カツ丼小僧
「はい、今回の座談会も、前回の続き、大橋巨泉さんの「今週の遺言」です。
それでは、巨泉さん、お願いします。」
大橋巨泉
「うん、………
恐らく俺は、この世で遺言を一番多く残した人間として、
ギネスブックに載る事になるだろう。」
一同
「わははははは。」
大橋巨泉
「甘利氏は、
「国会議員としての秘書への監督責任、閣僚としての責務及び、
政治家としての矜持に鑑み」、本日ここに閣僚を辞任する決意をしたと述べた。
そして、その声は湿っていた。
多くの人は、この「殺し文句」に感応したのかもしれない。
俺は、これには、背中にかけられた冷たい水のように感じた。
甘利氏は、この僅か前に、
「これを秘書のせいにして責任転嫁すること」は、
私の政治家としての美学、生きざまに反する、と言っている。
この強調は、まさに語るに落ちている。
彼のような怜悧な人が、子供にも通用しないような、
こんな論理で話したのは意外だった。 」
カツ丼小僧
「それでは、巨泉さん、僕の「変態ドスケベ論理」は如何でしょうか、? 」
大橋巨泉
「論外です。」
カツ丼小僧
「虚を突いているとは思いませんか、? 」
大橋巨泉
「思いません。」
カツ丼小僧
「そうだ、巨泉さん、………
僕の動画で、「11PM」を復活させませんか、?
まぁ、開始時刻は、夜中の11時という訳にはいきませんので、
もちろん、タイトルは変えますが、………
なるべく近い内に、かわいい女の子を沢山出演させる事を考えているんです。
そこに巨泉さんの「博識」や「しゃべくり」が加われば、鬼に金棒です。
「徹子の部屋」を見て、やはり巨泉さんの「立て板に水」の如き、
流暢な喋りは健在でした。 お願いします。
見た目においては、顔や体は、随分とお痩せになりましたが、
それはそれで、却って新鮮です。
ニュー大橋巨泉、という事で、いいんじゃないでしょうか、? 」
大橋巨泉
「話を続けます、………
もし、秘書のせいにする事が、彼の矜持に反するなら、
(矜持は、自分の能力に対する、自負・自信)、
「建設業者から百万円黙ってもらうことは、彼の誇りを傷つけないのか」
と問われても答えられまい。
そして彼は、現在の小選挙区制では、見知らぬ業者との接触を断っていたら、
選挙に落ちるとも言った。
これもエクスキューズであり、
俺は、甘利氏が神奈川で落選するなど、あり得ないと考えている。」
アントニオ猪木
「あり得ない、………ダァァァァァァァ~~~~~~~~~~ッ、」
大橋巨泉
「俺が、彼の能力を評価しながら、
河野洋平さんの後継者に擬するのをためらっていた理由を明らかにしよう。
それは、洋平さんが「愚直に」守り続けた、
政治家としての信念が、感じられなかったからである。
洋平さんも、たびたびポジションを変えられたが、
リベラルな考え方、戦後民主主義者としてのスタンスを変える事はなかった。
これはまさに、河野洋平だけのもので、父一郎、子息太郎とは別のものである。
世代が違うとはいえ、甘利前大臣が、
「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーである事だけでも、
彼と新自由クラブとの距離を感じてしまう。」
アントニオ猪木
「新自由クラブとの、距離、ダァァァァァァァ~~~~~~~~~~~ッ、」
カツ丼小僧
「猪木さん、……… もう、止めた方が、……… 」
アントニオ猪木
「……………。」
大橋巨泉
「いや、俺さ、その声聞いてると、なんか活気が出て来るんだ。
俺の演説のコーラス代わりに続けてくれ。 」
アントニオ猪木
「コーラス代わり、ダァァァァァァァ~~~~~~~~~~~ッ、」
一同
「♪ わ、は、は、は、は~~~~~~~~~~~~。」
大橋巨泉
「永田町のヒエラルキーを上る中で、安倍ー麻生の「お友達」に
入ってしまったのかも知れない。
この上は、国会での質問に応じ、しっかり説明する事によって、
閣僚として成し遂げた業績に、傷がつかないようにして欲しい。
自分の矜持に従えば、出来る事だ。」
一同
「♪で、き、る、こ、と、だぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~。」
アントニオ猪木
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ、」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、アントニオ猪木さん、そして一同の皆さん、
ありがとうございました。
巨泉さんの演説も、コーラスが付くことで、何か華やかさが増して来ました。
僕の動画も、色々なやり方を考えてみようと思っています。
それでは今回は、これでお別れです。
ところで、今週号(2月20日号)の「週刊現代」のグラビアでは、
柳瀬早紀さんの、Iカップ、100cm バストが5ページ分も掲載されています。
まさに、国宝もんのお乳です。
皆さんも、じっくりと堪能してみては如何でしょうか、? 」
小池栄子
「私のより、大きいの、? 」
カツ丼小僧
「さぁ、それは何とも、………
自分の目で見て、確認してください。」
ダレノガレ明美
「それでは皆さん、さようなら~~~~~。」
犬山紙子
「シー・ユー・アゲイン、」
有村架純
「グッド、ラァァァァ~~~~~~~~~~~~クッ、」
桑田真澄
「キヨ、……… カム、バ~~~~~~~~~~クッ。」