カツ丼小僧
「はい、皆さん、お待たせしました。
今日の座談会も、大橋巨泉さんの「今週の遺言」ですが、
その前に、お知らせが、……… 」
ダレノガレ明美
「うふふっ♡、ありがとうっ。」
カツ丼小僧
「ええ、そうなんです。今週(2月13日号)の「週刊現代」で、
6ページに渡って、明美さんのグラビアが掲載されています。
既に写真集「ENJO」も発売されていて、まぁ、人気絶頂の明美さんですから、
アッという間に完売したんでしょうがね。」
ダレノガレ明美
「先週の「プレイボーイ」(集英社)にも掲載させてもらったの。
皆さん、是非、買って見てくださいね。」
リリー・フランキー
「プレイボーイには、
僕の「リリー・フランキーの人生相談」というコーナーが、あります。
皆さん、是非、読んでくださいね。」
みうらじゅん
「僕と宮藤官九郎さんの、
「大人になってもわからない」のコーナーも、あります。
よろしく~~~。」
アントニオ猪木
「プレイボーイ、………ダァァァァァァァ~~~~~~~~~~~ッ。」
小池栄子
「ちょっと、ちょっと、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、そうなんです。栄子ちゃん、ごめんね。」
小池栄子
「そうですよ、カツ丼さん、………
先週号の週刊現代に、私のグラビアがあったのに、
紹介してくれなかったでしょう、……… なんで、明美さんの時だけ、………
ちょっと、不公平過ぎやしませんか、? プンプン。」
カツ丼小僧
「ごめん、つい、忙しさに気をとられて、………
それじゃぁ、今、オッパイにキスをしてあげますから、それで許しください。」
小池栄子
「いらないわよっ、そんなもんっ。」
一同
「わははははは。」
カツ丼小僧
「そうでしょうね、そう言うと思ってました。恥の上塗りです。
カツ丼小僧、一生の不覚です。許してください。それしか言えません。
………ということで、では、巨泉さん、そろそろ、始めましょう。
皆さん、今週の週刊現代の、96ページをお開きください。
見出しには、
「国民はゲームに夢中になり、
富裕層は株に一喜一憂する、………こんな国に未来はあるのか。」
………とありますね。わかります、わかります。 」
大橋巨泉
「うん、………
NZのオークランドの、1ヵ月の静養が、病み衰えた老人をどのくらい回復させたかは、
今後の俺の行動を律することになる筈だ。
余程、条件がそろわなければ、いわゆる仕事(テレビやラジオ)はしないつもりだ。
1月24日に「徹子の部屋」の収録(2月4日放送予定)をしたが、
これは同番組が、40周年なので、昨年から約束し、ある程度、目標にして来た。」
カツ丼小僧
「巨泉さん、………テレビやラジオがダメでも、
是非、我が動画番組「カツ丼小僧ちゃんねる。」に出演して、熱弁を振ってください。
巨泉さんの、望む条件を全て受け入れますから。お願いします。
巨泉さんとの共演が、僕の夢です。」
大橋巨泉
「う~~~ん、………
よし、出てやろう、……… と、言いたいところだが、……… 」
カツ丼小僧
「いえね、僕、つい先日なんですが、その件で、巨泉さんに会おうと、
週刊現代編集部の方に、電話を掛け、アポを取ろうとしたんですが、……… 」
一同
「え~~~~~~~~っ、!!!??? 」
カツ丼小僧
「電話の受付に、女の人が出て来て、
「編集者との面会は、出来ない。」とにべもなく、断られました。」
所ジョージ
「当然でしょ。」
三浦友和
「無謀なことを、するなぁ。」
カツ丼小僧
「いえね、僕がエロイラストを投稿をしている出版社では、
結構、気軽に面談に応じてくれる事もあるんで、ここも、大丈夫かなぁ、と。」
リリー・フランキー
「まぁ、週刊現代は、結構アブナイ事柄も記事にしているから、
どんな、ならず者が忍び込んでくるかもわからんしね。
それくらいの事は、考えないと。」
篠原涼子
「うん、……… 」
ビートたけし
「……………。」
刀根麻理子
「たけしさん、……… 」
カツ丼小僧
「巨泉さん、どうか、僕の動画に出演して、僕と共演してください。
お願いします。巨泉さんなら、大きな話題を呼べます。」
大橋巨泉
「最低47.5キロまで落ちた体重も、50キロまで増え、毎日の散歩も欠かさずに来た。
しかし、25度前後のオークランドから、雪も混ざろうか、という東京では、
条件が違いすぎる。暖冬は、どこへ行ったのだろう。
室内で歩ける所を探すしかない。
医師たちの考えは、27日の採血とCTで、俺の現状を把握し、
それによって、抗がん剤の投与を決めたいようだ。
最初2週間服用して、(飲む薬だから、点滴などより、ずっとマイルドで、
副作用が少ないというし、副作用が現れたら、直ちに中止する約束になっている)
1週間休みというスケジュールだという。
現在俺は、キャンサー・フリーだが、この2年余をふり返ると、
必らず、一個か二個のリンパ節に転移がみられた。
だから医師は、「予防の意味も含めて」抗がん剤を服用したいのだそうだ。
したがって、これを継続するかどうかが決まるのは、
少なくとも3週間後、2月の3~4週になるだろう。
その後は、外国に薬を持参して服用することも可能らしい。 」
カツ丼小僧
「巨泉さんの命運は、僕にとっての命運でもあります。
巨泉さんが、お亡くなりになられたら、この座談会の存続も危ぶまれます。
そして、やはり巨泉さんには、僕の動画にも、……… 」
みうらじゅん
「君は、相当、依頼心の強い性格のようだね。
あんまり、人をあてにしてばかりじゃ、ダメだよ。」
カツ丼小僧
「よろしかったら、みうらさんも、僕の動画に出演してください。お願いします。」
みうらじゅん
「……………。」
大橋巨泉
「それにしても、日本国も日本人も、変ってしまった。
もともと勤勉で、律儀な国民性で、「変種」と見られて来た俺でさえ、
この2点では、外国人に劣った、と思った事はない。
仕事は、ちゃんとするし、〆切も守る。
自分で、イヤになる程、律儀である。
次に保守的である。
こんな狭い島国に、何千年も一緒に住んで来たのだから、一朝一夕に変る訳はない。
何百万人という人が亡くなり、コーンパイプをくわえた、マッカーサーが、
絶対権力で「民主化」しようとしたのに、
いつの間にか、「復古調」から「右傾化」になり、
あれ程、忌み嫌った筈の戦前に帰ろうとしている。
ところが、これ程の国民性を全く変えてしまいそうなものがあるのだから、驚く。
原爆の恐ろしさより、マッカーサーの権力より強力なものーーーー
「ゲーム」のようである。 」
カツ丼小僧
「そうですね。それには僕も同感です。まったくひどいもんだ。
電車の中で、大の大人が携帯片手に、みんなゲームをやっている。
あれはもう、電話じゃない。ただのゲーム機だ。」
僕自身はゲームは、殆どやりません。今は「ソリティア」のみです。
こればかりは、やめられない。」
小泉今日子
「単純なのが好きなのね。」
カツ丼小僧
「単純ですから、………
因みに、子供の頃は、「モノポリー」や「人生ゲーム」のような、
卓上ゲームを、よく友達とやっていました。」
長嶋一茂
「俺は、「野球盤ゲーム」が、好きだったなぁ。」
田村正和
「ん~~~ふふふふ、………
「名探偵ゲーム」なんていうのも、ありましたぁ~~~。」
飯島直子
「恋のさや当てゲームなら、私もしたいわ。」
藤原紀香
「ふん。 私とやりましょうか、?」
一同
「わははははは。」
大橋巨泉
「北米、ヨーロッパ、オセアニアの大都市を廻っていて気づいたが、
日本で一番目立つのは、人々が街中で、夢中になってゲームに興じている姿である。
街中でさえ、あれなのだから、もっと時間のある家や学校、
職場(との往復の交通機関)は、推してしるべしだろう。
それも、若い世代ほど熱中している。
オークランドの方では、真夏ということもあって、
大半の若者は、海水浴やキャンプ、ラグビー、サッカー、クリケットに興じている。
電車やバスの中、あるいは公園のベンチで、ゲームというシーンは、
ほとんど、見られない。」
カツ丼小僧
「はい、今日も今日とて、巨泉さん、タメになる面白い話、ありがとうございました。
僕の知識量も、増える一方です。
それでは、今日の座談会は、ここで終了とします。
この続きは、また次回、お願いします。一同、楽しみにしております。」
高田純次
「あのさぁ、この所、俺、出番が少ないんだけど、……… 」
カツ丼小僧
「そこのところは、テキトーで、良いんじゃないですか、? 」
高田純次
「そだね。」
関根勤
「そう言えば、俺も。」
カツ丼小僧
「いいじゃないですか、のんびりしてて。」
関根勤
「うん。」
吉野公佳
「それでは、皆さん、さようなら~~~、」
太川陽介
「♪ルイルイ。」
明石家さんま
「わははははは。 あ、あんた、それ、もう、いい加減に、やめなはれ。」