沢田研二
「昨日は、本当に申し訳ありませんでした、………
酒が入ってないと、ちょっと思い切ったことの出来ない性格なもんで、………
でも、少しばかり、量を超えちゃったかな、……… 」
カツ丼小僧
「沢田さん、………
昨日は、一歩間違うと、大事故になる所だった、………
SM プレイというのは、死者も出るほどの危険な遊びです、………
気をつけましょう、………。」
沢田研二
「♪勝手にしやがれ、……… 」
カツ丼小僧
「は、………? 」
沢田研二
「いや、冗談です、………以後、気をつけます、………。」
カツ丼小僧
「幸い、松金ようこさんは、口中にいくらか、画びょうが突いただけで、
画びょうを飲み込むことは、なかったそうです。
それで、今日、もう暫くして、ここに到着すると、
今、僕のスマホに、本人から連絡が入りました。」
沢田研二
「ふぅ、……… それはよかった、………。
でも、何と言って謝ったらいいのか、………。」
カツ丼小僧
「ところで、沢田さん、………
以前から、どうしてもお伺いしたいことがあったんですが、
沢田さんのニックネームの「ジュリー」というのは、
どこから、由来しているんですか、………? 」
沢田研二
「ああ、……それね、………
その事については、よく聞かれるんだけど、それは、
僕が、映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)で有名な女優、
ジュリー・アンドリュースの、大ファンだったからさ、………。」
カツ丼小僧
「ああ、……そうですか、………それで、………
あの映画なら、好きで、僕も何度か観ています、………。
そうですか、……それで、ジュリー、………
そういえば、僕の中学時代、沢田さんに顔の似た女の子がいて、
周りの女の子から、「ジュリー」と呼ばれていました、………。」
沢田研二
「そうかい、………
それは、それは、……… その女の子、喜んでいただろう、……… 」
カツ丼小僧
「いえ、それが、………
内心、そう呼ばれる事を嫌がっていたみたいです、………。」
沢田研二
「……………。」
一同
「わははははは。」
松金ようこ
「皆さん、こんにちは~~~。」
そこへ、突然、全裸の松金ようこが入って来た、………
昨日の事故の事などは、微塵も感じられないような、明るい笑顔だった
沢田研二
「松金さん、……昨日は、本当にすいませんでした、………
とんでもない、取り返しのつかない事をして、………
許してください、……… 」
松金ようこ
「え~~~~っ、??? 何の事ですかぁぁ~~~~~っ、???!!!
私なら、なんともありませんよぉぉ~~~~~~~っ、
全然、平気です、……… 」
一同
「おぉぉ~~~~~~~~~~~~~~っ、」
タモリ
「明るいなぁぁ~~~~~~、」
カツ丼小僧
「松金さん、完全に元気な模様ですけど、
それでは、すぐにプレイを始めちゃって、構いませんね、………。」
松金ようこ
「うぅ~~~んっ♡♡♡、早く、やりたぁぁ~~~~~~いっ、
私ねっ、……もう、体が疼いちゃっててねっ、………
実はここに来るまで、家から、ストリーキングしてきちゃったのっ、……… 」
一同
「えぇ~~~~~~~~~~~っ、???!!! 」
カツ丼小僧
「そ、そんな事して、周りから、何も言われなかったんですか、? 」
松金ようこ
「いいえ、……何も、………。
あっ、そう言えば、なんか、通行の人で、私の方をキョトンとして
見つめていた人がいたから、その場で、しゃがみ込んでウンコしたら、
その人、慌てて、逃げ出して行っちゃったわ、……… 」
一同
「えぇ~~~~~~~~~~~~~~~ッ、???!!! 」
タモリ
「明る、……… 」
カツ丼小僧
「ま、…ま、…それでは、早速、始めましょうか、………
それでは、藤あや子さん、松金ようこさん、………
準備の方、お願いします、……… 」
松金ようこは、昨日と同じように、全裸のまま、ロープで両手首を縛られ、
座敷の天井に吊るされた、………
もちろん今回も、口中に数十個の画びょうを含んでいた
酒は飲んでも、画鋲は飲むな、………
飲んだら危険! 何が何でも、画鋲は飲むな!
パッと、部屋の灯りが消え、暗くなり、その後、襖が開いて、奥から、
艶やかな、和装ミストレスのコスチュームをした、藤あや子が現れた
かんざし、マゲ結い、団扇、着物を、
やや、現代風にアレンジした、美しい女王様だった
「おぉぉ~~~~~~~~~~~っ、色っぺぇ~~~~~~~~~っ、」
「あや子~~~~~~っ、頑張ってぇ~~~~~~~っ、」
同じ演歌歌手で親友の、伍代夏子が叫んだ、………
数本のライトが差し込み、用意された桜吹雪が、ハラハラ舞うと、
いきなり BGMに、坂本冬美の、♪「夜桜お七」が流れた、………
藤あや子が、ズッコケ、バナナの皮にでも滑ったかのようにすっころび、
そのはずみで数発の屁をこくと、またすぐに立ち上がり、怒髪天を突いた。
「ちょっと、あんた、何なのよっ、違うでしょっ、……… 」
藤あや子は、鬼のような形相で、カツ丼小僧を睨みつけた、………
カツ丼小僧
「あ、……BGM のことですか、………? 」
藤あや子
「そうですよっ、………
普通、こういう場合は、バックには、私の曲を流すのが礼儀ってもんでしょっ、………
あんた、常識知らずもいいところだわっ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、……そうなんですが、
You tube で、藤さんの曲を、数曲聴いてみたんですが、
中々、これといって今回のイメージに、合うものがなかったんで、
他の人のを聴いてみたら、坂本冬美さんの、♪「夜桜お七」が、
一番、ピッタリしたんで、この曲を選んじゃったんです、………すいません、……… 」
藤あや子
「すいません、って、………。」
伍代夏子
「まぁまぁ、あや子、………
ここは、ちょっと我慢して、許してあげて、………
それに、冬美は、私たちの親友なんだし、……… 彼女の曲なんだから、……… 」
演歌歌手の藤あや子は、「魔性の女」「さげまん」としても有名である。
過去に2度の結婚履歴があるが、2人の夫は2人とも、自殺をしている
また、故・横山やすしの息子で有名な、俳優の木村一八とも、
八歳年の差を乗り越えての熱愛が、マスコミでも取り沙汰されたが、
結局は、破局に至っている。
その後、木村一八は、俳優としては転落の一途を辿っているようだ
藤あや子には、どうやら、そこの所の、心のモヤモヤが溜まっていたようだ
やや、怒気、殺気を帯びていて、今の状態の藤あや子の心境ならば、
それは、残忍なミストレスを演じるには、ふさわしいのかもしれない
松金ようこの体は、熱くほてっていて、もう、本人は、
欲望を抑えることの出来ない状態で、豊満な肉体を、
苦しそうに呻き声を上げながら、もじもじと、くねらせていた
松金ようこ
「ふんっ、……ふんっ、……
ふむむむむっ、……… ふっ、むぅぅ~~~~~~~~~んっ、」
藤あや子
「ようしっ、………
盛りのついた、牝牛っ、……ホルスタインっ、………
体だけは、3人前ぐらいに発育しおってからにっ、………
この、デブッ、……… 毎日、米俵、百俵分くらい、食ってんじゃないのかいっ、?
畜生っ、…… そのデカパイっ、……羨ましいっ、………
こうしてくれるっ、……… 」
「藤姐さん、やれやれ~~~~~~~~っ、
ブチのめせぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~っ、」
出席者からの、狂気に満ちた大声援が飛び交う中、
藤あやこは、松金ようこの潤った肉塊に、牛追い鞭を、力の限り叩きつけた
「死ねっ、……松金っ、………
お前の、若さがっ、………お前の、みずみずしさがっ………
お前の、豊満すぎる肉体がっ、………
憎い~~~~~~~っ、 憎い~~~~~~~~~~~~っ、」
ピシリッ、………ピシリッ、………
ピシーーーーーーーーーーーッ、ピシーーーーーーーーーーーーーッ、
「ぐほほほほ~~~~~~~~~~~~~っ、
ふぅおおぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~っ、
ごごごごごーーーーーーーーーーーーーーーっ、」
「うおりゃっ、…… うおうりゃっ、………
うおぉ~~~~~~~~ぅりゃぁぁ~~~~~~~~~~~~っ、っ、っ、」
「ふんごごごっ、………ふんごごごっ、………
ふんごごご~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ、」
藤あや子は、これまでの自分の非業の人生を呪い、
それを忘れようとして、ただ一心不乱に、牛追いの一本鞭を振い続けた
松金ようこは、顔を上下左右に、ガクンガクンと振り乱しながら、
血走った目を、カッと見開いていた
顔中、汗が滝のように流れ、
眉は吊り上り、眉間にはシワを寄せ、頬をふっくらと膨らませてはいたが、
口先だけは、ひょっとこのように突き出し、ぎゅっとすぼませていた
口に含んだ画鋲を吐き出さないようにするのが、精一杯だったようだ
また、呑み込んでもいけない、………
首から上は、全く危険な状態で、顔いっぱいの赤ランプが
点いたり消えたりと、点滅していた、………
まるで、デフォルメ(誇張)の激しい漫画、「ポパイ」のようだ、………
飛び散る大粒の汗、……噴き出る乳汁、……
藤あや子の怨念を込めた牛追い鞭に、促されるようにして、
松金ようこは、暴れ狂うホルスタインのように、顔を真っ赤にして踊り狂った
「ほれ、ほれ、ほれ~~~~~~~~~っ、
いくよ~~~~~~~~っ、容赦しないよ~~~~~~~~~っ、
この、暴れウシ~~~~~~~~~~~ッ、
ピシィィィィーーーーーーーーーーーーン、ッ、ッ、ッ、
ピシィィィィーーーーーーーーーーーーン、ッ、ッ、ッ、
ぐわーーーーーーーーーーっ、
ぐわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ、
小気味のいい破裂音が、幾重にもこだまし、部屋いっぱいに響き渡った、………
一本鞭を振り上げ、しならせる、和装ミストレス、………
そして、敏感体質の、汗かきホルスタイン、………
その光景は、大パノラマの一幅の絵のように、壮麗で芸術的にも見えた
ついに、松金ようこは、疲労困憊し、ガックリと下を向いて、うなだれた、………
両手首だけが、天井にきつく吊るされている格好だ、………
「おほほほほほ、………
何だい、? もう、ノックダウンしちゃったのかい、………
つまらないねぇ、………もう少し、骨のある女かと思っていたのに、………
ペニーオークション詐欺事件の主犯者が、聞いて呆れるよっ、………
おほほほほほっ、……… おほほほほほっ、………
お~~~~~~~ほほほほほほほほほほほほほほほ~~~~~~~~~っ、」
藤あや子は、声高らかに笑い声を上げると、
「最後の仕上げっ、 ! ! ! デブウシ壊滅っ、! ! ! 」 と叫び、
手に持っていたコップの水を、口いっぱいに含むと、
ブゥーーーーーーッ、と一気に、松金ようこの体に吹き付けた
「ぐぎぃぃぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ、! ! ! 」
松金ようこは、体の傷口に吹き付けられた、その水しぶきの痛みに耐えられず、
体を、ぶるんぶるんと、何度も、うねらせ、振るわせたかとおもうと、顔を上げ、
ついに、口中に含んでいた画鋲を全て、機関銃の弾丸のように吐き散らした
ブババババババババババババ~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、
ビスッ、ビスッ、ビスッ、ビスッ、…………
「あっ、……… 」
見物客の誰もが、その衝撃的な結末に、驚きを禁じ得なかった
松金ようこの口中から吐き出された、幾らかの画鋲が、
藤あや子の顔面に、多数本、突き刺さったのだ、………
藤あや子は、両手で顔を押さえながら、もんどりうって、転倒し、
畳の上を転がり廻った、………
「痛いっ、……痛い~~~~~~~~~っ、
私の顔っ、……私の顔が~~~~~~~~~~~~~~っ、」
今日もまた、一人の女が、救急車で、病院に担ぎ込まれた