カツ丼小僧
「へっへっへっ、
今日もまた、待ちに待った座談会の時間が、やってまいりました。」
一同
「わぁぁぁぁぁ~~~~~い、」
アントニオ猪木
「座談会、ダァァァァァァァ~~~~~~~~~~~~~ッ、」
カツ丼小僧
「もちろん、今回もまた、大橋巨泉さんの「今週の遺言」の話です。
今週の「週刊現代」(2月6日号)の、98ページをお開きください。
見出しには、
「ボクのような外国人ぐらしの日本人は、毎年減っている。
孫の存在か、経済的理由か 」
………と、ありますね。
それでは、巨泉さん、お願いします。 」
大橋巨泉
「うん、………
先日、日曜日という事で、思い切って、ゴルフ場まで出かけてみた。
勿論、ゴルフは、まだ出来ない。
今の体重50キロが、せめて55キロくらいまで回復しないと、
クラブは振れないと思う。(今回はクラブは持参していない)。
ただ、われわれの仲間は日曜の朝食を、ここで摂る習慣になっているので、
もし体調が良ければ寄ると、メールしておいた。
ここは、オークランド市の中心に一番近いクラブで、
朝食のメニューも、豊富なのである。」
五月みどり
「朝食のメニューも、よりどりみどり、さつきみどり、……… 」
渡辺麻友
「あ~~~っ、五月さんが、ダジャレを言った、~~~ 」
今井優子
「カツ丼さんの影響ね。害悪だわ。」
小泉今日子
「今日も、今日とて、小泉今日子。」
一同
「わははははは。」
浅香唯
「とんねるずの木梨さんも言ってた、朝、痒くて、浅香唯。」
一同
「……………。」
大橋巨泉
「8時ちょっと前に、到着してみると、すでに二組のカップルが食道においでだった。
ほどなく、もう一組がお見えになって、8人掛けのテーブルで朝食会になった。
皆、70代後半で、昔は日本企業の支店長をなさっていた方々である。
そうした方の中で、現役中に自宅を購入されていたような方は、
のちにそれを売却して、リタイア資金に当てる、という業を使った方も居る。」
カツ丼小僧
「羨ましい、……… 僕も、お金持ちになりたい。
でも、最近、また、ウツが酷くて、……… 神よ。」
刀根麻理子
「カツ丼さんなら、絶対なれるわよっ、 頑張って♡。うふふっ♡。」
大橋巨泉
「シロー(岸部四郎)が聞いたら、何と言うか、………
俺が、ニュージーランド(NZ)に来たのは遅く、1983年であった。」
カツ丼小僧
「その頃、僕は大学生。 精神が最も、荒んでいて、
荒れまくっていた時期だった。」
松坂慶子
「そう言えば、カツ丼さん、動画でも、そんな事、言っていたわね。」
デヴィ夫人
「この方、きっと、ものを深く考え過ぎるんだわ。
なんといっても、本名が「哲(さとる)」。 哲学者の「哲」よ。」
大橋巨泉
「これは撮影のためで、本格的に永住を考えたのは、
今世紀に近くなってからである。
これは、昔、ベストセラーになった、『巨泉ーーー人生の選択』に詳しいが、
最初は、夏はカナダ、冬はハワイが候補地だった。
カナダは、その後も変らないが、ハワイは物価が高いので、
のちにオーストラリアに変更した。
セミリタイア宣言をした1990年には、まだハワイの家はあったが、
1年足らずで売ってしまった。
その後もずっと豪州だったが、地球温暖化で、NZに移ったのが、
約10年後、ということになる。
この3ヵ国の中で、一番変化が激しかったのは、豪州のゴールドコーストだろう。
俺が石坂浩二君やビートたけし君と並んだ別荘を買ったのが、'90年だから、
もう四半世紀も経っている。
少し遅れて、和田アキ子、……… 」
一同
「♪アッコ~~~ッ、」
和田アキ子
「おいっ、 ド突くぞっ、コラ。」
大橋巨泉
「中条きよし、明石家さんまも、家を購入、………
五月みどりさんは、もっと早くから、お持ちだった。 」
五月みどり
「ほほほ、………私が先駆者という訳ね。」
大橋巨泉
「芸能人は別にしても、バブル経済の最中、という事もあって、
わが家の廻りには、日本人が多く住んでいた。
大半は、日本で事業に成功した方で、ゴルフや釣りの好きな方が多かった。
日本人が余りに多くて、組み合わせが片寄るので、
ゴルフのスタートを抽選にした事もあった程である。
それが昨年の10月に、食事会をしようという事になった時、
何と参加者は、たった4人であった。
宝石や不動産で成功したN氏夫妻と俺たち夫婦の4人で、
昔話にふけったものである。
俺の誕生日は、日本人の多い3月なので、レストランを借り切って招待すると、
20人近く集ったものだが、それが、たった4人なのだから、
この日本人永住者の激減ぶりは顕著である。
理由はハッキリしている。
バンクーバーや、オークランドのような大都市には、今でも日本企業が駐在している。
ところが、ゴールドコーストは、観光地なので、
純粋に別荘として使っている方が、主となる。
アベノミクスの結果、格差が余計ひらいたので、
このあたりの需要は、減ってしまったという事だろう。」
カツ丼小僧
「巨泉さん、是非、僕の動画「カツ丼小僧ちゃんねる。」に出演してください。
巨泉さんと、一度でいいから、僕の動画で共演し、対談してみたい。
一緒に安部退治をしましょう。
政治音痴の僕ですが、巨泉さんとなら、なんとか、……… 」
大橋巨泉
「バンクーバーは、戦前日本人が移住し、その子孫が日系人として住んでいるので、
少々事情は異なるが、それでもバブル期と比べると、大きく減っている。」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、どうもありがとうございました。
今日の座談会は、ここまでとします。この続きは、また次回お願いします。
それでは、皆さん、シー・ユー・アゲイン、」
有村架純
「ぐっど、ら~~~~~~くっ。」
今井優子
「さよなら~~~。」
角松敏生
「さよなら~~~。」