カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 426

カツ丼小僧

「皆さん、こんにちは、………

 今日も、お集まりいただきまして、ありがとうございます、………

 

 順当にいけば、2年後の元旦には、新元号の新しい時代が始まりますが、

 平成時代は、平成29年、平成30年が、一番の盛り上がり時期になると思いますので、

 張り切って行きましょう、………  」

 

浅香唯

「え、……?

 今年と来年の、平成最後の2年間が、平成時代の一番の盛り上がりですって、?

 それって、一体、どういうことなんですか、……? 」

 

マツコ・デラックス

「そうよ、そうよ、………

 それ、ちょっと、聞き捨てならないわよ、………

 どういうことなのか、ちゃんと説明しなさいよ、あんた、……… 」

 

アントニオ猪木

「説明する、……… ダァァ~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

カツ丼小僧

「ええ、……つまりね、………

 時代というのも、一つの生き物でしてね、………

 人間と同じように、ちゃんと「生命」を持っているんです、……… 」

 

一同

「?、?、?、?、?、」 

 

カツ丼小僧

「まぁ、人間でも色々と個人差はあるんですが、

 例えば、70歳でお亡くなりになった人がいて、

 0歳~10歳ぐらいの間は、まだ生まれたばかりで、赤ん坊、……産湯を浸かって、

 幼年期、少年期、………そして、15歳を過ぎて、すくすくと伸び育ち、………

 

 若々しい青年期、となり、………

 働き盛りの、30代、40代、50代、という壮年期となり、

 紆余曲折、波乱はあれども、人生は活発に進展し始めます、………

 その後、段々と体力的に衰えの兆しを見せ始め、………

 最期は衰弱して、病にかかって死ぬ、………という風に、……… 」

 

所ジョージ

「ふ~~~ん、……あ、そうか、………

 時代も大まかに見て、人間の一生と同じ辿りを見せるんだ、………

 でも、そんな事言うんなら、時代の終わりの方は、むしろ衰退している訳だから、

 貧弱なものになっていくんじゃないの、………? 

 平成時代だって、最後の2年間は、むしろ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうですね、………

 ですから、盛り上がりと言うのには、ちょっと語弊があるかもしれません、………

 「昭和」という時代を例にとってもらえれば、わかりやすいと思うんですが、………

 

 昭和元年から、昭和20年ぐらいまでが、日本は戦争時代の動乱期、………

 人間と同じで、まだ生まれたばかりの子供時代で、

 物事の見境がつかず、荒れ狂っていた時代となります。

 青春時代の迷い多き時代とも重なります、………

 

 昭和20年に「終戦」となり、昭和の歴史に黒い痕跡を残しましたが、

 その後、時代は進んで、昭和30年頃から、日本は高度経済成長期へと入り、

 かつて世界でも例を見なかったほどの、目まぐるしい社会的発展を見せ、

 それが昭和50年ぐらい(正確には昭和48年)まで続きます、………

 これが、人間で言えば、働き盛りの壮年期にあたります、………

 

 ね、……? 

 昭和は、64で寿命を閉じていますから、30~50だったら、

 人間の寿命に照らし合わせてみれば、ピッタリじゃないですか、………

 

 あとの残りは、太平の世の中、………つまり、バブル時代となります。

 昭和55年のたけしさんらの漫才ブーム以降は、

 まぁ、榎本三恵子のハチの一刺しだとか、三浦一義のロス疑惑だとかもありましたが、

 世の中が段々と浮かれていく時代に入っていきました、……… 」

 

篠原涼子

「でも、最後の方って、………さっき、所ジョージさんも言ってましたけど、

 それって、衰退になっていませんよね、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……そうなんです、………

 どうもね、………人間と時代では、同じ生き物でも、ちょっと違うようです、………

 特に最後の方は、………

 

 「時代」の場合は、「人間」と違って、次に続く訳でしょ、………

 だからね、………バトンタッチってことになるんで、最後の方は、………

 

 それに人間の人生だって、千差万別で、一人一人がみな違う、………

 僕が先程述べた人間の一生というのは、あくまで、スタンダードなものを

 言ったのであって、昭和という長い時代は、人間の人生と比較して

 かなりの類似性があったので、ここでうまい具合に取り上げることが出来ましたが、

 大正時代なんかになると、たった15年しかないので、よくわからない、………

 

 ただ、数理的に見ると、関東大震災のあった大正12年と、

 2つの大きな原爆が落とされた、戦争終結の年、昭和20年の、

 「12」と「20」という数は、共に大凶数です、………

 日本にとって、かなり悲惨な年であったことがわかります、………

 特に、20という数は、1の位が「0」です、………

 1の位の0は「変転」を意味し、世の中が一転することを示しています、………  」

 

鈴木保奈美

「そうですか、………?

 でも、平成時代には、10年も20年も、それ程の転換は、なかったように

 思いますけど、………

 松本サリン事件は平成6年、阪神・淡路大震災は平成7年ですし、

 東日本大震災は平成23年です、……… 」

 

カツ丼小僧

「うん、………

 そこの所は、いろいろあって、平成時代というのは、ちょっと特殊な時代であって、

 「平(たいら)に成る」という事だから、あまり波風のない、比較的平穏な時代

 だったんだと思うんです、……… 」

 

リリー・フランキー

「時代名も、その時代の性質を表す、という訳だね、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうです、………

 それに、これも、大正時代と同じく長くはないので、ややわかりづらい、………

 

 まぁ、平穏な時代と言えば、聞こえはいいんですが、

 悪く言えば、あまり盛り上がらない時代、……… 

 それに、今は昔の昭和時代なんかと違って、

 「元号」よりも「西暦」の方が、重視される時代になっているから、

 むしろ、そちらの方が重要かも、……… 

 

 西暦でいえば、「20世紀」と「21世紀」の違いもあるんですが、

 それを話し出すと、また話が脱線しますので、話を元号の方に絞りますと、………

 どうやら、ちょっとね、………

 この「平成」という時代が、僕には段々と次の新元号時代の、

 モラトリアム期間、……… 

 つまり、準備、修練期間であるかのように思えて来たんですよ、……… 」

 

綾瀬はるか

「えっ、……?

 それって、どういう事ですか、………?

 はるか、知りたいわぁ~~~~~~~~~~っ、

 教えて、教えて、教えてぇ~~~~~~~~~~ん、」

 

市川海老蔵

「おい、あんた、……振り付けしながら言うなよ、………

 子供じゃあるまいし、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「つまりはですね、………平成天皇が、……… 」

 

皇太子・浩宮様

「僕のお父さんだね、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうです、………

 平成天皇が、去年の8月に、生前退位を表明して以来、

 国民の関心が、次の新元号時代へと移行している訳です、……… 

 つまり、もう今の時点で、徐々にスライドしていってるんです、………

 

 生前退位は、大昔なら、よくあったそうですが、

 近く、近代では、ずっとなかった事です、……… 」

 

中村玉緒

「ぬほほほほほ、………

 何を言わんとしているのか、私には、さっぱり、……… 」

 

綾瀬はるか

「もったいぶってないで、早く、教えてぇ~~~~ん、……… 」

 

市川海老蔵

「だから、振り付けはやめろって、……… 」

 

田村正和

「え~~、つまり、私の推理によりますと、………

 平成と次の時代は、兄弟のように親しい間柄だということです、はい。」

 

カツ丼小僧

「そうなんですよ、古畑、……いえ、田村さん、………

 もっと言えば、二つで1つの時代と言いますか、結合しているんです、………

 そして、この「平成29年」「平成30年」は、その2つの時代の、

 「のりしろ」の部分にあたるんです、……… 」

 

榊原郁恵

「つまりは、平成時代であっても、

 この2年は、もう次の時代も、半分ぐらい兼ねているという訳ね、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうです、………

 その上、次に来る新時代は、本来は初期の頃は、時代の黎明期であり、

 混沌としたカオス時期となる筈なんですが、そうではなく、

 結構、初めの方から、大きな盛り上がりを見せることになります、……… 

 

 つまり、平成という、一種特殊な時代において、

 もう、すでに黎明期は終っているんです、……… 

 新元号時代は、かなり清廉された、驚くようなゴージャスな時代がやって来ると

 推測出来ます、……… 

 

 「失われた30年」ではありませんが、

 今まで、抑圧されていた分だけ、かなり、……… 

 そして、また、日本が世界の中心となる日が、……… 」

 

一同

「おぉ~~~~~~~~~~~っ、」

 

田村正和

「う~~~ん、………

 私の推理より素晴らしく、綿密です、………

 さすがの古畑任三郎も、そこまでは気付きませんでした~~~~。」

 

武田鉄矢

「あ、あんた、………

 本当の刑事じゃないでしょう、………?

 いつまで、役柄を気取っているんです、………? 」

 

田村正和

「う~~~ん、………

 あなたの、金八さん程じゃ、ありません~~~~~。」

 

武田鉄矢

「わ、私の教師役は、あなたと違って、何の害もありません、……… 」

 

田村正和

「んふふふふふ~~~~~、そうですかぁ~~~~~~?

 おのれの胸に手を当てて、よ~~~く、考えてごらんなさ~~~~~い、」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「え~~~、

 それでは寂しい事に、今回もここらで、お別れの時間がやってまいりました、………

 皆さん、よく歯を磨いて、ぐっすりと眠りましょう、………

 続きは、また次回、……… 」

 

一同

「えぇ~~~~~~~~~~~っ、???!!! 」

 

 

カツ丼小僧

「サラサラサラっと、歯を磨こう、……… 」

 

一同

「サラサラサラっと、歯を磨こう、……… 」

 

 

カツ丼小僧

「歯ぁ~~~~、磨きっ、……… 」

 

一同

「歯ぁ~~~~、磨きっ、……… 」

 

 

カツ丼小僧

「キュッ、キュッ、キュッ、……コシ、コシ、コシ、……… 」

 

一同

「キュッ、キュッ、キュッ、……コシ、コシ、コシ、……… 」

 

 

カツ丼小僧

「ピュッ、ピュッ、ピュッ、………出ちゃったぁ~~~~~。」

 

一同

「ピュッ、ピュッ、ピュッ、………出ちゃったぁ~~~~~。」

 

 

カツ丼小僧

「ンな訳、ないか、……… 」

 

一同

「ンな訳、ないか、……… 」

 

 

カツ丼小僧

「失礼しました、……… 」

 

一同

「失礼しました、……… 」