カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 290

カツ丼小僧

「では、前回の続き、………大橋巨泉さんの「今週の遺言」です。

 僕は最近、この座談会が楽しくてしょうがありません。」

 

明石家さんま

「ヒィーーーッ、ヒィーーーッ、」

 

カツ丼小僧

「では、巨泉さん、覚醒剤の危険性の話、お願いします。

 当時、早稲田に合格した頃からの話ですね。」

 

大橋巨泉

「うん、………

 世の中では、坂口安吾を代表とする作家や、芸能人などの乱用が報道され、

 危険性も指摘されていたが、実際に、この目で見たのはショッキングな光景だった。

 

 俺は、在学中から、ジャズ評論に筆を染め、ジャズ関係者との交流も深まっていた。

 そんなある冬(2月頃か)、銀座通りで、旧知のジャズ関係者とスレ違った。

 

 寒い日で、俺はオーバーを着ていたが、

 その人は、何と、アロハシャツに七分ズボンという夏の姿であった。

 寒そうな様子はなく、実に異様な光景であった。  

 

 その直後に会った、別の関係者の話では、

 その男は、ヒロポン中毒で、全く寒くない筈だという。

 

 「ああ、手を染めなくて良かった」と思った俺は、

 ジャズ界に巣くう覚醒剤の恐ろしさを、真近に見た思いだった。 」

 

中村玉緒

「特に、昔の事ですからね。 

 簡単に手を染めてもおかしくない状況の中で、……巨泉さん、よくぞ乗り切りました。」

 

石坂浩二

「うん、法的にも、ギリギリ際どかったけど、それ以上に、体の方が、………

 運もあったと思います。地雷を踏まなくて良かった………。」

 

大橋巨泉

「そして先日、テレビで、ジャージ一枚に、七分ズボン、

 そしてバッグを持った、清原君の姿を見た時、この人の常習性がよく解った。

 

 そして、その結果の恐ろしさもーーーーー。

 

 あの頃、常習性を見せたり、そうした噂のあったジャズメンは、

 一人も生きていない、………  」

 

一同

「……………。」

 

桑田真澄

「キヨ、……… 」

 

一同

「!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」

 

長嶋一茂

「お、おい、……… あ、あんた、……

 い、今、とてつもなく、怖ろしい事を考えていたんじゃないだろうな………。」

 

明石家さんま

「ヒ、……………。」

 

大橋巨泉

「何故ジャズ界に、薬物が深く浸透したかというと、

 それはジャズメンが、自分の力以上の演奏を求めたからである。

 

 特に、ビーバップと呼ばれた初期のモダンジャズは、

 高度なテクニックを要求された………。

 更に悪い事に、中心人物だった超天才のチャーリー・パーカーは、

 それを軽々と吹いたのである。

 

 可哀そうな普通の天才? たちは、パーカーと同じ麻薬を打てば、

 ああして吹けるだろうと、思ってしまったのである。

 

 もとより麻薬がそうさせているのではないから、

 同じようには吹けず、同じように体がむしばまれただけだった。 」

 

カツ丼小僧

「僕は、そのような物に手を染めた事がないので、よくわかりませんが、

 同じ芸術でも、絵の方は、そんな物を吸った所で、技術が上達するなどとは

 思いませんし、却ってダメになるんでしょうが、

 音楽の場合は、何か良い物が出来ると、錯覚してしまうんでしょうね。 」

 

小池栄子

「絵とか文章は、ダメですよ。」

 

カツ丼小僧

「オッパイの方は、どうでしょうかね、?

 吸ったら、どんどん大きく、膨らんでくるとか、……… 

 弾力がつくとか、……… やたら、艶っぽくなるとか、……… 」

 

細川ふみえ

「あるわけないでしょう。そんな事があったら、私たち、廃業しちゃいますよ。」

 

かとうれいこ

「ねぇ、……… 」

 

大橋巨泉

「清原和博君も同じだろう………。

 体力、精神力が下り坂になるスポーツ選手は、薬物に手を出すのである。

 アメリカのメジャー選手にも、その例は沢山いる。このままではいけない。

 

 罰することも必要だろうが、

 まず、薬をやめさせること、病気なんだと悟らせること、………

 

 これは実は、大きな政治的問題なのである。  」

 

 

カツ丼小僧

「巨泉さん、ありがとうございました。

 この調子で、これからもお願いします。

 それから、僕の動画の出演についても、検討しておいてください。

 楽しみにしています。

 

 それでは、今日は、これでお終いです。

 

 皆さん、良き週末をお過ごしください。

 

 シー・ユー・アゲイン、グッドラァァァ~~~~~~クッ、」

 

マツコ・デラックス

「あんたさ、人の週末なんて、ほっときなさいよ、………いやぁ~~ねぇ~~。」