カツ丼小僧
「さてさて、今日もお楽しみ、……… 大橋巨泉さんの「今週の遺言」です、
皆さん、今週号(11月14日号)の「週刊現代」、96ページをお開きください、………
そうです、今日発売されたばかりですね、
見出しには、
「何故、臨時国会が開けない?
たとえ一強多弱だろうと、民主主義の手続きを踏め! 」
………と、ありますね、………
また、今回も、安倍晋三首相への非難が炸裂しそうですね、
では、巨泉さん、お願いします、……… 」
大橋巨泉
「ふふふ、………お前だって、その理由で取り上げたんだろう、………?
この男、一体、何を企んでいるんだか、……… 」
小倉智昭
「巨泉さん、この小僧、要注意人物ですよ、………気をつけて、……… 」
大橋巨泉
「前回の手術の痛みは徐々に遠ざかっているが、何となく不安だ、………
俺の体には、大小合わせて計11回もメスが入っている、………
人間の身体は、どのくらい手術に耐えられるのだろうか、?
今度、先生方に聞いてみよう、……… 」
カツ丼小僧
「巨泉さん、大変そうですね、………
体にも、まだかなりの痛みが残っているようで、……… 」
大橋巨泉
「うん、………
「徹子の部屋」、「大竹まことゴールデンラジオ」、など、
前から決まっていた仕事以外は家に居て、安静にしている、………
新聞を読み、テレビを見ていると、俺が心配していたように、
この国は、間違った方向に進んでいるとしか思えない、………
一番オカシイのは、今もって臨時国会が開かれないこと、」
カツ丼小僧
「えっ、臨時国会、? ……… もう、戦争が始まったんですか、? 」
小倉智昭
「バッカだなぁ、……… やっぱり無視していよう、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「俺が参議院議員に当選した時、他の仕事の事があるので、
菅直人幹事長(当時)に、年間スケジュールについてうかがった、
菅さんの答えは、まず通常国会は、1月末か2月から、約半年間開かれる、
そして臨時国会も、夏休み明けから、2~3ヵ月開かれる、というものであった、
この間議員は、国会に居る事が義務づけられ、
外国へ行く場合は、院の許可が必要と言われた、」
カツ丼小僧
「あ、……なんだ、そう言う事ですか、………
それなら、わかります、……… 戦争は、まだ先の話か、……… 」
竹下景子
「あのう、…… カツ丼小僧さんって、戦争マニアなんですか、? 」
小倉智昭
「いや、景子さん、………
こいつは、イタリアの独裁者、ムッソリーニにイカれてましてね、………
何か、大勢してパーフォーマンスを起こして、世の注目を浴びたいだけなんですよ、
あまり、関わらない方が、……… 」
浅香唯
「私、赤シャツ隊に入隊したい、……… 」
デヴィ夫人
「ほほほ、……およしなさいよ、あなた、………
いやぁ~~ねぇ、……… 下品ですわ、……… 」
中村玉緒
「いや、…… 私は、考えております、……ぐほほほほ、………
それにしても、唯さんのスケバン刑事の雄姿、……
また、見てみたいもんですな、………ぐふふ、」
大西結花
「私も~~~、」
刀根麻理子
「私は、キャッツ・アイ、謎の女盗賊の美人三姉妹、来生瞳、………
一度、本物のデリンジャーを手に取って、闘ってみたいわ、……… 」
松坂慶子
「あの、美人三姉妹は、「愛の水中花」時代の、私のバニーガール姿を
モチーフにしたものなんですって、………
私と刀根麻理子さん、どこかで、深い繋がりがあるみたい、………うふふっ、♡ 」
大橋巨泉
「民主主義というものは、政府(行政府)が、やったこと、やろうとしている事を、
われわれ主権者の代理人である議員が、議会で質問し、
内容を明らかにしていくシステムである、
そういう意味では、与党よりむしろ、野党議員の質問の方が、
より重要とも言える、………
民主党の岡田克也代表や、共産党の志位和夫委員長などは、
くり返し臨時国会の召集を要請しているが、政府は聞く耳をもたない、………
安倍晋三首相は、せっせと外遊を続けている、
「一強多弱」の現国会では、政府与党は、やりたいようにやる、-----
君達は黙って見ていろ、といわんばかりである、
しかし国会議員は、千万単位の給料をもらっているのだ、
TPP の問題だけでも、この国の将来を左右しかねない重要性をもっている、………
働かない議員には、日割りで給料を返してもらおう、 」
カツ丼小僧
「給料、……? 返す、……?
そういう話、実は僕、耳が痛いんです、………
何故って、僕、今まで、殆ど働かずして、ここまで生きてきたからです、」
井森美幸
「え~~~っ、! ! ! ? ? ?
そ、そんな人がいるんですかぁ~~~~っ、???
カ、カツ丼小僧さんって、今、51なんですよねぇ? 」
小倉智昭
「この小僧、ハンパじゃないよ、………
この齢になるまで、父親に金銭的援助を受けていたんだって、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、……親といっても、基本的には他人です、
その親の財産を、食い潰してきたんですから、罪悪感でいっぱいです、
これから、親に対して償いの人生を送るつもりです、………
でも、親はもう、かなりの高齢ですし、それが出来るかどうか、………
今更、……… 」
大竹まこと
「でも、なんでそんな人間が、動画で、あんな偉そうな人生訓なんか垂れてんだよ、
おかしいじゃないか、………
ミステリアス・ゾーンだかなんだか知らないが、………
いや、この事実こそ、不可解だ、ミステリアスだ、……… 」
カツ丼小僧
「すんません、これも宿命だと思ってやってます、………
うしろめたさは、確かにありますが、………
こういう、最低の人間が、偉そうに世人に人生訓や説教を垂れている、………
これもまた、神のユーモアではありますまいか、………?
僕は相田みつをさんのようなものです、……… 」
小倉智昭
「お、おいっ、……お前っ、………
相田みつをと自分を一緒にすんなよっ、………
それに、最低の人間だなんて、相田さんに失礼だろうがっ、………
お前には、常識ってもんがないのか、?
まったく、どこまで、ふてぶてしく図々しい奴なんだ、……… 」
大橋巨泉
「まぁまぁ、小倉、………
少し大目にみてやれよ、……… 人間だもの、………
え~~、不届き政治家の話は、ここで終わりにして、
これからは、プロ野球の話、………
俺は日本の野球は、ほとんど見ないんだけど、
親友、王貞治が会長を務める、ソフトバンク・ホークスが出ているので、
日本シリーズ、一、二戦を、テレビで観戦した、
松田宣浩、柳田悠岐、福田秀平など、地元で育てた選手が、
のびのびと打ち、走っている、
小久保裕紀、細川亨、多村仁、内川聖一ら、FA で獲得した選手が中心だった時代から、
更に一歩進んでいる、………
おそらくワンちゃんの計画通りなのだろう、」
ダレノガレ明美
「あれっ、? ワンちゃんって、誰の事でしたっけ、? 」
王貞治
「OH ! 」
中畑清
「う~~ん、ちょっと信じられないな、………
我々の世代では、ありえない事だよ、……… 隔世の感を感じる、……… 」
長嶋茂雄
「私は、チョーさんでした~~~、 よろしくどうぞ~~~、」
野村克也
「ワシは、ノムさんや、……… 」
野村沙知代
「私は、B型の女、サッチーよ、……… ゴーイング・マイ・ウエィ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「それにしても、日本の野球は長い、………
アメリカでは、ゲーム時間の短縮に新ルールまで作っているのに、
こちらは、やりたい放題、………
ピッチャーは、バッターの打ち気をはずそうとばかりしているし、
バッターはファウルばかりして、投手の失投を誘おうとしている、………
メジャーの「ガチンコ野球」ばかり4ヵ月も見て来た眼には、
まどろっこしくて仕方がない、………
日本における”最高のレベルの”野球を見せるべきだと思うが、如何、? 」
井森美幸
「巨泉さん、それは、日本人と欧米人の気質の違いなんじゃないでしょうかね、………
アメリカ人は、ストレートで大胆、直球勝負ばかりでしょうけど、
日本人は、もっと緻密で、裏の駆け引きとか好んだり、………
かなりの「間」を空けて、じらし作戦とか、あったり、………
見る方も、その「間」の感覚が好きだったりして、……… 」
野村克也
「そうやな、………
ワシも現役の捕手時代、そうやって、ワザとじらしたり、
相手のバッターを根負けさせるのが好きやった、………心理作戦や、………
打者の後で、相手が混乱するような事を、わざわざ呟いてみたりすることも
あったしな、……… 」
清原和博
「それが、いかんのや、………
何故、男なら、ストレートに直球勝負してこんのじゃい、………
現役時代、わいも、その事については、いつも欲求不満で、イラついておったわ、」
桑田真澄
「キヨ、………
それって、バッターに都合のいいようなボールを抛ってくれって、
ピッチャーに言っとるのと、同じ事なんじゃないのか、……… 」
清原和博
「おう、桑田、………
お前、俺へのみそぎは、まだ済んどらんで、………
わいに、たてつこうというのか、……… 」
桑田真澄
「キヨ、………
もう、我慢の限界や、………いくら俺でも、限度がある、………
お前との関係も、これで完全に終わりや、……… 」
アントニオ猪木
「これで、終わり、………
ダアァァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~ッ、」
カツ丼小僧
「やれやれ~~~~~~~っ、
俺は第三者で、高みの見物を決め込むぜ、………
他人のケンカ、いがみ合いは、楽しいなっ、と、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「メジャーは、今や「シフト野球」だが、”当てる”打者の多い日本では、
シフトの効果は低い、………
昔、ワンちゃんが「王シフト」を敷かれた時、俺は、
「三塁側にバントしたり、流し打ちしたり、考えないの、? 」
と、聞いた、………
ワンちゃんは、アッサリ、
「考えませんね、……… それこそフォームをこわして、敵の術中ですよ、………
空気しかない所へ打てばいいんですから、」
と言って、ニヤッと、笑ったものだ、………
こういう打者は、もう出ないのかね、……… ! ? 」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、ありがとうございました、………
今日は、もう時間ですので、これで終了します、………
王さんも、もちろん凄いんですが、
僕的に言えば、巨泉さんのような、大型の名司会者は、もう出てこないと思います、 」
王貞治
「大橋巨泉は、しゃべくりの、ホームラン王です、……… 」
一同の半分
「わははははは、……… 」
ダレノガレ明美
「なんなのよ~~~、何が面白いのよ~~~、
明美、ちっとも、わかんな~~~~~い、……… 」
カツ丼小僧
「それでは、皆さん、さようなら、………
また逢う日まで、ごきげんよう、……… 」
イチロー
「あははははっ、……… カツ丼さん、最後はいつも、それ、………
他に何か言いようがないんですか、………? 」
掛布雅之
「いえ、私は、そのままでいいと思いますよ、…… ええ、…… はい、…… 」
カツ丼小僧
「あっ、掛布さん、………
阪神タイガースの二軍監督就任、おめでとうございます、………
背番号「31」のお披露目、照れくさそうでしたね、……… 」
掛布雅之
「ええ、…… はい、……
でも、なんで、僕より若い金本知憲さんが一軍監督で、
生え抜きでもある僕が、二軍なんでしょうね、?
自己破産のイメージが悪かったんでしょうか、? 」
江川卓
「僕も、高橋由伸君に先を越されました~~~、
その気持ち、痛い程よく、解りま~~~す、」
長嶋茂雄
「まぁ、江川さんの場合は、いわゆる、例の事件のダーティなイメージが、
未だに尾を引きずっているんでしょうね、ハイ、」