カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 389

カツ丼小僧

「おい、優子、………

 まだ、帰ってもらっちゃ困るんだよ、………

 俺をあんまり、嘗めるんじゃねぇぜ、………

 ちょっと、こっちへ来てくれ、……… 」

 

今井優子

「な、……なあに、………? どうしたのよ、………? 」

 

  

   カツ丼小僧は、ランジェリー姿の今井優子に、指で

   「俺について来い、」というような合図を送ると、

   ピンク部屋の、更に奥にある通路へと進んで行った、………。

 

   急に、目付きが鋭く、口調や態度が乱暴になったカツ丼小僧に、

   今井優子は、内心おののきながらも、彼の後に従って付いて行った

 

   その細いピンクの通路の先の正面には、またピンクのタンスが置いてあったが、

   そのタンスを横に押しのけると、これまた壮麗なピンクの隠し扉が姿を現した、

   カツ丼小僧は、ゆっくりと、その重い扉を開けた、………

 

     

       ガラ ガラ ガラ ガラ ガラ ・・・・・・

 

 

今井優子

「うわぁ~~~~~~~ぁぁ、……… 」

 

 

   今井優子が驚いたのも無理はない、………

   今度、目の前に現れた部屋は、前のピンクとはうってかわって、

   全てが、渋みのある光沢を放ったライトブルーに統一されていた、………

 

   そして、その大きな部屋の中には、沢山のSM用の大道具が置かれてあった。

 

   

   凌辱・四肢X字枷、 背面拘束肛門晒し台、 凌辱・四肢拘束吊し台、

 

   凌辱・M字開脚診察台、 お仕置きギロチンチェア、 フェアリーチェア、

 

   すぐイクチェア、 宇宙遊泳チェア、………… etc. ………

 

 

   そして、高い天井に取り付けてある滑車からは、

   何本もの銀の鎖がぶら下がっていた、………

 

   今井優子は、その荘厳ともいえる SM 器具に圧倒された、………

 

 

今井優子

「す、……すごいわ、………

 こ、これ、……皆、SM の拷問器具なんでしょう、………?

 こんな実物を、………間近で見たの、初めてだわ、……… 

 きっと、高価な物なんでしょうね、………。」

 

カツ丼小僧

「うん、……そうだよ、………

 どれも皆、普通に買えば、一台、2~30万円はする代物さ、………。

 まぁ、僕にとっては、今、優子ちゃんが身に付けているランジェリーの方が、

 よっぽど価値のあるものだけどね、……… 

 

 今、その、優子ちゃんが身に付けている、ピンクのランジェリー、………

 帰る時に僕がもらっちゃうからね、……… よろしく、………。」

 

今井優子

「うふふ、………

 いいわよ、………こんなものでよろしければ、………。

 

 あら、………? あそこに誰かいるわ、……… 」

 

 

   今井優子は、部屋の片隅で、自分たちの方に背を向けて椅子に座り、

   机の上に置いてあるパソコンの前で、せわしそうに作業をしている男を発見した。

 

   男は、2人の存在に気付いたのか、椅子から立ち上がって、

   クルリと、こちらを向いた、………。

 

   「あっ、……… 」

   今井優子は、絶句した、………。

  

   その男の正体は、カラフルで、ファッショナブルな髪形と服装で、

   いつも人目をひく、カリスマ変態エロ推理作家、志茂田景樹だった、………

 

   とても現在、76歳とは思えない、若々しさだ、………

   服装の色彩が、人を変えるのだろうか、?

   それとも、まず性格があって、それに色彩が近づいてきたのだろうか、………?

   

   彼は、ニヤニヤと不敵な笑いを口元に浮かべながら、

   片手を軽くあげて、「よう、!」と叫び、

   2人の方へ、歩み寄って来た、………

 

 

カツ丼小僧

「志茂田さん、………今日も、ここへ、………? 」

 

志茂田景樹

「あ、……はい、………。

 

 あ、……今井優子さんですね、……… 麗しい方だ、………

 ええ、……いつも座談会で、お姿を拝見しています、……… 

 僕の推理小説、……読んでくれてるかな~~~~~~、はぁ、はぁ、はぁ、」

 

今井優子

「びっくりしましたわ、………なぜ、こんな所に、………? 

 今日は、いつにもまして過激なスタイルですね、………志茂田さん、……… 」

 

志茂田景樹

「うん、……皆ね、………そう、……うん、……

 僕の名前に引っ掛けて、そう言うんだけどね、………

 過激というよりも、ファッショナブルと言ってほしいんですよ、………。

 それが、思いやりというもんじゃないかなぁ、………。」

 

今井優子

「でも、そのファッション、………いつも思うんですけど、………

 今が旬のタレント、りゅうちぇるさんみたいですね、………。」

 

志茂田景樹

「な、……なにを言うんです、………失礼な、………

 向こうの方が、僕に影響を受けて、勝手に真似をしたんです、……… 

 本家本元は、僕なんですよ、………。

 今度、著作権侵害と売名行為で、訴えてやろうかと思っているんです、………。

 年寄りをバカにするのにも、ほどがある。」

 

今井優子

「い~~~え、………

 私にとっては、りゅうちぇるさんなんかよりも、志茂田さんの方が、

 ずっと過激、……いや、素敵ですわ、………ふふふ、………。」

 

志茂田景樹

「ありがとう、麗しの優子さん、………

 今度、僕の手料理の、ニラレバ玉子焼きを御馳走しますよ、………。

 楽しみにしておいてください、………。」

 

カツ丼小僧

「ところで、志茂田さん、………

 今日は、ここで、何の作業をしていたんですか、………?

 志茂田さん以外、誰もいないようですし、SM プレイではないようですね、………。」

 

志茂田景樹

「うん、………

 ネットで、アイドルのアイコラ作りをやっていたんだ、………。

 実に面白い、………年甲斐もなく、つい熱中しちゃって、………

 それに僕のアイコラ歴は、結構長いんだよ、……うん、……。

 

 今は、とてつもなく、素晴らしい物が簡単につくれるからね、………

 ちょっと、妄想を逞しくすれば、………

 もう、楽しくて楽しくてしょうがない、………

 

 キョンキョンが好きでね、………フカキョンじゃないよ、………

 キョンキョンだよ、……キョンキョン、………

 

 よく、カラオケなんかでも、

 小泉今日子の♪「なんてったってアイドル」を歌ったりもするんだけどね、………

 

 今さ、……ロシア女性の豊満な、大股開き色白ボディーと、

 キョンキョンの、………いや、……アイドル時代のキョンキョンじゃないよ、………

 今のキョンキョンだよ、………今のキョンキョン、………うふふっ♡♡、………

 

 今のキョンキョンの顔と、ロシアン女の体を合体させてさ、………

 ちょっと、面白くて、いやらしい合成写真を作ってみたんだ、………。

 ほら、これ見てよ、………。 」

 

 

 志茂田景樹は得意そうに、数枚の合成写真を2人の前に広げて見せた。