カツ丼小僧
「いや~~、皆さん、ちょっとショッキングでした、………
実は昨日、講談社から発行されている、
「ルパン三世 DVDコレクション Vol.41」を観たんですが、
その中の、第139話「ルパンのすべてを盗め」で、
あのルパン三世が、騙された感じで、脳組織交換手術を受け、自分の体と、
もう死ぬ間際の、ヨボヨボの老人の体とを、交換させられてしまったのです。」
陣内智則
「あの、……昔のテレビアニメの話ですか、……… 」
藤原紀香
「え~~~~~~~っ、
私、ルパンも峰不二子も、大好きなのっ♡、………
ね、… ね、… どんな話っ、? 聞かせてくださいっ、……… 」
カツ丼小僧
「いえ、ストーリー云々の話ではなく、僕が言いたいのは、
あの、神出鬼没の大泥棒、知能指数300、容姿端麗のルパン三世が、
醜い老人の体と入れ替わってしまって、
まったく、ダメな人間となってしまったことに、倒錯的な興奮を覚えたのです。
まぁ、脳味噌だけは自分のもののままで、
入れ替わったのは、体だけ、という話なんですが、……… 」
田村正和
「また、小僧の変態談義か、………
この男、……奥が深いのか、……それとも浅いのか、……… 」
カツ丼小僧
「でも、もし自分がルパン三世の身になってみたら、どうでしょう、?
滑稽なコミックだから、あまりテーマは深刻化しませんけど、
現実に起こったら大変なことです。
悔しいやら、悲しい、なんてものを完全に飛び越えてますよ。
ショックのあまり、発狂して錯乱自殺してしまうんじゃないでしょうか、?
アニメの中のルパン三世というのは、結構呑気で冷静沈着な性格なので、
常人とは違って、左程動ぜず、最後は見事、自分の体を取り戻すことに
成功する訳ですが、……… 」
菊川怜
「私だって、もし、自分の体だけが、その辺のおばあちゃんと
入れ替わってしまったら、大変なショックで、気が狂いそうになると思うわ。」
梅津弥英子
「ねぇ、………。」
高島彩
「私も、…… たぶん発狂します、………ふふふっ、……。」
笠井信輔
「はいはい、その気持ちは、よぉっ~~く、わかりますよ、………。
だって、今までご自慢だったその美貌が、一瞬にして失われ、
醜いシワだらけのガタピシ、ヨボヨボになってしまう、という訳ですからねぇ、………。
バストも、萎んでしまうのか、………?
イッヒッヒッヒッ、……… 」
小倉智昭
「おいっ、…… 笠井君っ、………。
なにも君まで、くだらないバカ話に染まることはないだろう、………
恥を知れっ、恥をっ、……… 」
水谷豊
「ふふふ、………
つまり、カツ丼小僧という方は、いつも空想の中で、そのような残忍な事を想像し、
ほくそ笑み、限りなく深い愉悦の境地に浸っているという事が、
簡単に推理することが出来ます、………。あなた、人間ではありませんね、?
もしかして宇宙人ですか、………? 」
未唯mie
「♪ユッフォーーーーッ、」
アントニオ猪木
「危険極まりない、宇宙人思想、………
ダァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」
カツ丼小僧
「ええ、ええ、……なんとでも言ってください、………。
でも、生まれ持っての気質というものは、中々、変えることが出来ません。」
小泉今日子
「ところで、明菜ちゃんは、どうしちゃったのよ~~~、
いまのところ、まだ来ていないみたいだけど、………? 」
カツ丼小僧
「いえ、……今日もちゃんと連れてきました、………。
いつものように、襖の向こうに、立っています、………。 」
小倉智昭
「お、おいっ、……ま、まさか、お前っ、………
中森明菜の体を、シワクチャの婆さんに改造しちまったんじゃ、
ないだろうなっ、? 」
一同
「ひ、ひぃぃぃぃぃ~~~~~~~~っ、
きゃぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~っ、 !!!!! 」
カツ丼小僧
「お、小倉さん、……そ、そんな事、出来る訳ないじゃないですか、………
明菜は、他の形で、ちゃんと用意してありますから、ご安心を、………。
それでは、いつものように、………
お~~いっ、……明菜っ、………出て来いっ、………
皆様方の前に出て来て、その、みすぼらしい姿を、お見せしろっ、………。」
カツ丼小僧が大声で叫び、手の平を、ポン、ポン、と2回叩くと、
まずは、AKB 48 の女の子が水玉模様のワンピース姿で、大勢して出て来て、
マイクの前で腰を振りながら、アカペラの大合唱を始めた
「♪アッキ~~ナ、アッキ~~ナ、
♪あっは~~ん、あっは~~ん、アッキ~~ナ、………
♪みんなの家畜、アッキ~~ナ、みんなの奴隷、アッキ~~ナ、
♪南明奈じゃないのよ、中森明菜~~~~~~~~~、
♪アアアアア~~~~~~ン、アアアアア~~~~~~ン、」
そして、
その後に続いて、大太鼓が、ドーン、ドーン、ドーン、と3回鳴り響いた
耳もつんざく程の大音響である、………
さぁ、いよいよ、中年奴隷・中森明菜のお出ましである、………
期待に胸の鼓動を高鳴らせながら、
会場の誰もが、一斉に襖の方へと視線を注いだ
また黒衣(くろご)が2人、素早い身のこなしで出て来て、
両端から、スーーーッ、と襖を開いた
「おおーーーーーーーーっ、」
一同が驚いたのも無理はない、………
昨日の通り、明菜の頭髪は、もちろんそのままの、ツルツルであったのだが、
なんと今日は、眉毛まで剃られていたのだ、………
そして緊縛される事もなく全裸だったのだが、陰毛は全て剃られ、
その場所にも、ツルツルで淀みの無い光沢を放っていた
彼女は、何か気の抜けたような顔をして
首を斜めに傾げながら、ややガニ股で、一人、ポツンと立っていた、………
その珍妙な風体は、小柄な宇宙人のようでもあった
しばらくして、2人の黒衣(くろご)に背中を押されながら、
中森明菜は、しずしずと座敷中央に立っている
カツ丼小僧の傍にまで歩いて来て、敬礼をした
そして彼の前で、ひざまずくと、土下座し、
目に大粒の涙を溜めながら、彼を見上げて哀願した
中森明菜
「ご主人様、………
本日は、私のような者を、この場へお呼び頂き、ありがとうございます。
中森明菜、もう既に覚悟は出来ております、………
私の貧相で古びた体でよろしければ、
どうか、ご主人様の気の済むままに、いたぶってやってください。
よろしくお願い申し上げます。」
米倉涼子
「うわぁ~~~~~っ、明菜さん、……… 」
近藤真彦
「明菜、……… 」
カツ丼小僧
「うん、……そうか、……明菜、………
ついに俺に、お前の今後の人生を、全て預ける覚悟が出来たようだな、………
ようし、……それなら、まず、……… 」
一同
「……………。」
「おい、ちょっと、……… 」
カツ丼小僧が、そう言って、また、パンパンと手を叩くと、
黒衣が1人、どこからともなく早足で駆け寄って来て、
彼に大きな包み袋を渡した
カツ丼小僧が、その袋の中を覗いて、ガサゴソと手探りで、
何やら、いくつかの幼じ用の着衣と玩具を取り出したようだ
「とりあえず、この3つ、……… 」
カツ丼小僧は、そう言うと、中森明菜に、
ガラガラと、おむつと、哺乳瓶を手渡し、それらを身に付けるようにと命じた
中森明菜は、目尻を下げ、目を細めながら、甘ったるいしゃがれ声で、
「あ~~い、」と叫び、
「ダー、ダー、」と言いながら、手を差し出し、それらを受け取った、………
何やら彼女も、嬉しそうな按配である
この短期間で、彼女のマゾ性も、随分と訓練されたようである、………
それとも、元々が、彼女の中に潜んでいた要素だったのだろうか、?
もし、そうだとすれば、天性のマゾヒスト女優である
彼女は、自分で腰におむつを付けて、座敷に大股開きで尻をつき、
両手で哺乳瓶とガラガラを掴んで、また一声、「ダー、ダー、」と叫んだ
カツ丼小僧は、その、中森明菜の真に安らかそうな笑顔を見て、
恐らく、このストレスの溜まりやすい、うつ病女は、
アイドル・スター時代から、暗いマンションの一室の中で、
ひっそり、このような一人遊びの赤ちゃんごっこをして、
愉悦の世界に浸っていたんだろうと、確信した、………
それ程、彼女の赤ん坊演技は、堂に入っていたのである
カツ丼小僧
「よし、明菜、……いいぞ、………うんうん、………
赤ん坊になって、おつむをカラッポにして、何もかも忘れたいんだな、………
皺くちゃ婆さんどころか、50歳近く若返ったじゃないか、………
いやいや、赤ん坊演技は、まだまだ、これからだ、………。
厳しく指導してやるから、そのつもりでいろよ。」
中森明菜
「あばばばばば、…… ば~~ぶ~~、ば~~ぶ~~、」
カツ丼小僧
「うわはははは。五十路女の赤ん坊姿、………
本当に、そそるなぁ、……… あっ、アソコが痛くなってきた、………
くぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~っ、」
近藤真彦
「明菜、……な、なんて、かわいいんだ、……… 」
小泉今日子
「明菜ちゃん、……… 」
カツ丼小僧は、口元に握り拳を当て、ごほん、ごほんと、2度
大袈裟に咳払いをすると、会場の者たちに向かって叫んだ
「さて、これより、幼じアッキーナの、おもらしショーが始まります。」