カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 277

 

カツ丼小僧

「それでは、前回の続きです。

 「今週の遺言」、巨泉さん、お願いします。」

 

大橋巨泉

「うん、………

 北米の大都市は格差ーーーというより、階級化した社会である。

 

 今大統領選で、ドナルド・トランプを支えているのは、

 「プアー・ホワイト(白人貧困層)」だとか、オバマの民主党の支持層は、

 ヒスパニアや移民層といわれるが、当らずといえども、遠からずである。

 

 40年前に、こちらに家を持った時、肌の色の違いによる差別を感じた。

 今や肌の色より、属しているゴルフ・クラブや行きつけのレストランの方が、

 色分けがハッキリしているように思う。

 これが、グローバル経済による階級化かなと、うすうす感じるようになった。」

 

長嶋茂雄

「う~~ん、私も実は、第一期読売巨人軍監督時代、

 グローバルな視野での野球を目指していました~~~~。

 いわゆるひとつの、クリーン・ベースボールですね、ハイ。」

 

長嶋一茂

「いわゆるひとつの、……… お、や、じ、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

デヴィ夫人

「おほほほほほ。」

 

中村玉緒

「もひとつ、おほ。」

 

大橋巨泉

「NZも格差社会だが、そういう感じ方はしない。

 ここは、先住のマオリ族とイギリス人から成り立っていた人口分布に、

 近年、アジア、太平洋その他の人々が、移住して来た。

 

 このアジア系の進出が顕著なので、すでに、マルチ・カルチャー一色になりつつある。

 従って少数派である日本人は、その中に埋没しかかっているようだ。

 

 われわれのゴルフ仲間が各地で減った理由は明らかだ。

 奇跡といわれた日本経済の成長を支えた彼らは、今や70代が中心で、

 団塊の世代でさえ、そこに近づいている。

 

 年齢的に孫の存在が大きくなる。

 皆、孫が可愛く、日本での生活が長くなる。 」

 

カツ丼小僧

「そういえば、「孫の日」というのが、以前、制定されたんだよなぁ。

 いつだっけ? 」

 

今井優子

「10月の第3日曜日です。」

 

角松敏生

「当時、1999年(平成11年)だけど、

 大泉逸郎さんの、♪「孫」っていう曲がヒットしたっけなぁ。」

 

藤原紀香

「わ、私、……ま、孫の手を使って、 い、いつもアソコを、………

 あああ~~~~~~~~~っ。」 

 

飯島直子

「ふん、盛りのついた、メス……… 」

 

大橋巨泉

「近年までは、半年近くこちらに居た方も、

 だんだん「真冬だけで良い」ようになるのか。

 

 さらに長く続いたデフレで、緊縮財政が影響した方、

 年金が上らずと言った方もおられる。 

 

 他の理由はともかく、孫の出現で生活のパターンが変ったというのは、

 やはり、日本独特の家族観であろう。

 北米では、定年後、老夫婦二人で、リタイア生活をする文化が完全に定着している。

 そして、そうした人々をターゲットにした、地域経済や文化も確立している。

 

 ハワイ州、カリフォルニア州、フロリダ州、そしてアリゾナ州など、

 温暖なところは、リタイア族がいないと成り立たない。

 彼らは年に一度、「ファミリー・リユニオン」と言って、

 交代で家に集まって、再会を楽しんでいる。

 

 日本も、そうなった方が、経済的にも得だと思うのだが、……… 」

 

 

カツ丼小僧

「はい、いつも、ありがとうございます。

 今回は、ここまで。「今週の遺言」は、いつも、タメになる事ばかりですね。

 これからも、この調子で、お願いします。

 いついつまでも、栄光あれ、大橋巨泉の「今週の遺言」、「週刊現代」、「講談社」。」

 

一同

「わははははは。」

 

大橋巨泉

「おい、お前さ、いつもの事なんだけど、

 俺や講談社に媚びてんのが見え見えなんだよ。」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、そんな、………

 日本が誇る大物司会者と、日本最大手の一流出版社には、叶いません。すいません。」

 

大橋巨泉

「ほら、それだ、……… 」

 

一同

「わははははは。」

 

カツ丼小僧

「それでは、今回はこの辺で、サヨーナラです。

 皆さん、今後とも、「カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会」を、

 ご贔屓に、よろしくお付き合い、お願い申し上げ、……… 」

 

一同

「早漏 ! ! 」

 

渡辺麻友

「きゃっ、」