カツ丼小僧
「それでは、前回の続き、大橋巨泉さんの「今週の遺言」です。
巨泉さん、お願いします。
あ、……その前に、………
え~~、今週号(2月27日号)の週刊現代には、
自民党不倫議員の宮崎謙介さんの特集記事がありましたが、
なんと同時に、「お泊まり不倫」のお相手のグラビアタレント、
宮沢磨由さん(現・34歳)の過去の写真も、本誌の後の方に
4ページに渡って掲載されていました。
あっ、記事によれば、藤原紀香さんが好きで、自分のブログに、
こんな女性になりたいたいな、と綴っていたそうですよ。
そういえば、どこか、紀香さんに似たような顔をしていますね。 」
藤原紀香
「えっ、? どれどれ、? あっ、ホント―だ、
私、そっくり、………私より、すこし顔がホッソリしていますけどね。」
飯島直子
「あんた、内心では、自分の方が、よっぽど美人だと思っているんでしょ。
ね、……白状なさいよ。」
藤原紀香
「ふふふ、……そう思っていなきゃ、美人なんて、やってられないでしょ。」
一同
「おお~~~~~~~~~~っ、」
王貞治
「OH ! ! 」
カツ丼小僧
「記事によれば、身長 168cm、バスト 90cm のナイスバディを誇る一方で、
資産家の家に生まれ、ダンスや着付けなど数々の特技を持つ才媛だそうです。
う~~ん、…… これなら、育休議員が、魅せられたというのもわかりますが、
その代償は、相当大きかったようですね。」
一同
「わははははは。」
王貞治
「……………。」
カツ丼小僧
「その次の写真には、
「名門オックスフォード大 女子ラグビー部員が全裸に 」
なんていう、凄いのがありますが、
やはり、時間もありませんので、先に進みます。
それでは、巨泉さん、再度、お願いします。 」
大橋巨泉
「うん、それでは、始めます。
先日、血液検査、診察を受け、血液の結果は再び良好で、
両先生とも喜んでくれた。
ほとんどすべての数値が良化している。
それにひきかえ、例の左の鼻腔に出来たものは、やはり腫瘍で、良性ではなかった。
「やはり」と書いたのは、出来た時から、俺は、そう疑っていたからだ。
あとは、急な治療を要するかどうかだけで、
'13年11月に発見された「ステージ4」の中咽頭がんというような、
急を要するものではなく、時期を見て治療すれば良い種類の腫瘍とのことであった。」
竹下景子
「巨泉さん、良かったですね。」
松坂慶子
「ほんと、……安心しましたわ。」
中村玉緒
「ぬほほほほほ。」
大橋巨泉
「さて、その治療だが、まず手術ははずされた。
今回つくづく感じたが、首から上(殊に顔面)の手術の大変さである。
今回のケースも、大きく変ってしまうので、まず取り除かれた。」
高野人母美
「顔面崩壊、……私、いつも、その恐怖と闘っているわ。 」
大橋巨泉
「うん、……俺はまだ、タレントでもあるわけだし、
それに、生活の質というものは大事だからね。
………となると、放射線という事になるが、
中咽頭時の照射とダブらないかとの問題がある。
伊藤先生は、僅かにダブっている箇所もあるが、
技術の進歩で、更にピンポイントで照射を行うので、大丈夫と仰る。
そのため、再び例の「スパイダーマン」のマスクを着用することになる。
そしてあとは、タイミングである。 」
カツ丼小僧
「僕は動画で、色々なお面を着用しましたが、……… 」
浅香唯
「ドラえもんとか、ミッキーマウスとか、般若とかねぇ。」
カツ丼小僧
「実際の僕の顔は、キモ系なんで、お面で顔を隠すしか、………
まぁ、いずれは、サングラスさえも外すようにはしたいんですが、……… 」
鈴木京香
「カツ丼さんの顔、キモ系なんですか、? 」
カツ丼小僧
「ええ、なんか、僕にもよくわからないんですが、
一部の女性には、えらく嫌われるタイプで、生理的に受けつけないらしいです。
この前も、電車に乗っていて、隣りに座っていた見知らぬ女に
恐らく40代ぐらいの女なんでしょうが、いきなり、「キモ過ぎ」とか、
「キモい男」などと連呼されました。」
かたせ梨乃
「え~~~っ、そんな人がいるんですか、? 面と向かって、? 赤の他人に、?
常識知らずもいい所だわ。」
名取裕子
「ほんとにねぇ、……… きっと、頭がおかしいのよ、その人、……… 」
カツ丼小僧
「まぁ、性格的には、皆さんもご存じの通り、キモイ人間ですから、
そういったものが、僕の顔を通して透けて見えたってこともあるんでしょうね。
それに普段は、度の強い、牛乳瓶の底メガネを掛けていますし。」
中森明菜
「カツ丼さんの顔、キモくないわよ。よく、わからないわ。」
カツ丼小僧
「いや、あくまで、一部の女に、強烈に嫌われるタイプで、
僕も、そういう人には、どう対処してよいか、わかりません。
ほとほと、困りはてています。」
野村沙知代
「あんた、醜いわね………。」
一同
「わははははは。」
大橋巨泉
「現在順調に進んでいる「抗がん剤治療」のどこに、放射線(10回乃至14回)を
入れるかということで、これは、松本、伊藤、両先生の協議で決める。
まず現在の1クールが14日まで、そして1週間の休みが終わるのが21日、
ここまでは決定となって、お薬をいただいた。
ということは、検査・診察は2月22日までない。
決められた時間に薬を飲み、1週間休むだけだ。
ただし外国へ行く訳にはいかない。
つまりこの冬は日本で過すことになる。
「最後の春」になるやも知れず、いろいろ考えている。 」
カツ丼小僧
「出来る事なら、ずっと、このまま日本に居て貰えたらと、……… 」
大橋寿々子
「そうね。」
大橋哲也
「兄さん、そうしましょうよ。」
大橋巨泉
「世の中では、清原和博君の覚せい剤問題、北朝鮮によるミサイル発射などが
話題を呼んでいる。
いつも思うのだが、人間誰しも正直ではない。
清原君の問題など、何回も報道され、俺たち夫婦のように、
外国暮らしの多い人間でも、一種の「周知」の事実かと思っていた。
それが、口を揃えて、「まさか」とか、「残念だ」で済ましている。
正直なのは、桑田真澄君だけだったか。
友達が居ないといえば、北朝鮮も同様だと思う。
中国にしてもロシアにしても、自国の利のために動いている。
だから、最後の”友”は「核の欲しい小国」になるのか。寒い話である。 」
カツ丼小僧
「はい、今日は、ここまでです。
巨泉さん、どうもありがとうございました。
まぁ、友達が居ないと言えば、僕も同様です。
巨泉さん、是非、僕の友達になってください。
知識も金もありませんが、………
それでは、皆さん、また逢う日まで、………
バッハッハ~~~イ。」
一同
「バッハッハ~~~イ。」