カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 412

カツ丼小僧

「さあ、さっそく、おっぱじめましょう、………

 今日は、いよいよお待ちかねの、市川海老蔵さんの、姓名判断です、………。

 

 オ、……マ~~~~~~~~~○コッ、……… 」

 

市川海老蔵

「いよっ、……待ってましたっ、………

 大統領っ、………未来の人間国宝っ、………早くやれっ、……… 」

 

市川ぼたん

「オ、……チ~~~~~~~~~○ポッ、……… 」

 

アントニオ猪木

「…………… ダァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

マツコ・デラックス

「あんた方、どっか、頭がおかしいの、………? 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「まずは、字形から、………

 

 最初の「市」は、上が「けいさん」で、

 「成就・成功」を示す「天鉞星(てんえつせい)」、

 下の「はば(はばへん)」が、

 「忍耐・恒久」を示す「太常星(たいじょうせい)」、です、………

 

 それで、次の「川」ですが、………

 「ぼう」が3つで、3つの「天刑星」、………

 「冷静・孤独」を司ります、………。

 

 3つめの「海」、………

 これは、左側の「さんずい」が、

 「変化・変動」を示す「沐浴星(もくよくせい)」、………

  右上の部分が、「和合・交易」の「六合星(りくごうせい)」、………

 右下の「田」の所が、「風流・偏屈」の「偏印星(へんいんせい)」、………

 

 4番目の「老」は、………

 上の「土」は、「質朴・愚直」を示す「勾陳星(こうちんせい)」、………

 中の「ノ」は、「冷静・孤独」の「天刑星」、………

 下の「ヒ」は、「侠気・頑固」の「偏官星」、………

 

 最後の文字「蔵」は、………

 上の「くさかんむり」は、「魅力・柔軟」の「天后星」、………

 中の「がんだれ」は、「才能・度量」の「天府星」、………

 「いぐるみ」は、「財録・決断」の「武曲星(ぶこくせい)」、………

 「臣」の部分は、「疑惑・是非」の「巨門星」、………

 「、」は、「芸術・不満」の「傷官星」、………

 

 ………ということです、………  」

 

 

市川海老蔵

「つまり、それって一体、どういうことなのよ、………? 」 

 

カツ丼小僧

「それは、海老蔵さんが、これから、

 この紫微斗数(しびとすう)占いのことを良く知って、感覚を磨いて、

 フィーリングで、星の持つ意味を、うまく掴んでいくようにしてください、………

 とにかく、どんどん、慣らしていってください、………。

 何度も、何度も繰り返していく内に、……… 」

 

市川海老蔵

「カツ丼さんさ、………

 俺、……そんな暇人じゃないんだよ、………仕事の方もあるし、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうですか、………?

 それでは、占いの方を、本業にしたら如何でしょう、………? 」

 

市川海老蔵

「そ、そんな事、出来る訳ないだろう、………

 俺は、これから、歌舞伎を新しく変えていかなくちゃならないんだ、……… 

 無茶を言うなって、……… 」

 

カツ丼小僧

「もし、よろしければ、僕の紫微斗数占いの門下生になりませんか、………? 

 僕が懇切丁寧に、指導してさし上げますが、……… 」

 

市川海老蔵

「くっ、……こ、この野郎っ、……… 」

 

市川ぼたん

「お、お兄様、………落ち着いて、……落ち着いて、………。」

 

カツ丼小僧

「そうなんですよ、………

 「占い」というとね、当たるも八卦、当たらぬも八卦、などと言って、

 ハナから軽蔑し、内心バカにする者が多い、………

 

 あれだけ、僕の占いを楽しみにしていた海老蔵さんでさえが、そうだ、………

 まったく、シャクに触る、………「そんな暇人じゃない」、だと、………?

 

 おうっ、……… 海老蔵っ、……… もう一度、言ってみやがれっ、……… 」

 

市川海老蔵

「……………。」

 

一同

「……………。」

 

カツ丼小僧

「俺は、自分の占いに、自信を持ってやっているんだ、………

 俺の占いをバカにする奴は、俺自身をバカにしたのも同じだっ、……… 

 

 いいか、海老蔵っ、………

 今回は、大目に見るが、今度、俺の占いを侮辱したら、絶対に許さねえぞっ、………

 国外追放だっ、………いいなっ、……… 」

 

市川海老蔵

「……………。」

 

一同

「……………。」

 

松坂慶子

「あれれ、……? カ、カツ丼小僧さん、………

 一体、どうしちゃったのかしら、………?

 いつもと、性格が、ガラリと変わっちゃったわ、……… 」

 

刀根麻理子

「うん、……なんか変ね、………。」

 

今井優子

「私には、わかります、………

 きっと、カツ丼さんの体内に、「史上最強の独裁者」という名称が、

 徐々にでも、浸透しつつあるんだわ、……… 」

 

刀根麻理子

「えっ、………? 」

 

今井優子

「い、……いえ、……こ、こちらのことです、……… ふふふ、……… 」

 

志茂田景樹

「うふっ、……うふっ、……うふふふふっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「う~~~ん、………

 俺、なんだか、無性に気分が悪くなってきた、………ムカムカする、………

 今日はもう、何もやる気が起きない、……… 

 誠に勝手ではありますが、今日の座談会は、ここでお開きとします、………

 この講義の続きは、また次回ということで、……… 」

 

一同

「えぇ~~~~~~~~~~~~~~~っ、???!!! 」

 

市川ぼたん

「そ、……そんな、横暴な、……… 」

 

カツ丼小僧

「いえ、………

 ここに来る来ないは、皆さんの自由ですから、……… 」

 

武田鉄矢

「ちょっと、あんた、……… いくらなんでも、……… 」

 

市川海老蔵

「カ、……カツ丼さん、………

 お、……俺が、悪かった、………許してくれっ、………

 人間国宝の座も、あなたに譲るから、……… 

 是非、この続きを、今、やってくれ、……… 頼むっ、……… 」

 

 

   市川海老蔵は、カツ丼小僧の前にひれ伏し、泣きながら土下座をし、

   何度も、何度も、頭を座敷にこすりつけた、………

   しかし、カツ丼小僧の怒りが収まる事はなかった

 

 

カツ丼小僧

「海老蔵よ、………

 深く、……深く、…… 反省せいっ、……… 」

 

 

   カツ丼小僧は、そう言って立ちあがり、ひれ伏す海老蔵を一瞥すると、

   部屋の襖を荒々しく開けて、出て行った、………