カツ丼小僧
「皆さん、また今日も座談会にお集まり頂きまして、ありがとうございます。
今日は、……………。」
一同
「今日は、何の話題ですか、………?」
アレックス・ラミレス
「ソレハ、モチロン、キマッテマ~~~~ス、
ヨ、コ、ハ、マ、DeNAベイスターズガ、ゼッコウチョウナンデ~~~ス.
カントクトシテ、ウレシイカギリデスヨ~~~.
オウエン、ヨロシク~~~~.」
中畑清
「あ~~~、畜生、……。そのセリフ、俺が言いたかったなぁ~~~っ。
ぜ、絶好調~~~~~~~~~~っ、! ! ! 」
アントニオ猪木
「ダァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」
一同
「わははははは。」
アレックス・ラミレス
「ゲンザイ、7ガツ27ニチノジテンデ、46ショウ46ハイ、3ヒキワケ、
ダイ3イデ~~~~ス.
4イノヤクルトニ、5.5ゲームサ、………
クライマックスシリーズガ、ミエテキマシタデスネ、……….」
カツ丼小僧
「お~~、これは、これは、……頼もしいお言葉、………。」
掛布雅之
「でも、6球団中3位で、「絶好調」っていうのも、
なにか、おかしな話なんじゃないでしょうかね、……ええ。
DeNAのレベルの低さを物語っていると思いますよ、……はい。」
カツ丼小僧
「か、掛布さん。お願いですから、
こんな時に水を差すようなことを言うのは、止めてくださいよ、………。
阪神タイガースだって、15年くらい前は絶不調で、「ダメ虎」などと
言われていた時期もあったじゃないですか、………。
そちらこそ、元に戻らないように気をつけてくださいよ。ふふふ、………。」
金本知憲
「最近、世論や阪神ファンの風当たりが僕に、………。辛い、………。」
掛布雅之
「私は二軍監督で、ホッとしてます、………。」
一同
「わははははは。」
緒方孝市
「私は一躍、英雄となりました。」
高橋由伸
「……………。」
犬山紙子
「ところで、カツ丼さん、………
今日の本当のテーマは、何なんですかぁ、~~~~?
本当は、野球の話じゃないんでしょ~~~? 」
カツ丼小僧
「ええ、そうですね、………。
いえ、僕、最近、3年ぐらい前からでしょうか、………
テレビを殆ど観なくなり、情報源は主に、ヤフーの掲示板ニュースからなんですが、
そのヤフー掲示板に、中森明菜さんの盗撮裁判のことが出ていまして、
ちょっと、ここで取り上げてみようかと、……… 」
小泉今日子
「明菜ちゃん、……… 」
中森明菜
「ええ、そうなの、………
もう、3年近く前のことなんですけどもね、私の住んでいるマンションの
近くのマンションのベランダから、部屋の中の私をカメラマンが盗撮したの。
そのカメラマンは、大手出版社の依頼を受けて、撮影したらしいんだけど、
とても怖くて、プライバシーが侵害されたみたいで、悔しくて悔しくて、
訴訟に踏み切った訳なの、………。」
松坂慶子
「結果は、………? 」
中森明菜
「もちろん、私の勝訴です、………
裁判所からは、小学館に、550万円の賠償命令がくだったわ、………。」
藤子不二雄A
「え~~~~~~~~っ、? 小学館、? それ、本当っ、………?
小学館ってさ、僕も色々とお世話になったけど、
なんか、とてもいいイメージの出版社だったけどね、………
ダーティーなんかとは、程遠い、………」
カツ丼小僧
「う~~~ん、………
小学館とか、講談社という、花の大手一流出版社、………いいなぁ、………。
カッコ良すぎて、憧れちゃう、………。
僕、若い頃、漫画家志望で、出版社に原稿を持ち込んでいましたから、……… 」
犬山紙子
「あ、……私も以前はよく、出版社には原稿を、………
カツ丼小僧さんは、小学館や講談社の中に、実際、入ったことあるんですか、? 」
カツ丼小僧
「ええ、……小学館は3回、講談社も2回入ったことがあります。
小学館は、当時、集英社と並んで、神保町にありました。
でも何故、郵送ではなく、持ち込みにしたかというと、出版社の中って、
どうなってるのか見てみたくて、その好奇心のためからなんです。
ですから、当時、かなりの出版社の中に忍び込みました。
竹書房、芳文社、集英社、秋田書店、朝日ソノラマ、少年画報社、ぶんか社、………
もう、数え上げたら、キリがありません。
とにかく、出版社の中に入ってみたくてみたくて、しょうがなかった。
それにしても、少年画報社の受付の女の子、えっれぇ可愛いかったなぁ、………。」
韮澤潤一郎
「たま出版には、………? 」
カツ丼小僧
「行ってませんよ、そんなとこ、……… 第一、畑が違うじゃないですか、………。」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「中でも、講談社の、ある編集者には、とても冷たくあしらわれ、悔し涙を呑みました。
今でも、その時の事は、鮮明に記憶に残っています。
「君、もう、漫画を描くのをやめたら、? 」とも言われました。
まぁ、当時の僕の力量では、当然のことかもしれませんが、………
それにしても、………
ただ、今にして思えば、その時、その若い編集者も、
そうとう暗く、滅入っていたような顔をしていましたので、何か、
自分のことで不幸があって、僕に八つ当たりでもしたいような
気分だったんじゃないかとも思います。」
小泉今日子
「カツ丼さん、………
明菜ちゃんの、盗撮勝訴の話ですよ、………。」
カツ丼小僧
「あ、いや、……すいません、………つい思い出話に激高して、………
脇道にそれますが、もう少し、話を続けさせてください、………。
それでね、実は僕は、出版社への漫画原稿持ち込み歴がすっごく長くて、
21歳から32歳までの、足かけ12年にも及ぶんですよ。
それなのに、なんで、小学館3回、講談社2回、などと、少ないかと言いますとね、
27歳から30歳までの3~4年間ぐらいは、ずっと同じ集英社の編集者に
マンツーマンで、見て貰っていたからなんです。
だから、集英社には何十回も足を運んでいます。
名前は明かせませんが、
僕より3つぐらい年上の編集者で、イケメンで優しそうな人でした。
まぁ、集英社なんかに勤めている訳ですから、
高学歴のエリートだったんでしょうけどもね、………。
結局、漫画は、一度も採用されなかったんですけど、………
あの編集者、今、どうしているのかなぁ、………
出来れば、一度お会いして、昔話に花を咲かせてみたい、………。」
鎌かける
「カツ丼さん、カツ丼さん、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、すいません、すいません、………
ええ、もういいです、………これで十分、………
では、そろそろ、明菜さんの、裁判勝訴の話を、始めましょうか、………。」
鎌かける
「違いますよ、違うんです、………。時間です。」
カツ丼小僧
「えっ、………? 」
鎌かける
「もう、タイムリミットです。
つまり、今日は、これで、お開きです。」
カツ丼小僧
「えっ、? そうなの、? もう、おしまい、?
それは、すいません、………
それでは、中森明菜さんの盗撮裁判勝訴の話は、また次回という事で、………
そこで、大きく盛り上がりましょう、………。」
中森明菜
「……………。」
小泉今日子
「もぉ~~~~~~~~~~~っ、」