市川海老蔵
「いや~~、一昨日は、本当に、いいものを見せてもらった、………
明菜さんの犬真似、本当に素敵でした、………
ひょっとすると、僕の歌舞伎座での公演より、素晴らしかったかもしれない、
それにしても、妙に色っぽかったな、………。」
市川ぼたん
「あらあら、………そんな事言って、いいんですか、?
小林麻央さんが聞いたら、……… 」
カツ丼小僧
「あれっ、? あなたは、どちら様で、………?
今回、初めての方のようですが、……… 」
市川ぼたん
「すいません、……自己紹介を忘れていましたわ、………
私、市川海老蔵の妹であり、舞踏家の、三代目・市川ぼたんでございます。
もちろん父は、歌舞伎役者の、十二代目・市川團十郎でございます。
よろしくお願い致します、……… 」
一同
「うわぁぁ~~~~~~~~~~~~っ、」
カツ丼小僧
「そ、そうですか、……いやいや、……これは、これは、………
市川海老蔵さんの、妹さんですか、………
よくぞ、この座談会にお越しくださいました。
こちらこそ、よろしくお願いします。
ああ、そういえば、何か、お父さんの團十郎さんの面影がありますね、……… 」
市川ぼたん
「うふふっ♡♡、………そうですか、? よく言われます、………。」
一同
「わははははは。」
市川海老蔵
「おい、……この色事師、………
アンタ、まさか、俺の妹に手を出そうってんじゃ、……… 」
カツ丼小僧
「そうですね、……… 実にうまそうな肉づき、………
あ、…… いえいえ、そんな事ではありませんよ、………
いくら僕だって、大スターの、市川海老蔵さんの妹さんに手を出すなんて、………
滅相もない、…… 畏れ多くて、とても、とても、……… 」
市川海老蔵
「わははははは、……… まぁ、いいよ、いいよ、……冗談さ、……。
そんなことより、今回も、明菜さんのこと、お呼びしてあるんだろうな、
もう、毎日が、待ち遠しくて、待ち遠しくて、しょうがない、………
おい、早く、明菜さんを出せよ、……… 」
小泉今日子
「そうよ、………
それに最近、明菜の顔に、昔の頃の色艶が戻ってきたわ、………
このまま、SM プレイを続けていったら、きっと明るい菜の花のような、
爽やかで、朗らかな明菜ちゃんに変わっていく筈よ、………。」
笠井信輔
「小泉さん、………いや、キョンキョン、………
それってなにか、明菜さんの名前に、無理矢理、結びつけていませんか、? 」
中村玉緒
「ぐふふふふ、………
この座談会に出席している人は、徐々にカツ丼小僧の怪奇色に染まっていきます。
皆さん、気をつけてください、……… くわばら、くわばら、……… 」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「さぁ、それでは、今日もそろそろ、始めましょうか、………
お~~~い、あき、……待たせたな、…… さぁ、もういいよ、………
出て来~~~~~~い、……… 」
カツ丼小僧が、そう言って、手を叩くと、
また襖がサーーーーッ、と開き、中森明菜が現れた、………
「うおぉぉーーーーーーーーーーーーーっ、???!!! 」
一同が驚いたのも無理はない、………
今回、現れた彼女の体には、海の生物、タコの模様のボディペインティングが
施されていた、………彼女の顔も、真っ赤な絵の具で塗り潰されていた
手足には、吸盤すら細かく描かれ、やせ細った彼女の体とタコのイメージが、
妙にアンバランスで、不気味なエロティシズムが、そこにあった。
そして現在、禿頭状態の彼女には、ピッタリの風情でもあった
一同は、ゴクリと唾を呑んだ
カツ丼小僧
「おおっ、……あき、……なんだ、……?
今日は、犬ではなくて、タコときたか、………
まぁ、俺も、女体の、気持ち悪い生物の刺青イラストなんて、
好きで、よく描くんだけどね、………
女体のエロティシズムって、本当に素晴らしい、………。
際限のない追及が、可能だと思うよ、………。」
所ジョージ
「そ、……それは、アンタの頭の構造が、そのようにエロキ○ガイに
出来ているからでしょう、………
ルパン三世並のドスケベですからね、あなたは、………。」
今井優子
「あら、……ルパン三世は、こんな事しませんよ。」
角松敏生
「わははははは、……… 確かに、確かに、………。」
田原俊彦
「あはははははっ、………。
僕も、女の子が大好きだけど、ちょっとカツ丼さんとは違うみたい。
もうちょっと、ノーマルで、ポジティブです、………。
俺、正直、カツ丼さんの世界には、ちょっと、ついていけませんよ。」
小泉今日子
「ねぇ~~~、くだらない事ばかり喋ってないでさぁ~~~~、
早く、明菜を、座敷の中に入れてあげてよ~~~~。
カツ丼さんの指令なくしては、彼女、動けないのよ~~~。」
カツ丼小僧
「おい、今日子、……… 俺に命令する気か、………
お前だって、いずれは、明菜同様、俺のマゾ奴隷にしてやるつもりでいるんだ。
その時が来るのを心待ちにしていろよ、………。」
小泉今日子
「んまぁぁ~~~~~~~~~っ、」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「よぉ~~~~し、明菜、………
それでは、ここまでやって来て、皆さんに、お前の妖艶なタコ踊りを見せてやれ。」
一同
「えぇ~~~~~~~~~~~~っ、???
あ、明菜さんが、あの姿で、タコ踊りをするんですかぁぁ~~~~~?
かつての大スターに、そんなことさせて、いいのぉ~~~~? 」
カツ丼小僧
「何を言ってるんだ、君たち、………
いいも、なにも、明菜のマゾ人生は、これからが始まりなんだよ、………。
一切、容赦しない、………本気で気合い、いれてくよ。
第一、本人だって、やる気でいっぱいなんだ、………
さぁ、あき、……こっちに、こい、……… 」
中森明菜は、廊下から、おずおずと畳の上に足を乗せたが、
丁度、その時、民謡〽「佐渡おけさ」(サド、OKさ)の演奏が流れた
明菜は、その演奏に合わせて、踊りながら、ゆっくりゆっくり、
カツ丼小僧の方へ進んで来た、………
会場の者たちが、慌てて、通り道を空けてやったのは言うまでもない
〽ハアー サドへ ( ハ アリャサ )
サドへと草木もなびくヨ ( ハ アリャアリャアリャサ )
サドは居よいか 住みよいか ( ハ アリャサ サッサ )
中森明菜は、手や足、腰などを、必要以上に、
大袈裟、かつ大胆にくねらせながら踊り、カツ丼小僧のところまで、
徐々に、徐々にと、進んで来て、辿り着いた、………。
カツ丼小僧は、傍に来た彼女の禿頭をぺたぺたと叩きながら、言った
カツ丼小僧
「わははははは。
あき、……いやらしく踊るのが、うまいじゃないか、………
タコ女が躍る、〽「佐渡おけさ」っていうのも、中々、味わい深くていいもんだ。」
市川海老蔵
「う~~~ん、……こ、これは、………な、何と言っていいのか、………
「絶品・佐渡エロス」としか、言いようがない、………
この妖艶さは、まさに国宝級だ、………
彼女は、このまま行くと、人間国宝になるかもしれん、………。」
市川ぼたん
「あらあら、お兄さん、………
心底、明菜さんにべたぼれのようですけど、大丈夫ですか、………?
麻央さんが聞いたら、確実に嫉妬しますよ、………。」
市川海老蔵
「いやいや、……病気が治ったら、いずれは麻央も、この道に、………。」
その時だった、………
会場の灯りが、パッと消え、暗闇となり、大音響で音楽が鳴り響いた
それは、彼女自身の名曲、♪「DESIRE ~情熱~」だった
次に数本のスポットライトが彼女の裸体を照らし、彼女は、曲に合わせて、
「DESIRE ~情熱~」のタコ踊りを踊った
よほど、訓練されていたらしい、………
その踊りは、まさしく優美で艶めかしく、また、お茶目で愛らしくもあった
まさに、市川海老蔵、言うが如くの、人間国宝級ものだった
♪夢は、そ~~う~~よ、見る前に、醒めてしまった~~ら~~、
な~~んにも、な~~らない~~~、
♪Get up、Get up、Get up、Get up、 burning love
♪まっさかさ~~ま~~に~~、落ちて、ディザイア~~、
♪炎のよ~~お~~に~~、燃えて、ディザイア~~、
中森明菜は、まるで狂ったように、目を真ん丸に見開き、
口を、ひょっとこのように突きだしながら、手足を宙に、
くねくねと大きく振り回し、泳ぐような格好で、
「DESIRE ~情熱~」を、歌い上げた
暗闇を駆け巡る、数本のライトが、彼女の体を実に淫猥なものにしていた、
大粒の汗が、ポツポツと辺りに飛び散り、まさしく熱唱という他はなかった
誰もが彼女の、軟体のタコそのものの、体をクネクネと曲げる、ダンスに
魅了されていた
市川海老蔵
「凄い、……凄すぎる、………
こんな芸術が、この世に存在しようとは、………
国宝だ、……紫綬褒章だ、……… 」
皇太子・浩宮様
「うむむむむっ、……… 確かにっ、……… 」
市川ぼたん
「ああ、……お、お兄様、………
わ、……私、……なんだか、体がほてって来て、………もう、ダメ、………
明菜さんと一緒に、踊りたくなってきましたわ、………
わ、……私も、踊っていいかしら、………? 」
市川ぼたんは、そう言い終えるか終えない内に、
着ていた浴衣を、暑苦しそうに、せわしなく脱ぎ始めた、………
そして、周囲が驚く中、スッポンポンになって、
タコ踊りの明菜と並んで、一緒になって、狂ったように踊り始めた
2人とも、顔の表情が、トロンとしたような、陶酔状態にあって、
自我をも、どこかに消し去られたかのようにも見えた
瞳はどこか、遠い彼方でも見ているような感じだった、………
微笑んだ口角からは、舌がだらしなく飛び出ていて、涎が垂れていた
会場の男たちの誰もが、2人の神がかり的とも言える踊りに、
異常なほどに興奮し、エクスタシーに達していた
出席者A
「ああ、……お、俺、もう、ダメだっ、……
我慢できねぇっ、……… 」
出席者B
「おっ、……俺もっ、………。
なんだか、無性に躍りたくなってきやがった。」
出席者C
「も、もうダメだっ、……… 体が熱くて、熱くて、………。」
会場の者たちに、2人の熱気が伝わったのか、いきなり、
我も我もと、皆、立ちあがって、服を脱ぎ始めた
そして、その日、一晩中、狂ったように踊り明かした。