鎌かける
「皆様、………カツ丼小僧様、………
新年あけましておめでとうございます、………
前世からのカツ丼小僧専属インタビュアー、鎌かけるです。
今年も、よろしくお願いします、………。」
カツ丼小僧
「よろしくお願いします。」
鎌かける
「あのう、……… 」
カツ丼小僧
「何ですか、………? 」
鎌かける
「誠に恐縮なんですが、………
これからは、カツ丼さんのことを、
「超人」とお呼びして、よろしいでしょうか、………?
なんだか、この所、カツ丼さんがそのように見えて来ましたもんで、……… 」
カツ丼小僧
「ああ、……そうですか、? いいですよ、………
いや、是非、そう呼んでください、………
僕は、今まで、名前についての重要性について、多くを語って来ましたが、
名前だけでなく、「呼び名」に類するものは、すべて重要なんです、………。
「名は体を表す」といいますが、ニックネームや異名などの、名称、
その人間にまとわりつく言葉も、まったく同じです………。
その名称は、その人間を、そのまま表していますし、
人間は段々と、……いえ、同時進行的にその名称通りになっていくのです、………
ですから、未来の独裁者を目指している僕には、
それに似つかわしい呼び名が、数多く必要なんです、……… 」
鎌かける
「イタリアの独裁者、ムッソリーニも、国民から、
「DUCE(ドゥーチェ)」と呼ばれていましたしね、………
ドゥーチェとは、「首領」、「統領」、という意味だそうです、……… 」
カツ丼小僧
「そうです、………
そして、ヒトラーは、「FUHRER(フューラー)」で、
「総統」、という意味を持っています、………
因みに、ヒトラーの名前、「アドルフ」は、向こうの言葉で、
「高貴なる、狼」という意味を持っているそうです、……… 」
鎌かける
「ははは、……それはそれは、………
狼の群れを率いる、戦争の指導者の名前にふさわしい、………
名前そのままじゃないですか、……… 」
カツ丼小僧
「まぁ、ヒトラーのおかげで、第二次世界大戦後は、
この名前は、あまり使われなくなったそうですがね、………
それから、ソビエト連邦(現・ロシア)の非情な指導者、ヨシフ・スターリン、………
「スターリン」は、本名ではなく、筆名ですが、
「鋼鉄の人」という意味だそうです、………。」
鎌かける
「う~~~ん、………
やはり、こういうのは、………何か、あるんでしょうねぇ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、………
僕の考えとしては、仮に本人が意図的に変えたものであるにせよ、
全ては「運命、宿命」の中で変わっていますので、本名と同じです。
その時にふさわしい呼び名が、その時、その人間に付着したのです。
ですから、僕も、……… 」
鎌かける
「そうですか、………
それでは、私も、これからは、カツ丼さんのことを、
色々とビッグな呼び名で、呼ばせて頂きます、………
「超人」、「未来の独裁者」、「帝旺」、「王様」、「巨人」、………等。 」
カツ丼小僧
「ははは、………
これは嬉しい、………この上なき、素晴らしい呼び名ばかりですが、………
でも、「巨人」というのは、どうかな、………?
僕は、ベイスターズファンなんで、
この呼び名がつくと、ジャイアンツファンになってしまうかも、………。」
鎌かける
「わははははは、………
そうですか、? でも、問題はないと思いますよ、………
だって、アクセントのかかる位置が違うじゃありませんか、………
巨人と巨人では、……… 」
カツ丼小僧
「う~~~ん、………でも、……… 」
鎌かける
「そうですか、………わかりました、………
カツ丼小僧さんがそう言うんでしたら、巨人はやめにしておきます、………
未来の独裁者には逆らえませんし、
超人の言う事に間違いはないでしょうから、……… 」
カツ丼小僧
「ありがとう、鎌さん、………
僕は、永遠のベイスターズファンでいたいんで、………
あれ、? でも、そう言えば、鎌さんの名前も、「鎌かける」だ、………
カマをかけて、対談の相手から本音を引き出そうとする
インタビュアーにふさわしい名前ですね、………あなたこそ、……… 」
鎌かける
「いえいえ、とんでもない、………
ありがとうございます、史上最強の超人、………
でも、私は、あなたの大ファンなんですよ、………
何千何億回も前の前世、いや、それ以上の前世から、
あなたを執拗に追いかけ続けて来ているんです、………
私の血の半分は、カツ丼小僧さんの血が流れているようなものだと思ってますから。
これからは、自分の呼称を「鎌かねるカツ丼」にしようと思っているんです。」
カツ丼小僧
「わははははは、……そうですか、そうですか、………
鎌かけるとカツ丼小僧が、兼ね合わさって、鎌かねるカツ丼、………
わははははは、………いいですねぇ、………
でもそれなら、そのまま、「鎌かける小僧」でも、いいんじゃないですか、?
インタビュー大好き小僧、鎌かける、ということで、………
いや、もっと短縮して、「鎌かけ小僧」でいい、……… 」
鎌かける
「わははははは、………
さすが、超人、……… ユーモアのセンスにも切れがある、………
これからは、ユーモア大王、ユーモア帝王と、お呼びしたい、……… 」
カツ丼小僧
「わははははは。」
鎌かける
「わははははは、………ふふふ、………なんか、つられちゃいますね、………。」
カツ丼小僧
「わははははは。うわははははは、………。」
鎌かける
「うわははははは、………
ところで、未来の独裁者、………
ならどうして、自分のペンネームを、「カツ丼小僧」にしたんですか、………?
「カツ丼」はともかく、「小僧」というのは、………?
ちょっと他人から侮られやすい、軽んじられやすい名前のように思われますが、?
「カツ丼大王」だとか「カツ丼王子」の方が良かったのでは、……… 」
カツ丼小僧
「鎌さん、………
その事については、確か座談会の方で、何度か述べてきたと思いますが、……… 」
鎌かける
「すいません、超人、………仕事なもんで、……… 」
カツ丼小僧
「ああ、……そうですか、………そういうことなら、………
いえ、……つまりですね、………
このペンネームがついたのは、2003年(平成15年)の2月なんですが、
自分のエロ雑誌、投稿イラストのペンネームを、何にすべきか考えながら、
道を歩いていたんですが、突如として、いきなり頭に閃いたのです、………。
ですから、神の啓示かインスピレーションだと思っています。
いきなり頭に思い浮かんで来て、その時は、このペンネームが、
非常に滑稽に思えて、思わず声に出して笑ってしまったぐらいです。
面白い、………すごい、ペンネームだって、………
もう、疑う余地など、まったくありませんで、………
この名前に一瞬で惚れ込んで、即決しました、………。 」
鎌かける
「今でも、変えようという気はないんですか、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、………
まったくありませんし、しようとしても出来ないでしょう、………
全ては神の意志ですし、不可抗力で、どうにもなりません、………
でも、あとになって色々と、この姓名を追及して行く内に、……… 」
鎌かける
「あっ、………
すいません、世界の帝王、………今日は、ここらで時間です、………
この続きは、また次回、お願いします、………。」
カツ丼小僧
「がってん、承知の助っ、………。」
鎌かける
「わははははは、………。
さすが、帝王、………。江戸っ子気質(かたぎ)だ、……… 」
カツ丼小僧
「わははははは、………。浜っ子です、……… 」
鎌かける
「わははははは。」
カツ丼小僧
「わははははは。」