カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 311

アントニオ猪木

「1、2、3、……… 」

 

郷ひろみ

「ゴォ~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

アントニオ猪木

「ダァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

カツ丼小僧

「…………アントニオさん、郷さん、いつもありがとうございます。

 その掛け声を聞いている内に、僕の体にも段々、活気が蘇ってきました。

 巨泉さん死去の後でも、なんとか座談会を続けていけそうです。

 頑張りますので、よろしく、……… 」

 

田原俊彦

「あはははははっ。」

 

未唯mie

「♪ユッフォーーーーーーッ、」

 

カツ丼小僧

「あ、……

 田原さんも、未唯mieさんも、ありがとうございます。

 何よりもの、気分高揚、励ましの掛け声です、………

 嬉しさのあまり、また、屁が連発して出てしまいました、………。」

 

一同

「わははははは。」

 

浅香唯

「カツ丼さんの放屁には、リズム感がありますね、………

 こちらの方も、聴いていて楽しくなってくるわ、……… 

 臭いは強烈ですけどね、……… うふふっ♡、」

 

カツ丼小僧

「他に、どなたか、………?」

 

西田敏行

「♪だけど~~、僕~~には、ピア~~ノが、ない~~~、」

 ♪君に、聴か~~せ~~る、腕~~もない、……… 」

 

カツ丼小僧

「あ、……西田さん、………

 それは、ちょっと暗いですよ、~~~。 やめてくだい。」

 

西田敏行

「えぇ~~~~~~~~~~~~っ、??? …… な、なんで、???」

 

一同

「わははははは。」

 

西田敏行

「だ、だって、カツ丼小僧さん、子供の頃、「泣くな!十円」のような、

 ペーソス・ギャグ漫画が、好きだったって言うから、……… 」

 

カツ丼小僧

「ありがとうございます、西田さん、……… 

 お気持ちだけは、有難く頂いておきます。

 

 さて、それで、今日の座談会なんですが、………

 現在、中森明菜さんが罹っている病気、………

 「うつ病」をテーマに取り上げてみたいと思うのですが、……… 」

 

一同

「えぇ~~~~~~~~~~~~っ、???!!! 」

 

所ジョージ

「カ、カツ丼さん、……な、何なんですか、あなた、………

 西田敏行さんの時は、暗すぎてダメだなんて言っておいて、………

 いくらなんでも、「うつ病」がテーマは、ないでしょう、………。」

 

武田鉄矢

「そ、そうだ、……あまりにもいい加減すぎる。西やんにあやまれ、 ! ! 」

 

カツ丼小僧

「すいません、………

 何故、今回、「うつ病」をテーマにしようと思い立ったのかといいますとね、

 まぁ、僕がつい最近までは、重度のうつ病と闘っていた、ということもありますが、

 

 何より、往年のアイドル、中森明菜ちゃんが、もしこのまま死ぬまで

 芸能界復帰を果たせず、一生を終えてしまうようなことがあったら、

 あまりにも可哀想でなりません、………

 

 まぁ、明菜さんにとって、余計なお世話、おじゃま虫であることを承知の上で、

 皆で、語り合い、今後の明菜さんの芸能界復帰のきっかけになればと思うのですが、

 如何でしょうか、? 」

 

デヴィ夫人

「ほほほほほ、………

 私は、いつだって晴れやかですけど、………

 うつ病なんかとは、まったく無縁の体質ですわ、……… そんな話は、……… 」

 

明石家さんま

「あ、あんた、……そ、そんなこと、……よう、誇らしげに言えまんな、………

 あんたの性格、とても自慢になるようなものとは、思えまへんけど、……… 

 ヒィーーーーッ、ヒィーーーーッ、」

 

カツ丼小僧

「明菜さん、……

 お願いですから、もうそろそろ、芸能界に戻って、その美しい歌声を

 日本国中の皆さんに披露してあげてくださいよ、………

 

 僕にとっても、

 ♪「飾りじゃないのよ涙は」とか、♪「TATTOO」、♪「Fin」、

 ♪「DESIRE ~情熱~」、♪「北ウィング」♪「ジプシークイーン」、

 

 等、思い出に残る名曲が多数あります、………。

 出来る事なら、明菜さんが、僕の目の前で、全裸で、♪「TATTOO」を

 振り付けをして歌ってくれることが、何よりもの希望であり、夢なんです。

 お願いしますよ、明菜さん、……… 是非、僕の夢を叶えてください、……… 」

 

小泉今日子

「ちょっと、カツ丼さん、……あなたね、

 そういう事を言うから、また明菜ちゃんが出にくくなっちゃうんじゃないの、………

 

 何なのよ、♪「TATTOO」を全裸で踊れ、だなんて、………

 とても、小学館のやったことを批判できるような人格ではないと、思いますけど。」

 

アントニオ猪木

「そう、…… ダァァァ~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、……たとえ、キョンキョンのいう事だろうと、

 こればっかりは、譲れませんよ、………

 明菜さんに、全裸TATTOOを踊ってもらうことは

 僕の長年来の夢なんですから、………。ねぇ、いいでしょう、?

 お願いしますよ、明菜さん、………僕の長年来の夢を叶えてやってください。」

 

中森明菜

「……………。」

 

皇太子・浩宮様

「うむ、……かなり悩んでおられるようだが、………

 よろしい、………

 

 もし、そなたが、全裸TATTOOを踊るのなら、

 私からも、そなたに「勲一等」を、授けよう、………。

 それでも不服だというのなら、「紫綬褒章」でもいい、………。」

 

皇太子妃・雅子様

「浩宮様、………。」

 

 

   暫くの間、その場が静まり返り、誰もが息を呑んで

   中森明菜の動向を見守っていた、………

   彼女は、ジッと微動だにせず、ただ俯いて唇をかみしめているだけ

   のように見えたが、定かではない、………

   何故なら、彼女の前に垂れた長髪が、顔を隠していたから、………。

     

   

中森明菜

「……………。」

 

カツ丼小僧

「お願いしますよ、明菜さん、………

 もし、TATTOOがダメなら、♪「TANGO NOIR」でもいいですよ、………

 あなたが好きなんです。どうしても、あなたの裸踊りが、見てみたい、………。

 出来れば、両手に扇子を持って、あっぱれな、裸、………。」

 

中森明菜

「……………。」

 

カツ丼小僧

「ねぇ、……明菜ちゃん、………。」

 

中森明菜

「……………。」

 

一同

「……………。」

 

 

   中森明菜は、何も喋ることなく、いつまでも俯いたままでいた、………

   何か、口元が小刻みに震えているかのようにも見えた

 

   カツ丼小僧は、そんな、なにか煮え切らぬ彼女の態度に、

   イラつきを憶えてきたのだろうか、………

   目はつり上がり、口はへの字に曲がり、顔中が、カッカと紅潮し始めた

 

   大勢の見ている前で、愛の告白を拒絶され、

   恥を掻かされた、という思いもあったろう、………

   彼のはらわたは、グツグツと煮えたぎり始めていた

 

   「おいっ、……明菜っ、………。」

   カツ丼小僧は、いきなり大声で、そう叫ぶと、立ち上がり、

   彼女の垂れた前髪を、グッと掴んで、力まかせに上に引き上げた

 

   「きゃっ、……いっ、痛~~~~いっ、! ! 

    なっ、何をするのっ、!!?? やめてぇ~~~~~~~~~~っ、」

   あまりの激痛に、彼女は顔を歪め、悲鳴にも似た叫びを上げた

   何事が起ったのか、未だに信じられない様子で、一同は絶句した

   

   カツ丼小僧は、彼女の髪を片手で釣り上げたまま、

   彼女の耳を、自分の口元にまで、グイッと引き寄せ、絶叫した

 

 

カツ丼小僧

「おっ、お前っ、……こっ、このやろうっ、………くそったれっ、

 お、俺の気持ちが、まったくわかっていないようだなっ、

 お、俺は、お前のうつ病を、なんとか治してやろうと必死の思いなんだぞっ、

 ええいっ、お前のような分からず屋で、愚鈍な女は、こうしてくれるっ、 ! ! 」

 

 

   カツ丼小僧は、今度は、その掴んだ髪を、片腕を大きく振るわせ、

   思いっきり、ぐるん、ぐるんと、回し始めた

   突如、自分を襲った、カツ丼小僧のキチ○イじみた蛮行に、

   明菜の顔は、険しく引きつり、瞳はカッと見開いて、眼球が血走った

 

   「ぎゃ、ぁ、ぁ、ぁ、~~~~~~~~~~~~~~~っ、」

   明菜は、自分の髪が全て頭皮から、ブッチリと引き抜かれるんじゃないかという、

   恐怖で、心の中が凍りついたが、もうそれどころではない

   自分の足の踵が座敷の畳から離れ、遊園地の回転飛行機塔の、飛行機のように

   振り回されていたのだから、たまらない

   

   彼女は、目が廻り、もう半ば、失神しかけていた

   男の力というのは、本気になると、こうも強いものなのか、………

 

 

カツ丼小僧

「うりゃぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~っ、

 明菜~~~~~~~~~っ、

 

 お、俺様を、………俺様を、………

 ほ、本気で怒らせてくれたなぁぁ~~~~~~~~~~っ、

 お、俺様を怒らせると、どういうことになるか、………

 お、思い知らせてくれる~~~~~~~~~~~~っ、 」

 

中森明菜

「や、やめて、……お、お願い、………や、め、て、……… 」

 

 

   消えゆく意識の中で、失禁した明菜が、浴衣姿のまま、宙に投げ出された