、時間がいくらでもあったかのように感じられた、……… 

 

 今みたいに、大人になって、時間的にゆとりがなくなってくるとね、………

 娯楽というのは、忙しさの合間を縫って、

 焦って、無理して楽しむ物ではないしね、……… 」

 

松坂慶子

「子どもの頃のアニメは、カツ丼小僧さんの、想像力の原点なんですね、……… 」

 

カツ丼小僧

「うん、……もう、それしかなくて、

 逆に言えば、20代、30代、40代が、ぽっかり抜けている、という感じだ、……… 

 だって、「Dr.スランプ」や、「うる星やつら」のアニメすら、

 観ていないんですから、……… 

 ですから、厳密に言えば、中学生時代のアニメまでですね、……… 」

 

松坂慶子

「カツ丼さんの最初のアニメは、………? 」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 ネット等を見ながら、記憶を手繰っていくと、

 「キングコング」や「宇宙怪人ゴースト」なども、あるんですが、………

 

 どうやら、久松文雄さんの「スーパージェッター」が、

 僕の最初に馴染んだアニメだと思います、………

 

 「流星号」の、おもちゃの模型などを手に持って遊んでいた記憶があります。

 1965年(昭和40年)がテレビ初放映だから、

 たぶん、再放送されていたんだろう、………

 あの主題歌は、今でも瑞々しく、脳裏に焼き付いています、………

 ネット検索して懐かしい、なんてもんじゃない、……… 

 

 白黒とカラーの両方あるけど、途中からカラーに変ったのか、………

 それとも、テレビの方が白黒から、カラ―に変ったのか、………

 よく、わからない、……… 」

 

甲斐まり恵

「今、ウィキペディアで調べたんですけど、

 アニメの「スーパージェッター」は、最初白黒だったんですが、

 海外放映のために、内26作品をリメイク版として、カラ―製作したそうです、………

 それがまた、日本での放送という事になって、……… 」

 

カツ丼小僧

「あ、……そうなんだ、………道理で、……… 

 しかし、この久松文雄さんって、1943年(昭和18年)の生まれで、

 手塚治虫さんの、アシスタントをやっていたそうなんですが、

 そういうことだと、この「スーパージェッター」が、テレビで

 放映された時には、まだ、若干、22歳頃ということになる、………

 

 この若さで、自分の漫画が、テレビ化されるだなんて、………

 羨ましいにも、ほどがある、………

 僕なんか、53歳にして、まだ何もないというのに、………

 

 ぐ、ぐやじいぃぃ~~~~~~~~~~~~~っ、

 神は一体、どこまで俺をコケにするのか、……… 」

 

 

藤子不二雄A

「うん、……でもね、………

 厳密には、「スーパージェッター」は、久松文雄の原作じゃないんだ、………

 

 さっき、甲斐まり恵さんの話にもあったけど、海外放映のための作品ということで、

 そのために、その後を追って、久松さんが漫画の連載をすることになったんだよ。

 いわゆる、雑誌展開のためのコミカライズ作品なんだ、………。」

 

カツ丼小僧

「ああ、……そうなんですか、………

 それで、ちょっと安心しました、……… 

 気が小さく、劣等感のかたまりのような僕には、ちょっとキツイ話でした、………。」

 

藤子不二雄A

「実は、海外放映権については、TBSは、アニメ「エイトマン」の時に、

 講談社や、原作の平井和正、桑田次郎らと、トラブルを起こしている、………

 

 TBS は、「エイトマン」の出版社や原作者に、なんのことわりもなしに、

 無許可で勝手に、権利を売却してしまったんだ、………

 そして講談社に、事後承諾を求める事になったんだ、………

 

 それで、この「スーパージェッター」の時には、

 権利をほぼ、TBS に集中させるために、原作のない、オリジナルアニメを

 作ろうという事になったらしい、……… 」

 

カツ丼小僧

「なるほど、……そういういきさつがあったんですか、………

 でも、なんか、のどかな時代でもあったんですねぇ、……… 

 あれ程の大会社が、海外放映権を無視するだなんて、………

 

 提供は、「エイトマン」も「スーパージェッター」も、

 どちらも、丸美屋食品工業だそうですが、

 丸美屋さんも、さぞ、面食らったことでしょうねぇ、………

 

 でも、個人的には、そういう時代の方が、しっくりきます、………

 今は、ほんのちょっとしたことでも、すぐに規則や法律が出て来て、

 窮屈でしょうがない、………

 ちょっと、胸倉をつかんだくらいで、すぐに暴力だとか、……… 

 これじゃぁ、何も行動出来ない、……… 」

 

甲斐まり恵

「でも、出版社や原作者に、無許可で海外放映っていうのは、

 ちょっと、杜撰の度を越してますよ、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「今回、You tube にアップされた、「鉄人28号」には、

 登場人物の手の指が6本描かれていたシーンがあった。

 

 スッキリさせるために、指を4本に描くと言うのは、

 昔のアニメではよくあったことだけど、6本というのは、

 明らかに、アニメーターの描き間違えだと思う、………

 

 こういう間違いにも気づかず、描いたり放映したりしてしまう、

 ゆるい時代の方が、僕には生きやすい、………… 」

 

小倉智昭

「まぁ、日本アニメの黎明期ですから、色々ありますよ、………

 無我夢中、……試行錯誤の段階で、……… 」

 

カツ丼小僧

「ただ、個人的には、僕は昔のシンプルな画風の方が好きなんです、………

 頭の中が、単純に出来ているのかな、………?

 

 手塚治虫さんも、漫画は「絵」ではなく、「記号」だと言っていたそうです、………

 漫画は「象形文字」のようなものだとも、……… 」

 

菊川怜

「象形文字………? 」

 

梅津弥英子

「ふふふっ、………

 さすが、漫画の神様、………何か、言う事が違いますわね、……… 」

 

カツ丼小僧

「現代のように、アニメの絵が、より精密になってくると、

 絵や色彩の美しさばかりに気をとられるようになって、

 肝心のストーリーの方に集中できなくなる、………と思うんですが、……… 

 アニメに、絵の美しさって、それ程重要なんでしょうか、………? 」

 

佐々木恭子

「そうですね、………

 なんとも言えません、………。一長一短です、……… 」

 

カツ丼小僧

「え~~~、すいませんが、今回も、ここらで時間となりました、………

 カバラの話がなくて、申し訳ありません、………

 

 次回は、片っ端から、アニメタイトルをカバラで占いますので、

 楽しみにしていてください、………。

 

 それでは、皆さん、ごきげんよう、………

 

 提供は、丸美屋食品工業でした、……… 」

 

 

一同

「えぇ~~~~~~~~~~~~っ、???!!! 

 違うでしょ、……… 」