カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 285

カツ丼小僧

「皆さん、本日も、めでたく

 この座談会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。

 

 今日は、「昭和を生きた、漫画界の巨人」手塚治虫さんをテーマに

 話を進めて行きたいと思います。 楽しい一日になりそうですね。」

 

一同

「わ~~~~い。」

 

カツ丼小僧

「え~~、何故、本日、僕が手塚治虫さんの事を取り上げようと思ったのかといえば、

 僕「カツ丼小僧」の、ネットのヤフー「虫めがね検索」の所に、

 「カツ丼小僧 手塚治虫」というのがあって、そこを開くと、中に、

 

 「BOOK~手塚治虫の素顔と創作の秘密!…『神様の伴走者』」という項目があって、

 まぁ、それは、2010年9月に小学館から出版された、

 佐藤敏章さんと、ビッグコミック1編集部による、編集者の目から見た、

 手塚治虫さんの追想録『神様の伴走者 手塚番13+2』という本の紹介でした。

 

 それを読んでいく内に、何か、僕の青春時代までもが思い起こされ、

 急に懐かしくなって来て、ここで取り上げてみようか、と思った訳です。 」

 

松坂慶子

「カツ丼さんは、その本をお読みになったんですか、?」

 

カツ丼小僧

「いえ、読んでいません。ネットの文を読んだだけなんですけど、

 手塚治虫さんに関しては、いくらかの知識もありますし、

 まぁ、そこそこは、話題やネタも振れるんじゃないかと思いまして、……… 」

 

藤子不二雄A

「手塚先生の事なら、僕がいくらでも知っているからまかせといて、……… 」

 

カツ丼小僧

「実は僕は、手塚治虫さんの、それ程のファンという訳ではありません。

 子供の頃は、赤塚不二夫さんや藤子不二雄さんの描くギャグ漫画が好きでした。

 あと、西部劇の「荒野の少年イサム」(原作・山川惣治 絵・川崎のぼる)。

 そして、20あたりからは、石ノ森章太郎(当時・石森章太郎)さんの描く大人漫画です。

 

 まぁ、確かに、手塚先生の作品の中には、何かエネルギーというか、

 とてつもない力強さというものは感じますが、………

 

 確かに、手塚さんの影響は受けました。でも、その多くは、「作品」からではなく、

 手塚治虫という、ちょっと僕からしてみれば、別世界というか、

 自分から遠くかけ離れた、「人物像」からです。

 

 僕が学生だった当時、手塚治虫さんの漫画指導書

 「マンガの描き方 似顔絵から長編まで」(カッパ・ホームス)という

 本もありましたし、青年(25歳ぐらい)の時には

 「ガラスの地球を救え」(光文社)なんていう、いわば、

 地球環境問題を取り上げた随筆集もありました。

 まぁ、この本は、執筆途中、手塚先生が亡くなられたため、

 未完のまま、発行された訳ですが、………

 

 手塚さんという人間からは、とても不思議な異次元的な物を感じるんです。

 未来人というか、………まぁ、「未来人カオス」なんて作品もありましたが。

 まさしく、そんな、イメージです、

 まぁ、大天才な訳ですからね。誰だって何か、感じるものはあるんでしょうがね。」

 

多岐川裕美

「手塚さんの作品の中で、カツ丼さんが好きなものは、何ですか、? 」

 

カツ丼小僧

「それはやはり、「ブラック・ジャック」です。それはもう、間違いありません。

 若い頃、何度も読み返した記憶があります。 

 読み切りの短編ですが、珠玉の名作揃いです。」

 

三原じゅん子

「カツ丼さんは、手塚さんのどんな所を異次元的と思うんですか、? 」

 

カツ丼小僧

「いえね、……… 僕も、結構若い時から絵を描いているんですがね、

 やはり、先生の場合は、描くスピードでしょう。

 ちょっとね、超人的とも言える程の早さなんです。

 

 この本の中にも書いてあるんですが、手塚先生は、昭和43年から45年に、

 「少年マガジン」「少年サンデー」「少年キング」と3本の週刊連載をかかえ、

 その上、月刊誌4本、学年誌、新聞、読み切り、その他、漫画以外の行事なども

 受け持っていたそうですが、僕の感覚では、そんな事は考えられない、

 というか、あり得ない、ということです。」

 

所ジョージ

「そりゃぁ、誰だってそう思いますよ。

 でも、カツ丼さん、あんたね、自分と比較するから、落ち込むんですよ。

 あの人は、漫画の神様なんだから、比較しちゃダメですよ。 」

 

カツ丼小僧

「でも、キチンと〆切だけは守って、原稿を落とす事は、絶対になかったそうです。

 僕の考えでは、物理的にも体力的にも、どう考えたって無理だ。あり得ない。

 本当に先生が描いていたのだろうか、? 神様が魔法の力で、そっと、

 仕上げておいたんじゃないだろうか、という疑問すら湧いてくる。」

 

藤子不二雄A

「僕が目撃者です。僕は先生の初代アシスタントですから、………

 僕は先生の描く現場をキチンと見ていました。

 先生が仕上げた漫画である事は間違いありません。」

 

水谷豊

「そうなんです。だから文字通り「漫画の神様」なんです。

 わかりますか、これが種明かしです。真相です。 」

 

カツ丼小僧

「あれ、? 水谷さん、……… 

 何か今日はいくらか元気がないように思えますが、どうなされました、? 」

 

多岐川華子

「相方が反町隆史さんに変わってから、

 「相棒」の視聴率が低迷してるんですって、………そっとしといてあげて。 」

 

伊藤蘭

「……………。」

 

カツ丼小僧

「これは、以前から、よく噂にも聞いていた事なんですが、

 手塚先生の原稿を受け取る、いわば、「手塚番」といわれる漫画編集者の中には、

 手塚先生のことを憎んでいたり、恨んで怒り狂っていた人達が、

 いっぱいいたそうです。

 

 なぜって、原稿を渡すのが非常に遅いからだそうです。

 その上、我儘な性格で、突然、いつの間にか、編集者の目の前から

 いなくなって、どこかに行っていたりするそうです。

 

 また、待ち合わせの時間に遅れて来ることも有名で、

 人を4時間でも、5時間でも待たせて遅れて来ることもザラにあったそうなんです。

 僕には、まったく考えられない事です。」

 

所ジョージ

「手塚先生なら、それも許されるんじゃないの、? 」

 

カツ丼小僧

「う~~~ん、……… 」

 

藤子不二雄A

「うん、手塚先生の事を恨んでいた編集者は、いっぱいいたなぁ。

 僕も、その事はよく「まんが道」にも、描いたっけ、……… 」

 

カツ丼小僧

「故・石ノ森章太郎さんも、何かの本で描いていましたけど、

 かつて、高校生の頃だったそうですが、夏休みだか、春休みの時、

 手塚先生に呼ばれて、アシスタントをしていた経験があるそうですが、

 手塚番の編集者が、手塚先生のいないところで、怒り狂っていて、

 「あの野郎、担当が終わったら、ブン殴ってやる。」と言っていたのを聞いて、

 震え上がってしまったそうですよ。 」

 

今井優子

「まぁ、人の悪い所ばかり見ていたら、キリがないけど。」

 

藤子不二雄A

「あと、先生は、向上心がやたら強いのか、どんなポッと出の無名の新人漫画家に

 対しても、ライバル心を燃やしていたんだ。

 漫画に対する飽くなき情熱というのか、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……それもよく聞く話ですが、

 そこのところも、僕には、ちょっとよくわからない。

 あれだけの実力を備えた大御所が、他人の作品など気にせず、

 自分勝手に好きなものだけ描いてりゃいいように思うんですが、……… 」

 

西田敏行

「そういうのは、天才の立場になってみないと、……… 」

 

カツ丼小僧

「う~~ん、………

 その一言で、何でも済ませてしまっていいものかと思うんですが、………

 

 聞く所によれば、手塚さんに自分の作品を悪く言われた人はいくらでもいるそうです。

 それも子供のような、我儘な嫉妬心から、………

 石ノ森章太郎さん、水木しげるさん、宮崎駿さん、……… 」

 

松坂慶子

「でも、手塚先生って、この本の写真にもありますけど、

 本当に、とっても憎めない、良い顔をしていらっしゃいますね。」

 

桑田佳祐

「うん、本当、……大吉相とか、大福徳相って顔してるよ。」

 

マツコ・デラックス

「そうねぇ、やっぱり男は、

 顔の中心にある、鼻がズッシリと大きくないとねぇ。」

 

カツ丼小僧

「……………。」

 

マツコ・デラックス

「鼻の大きな男は、アソコも大きいって、よく言うけどね。

 何か、とっても精力的なものを感じるわぁ、……… 」

 

カツ丼小僧

「……………。」

 

渡辺麻友

「カツ丼さん、どうしたんでちゅか。まゆゆが慰めてあげてもいいでちゅよ。」

 

大橋巨泉

「うん、やっぱり、手塚治虫の顔は、

 漫画界の第一人者にピッタリのいい顔をしていると思うよ。

 どうあがいても、この顔にはかなわない。

 この顔なら、どんな我儘でも、何をやっても許される、………かな、?」

 

郷ひろみ

「♪How meny、いい顔~~~。」

 

カツ丼小僧

「う~~ん、なんか、妬けますねぇ、……… 」

 

綾瀬はるか

「それでは、うまくまとまったところで、

 今日は、これでお終い。シー・ユー・アゲイン、サヨーナラの、ハイ、チューハイ、

 

 皆さん、ごきげんよう~~~、さよ~~なら~~。 

 ぐっど、らぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~くっ。」

 

桑田真澄

「キヨ、……… 」