新年あけおめインタビュー 鎌かける VS カツ丼小僧 3

鎌かける

「新年あけおめインタビュー、………

 今回が3回目、………最後となります、……… 

 世界の帝王、………よろしくお願いします、………。」

 

カツ丼小僧

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

鎌かける

「今日は、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 昨日、「カツ丼小僧」の姓名判断の中で、

 やり残したことがありましたので、まずはそのことについて、ちょっと、……… 

 

 「カツ丼小僧」を、字形の面から鑑定すると、………

 

 最初の文字、「カ」は「加」となり、

 左側の「カ(ちから)」は、「旺盛・発展」の「帝旺星」、………

 右側の「口」は、「非難・災害」の「天空星」、………

 

 2番目の文字、「ツ」は「州」となり、

 「、」3つが、「芸術・不満」の「傷官星」、………

 たて棒3つが、「冷静・孤独」の「天刑星」、………

 

 3番目の「丼」は、

 外側の「井」が、「非難・災害」の「天空星」、………

 中の「、」の部分が「芸術・不満」の「傷官星」、………

 

 4番目の「小」が、「開放・短気」の「放星」、………

 

 最後の文字、「僧」は、

 左側の「にんべん」が、「勇敢・非情」の「羊刃星」、………

 右上の「、」2つが、「芸術・不満」の「傷官星」、………

 右中の「田」が、「風流・偏屈」の「偏印星」、………

 右下の「ひらび」が、「旺盛・発展」の「帝旺星・冠帯星」、………

 

 ………となっています、……… 」

 

鎌かける

「わははははは、………

 なんか、随分と偏った感じですね、………

 キツイ星情の星ばかりで、穏やかな星が、一つもない、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 目に見える、字形という事に関して言えばね、……… 」

 

鎌かける

「ああ、……そうだった、………

 昨日やった、目に見えない、隠れたる星の事を忘れていた、……… 」

 

カツ丼小僧

「それだけじゃありません、………

 まだまだ、音や数、五行、など、総合的な判断が必要です、……… 」

 

鎌かける

「超人、………

 そんな事を、すべて頭の中に入れておくことが可能なんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……当然のことです、………

 私は、史上最強の超人です、………。」

 

鎌かける

「……………。」

 

カツ丼小僧

「わははははは、………

 まぁ、すべてというのは、ちょっと大袈裟ですが、

 大体のところは、……… 」

 

鎌かける

「ところで、超人、………

 去年の8月、………天皇陛下が生前退位の意向を示されて以来、

 平成時代も、あと、あますところ、今年を含め2年ぐらいとなりそうです、………

 その事については、如何、お考えですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「そうですね、………

 これで、良かったと思いますよ、………

 もう、そろそろ、平成時代というものに、

 飽きが来てしまった人も多いのでは、ないでしょうか、………? 」

 

鎌かける

「………と、言いますと、………? 

 いや、実は、私も、何かそんな感じを持っていたんです、………

 超人も、………ですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「つまり、「平成」というのは、読んで字の如く、

 「平(たいら)に成る」、………

 つまり、平行線を辿った、盛り上がりのない時代、という事です、………。

 

 正直、真面目すぎて、あまり面白い時代ではなかった、………

 高度経済成長期の、「昭和」という活気のあった時代と比べると、

 ちょっと、おとなしすぎた、……… 

 

 まぁ、パソコンや携帯、ネットの普及は急速に進み、

 世の中は、異常なまでの進展を見せましたが、……… 」

 

鎌かける

「ああ、……やはり、………

 そういうことでしたか、……… 

 新元号発表の記者会見の時、当時の小渕恵三官房長官は、この元号には、

 「平和達成」の願いが込められている、と言っていましたけどね、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 でも、いつも申し上げています通り、

 名付けの「願い」とか「理由」なんてものは、あまり意味がありません、………

 目に見えて現れている「字形」のみが、すべてなんです、………

 つまり「平成」とは、読んで字の如くの時代だった、ということです、………。

 

 まぁ、僕のように、ただ一人部屋の中に閉じ籠って、

 瞑想の世界に浸っている者には、

 案外、うってつけの時代だったのかもしれませんがね、……… 

 周りが、慌ただしい動きを見せなかったので、

 おかげで、いつもリラックスした状態で、瞑想世界に浸る事が出来ました。」

 

鎌かける

「ははは、……… 

 幸運児、………それは何よりです、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕、個人としては、もう、次の時代に目が行っています、………

 はたして、次は、どんな元号名なのか、………

 もう今から、ドキドキワクワクです、……… 

 楽しみで楽しみで、しょうがない、……… 」

 

鎌かける

「確かに平成時代は、昭和時代と比べ、

 いささか、活気や盛り上がりに欠ける退屈な時代でした、………

 では、今年、平成29年も、やはり今まで通りの平行線上で、

 あまり盛り上がらない年になるんでしょうかね、………? 」

 

カツ丼小僧

「いや、……そうとも、言えません、………。」

 

鎌かける

「は、……? ……というと、………? 」

 

カツ丼小僧

「天皇陛下が、生前退位の意向を表明したことで、

 日本国中が、今後、あまり「平成」という元号を意識しなくなるからです、………。

 

 もう、どうせすぐに終わっちゃうんだから、どうでもいいや、………って感じで、………

 現に、僕が毎年購入している「暦カレンダー」には、

 今年のものは、「平成29年」の文字はなく、

 「2017」としか書かれていませんでした、………。

 いつもは「西暦」と「元号」の両方が記されているのです、………

 

 今後、日本では、もう、いたるところで、

 「平成」の表記は、格段に少なくなると思います、……… 」

 

鎌かける

「なるほど、………と、いうことは、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうなんです、………

 「平成」の表記が少なくなる訳ですから、その意味もかなり薄れて来ます、………

 もしかしたら、今年、来年と、

 昭和時代のような盛り上がりの予兆も、あるかもしれません、……… 」

 

鎌かける

「そうか、………そうですね、………

 それは、確かに考えられます、……… さすが、大王、……鋭い、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕個人としては、

 今年の「平成29年」、そして来年の「平成30年」の2年間は、

 次の新時代、……新元号時代までの橋渡しの期間、つなぎの期間だと考えています。

 昭和で言えば、末期に訪れた「バブル期間」と同じで、

 いくらかでも、盛り上がりのある年になると思うのですが、……… 」

 

鎌かける

「ああ、………そうですか、………それは良かった、……… 

 今までの退屈な平成時代から、いくらかでも抜けきる事が出来る、

 という事ですね、……… 

 世紀の大王はいつも言っています、………

 「退屈こそ人生最大の敵」だと、……… 」

 

カツ丼小僧

「いや、鎌さん、………

 勘違いしないでくださいよ、………

 僕は、なにも平成時代が、日本国民にとって、

 そんなに悪い時代だったとは、言っていませんよ、………

 

 いささか、静かで退屈な時代ではあっても、

 文化的科学的進歩という点では、人類史上ない程の、

 著しい成長を見せたのですから、……… 

 次の時代には、この遺産を、更に進展させねばなりません、……… 」

 

鎌かける

「そして、その時代こそ、帝王の時代ということですね、………

 わかりました、………期待してます、………

 

 それでは、時間となりました、………

 帝王、………今日は、お忙しいところ、時間の合間を縫ってお越し頂き、

 誠にありがとうございました。 」

 

カツ丼小僧

「いいえ、……こちらこそ、……… ありがとうございました、……… 」