カツ丼小僧
「皆さん、この座談会も、いよいよ次回で、300回目となります。
気合を入れて、行きましょう ! ! 」
一同
「おぉ~~~~~~~~~~~っ ! ! 」
郷ひろみ
「ぐっ、おぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~うっ ! ! 」
アントニオ猪木
「だぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ ! ! 」
犬塚弘
「♪スイスイ、ス~~~ダララッタ、スラスラ、スイスイス~~~~~イッ ! ! 」
一同
「わははははは、……… 犬塚さんっ、ごくろうさぁ~~~~んっ、」
カツ丼小僧
「………… という事でして、……… ええ、そうですね、………
今回の座談会は、昭和の高度経済成長期、1960年代(昭和35年~45年)あたりに
一世を風靡した、コミックバンドであり、お笑いタレントの、
「クレージーキャッツ」について、皆で語っていこうと思います。」
タモリ
「俺も、ジャズは好きなんだ。ミュージカルは大っ嫌いだけど、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、僕は1964年(昭和39年)の2月生まれで、
僕の子供時代は、実は、ザ・ドリフターズが全盛で、
植木等さんの事も、クレージーキャッツの事も、殆ど知りませんでした。
小学校4年~6年ぐらいの頃、土曜日の夜のTBS番組、
大橋巨泉さん司会の「お笑い頭の体操」(19:30~19:54)と、
ザ・ドリフターズの「8時だョ! 全員集合」(20:00~20:54)の、
2つの番組を続けて観ていたのを憶えています。
それだけが、夜の番組で、後は夕方のアニメ、ルパン三世・ファーストの再放送、
お昼正午の番組では、学校に行っていたのに、どうやって観たのか、
よく憶えていないんですが、
押阪忍さん司会の「ベルトクイズQ&Q」も、よく観ていた記憶があります。
あっ、それから、思い出した。
田宮二郎さんの「クイズタイムショック」とか、「クイズグランプリ」とか、………
いやいや、すいません、話が脇道にそれました、………
この事は、もう何度も、嫌という程、喋りましたので、もう言いません。」
犬塚弘
「う~~ん、…… カツ丼小僧さんの子供時代は、
僕らクレージーキャッツの全盛期とは、いささかズレていたようだね、………
じゃぁ、どうやって、僕らの事を知ったんだよ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、実は3年ほど前に、講談社から
「東宝 昭和の爆笑喜劇 DVDマガジン」が発売され、
それを観て知ったのですが、この中味程、僕のノスタルジーを掻き立てられたり、
趣味趣向に合ったものは、ありません。
ホント、森繁久彌さんの「社長シリーズ」や、
藤田まことさんの「てなもんやシリーズ」などと共に、存分に楽しませて頂きました。」
松坂慶子
「そうですね。カツ丼さんは、明治、大正、昭和の30年代ぐらいまでの時代の
映像や白黒の古い写真なんかに、とても弱いんですよね。」
カツ丼小僧
「そうなんですよ。もう、ホント、いつも何か、僕の心をウキウキさせてくれるような
写真や映像を探しています。いい掘り出し物がみつからないかとね。
よく、電車の駅の近くに、その場所の昔の白黒の写真が、パネルで十数枚ほど並べて
ズラリと飾られている事がありますが、そんなものを見つけると、いつも立ち止まって、
その写真の前で、いつまでも心行くまで、じ~~~っと、見入ってます。
至福の時です。
でも、本当の事を言うと、江戸時代や、もっと前の戦国時代なんかの映像があって、
もし、そんなものが見れたら、もう感激で、震えが止まらないでしょうね。
織田信長とか、ナポレオンとかの映像が、実際に残っていたらと思うと、………
もちろん、ありえませんがね、……… でも、ナポレオンは、もうチョイだった。
徳川慶喜(とくがわ・よしのぶ)の若い頃の写真は残っていますが、………
タイム・トラベル(時間旅行)して、その時代に行けることが出来たら、
と、いつも思っています………。 」
そこへ、また襖が開き、計5人の男女が、申し訳なさそうに、おずおずと入ってきた
一同
「あっ、……… 」
武田鉄矢
「こんちは~~~。武田鉄矢と、その教え子、不肖・野村義男、
只今、生還しました~~~。」
野村義男
「…………… 」
皇太子・浩宮様
「皆様には、とんだ心配をかけて、本当に申し訳ない。
心よりのお詫びを申し上げます。」
皇太子妃・雅子様
「うふふっ♡、皆さん、トラブルは、一応解決しましたわ。」
柏原芳恵
「♪紅茶の美味しい、喫茶店~~~~、………
未だにアイドル気分、かっしわばら、芳恵でぇ~~~~す。
ど~~も、でぇ~~~~す。ハラハラさせて、ごめんなさ~~~い。」
カツ丼小僧
「あっ、…… これは、これは、………
皆さん、本当に、お久しぶりです。どうなされていたんですか、? 」
武田鉄矢
「うん、義男とは和解して、示談で済ませたよ。もう、スッキリした………。
なんといっても、俺の可愛い教え子だからね。将来のこともあるし、……… 」
野村義男
「金八先生、すいません。反省しています。
俺、もう、50過ぎているのに、未だに面倒をかけて、……… 」
カツ丼小僧
「浩宮様の三角関係は、………? 」
皇太子・浩宮様
「いや、もう、解決しました。これからは、3人仲良く、………
あ、いや、その、……… ま、まぁ、そういうことです、えへへ、……… 」
皇太子妃・雅子様
「うふふふふっ♡、……そう、……そういうことなのっ♡。」
柏原芳恵
「和解の全内容、かしわ、……ばっらしちゃうよ。うふふっ♡♡♡、」
犬塚弘
「ひぇぇぇ~~~~~~~~っ、な、な、生の皇太子夫妻を見ちゃったぁぁ~~~~っ、
皇太子夫妻も、参加していたんですかぁ~~~~~~っ、?
ガ・チョ~~~ン、………信じられなぁ~~~~~い。
♪あっと驚く、タ~~メ~~ゴ~~ロ~~~~、……ときたもんだぁ~~~。」
カツ丼小僧
「ま、雅子、……い、いえ、皆さん、
本当に、本当に、お久しぶりです。
ホント、いっぱいお話をしたいんですが、
今、ちょっと、昭和の爆笑王、クレージーキャッツの話で持ち切りです。
積もる話は、後々じっくり聞かせて貰いましょう。
とりあえず、クレージーキャッツに話を戻しますので、
皇太子夫妻も、武田さんも、野村さんも、かっしわばらさんも、
じっくり、話を聞いていってください。」
武田鉄矢
「クレージーキャッツかぁ、………
私らの世代には、たまりませんよ、これは、………。」
一同
「わははははは。」
綾瀬はるか
「私、クレージーキャッツの事、なんにも知らないの、………
メンバーは、どういう人達なんですかぁ、? 」
犬塚弘
「うん、……
若い方は知らない人も多いだろうから、ザッと、ご紹介しよう………。
まずは、リーダーのハナ肇から、………
1930年生まれ。1993年没。(享年63)
クレージーキャッツも、正式には「ハナ肇とクレージーキャッツ」っていうんだ。
なんで、ハナ肇かって言うと、
興奮すると、鼻の穴が大きく膨らむので、この名前にしたそうだ。
ボーカル、コメディアン、……愛称は、ハナちゃん、バンマス。
「バンマス」とは、バンドマスターの略で、
バンドの中で主導権を握る人のことなんだけど、
途中、植木等の人気が上昇して来て、地方公演なんかでは、
「植木等とクレージーキャッツ」と記されることも多くて、
彼も内心、穏やかではなかっただろう、………
でも植木が、性格的にとってもいい奴で、
己の人気に増長するような奴じゃなかったから、
なんとか、彼も耐えて、やっていくことが出来たんだと思うよ、………。
ハナは、性格としては猪突猛進型の、面倒見のいい我らが大親分、という感じだ、………
さっき言ったけど、「あっ、と驚く、タメゴロ~~~、」なんて流行り言葉も作った。
次に、「ガチョ~~~ン」で有名な谷啓、………
1932年生まれ。2010年没。(享年78)
俳優、歌手、トロンボーン奏者、コメディアン、………
名前の由来は、アメリカの名コメディアン「ダニー・ケイ」を日本語風にしたもので、
最初は「谷啓」ではなく、「谷敬」だったんだ。
「ダニー・ケイを敬う」という意味でね、………
でも、ある時、ファンから、「谷敬」だと、
「谷底から敬ってんじゃ、ずっと、どん底にいることになる」という指摘を受け、
「谷をひらく」という意味で「谷啓」にしたそうなんだ。
彼は、のんびりとした悠長な性格で、とっても恥ずかしがり屋なんだけど、
逆に、そんな自分の性格を嫌ってか、それに反動するかのように、
いつも派手目の外車を乗り回していたよ。
アメ車のサンダーバード、とかね。ふふふ、………。
目をしばたたかせるクセがあって、それが奴のトレードマークさ。
それで、お次、………無責任男の、植木等、……… 」
カツ丼小僧
「あ、……犬塚さん、すいませんが、もうタイムリミット、時間です。
申し訳ありませんが、この続きは、また次回にお願いします。 」
犬塚弘
「え、? お呼びでない、? お呼びでないのね、?
あ、こりゃまった、失礼しましたぁ~~~~~~~っ、 」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「それでは次回、記念すべき、300回目は、植木等さんから始まります。
皆さん、お楽しみに、~~~~~。 チャオ~~~~~~~ッ、」
一同
「チャ~~~~オ~~~~~~~ッ、」