カツ丼小僧
「はい、今回のネタは、やはり、これでもか、これでもか、これしかないのか、と、
大橋巨泉さんの「今週の遺言」です。
皆さん、今週の「週刊現代」(2月20日号)、92ページをお開きください。
あっ、……でも、その前に、………
巨泉さん、永六輔さん、2月4日にテレビ放送された「徹子の部屋」、
ネットのYou tubeで観ました。
あの姿で、よく、……… 観ていた方、誰もが感動したと思います。」
大橋巨泉
「うん、俺はまだしも、永ちゃんは、パーキンソン病という大病を
患っていたにも拘らず、よく、引き受けてくれたと思うよ。ありがとう。
それに、徹子さんとは、以前からの約束だったから、……… 」
黒柳徹子
「私たち3人は、もう、若い頃からのお付き合いで、……… 」
永六輔
「最初、ラジオで巨泉さんを知った時は、ホント、ビックリしたなぁ。
そしたら、いつの間にか、テレビの方に行っちゃった。」
大橋巨泉
「俺は、永ちゃんに憧れて、ラジオ界に、……… 」
黒柳徹子
「大橋巨泉さんは、テレビ界の巨人、永六輔さんは、ラジオ界の巨人、……… 」
徳光和夫
「私にとっての「永ちゃん」とは、まさしく、
稀代のロックシンガー、矢沢永吉でありまして、……… 」
カツ丼小僧
「はいはい、皆さん、………
色々と、積もる話もあるでしょうが、今日は時間もありませんので、
話を先に進めて行きたいと思います。
「今週の遺言」、………まず、見出しには、
「格好つけ過ぎだろう、大臣
業者から現金もらう事は矜持に反しないというのか !? 」
………と、あります、………
それでは、巨泉さん、お願いします。」
大橋巨泉
「うん、………
先日、俺は自宅で、甘利明経済再生相のテレビ中継を見ていた。
大臣が「アベノミクスの先頭に立って、命がけで仕事をして来た 」
と述べた時、俺には、それなりの感慨があったからである。
2013年、ステージ 4A で発見された中咽頭がんの転移が止らず、
昨日も検査を受け、また医師たちに会う事になっている。
俺には、もう抗がん剤治療しか残っていない。
俺の感慨とは、「甘利大臣は早期発見で良かったな」である。
時を同じうした、'13年、新聞は甘利氏が「舌がん」を患っていると伝えた。
同じ頭頚科のがんで、内容によっては、俺と同じ経過を辿るかもしれない。
しかし、同氏の場合は早期発見で、手術も成功し、短期間で政務に戻った。
そして、その2年後、TPP をまとめ上げたのである。 」
カツ丼小僧
「人間年を取ると、とかく危険な病気を患うようになり、
もう僕なんか恐怖で、毎日毎日、生きた心地がしません。
食事だって、かなり制限されますし、脂はダメだとか、炭水化物はダメだとかで、
一体、何を食べて良いのやら、………
もう、カマキリやコオロギでも食べるしか、……… 」
浅香唯
「きゃぁ~~~~~~~~っ、
やめてぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~っ。」
アントニオ猪木
「だぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ。」
大橋巨泉
「口腔内のがんを患った「同病の人間」として、
まさに、「命がけで」という言葉には、重みがあった。
特に甘利氏の場合、他の重要閣僚より、注目していたから、である。
彼の出身政党である「新自由クラブ」は、俺が著書をはじめ、
あらゆる所で重視していた政党であった。
初代代表であった河野洋平さんは、俺が唯一人「総理にしたい男」
と公言した政治家である。」
ビートたけし
「俺も、以前はよく、「総理にしたいタレント」なんかに選ばれたけれど、
俺の場合は、イメージかな、……… 」
松坂慶子
「たけしさんの場合は、人柄もありますよ。」
刀根麻理子
「そうね。あと、実績。」
ビートたけし
「東(東国原英夫)は、本当に、あと一歩という所までいったんだけどね。
最後でドジ踏んじゃった。」
一同
「わははははは。」
大橋巨泉
「甘利君は洋平さんの一廻り年下なので、後継者となる位置にいたが、
俺は、そうした見方をしたことは、一度もなかった。
甘利君は、武田信玄に仕えた名家であり、父の正氏は、'76年の
新自由クラブで、初当選している。」
カツ丼小僧
「僕は、'03年に、マニア倶楽部で、イラスト投稿の初入選を果たしました。」
大橋巨泉
「わかり易く言えば、神奈川県中西部を基盤とする、河野一郎氏の盟友、
といった所であった。
そして、'83年に正氏は、政界引退、
明氏がそのまま地盤(大和市で、河野家は平塚市、)を継いで、
'83年、新自由クラブから出馬して当選している。
ところが、新自由クラブは'86年に解散し、甘利氏は自民党中曽根派に入る。
これは筋が通っていて、中曽根さんの出身派閥は、河野派であった。
そのあとも、渡辺(美智雄)派、山崎(拓)派と、一貫して、
いわゆる”党人派”に属し、いわゆる官僚派とは、一線を画して来た。
その一方で、国会内で聞こえて来る声によれば、
党人派とは思えない「能吏ぶり」であり、勉強家の政策通という評判であった。
そして、麻生総裁を推した後は、山崎派を退会し、無所属となった。
これも河野洋平さんとの距離感からは、納得が行く。
派閥にしばられずに、国の経済を引っ張ってゆくという気持の表われだったろう。」
カツ丼小僧
「僕も「鶏口牛後」の精神で、未来のSM界を引っ張ってゆきたいです。」
高橋みなみ
「私、カツ丼さんについて行きま~~す。」
指原莉乃
「私も~~~。」
マツコ・デラックス
「私もいいかしら? 」
高内春彦
「僕も~~~。」
カツ丼小僧
「大歓迎です。」
大橋巨泉
「この数日間、甘利氏の辞任会見を中心に、
あらゆるニュース番組が、彼を取り上げて来た。
そして「政治とカネ」という、最も忌み嫌われる問題の渦中で、
彼に対する評価が大変高いのを感じたのは、俺だけではないと思う。
コメンテーターの中には、彼の仕事ぶりを讃え、
こんな不祥事にまきこまれたのは残念と、同情する人さえ居た。
しかし俺は逆に、彼の話の進め方に、何か不自然なものを感じ始めていた。
そして、それが何であったのかを知ったのは、今もって繰り返し
放映されている、「辞任表明」のシーンであった。 」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、どうもお疲れ様でした。
この続きは、また次回お願いします。
それでは、何か言い足りない人がいれば、どうぞ、……… 」
松坂慶子
「今週号(2月20日号)の「週刊現代」、
「あの頃、脱がない女優は「ニセモノ」と言われた
有名女優が次々とヌードに!」という記事の中で、
この座談会に出席している人以外で、取り上げられた人は、
原田美枝子さん、……… 」
原田美枝子
「えっ、…… 私、出席してますよ~~~。」
松坂慶子
「あっ、ごめんなさい。そうでした。
殆どしゃべらないので、つい、……… 」
カツ丼小僧
「う~~ん、
ここに出席している人は、遠慮かまわず、言いたい事をどんどん、喋ってください。
忘れられた存在となってしまいます。 」
原田美枝子
「カツ丼さん、私を「あの人は今、」みたいに扱うのはやめてください。
私の知名度は、まだ、かなりのものがあります。
そして、最近の女優としての役柄は、「悪人」よりも、「善人」の方が多いんです。」
松坂慶子
「原田さん、本当にすいません。
では仕切り直して、
「有名女優が次々とヌードになった!」で、この座談会に出席している以外の人。
高岡早紀さん、 川上麻衣子さん、 早乙女愛さん、 宮沢りえさん、
樋口可南子さん、 菅野美穂さん、 藤田朋子さん、 石田えりさん、
大竹しのぶさん、 竹田かほりさん、 葉月里緒奈さん、 関根惠子さん、
ひし美ゆり子さん、 麻田奈美さん、 手塚理美さん、 大信田礼子さん、
西尾悦子さん、 大谷直子さん、 夏目雅子さん、 秋吉久美子さん、
風吹ジュンさん、 由美かおるさん、 朝加真由美さん、 桃井かおりさん、
浅野温子さん、
………ですね。 ………どうも、ありがとうございました。 」
桑田真澄
「キヨ、……… 」