カツ丼小僧
「このところ、You tube で、
昔のアニメが、色々とアップされていますので、そればかり観ています、………。」
一同
「どんな、………? 」
カツ丼小僧
「横山光輝さんの「鉄人28号」だとか、桑田次郎(桑田二郎)さんの「エイトマン」、
手塚治虫さんの「鉄腕アトム」、等です、………
柴田豊秋さんという方が、沢山アップしてくれました、……… 」
きゃりーぱみゅぱみゅ
「そんな、昔のアニメ、私、知りませんよ~~~~、」
カツ丼小僧
「そりゃぁ、そうでしょう、………
53歳の僕にだって、よくわからないんですから、………
ネットで調べたら、鉄人28号も、エイトマンも、鉄腕アトムも、
全て、1963年(昭和38年)が、テレビ初放映で、モノクロです、………。
鉄腕アトムは、なんと、ちょうど元旦が、第1話放映です、………
僕は、1964年(昭和39年)生まれですので、恐らく、1970年代の再放送を観ていて、
うっすらと記憶にあるんでしょう、……… 」
近藤真彦
「あの頃は、アニメの再放送が夕方の時間帯に、しきりにあったような気がする。
「ルパン三世」「ゲゲゲの鬼太郎」「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」
「オバケのQ太郎」「チキチキマシン猛レース」「ど根性ガエル」、……… 」
三原じゅん子
「「魔法使いサリー」も、………。」
野村義男
「「宇宙怪人ゴースト」だとか、「シンドバッドの冒険」、「妖怪人間ベム」、
「親指トム」「スーパースリー」「小さなバイキング・ビッケ」、………
それから、「キング・コング」、………。 」
ジミー大西
「♪ウッホ~~~、ウホウホ、ウッホッホ~~~~~、
ウッホ~~~、ウホウホ、ウッホッホ~~~~~、
♪おおき~~な、やま~~~~を、ひとまたぎ、
キング~~~、コングが、やってくる、
こわくなんか、ないんだよ~~~~、
きんぐ~~~、コングは、友達さ、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、……ジミーさん、………
その曲、………よく憶えていてくれました、………本当に嬉しいです、………
あなたは、僕の同志だ、………
今度、一杯やって、アニメソングの話に花を咲かせましょう、………
もしかしたら、その「キングコング」の主題歌、………
僕が、人生で初めて覚えた歌かもしれません、………。」
ジミー大西
「ウホッ、ウホッ、……… 」
カツ丼小僧
「鉄人28号の実写版、なんてのもアップされていて、驚いちゃった、………
1960年(昭和35年)製作だから、僕が生まれる4年も前だ、………
僕って、昔の白黒映像に、ホント、弱いのよ、……… 」
近藤真彦
「「ジャイアントロボ」も、横山光輝さんが原作だから、
その前身みたいなものかな、……… 」
河合奈保子
「今では、とっても通用しない代物ですけどね、……… 」
カツ丼小僧
「そりゃぁ、今ではね、………
アニメだって、今の物と比べれば、………
でも、日本の高度経済成長時代の息吹きが感じられる作品で、
幾らかは、生命力が出始めて来た頃だと思います、………。
でも、テレビアニメが本格的に生命力を持ち始めたのは、
やはり、冒頭に言った、「鉄腕アトム」や、アニメの「鉄人28号」、
「エイトマン」の放映あたりからではないでしょうかね、………
昭和40年代が成長期、50年代が円熟期、といった具合です、……… 」
松坂慶子
「カツ丼さん、………今、現在、アニメは、………? 」
カツ丼小僧
「今のアニメなんか、まったく観ていませんよ、………
もう、まどろっこしくて、観る気がまったくおきない、………
最近では、テレビそのものを観ていない、………
昔のアニメは、良かった、などという言い方はしたくない、………
僕自身が子供だったから、楽しめたのかもしれないし、
あの頃は、悠長で、時間がいくらでもあったかのように感じられた、………
今みたいに、大人になって、時間的にゆとりがなくなってくるとね、………
娯楽というのは、忙しさの合間を縫って、
焦って、無理して楽しむ物ではないしね、……… 」
松坂慶子
「子どもの頃のアニメは、カツ丼小僧さんの、想像力の原点なんですね、……… 」
カツ丼小僧
「うん、……もう、それしかなくて、
逆に言えば、20代、30代、40代が、ぽっかり抜けている、という感じだ、………
だって、「Dr.スランプ」や、「うる星やつら」のアニメすら、
観ていないんですから、………
ですから、厳密に言えば、中学生時代のアニメまでですね、……… 」
松坂慶子
「カツ丼さんの最初のアニメは、………? 」
カツ丼小僧
「うん、………
ネット等を見ながら、記憶を手繰っていくと、
「キングコング」や「宇宙怪人ゴースト」なども、あるんですが、………
どうやら、久松文雄さんの「スーパージェッター」が、
僕の最初に馴染んだアニメだと思います、………
「流星号」の、おもちゃの模型などを手に持って遊んでいた記憶があります。
1965年(昭和40年)がテレビ初放映だから、
たぶん、再放送されていたんだろう、………
あの主題歌は、今でも瑞々しく、脳裏に焼き付いています、………
ネット検索して懐かしい、なんてもんじゃない、………
白黒とカラーの両方あるけど、途中からカラーに変ったのか、………
それとも、テレビの方が白黒から、カラ―に変ったのか、………
よく、わからない、……… 」
甲斐まり恵
「今、ウィキペディアで調べたんですけど、
アニメの「スーパージェッター」は、最初白黒だったんですが、
海外放映のために、内26作品をリメイク版として、カラ―製作したそうです、………
それがまた、日本での放送という事になって、……… 」
カツ丼小僧
「あ、……そうなんだ、………道理で、………
しかし、この久松文雄さんって、1943年(昭和18年)の生まれで、
手塚治虫さんの、アシスタントをやっていたそうなんですが、
そういうことだと、この「スーパージェッター」が、テレビで
放映された時には、まだ、若干、22歳頃ということになる、………
この若さで、自分の漫画が、テレビ化されるだなんて、………
羨ましいにも、ほどがある、………
僕なんか、53歳にして、まだ何もないというのに、………
ぐ、ぐやじいぃぃ~~~~~~~~~~~~~っ、
神は一体、どこまで俺をコケにするのか、……… 」
藤子不二雄A
「うん、……でもね、………
厳密には、「スーパージェッター」は、久松文雄の原作じゃないんだ、………
さっき、甲斐まり恵さんの話にもあったけど、海外放映のための作品ということで、
そのために、その後を追って、久松さんが漫画の連載をすることになったんだよ。
いわゆる、雑誌展開のためのコミカライズ作品なんだ、………。」
カツ丼小僧
「ああ、……そうなんですか、………
それで、ちょっと安心しました、………
気が小さく、劣等感のかたまりのような僕には、ちょっとキツイ話でした、………。」
藤子不二雄A
「実は、海外放映権については、TBSは、アニメ「エイトマン」の時に、
講談社や、原作の平井和正、桑田次郎らと、トラブルを起こしている、………
TBS は、「エイトマン」の出版社や原作者に、なんのことわりもなしに、
無許可で勝手に、権利を売却してしまったんだ、………
そして講談社に、事後承諾を求める事になったんだ、………
それで、この「スーパージェッター」の時には、
権利をほぼ、TBS に集中させるために、原作のない、オリジナルアニメを
作ろうという事になったらしい、……… 」
カツ丼小僧
「なるほど、……そういういきさつがあったんですか、………
でも、なんか、のどかな時代でもあったんですねぇ、………
あれ程の大会社が、海外放映権を無視するだなんて、………
提供は、「エイトマン」も「スーパージェッター」も、
どちらも、丸美屋食品工業だそうですが、
丸美屋さんも、さぞ、面食らったことでしょうねぇ、………
でも、個人的には、そういう時代の方が、しっくりきます、………
今は、ほんのちょっとしたことでも、すぐに規則や法律が出て来て、
窮屈でしょうがない、………
ちょっと、胸倉をつかんだくらいで、すぐに暴力だとか、………
これじゃぁ、何も行動出来ない、……… 」
甲斐まり恵
「でも、出版社や原作者に、無許可で海外放映っていうのは、
ちょっと、杜撰の度を越してますよ、……… 」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「今回、You tube にアップされた、「鉄人28号」には、
登場人物の手の指が6本描かれていたシーンがあった。
スッキリさせるために、指を4本に描くと言うのは、
昔のアニメではよくあったことだけど、6本というのは、
明らかに、アニメーターの描き間違えだと思う、………
こういう間違いにも気づかず、描いたり放映したりしてしまう、
ゆるい時代の方が、僕には生きやすい、………… 」
小倉智昭
「まぁ、日本アニメの黎明期ですから、色々ありますよ、………
無我夢中、……試行錯誤の段階で、……… 」
カツ丼小僧
「ただ、個人的には、僕は昔のシンプルな画風の方が好きなんです、………
頭の中が、単純に出来ているのかな、………?
手塚治虫さんも、漫画は「絵」ではなく、「記号」だと言っていたそうです、………
漫画は「象形文字」のようなものだとも、……… 」
菊川怜
「象形文字………? 」
梅津弥英子
「ふふふっ、………
さすが、漫画の神様、………何か、言う事が違いますわね、……… 」
カツ丼小僧
「現代のように、アニメの絵が、より精密になってくると、
絵や色彩の美しさばかりに気をとられるようになって、
肝心のストーリーの方に集中できなくなる、………と思うんですが、………
アニメに、絵の美しさって、それ程重要なんでしょうか、………? 」
佐々木恭子
「そうですね、………
なんとも言えません、………。一長一短です、……… 」
カツ丼小僧
「え~~~、すいませんが、今回も、ここらで時間となりました、………
カバラの話がなくて、申し訳ありません、………
次回は、片っ端から、アニメタイトルをカバラで占いますので、
楽しみにしていてください、………。
それでは、皆さん、ごきげんよう、………
提供は、丸美屋食品工業でした、……… 」
一同
「えぇ~~~~~~~~~~~~っ、???!!!
違うでしょ、……… 」