カツ丼小僧
「さてさて、毎週、目が離せない、大橋巨泉さんの「今週の遺言」。
今回は、どんな話になるのでしょうか。
皆さん、今週号(2月27日号)の「週刊現代」の 94 ページをお開きください。
う~~ん、やはり、病気の話ですね。
これは巨泉さんだけでなく、今の僕にとっても、深刻な問題なんです。
見出しには、………
「抗がん剤治療は順調だが、再び放射線が必要らしい
今年の冬は日本で過す。」
………と、あります。
それでは巨泉さん、お願いします。 」
大橋巨泉
「なんだ、お前、そんなに深刻な状態なのか、?」
カツ丼小僧
「ええ、……近い内、死ぬことになるかもしれません。」
一同
「ええ~~~~~~~~~っ、?」
カツ丼小僧
「いえ、今、それくらい落ち込んでいるということです。
まぁ、詳細な事は、まだ言えませんが、
今週号の週刊現代の 62 ページ、
「やっぱりアブナイ !?
「糖質制限ダイエット」第一人者が急死 」
という記事を読んで、愕然としました。
もう、本当に死にたくなってきました。 いや、死ぬでしょう。」
所ジョージ
「本当だ。「急死」ですか。おっかないですね~~~。
享年 61 ですか。カツ丼さんは、現在 52、……… 」
三浦友和
「ポックリ、コン。」
カツ丼小僧
「み、三浦さん、やめてください。」
刀根麻理子
「カツ丼さん、……… 」
今井優子
「……………。」
アントニオ猪木
「1、2、3、……… 」
カツ丼小僧
「あ、あ、…… そ、それでは巨泉さん、
さっそくお願いします。時間がありません。」
大橋巨泉
「うん、………
今年の2月は、俺の近未来にとって、最も重要な時間になるだろう。
現状は、最新の血液検査、CT などの結果を資料に、
医師が当面のスケジュールを決めた。
血液の結果は良く、腫瘍マーカーなども上っていない。
これで予定通り、”飲む抗がん剤”の服用が決り、薬をいただいた。
驚いたことに、薬の形態が沢山あり、錠剤や粉末など、いろいろ調べる。
ノドの手術以来、嚥下(えんげ)に問題のある俺には、
「自然に溶ける錠剤」が選ばれた。
舌にのせておくと、自然に溶けて、ノドを通ってゆく。
進歩を享受させていただく。 」
竹下景子
「巨泉さん、がんばって、………
もう、何度も言っている事ですけども、……… 」
大橋巨泉
「うん、誰に言われるよりも、景子ちゃんに言われると、
心が落ち着いて、元気が出るよ。」
小倉智昭
「篠沢秀夫教授も、永六輔さんも、闘病が大変そうだ。」
カツ丼小僧
「僕も、………もう、ダメかも、……… 」
アントニオ猪木
「皆さんっ、元気ですかぁ~~~~~~~っ、
ダァァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、」
大橋巨泉
「このまま2週間、朝夕食後に2錠づつ、服用を続けているが、
放射線の場合と違って、2週間分を頂いているので、14日まで飲みつづける。
そして、その後、1週間休むことになっている。その間に診察(検査)がある筈だ。
ここまでは予定通りだが、ひとつ想定外のことが起った。
NZ に行って、1週間ほど経ったころ、ある日(12月末か1月初め)
突然、左側の鼻腔に、何かが隆起して来た。
痛みなどはないが、軟骨状のものなので、気になる。
早速、松本医師にメールで報告したが、
「大きくなったり、痛みを伴わない限り、帰国後の検査で良いでしょう」
との事であった。
そしてすぐに検査され、一種の腫瘍であると判断された。
良性か悪性かを調べるため、即座に注射器で組織が取られた。
麻酔をしないのでひどく痛かったが、病理に送られ、すぐにでもハッキリする予定だ。」
カツ丼小僧
「でも、巨泉さんのような芸能人や有名作家は、まだいいですよ、
どんなに辛い思いをしても、その事を本にして出版出来たり、
テレビなどでアピールできるんですから………。応援してくれる人もいて、………
普通の一般の人なら、中々、そうもいきません。
一人寂しく、部屋の中で孤独死を向える人も、………。」
大橋巨泉
「うん、それは、俺もよくわかっている。
人間は、結局、生まれてくる時も死ぬ時も一人なんだ、………
ところで余談だが、
永六輔さんと、二人でゲスト出演したテレビ番組「徹子の部屋」が、
2月4日のお昼に放送された。 」
カツ丼小僧
「ええ、先日、その話をしました。」
永六輔
「ありがとうございます。」
黒柳徹子
「ありがとうございます。」
久米宏
「ありがとうござ、………
あ、この番組、俺、出てないんだ、………。ひゃはははっ。」
大橋巨泉
「いつもそうだが、今やこうしたことは同時に世界中でキャッチされる。
今回もカナダ、ヨーロッパを初め、各地の友人から報告があった。
そして友人どころか、お会いした事もない方からのお見舞いや、
薬物、サプリメントなどが送られて来る。
女房がお礼状を書いているが、医師との約束で、一応病院と相談することになっている。
悪しからず、御了解ください。
それにしても、芸能界の表面から去って、四世紀半、………
よくこんな、”毒舌老人”を憶えておられる。
応援して下さるファンの皆さんには、お礼の言葉もない。
力が続く限り、頑張ります。 」
竹下景子
「何度も、言うようですけど、……… 」
松坂慶子
「頑張ってください。」
カツ丼小僧
「そして、病気が完治して、体調が良くなった暁には、是非、僕の動画に、……… 」
大橋巨泉
「うん、………そうなんだ。
今では、テレビよりも、ラジオよりも、
お前の動画に出る事を楽しみにしているよ、その時が来たら、……… 」
一同
「わぁ~~~~~~~い。」
カツ丼小僧
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
大橋巨泉
「服用をはじめて約1週間、特に副作用はない。吐き気も一度も感じない。
「だるさ」は相変わらずだが、これは2年余(中咽頭がん発見以来)の間
ずっとあったので、特に気にならない。
強いていえば、酒に弱くなっている。
特に止められていないので、帰国後も夕食時にワインを1~2杯ほどたしなんで来たが、
1杯半ほど飲むと、翌朝少々残るように感じた。
今は、週に5日、1杯だけ飲んでいるが、
1本は軽く空けていたのに、これはやはり、副作用か、? 」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、今回もありがとうございました。
出来れば、100歳ぐらいまで生きて、僕に付き合ってください。
僕も、なんとか、持ちこたえるつもりです。
それでは、今日の座談会は、これにて終了です。
最後に今週号の週刊現代の、面白そうな記事を表紙から、
いくらか、ピックアップして、終わりにします。
皆さん、どうぞ、……… 」
鈴木京香
「・若手女優の「ヌードと濡れ場」完全公開
鈴木京香 宮﨑あおい 長澤まさみ 麻生久美子 沢尻エリカ
常盤貴子 真木よう子 吉高由里子 石田ひかり 菅野美穂 ほか 」
近藤真彦
「・宮崎謙介 こんな議員に「育休」かよ
臨月に女性タレントをマンションに連れ込んだ 」
マツコ・デラックス
「・やっぱり危ない !? 「糖質制限ダイエット」第一人者が急死 」
桑田真澄
「・愚かな番長・清原和博に新証言「俺がキヨにシャブを渡した」
キヨ、……… 」