カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 264

カツ丼小僧

「それでは、今回も恒例の、大橋巨泉さんの「今週の遺言」、

 「週刊現代」の、6月24日号です、

 

 見出しには、

 「癌だって、やり直しがきく、………

  「安保法案」を廃案にして、憲法9条を争点に選挙せよ、

 

 ………と、あります、………

 それでは、巨泉さん、お願いします、」

 

大橋巨泉

「うん、………

 人生、本当に何が起こるか解らない、

 

 5月18日、右肺の一部摘出手術を受け、大成功に終った、………

 執刀した国立がんセンターの渡辺俊一先生は、念のため、

 右肺から食道にかけてのリンパ節を丁寧に調べ、

 その中から怪しいものを見つけて、郭清した、

 

 これは、胸腔鏡手術や内視鏡では見つからない場所だそうで、

 大変ラッキーだったことは、前にも述べた、

 

 術後の経過もよく、退院して、女房と二人で、

 「ツキが巡って来たね、」と話しながら、千葉のわが家に帰ってきたんだ、」

 

大橋寿々子

「そうでしたわね、あなた、……… 」

 

大橋巨泉

「やはり、疲れていたのだろう、………

 2人とも、ぐっすり眠っていた、………

 

 突然のサイレンと、「火災が発生しました!」という、

 セコムのアナウンスで、目が覚めた、………

 夜中の2時過ぎであった、

 

 急いで着替えて寝室を出ると、電話が鳴った、………

 セコムからで、火災報知器が煙を感知したので、

 燃えていませんか、という問い合わせだった、

 

 嗅覚のよい女房が、すぐに見つけた、………

 キッチンのドアから煙が出ていた、」

 

大橋寿々子

「怖かったわ、……… あなた、……… 」

 

大橋巨泉

「ダァァァァ~~~~~~~~~~~ッ、」

 

アントニオ猪木

「な、……… 何ですか、………? それ、………? 」

 

大橋巨泉

「………と、セコムの人が3人、

 そして東金署、更には千葉県警の警官たちが、続々とかけつけて来た、」

 

アントニオ猪木

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「セコムからの電話では、「消防も呼びますか?」と、聞かれたが、

 小さな煙だけだったので、断わった、

 

 すぐに家に侵入しようとした泥棒が、キッチンの入口のスクリーン(網戸)を、

 バーナーで焼き切って、内に手を入れて鍵を開けた、と解った、

 

 しかし、わが家は、念のため二重ドア、そしてキッチンは、三重ドアにしてあるので、

 3枚目のドア(スクリーンは、ない)が開かない、………

 

 そこで、鍵のあたりを焼き切ろうとして、バーナーでドアに火をつけたようだ、………

 ところが、煙が出て、火災報知機が鳴ってしまったのだ、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕も、自宅マンションに、何回も、泥棒に入られた事があります、」

 

浅香唯

「えっ、? 本当、……? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、……本当です、……… 

 しかも、犯人は、マンションの管理人と、警察官です、」

 

一同

「ええ~~~~~~~~~っ、???!!! 」


刀根麻理子

「も、もし、それが本当だったら、

 もう、世の中の、何もかもが、信じられなくなるわ、……… 」


所ジョージ

「もう、警察官の犯罪なんて、どうだっていいじゃないですか、

 当たり前の事ですよ、……… 」


水谷豊

「え~~、 私は、そうは思いません、……… 」

 

カツ丼小僧

「この話は、長くなりますので、今はしません、………

 巨泉さんの話の腰を折りますので、………

 いつの日か、じっくりと、………

 それでは、巨泉さん、……… 話の続きをお願いします、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、……… 」

 

アントニオ猪木

「ダァァァァァ~~~~~~~~~~~~ッ、」

 

大橋巨泉

「き、君は、それしかないのか、………? 」

 

アントニオ猪木

「闘魂ビンタ、注入しますか、?

 1、2、3、……… 」

 

大橋巨泉

「い、いや、……始めます、……… 

 この侵入の方法は、最近よく用いられていると、警察の方は女房に言ったそうだ、

 さすがに退院直後の俺は、やすんで下さい、と言われたが、

 寝つくのに、しばらくかかった、」

 

大橋寿々子

「私、気が動転しちゃって、結局、朝まで眠れなかったわ、」

 

大橋巨泉

「夏の蒸し暑さを防ぐため、日本の家々には、スクリーンは欠かせない、

 しかし、バーナーなら、すぐに焼き切れる、………

 皆さん、十分に注意して、この対策を練ってください、」

 

カツ丼小僧

「でも、僕のように、警察官が犯人の場合、どうしようもありませんよ、

 自由勝手に、どうとでも簡単に、揉み消せることが出来るんですから、………

 常識知らずのキ○ガイが、権力を握ると、どういう事になるのか、……… 」

 

大橋巨泉

「それ、お前の事じゃないのか、………? 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「だが、不幸は、これだけでは終わらなかったんだ、………

 そのあと、「赤旗」の日曜版のインタビューがあり、

 東京のアパートに帰って、風呂に入って、女房に背中を拭いてもらおうとしたら、

 大声をあげられ、ビックリした、

 

 「あなた、大変、………これ、帯状疱疹よ! 」というではないか、………

 自分の身体の上半身の左半分に、点々と疱疹が出来ている、

 その晩は、よく眠れなかった、」


大橋寿々子

「ほほほ、……… 」

 

カツ丼小僧

「あのう、………

 何度も、話の腰を折るようで、申し訳ないんですが、

 実は、僕の体には、所々いっぱい、引っ掻き傷によるカサブタが出来ていまして、

 それを、慎重に、時には無造作に、引っぺがすのが僕の密かな楽しみなんです、

 これも、神が僕に与えてくれた、喜びの一つではないかと、……… 」

 

大橋巨泉

「右側を手術したので、ずっと左側を下にして寝ていたが、

 左側に水泡が出来て、左も下にしにくい、………

 上を向いて眠るのは苦手なんだ、」

 


カツ丼小僧

「はい、巨泉さん、………

 ありがとうございました、 今日も、本当にお疲れ様でした、………

 今日の座談会は、これで終了です、

 この続きは、また次回お願いします、……… 」


今井優子

「それでは、皆さん、さようなら~~~、」


角松敏生

「あっ、優子、……… 僕にも、♪「さよならを言わせて」、……… 」


今井優子

「さよなら~~~、」


角松敏生

「あっ、……… 」