カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 436

カツ丼小僧

「このところ、『週刊現代』では、コーヒーというのは、

 実は、体によいもんだ、という記事が多いので、ちょっと安心しています、……… 」

 

今井優子

「カツ丼さんは、コーヒーをよく飲むの、………? 」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 缶コーヒーを、1日、4~5本、………全てブラックだけどね、……… 」

 

志茂田景樹

「そんなに飲んで大丈夫なの、………?

 あ、……カツ丼小僧さんは、自分の運命を確信しているんでしたよね、………

 それなら、大丈夫でしょう、……… 

 でも、ブラックというのは、………? やはり、……… 」

 

カツ丼小僧

「うん、……糖尿病だから、………

 以前は、砂糖入りのコーヒーも飲んでいたんだけどね、………

 2年ほど前からは、ブラックです、………

 

 僕も、目や足が悪くなったりするのは、多少、耐えられるんだけど、

 やはり、脳梗塞や、脳の病だけは、さすがに怖い、……… 

 

 週刊現代の、嬉しい記事によれば、

 コーヒーを『天然の薬』だとし、………(健康増進クリニック院長・水上治氏の言)

 

 「コーヒーには、カフェインとクロロゲン酸が含まれていますが、

  このクロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、

  老化の原因となる活性酸素を抑えることが、はっきりと証明されている。

  

  つまりコーヒーは、がん予防だけでなく、動脈硬化を防ぎ、

  血糖値を下げる効果もあるので、生活習慣病も改善する働きがあるのです。

 

  それでいて、薬と違って副作用もないので、安心して飲める、………

  もしコーヒーがダメな人は、日本茶やココアでも、同じ効果が得られます。

  砂糖たっぷりの野菜ジュースを飲むより、コーヒーを飲んだ方が、

  メリットは、はるかに大きい、………  」

 

  ………という事なんだそうです、………  」

 

今井優子

「よかったじゃないですかぁ、………カツ丼さん、……… 」

 

カツ丼小僧

「でも僕は、野菜ジュースも好きで、かなり飲んでいるんです、………

 記事(管理栄養士の梅原祥太氏の言)に寄れば、野菜ジュースというのは、

 

 「ジュースにすることで、野菜に含まれる水溶性ビタミンなどが、

  かなり壊れてなくなってしまう、………

  

  野菜は本来、アルカリ性食品ですが、ジュースにすると、酸性食品に変化するため、

  野菜本来の恩恵が、ほとんど受けられません、………

  それどころか、野菜ジュースは糖質がほとんどです、

 

  100%の野菜ジュースでも、たいていは糖質が入っている、………

  野菜ジュースに含まれるのは、ショ糖(ブドウ糖+果糖)が多く、

  そういった液体の糖質を空腹状態で飲むと、急激に吸収されてしまい、

  脂肪になりやすくなってしまいます、………

 

  また一時的に血糖値も上昇してしまう、………

  すると体は、血糖値を下げようとするので、

  血糖値の上げ下げが激しくなり、体に負担がかかるのです、……… 

 

 

  ………という事だそうです、……… 辛い、……… 」

 

今井優子

「野菜ジュースの方は、今後どうするんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「いえ、……止められません、………

 飲みつづけると思います、………幸福感を得るために、………

 味と、冷たい流れの、のど越し感が好きなんです、……… 」

 

志茂田景樹

「でも、超人、………

 あなたは、そんな医学的根拠は信じていないんだろう、………

 

 だって、この前言ったじゃないの、………

 痩せるためのダイエットにしたって、サプリメントとか、体操やジョギングなんて

 実は、まったくのまやかしなんだって、………

 

 本当はその期間、いかに自分の痩せている姿を本気で想像したかだって、………

 だから、寝っころがっていたって、ダイエットは出来るんだって、………

 ね、……そうなんでしょう、………? 

 あなたは、科学や医学的な根拠とは、まったく正反対の所に存在している人間です。」

 

カツ丼小僧

「はい、そうです、………。

 確かに、その通りで、いつも、そのような事ばかり考えている人間です、………。

 

 でも、それと同時に、どういう訳か、僕の性格というのは、

 極度に気が小さくて、心配性に出来ているんです、………。

 もう、何か、科学的な寄り所にも頼らなくてはいられない、

 というくらいに、臆病な性格です、………

 

 全知全能の魔法使いのような神様が、

 自分の事を守ってくれてはいるんだ、と確信しつつも、

 やっぱり、未だに、この世の現実感というものにとらわれていて、

 

 ひょっとして、神様が、ほんの気まぐれのイタズラで、

 僕を奈落のドン底、失意のドン底に突き落とすんじゃないかという思いが、

 常に頭の中心部にあるんですよ、………これは本当です、………。 」

 

志茂田景樹

「どういう訳なんだろうね、………?

 そういう事にも何か、神の奥深い考えがあるのかな、? 

 なぜ、あなたに、そのような性格を植え付けたのか、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……

 やっぱり人間というのは、ノーテンキではダメなんだという事じゃないでしょうか、?

 悩みや苦しみがなければ、喜びや楽しみもない、………ということで、……… 」

 

志茂田景樹

「「不幸の中の幸運」というのが、神の不文律ということか、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうですね、………

 そこのところは、どうしても変えられないようです、……… 」

 

今井優子

「さて、……世紀の大王、………

 前置きが長くなりましたが、そろそろ、発明の話に入ってください、………。」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 我々のこれからやろうとしている、発明品作りも、こういった

 上質で味のいい、ジュースやコーヒーを作り出す作業と似ている、………

 そして、どれだけ体に効いてくるものを仕上げるかなんだが、………

 最高級の物を仕上げようと思う、………。

 

 僕は今まで、もう何百回にものぼる改名の実験と、人間の観察などから

 文字や音の片鱗でも、それを体に定着させることによって、

 人間の体や脳などに、特定の変化を起こさせることを知っている、………

 

 体に定着させるというのは、つまり、………

 頭の中で、自分イコール○○だと、思い込んで強く念じる事だ、………

 

 もちろん、文字や音の影響力というのは、名前だけのことではありません、………

 現在では自分の名前が、その人間へ与える影響が一番強いというだけのことです、………

 

 姓名の他にも、例えば、自分が学校の教師という職に就けば、その人間は、

 自分イコール、「先生」だとか、「教師」だとか、「学校の先生」、

 「社会科の教師」、などと思い込むようになる訳だから、

 その名称に、瞬く間に支配されてしまう、………。

 

 住んでいる地域や町の名前なども、その中に自分の住所があって、

 そこに住んでいれば、その名前にも染まってしまう、………

 それから、県名、市名、マンション名や、職場のビル名、会社名、電話番号、………

 自分についたニックネーム、………

 知らない内に、自分の体内に交わって、多くの変革作業を起こしているんです。 」

 

 

今井優子

「なんだか、ちょっと怖いですねぇ、………

 知らず知らずの内に、………? それって、危険なことなの~~~、? 」

 

カツ丼小僧

「危険もなにも、運命でしょうから、その事について、

 あまり悲観的に考えてもしょうがない、………

 まぁ、僕は臆病なもんで、

 昔は確かに、神経質になったこともありましたけど、……… 」

 

志茂田景樹

「変なニックネームがついたり、縁起の悪そうな名前の職場に就いたり

 するのは、避けなきゃね、……… 超人、……… 」

 

カツ丼小僧

「つまり、名前にしても、他の名称にしても、今のところは、

 ほんの数文字の短いものだから、左程の影響がでないのかもしれないけど、

 それが、何百、何千、という文字の羅列になってくると、それは、……… 」

 

今井優子

「でも、占いの帝旺は以前、姓名判断の講義の中で、

 文字の占有率の事を述べていましたけど、………?

 つまり、文字数が少ない程、その一文字分の効力は大きいと、………

 その事については、………? 」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 さすが史上最強の頭脳派女子、………いい質問です、………。

 そうなんだけど、でもそれはあくまで、人の姓名のような、

 もの凄く少ない、文字数の場合ですよ、………

 3文字とか、5文字、7文字とか、そのぐらいの違いじゃないですか、……… 

 

 これから我々がやる作業というのは、文字や字形などの交わりから、

 また更なる吉星や吉数が期待できるという訳ですから、かなり複雑に

 入り組ませることで、信じられないような偶発性効果を期待出来ます。

 

 全くの未知数で、………

 どんな怪物が、ビックリ箱の中から飛び出てくるのか、わからない、………

 というレベルの話です、………。

 

 いや、今までは、名前や町名ぐらいの短い文字の羅列だったからこそ、

 あまり際立った現象が、この世に起こらなかったとも言えるんです、………

 

 もし、千や二千、三千といった膨大な文字が、うまくつながって、

 精密に完成された場合、………  」

 

 

志茂田景樹

「う~~~ん、………

 なんか、体中が、ゾクゾクして来たよ、………

 まさか、この年になって、ここまで血湧き肉躍るほどの興奮が得られるとは、

 想いもよらなかったな、……… 

 これで、キョンキョンのアンドロイドも我が手中に、………うほ、はほ、ほへ、 」

 

今井優子

「でも、やっぱり、未知への挑戦ですから、

 かなり多くの危険も、あるんでしょうね、……… 」

 

カツ丼小僧

「うん、………そうだけど、………

 そこは、ぼくに任せておいてください、………

 だって、今まで僕は、何百回とまで、名前を変えて来ている訳ですから、

 かなりの免疫がありますし、………

 ちょっと危ない凶星の位置なども、おおよそ把握しています、……… 」

 

今井優子

「カツ丼小僧さん、………

 やっぱり、自分の体を実験台にしてやるつもりなんですね、………

 いつか、魔刃星(まじんせい)などという恐ろしい星の事なども語っていたけど、

 大丈夫なんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 もし、何か体調が優れなかったり、危険な感じがしたら、

 すぐに、思い込みや念の力を解くだけのことさ、………

 

 なんてことはない、………僕は慣れているから大丈夫、………

 でも、凶星だって、うまく活用していかなくちゃならないんだ、………

 何故って、凶星の融合によって、オセロゲームの黒が、全て白に

 変化してしまうような事も多々ある訳だからね、………  」

 

志茂田景樹

「私は、カツ丼さんの体が心配です、………。

 ただ、それだけが、……… 」

 

カツ丼小僧

「ありがとう、………超人慈愛博士、………

 でも、やはり、こればっかりは、他人の体を実験台にしてやることは出来ません。

 自分の体で、実験を繰り返していくしかないんです、……… 

 

 とりあえず、まずは自分の体で証明してみせることが、始まりです、………

 それで成功すれば、徐々に他の人にも、……… 」